2016年05月14日

蕎麦王国 埼玉


蕎麦王国埼玉表紙.jpg








  著者:ほしひかる

     + 江戸ソバリエ


  価格:1500+

  出版社:高陵社書店

  2016511日発行











常日頃大変お世話になっている石臼の会会員のMさまが、忙しそうに埼玉中を飛び回って取材をしていたのは、この本の為だったのかっ!と知ったのはつい先日。ははぁ〜ん そうだったのかぁ。


そば・うどん店の数は、東京が約5000店で、全国のトップだということは都市の大きさからして当然だと思っていたけれども、埼玉を知らな過ぎる私は、2位は埼玉(約2300店)だということをこの本で知った。更に、ソバの収穫高においては首都圏トップだそうだ。


またまた埼玉の蕎麦を知らない私は、片倉康雄さんの愛弟子 小池重雄さんが、あの秩父「こいけ」を閉めてしまったら「埼玉の蕎麦は、もぅ寂しくなっちゃうんじゃ?」と思っていたけれども、この本を読んで次の世代の蕎麦職人が埼玉で新たな個性をもってドンドン育っていることも知った。


ということで、「蕎麦王国 埼玉」が私の目を開かせてくれたと言っていいと思う。いままで知らな過ぎ私が楽しめたのは勿論の事、埼玉の蕎麦に詳しい方々も、紹介されている53軒の蕎麦店の記事と並んで、「地産地消」蕎麦職人の記事も存分に楽しめると思う。


オススメです。



posted by 笑門来福 at 13:45| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月01日

立ちそばガール!
そば  このファストで奥深い世界


立ちそばガール.jpg









   イトウ エルマ著

   講談社 2014520日発行

   ¥1200.-(税別)













北海道室蘭市生まれのイラストライター イトウエルマさんは、桑沢デザイン研究所グラフィック研究科卒。文具メーカーで企画・デザインに携わり、その後フリーに。本書は、日経ビジネスオンラインに連載していたものを、単行本化した。


私達江戸ソバリエのお師匠さんでもある あの寺西女流名人にも、時に教えを乞いつつ、蕎麦打ちもするエルマさんが、立ちそばの店を、女子目線・立ちそば初心者目線でルポし追求した実用食エッセイだ。


「今の立ちそばは、すごいんです。ゆでたて、揚げたて、打ち立ての十割そば!つるつる、しこしこ、つゆも極上!」と、書きすすめた本書のイラストを見ていると、あれもこれも本当に美味しそう。スペースや値段という制約の中で材料や作り方にこだわったお店の特徴や味の違いを紹介して、立ちそばというファストフードに迫る。


あぁ〜それにしても、懐石料理などコース料理の〆だったり、出前だったり、仕事途中の気軽なランチだったり、粋な昼酒の〆だったり、アフターファイブの一枚だったり、老若男女それぞれの楽しみ方のできる蕎麦って、本当に奥深いものだなぁ。


posted by 笑門来福 at 01:00| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月15日

北海道3地区キタワセ種 テイスティング結果

昨秋、北海道幌加内町(有)マルシメ川嶋商店さまより、江戸ソバリエ協会 稲沢敏行顧問を通じて、ソバの食味テストの依頼があった。私達「石臼の会」としても、毎回の蕎麦打ち会の折に喜んで協力させていただいた。



食味テストの方法は、概ね以下の通り

・毎回2種類のソバ粉を10割で打って、つゆを付けずに食味。

・所定のテイスティングシートに沿って記入。

・食味テストは計6種類(ABCDEF)のソバ粉である。

・ソバ粉情報は伏せて、完全ブラインドテストとする。



つまり、北海道3地区(美瑛・幌加内・音威子府)ということ、25年度産キタワセ種、メッシュ違いもあり、ということは知らされずに、江戸ソバリエ各会の蕎麦打ち上級者が、生粉で仕立てた蕎麦を大人数で手繰った食味テストだ。


その結果が、この度江戸ソバリエ協会HP蕎麦テイスティングついて」として纏められた。ブラインドテストをした6種類の粉について、さてどんな評価がでたのか、食味テストに参加されたかたも、そうでない方も読んでいただければと思う。



次項有協会HP 蕎麦テイスティングついて」



消費者に喜ばれる美味しいソバを模索する北海道幌加内町(有)マルシメ川嶋商店さまはじめ 産地で日々努力している方々、ソバという植物の持つ力を信じ消費全体の底上げを考える江戸ソバリエ協会 稲沢敏行先生、通人・消費者として集計取り纏めの労を厭わない江戸ソバリエ小林照男さま、協力関係者全ての方々が、嬉々として持ち寄った蕎麦を愛する気持ちが愉快だったし、心温まった。

江戸ソバリエ協会が支点として、すっくと立っていてくれることにも、感謝。


posted by 笑門来福 at 10:15| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月27日

蕎麦春秋vol.28 2014年冬号


蕎麦春秋28.jpg







   江戸ソバリエ協会推奨誌

   20131224日発売

   税込 500




  


 



毎号楽しみにしている「蕎麦春秋」。今号は、取り分け石臼の会のメンバーが元気に活動している様子を掲載してくださっている。以下の目次の中で、キラキラぴかぴか(新しい)マークが石臼の会とその関係者の記事。お心当たりの人も、そうでない人も楽しめる内容だと思われる…ので是非。



特集そば打ちはもっと楽しくなる。



■「モバイルそば打ち台」で充実のそばライフ

楽しむために自分でつくる

ぴかぴか(新しい)若い男女で盛り上がる「そばコン」ぴかぴか(新しい)

そば打ちが若者に人気?


ぴかぴか(新しい)ダブルスでそば打ち&失敗しない水回しぴかぴか(新しい)

2人で、家庭でそばを打つ


■「そば打ちの神様と呼ばれて」

インタビュー 高橋邦弘(「達磨雪花山房」店主)





編集長インタビュー「日本そばを語ろう」

     北村忠一さん(幌加内町そば農家)

「収益が安定しなければそば栽培は成り立たない!」





 


匠 の 流 儀

  東京・西麻布「千利庵」安西栄さん/岩崎信也

「修行経験なしで築いた異色のキャリア」

  群馬・伊勢崎「そば源」吉野邦彦さん/四方洋

「機械改良で手打ちに劣らぬそばを実現」




 


そ ば 三 景

    「軽井沢そば   ひょうろく」 長野・軽井沢

    「やぶそば 」  群馬・みなかみ


    「SOBA 自游人 」  東京・中目黒



連 載


■そば粉でもう一品
   「そばとさつまいものマドレーヌ」

■四方洋のJRで行くそばの旅

「池袋〜十条」


■ 新・そばの周辺/四方洋
  「自然薯」

■田代沙織の「わたしをそば屋に連れてって!」

東京・銀座「流石 Le蔵」


■立木義浩のそば行脚

「手打蕎麦 松永」東京・原宿


■牧太郎の「隅田の風」

神田の「平成江戸っ子」は「尾張屋本店」でカツ煮と日本酒


ぴかぴか(新しい)暖簾めぐりぴかぴか(新しい)「竹やぶグループ」ぴかぴか(新しい)
     ほし ひかる江戸ソバリエ認定委員長


 

GO! GO! SOBA DRIVE 「つくば」

FIT ハイブリッド × 那由他


■そばびと邂逅  齋藤孝夫

そば生産量日本一「幌加内」の想い


■そばを「読む」 関口一喜
   J-CASTニュース・シニアエディター

半沢直樹の「カツ丼」


■そばにまつわる物語/岩崎 信也

「さらしなそば」


 

ぴかぴか(新しい)ニューヨークそば事情ぴかぴか(新しい)
    ほし ひかる江戸ソバリエ認定委員長


■「日本蕎麦会議所」スタート


■ひと・若井遥・篤史さん(中国・蘇州「五街道」)


■そばニュース



posted by 笑門来福 at 15:57| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ライフスタイルとしての蕎麦屋
自分らしい蕎麦屋の開き方


片倉さん「ライフスタイルとしての蕎麦屋」.jpg 






   片倉 英統 著
   幹書房

   定価 1680円(税込)








目次
1章 ライフスタイルとしての蕎麦屋2章 夢を実現〜蕎麦屋をつくった人たち
3章 手打ち蕎麦とは?「一茶庵」の味と技術
4章 蕎麦屋を始めたら
5章 いまどきの、そしてこれからの蕎麦屋とは?
6章 蕎麦屋の店主になるために

著者紹介
片倉 英統1961年「西神田一茶庵」(店主/片倉晴英)に生まれる。祖父は一茶庵を創業した片倉康雄(友蕎子)。「一茶庵手打ちそば・うどん教室」「横浜元町一茶庵」代表。江戸ソバリエ「神奈川の会」顧問。



 

posted by 笑門来福 at 15:21| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月14日

蕎麦春秋vol.27 (13年秋号)

新蕎麦の季節!読書の秋!に、オススメ。 
特集は、「新そば祭りへ行こう」。待ちに待ったこの時期だけのイベントなので、記事を読んでもウキウキ。全国新そば祭り2013スケジュールと、カレンダーを睨めっこしてしまった。
そして、いつもの連載も、やっぱり面白い。

 


笑門来福の個人的な今号の見所は

そば三景 東京・大塚「小倉庵」---P.23

江戸ソバリエ仲間でもある誠実なご主人が、懐にやさしく美味しい手打ち蕎麦を出している店だ。記事で「よいしょそば」、「てんぐそば」のネーミングエピソードを知って、へぇ〜!と。

    よろしければ石臼の会ブログ小倉庵関連記事も。
  次項有漫画「ん」本物のおわう

  次項有 大塚「小倉庵」

 

暖簾めぐり ほしひかる/江戸ソバリエ認定委員長

「越後屋」---P.4243

そう、あの王子「越後屋」さんを、この連載で取り上げてくださった事にも感激。天国から大旦那が見て、にこにこ笑っているかしらん。

 




Soba News ---P.48


江戸ソバリエ主催の「蕎麦喰地蔵講」のこと、「お蕎麦レッスン」のこと、第6千葉県大学講座」のことも記事になっていた。親しみを感じた。

 



からまる「二八」の謎---P.50


伊嶋みのるさんの 森下「京金」の絵が、風情があってとても素敵。食いしん坊が観るからか、日差しの中に涼しげな暖簾が下がり、“美味しい蕎麦が待ってるぞぉ〜”と感じさせてくれる絵。

 



B級そば大全 ---P.51

「立喰 かめや」

始めに石臼の会ブログ内記事の御徒町「処 や」の事かと、読みすすめたら、どうやら同名の違う店舗だった。

どんな人が書いているのか??褒めているんだか、貶しているんだか、でも蕎麦に対する愛情を感じたし、とても興味深く面白く読んでしまった。一口に蕎麦といっても、その奥深さには底がないなぁ。あぁ〜蕎麦って面白い。

 



posted by 笑門来福 at 00:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月09日

お蕎麦のレッスン


お蕎麦のレッスン表紙.jpg





 著者:ほしひかる+江戸ソバリエ
 
  
 価格:1200+
  
出版社:高陵社書店

       201399日発行





 

 






本日は、江戸ソバリエ認定事業の仕掛け人 ほしひかるさんの「お蕎麦のレッスン」の発行日。各地の蕎麦祭りのニュースが舞い込み、新そばの季節を迎えようという今に相応しい、お蕎麦に関する薀蓄満載の本だ。



これを読んで、美味しいお蕎麦屋さんの食べ歩きに使うも良し、お蕎麦の打ち方やレシピを勉強するも良し、仲間と蕎麦談義するも良し、まったく新しいスタイルのおしゃれな蕎麦の総合案内書。ぜひ是非おすすめ。

 

第一章 たべる

ほしひかるのとっておきの名店

行ってみたいお店

- 美味しいお蕎麦登録委員会が選んだ35

お蕎麦のきれいな食べ方

メニューの楽しみ方




第二章 しゃべる

女性ソバリエにきく

- 女性がお蕎麦の世界に入るとき

圓窓師匠にきく

- 江戸蕎麦でなくっちゃ

田中ドクターにきく

- メタボリック・シンドロームにお蕎麦

エッセイ「和の食文化」

  @蕎麦切

  A薬味

  B白い蕎麦の花

  C江戸の単品料理

  Dお箸



 

第三章 つくる

女性のためのお蕎麦の打ち方

お蕎麦と江戸野菜のレシピ



 

ひらめき 石臼の会会員では、ブログ内でもお馴染みのさん、(m)さん、笑門来福もチラリと登場している。



 



posted by 笑門来福 at 18:26| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月23日

墨絵で描く江戸蕎麦屋


伊嶋みのる著墨絵で描く江戸蕎麦屋.jpg








定価:1200円(税抜)

発行:2013615
文芸社






年間150軒も大好きな蕎麦屋の暖簾をくぐり、風情ある佇まいに惹かれては、その情景を絵に描きとめる江戸ソバリエ伊嶋みのるさんが、この度上梓されたのがこちら。粋な大人が墨絵で浮かび上がらせる70余店の蕎麦屋の面持ちも、それぞれの店に付された寸評も楽しみどころ。

私は、豪華伊嶋さまのサインとそれはそれは素敵な“一言exclamation”を入れて頂いた。その一言に影響されて?ニックネーム「笑門来福」を変えちゃおうかしらん?なんて思ったほど、あぁ〜お見せできないのが、残念。伊嶋さまってホントに素晴らしいセンスの持ち主なのだ。




posted by 笑門来福 at 20:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月19日

新・神奈川のうまい蕎麦64選

kanagawa_new.jpg







定価:1400円(税込)
発行:2012712
           
幹書房







新・神奈川のうまい蕎麦64選発行にあたって、神奈川県及び町田市にお住まいの江戸ソバリエの中で深く蕎麦を愛し、地域の蕎麦屋さんの繁栄を願望する有志が結集して細部に亘り情報を集め、くまなく食べ歩いて選抜したお蕎麦屋さんのガイド・ブックです。



前版で紹介したお店を出来るだけ重複しない様に心掛け、多くの紹介者の意見を採用して偏見が無い立場で編集致しております。



店構え、店内の造作、器、BGM、そば粉、打ち方、汁、蕎麦前酒、肴 等、店主の拘り、女将さんの接客への心使い等々、あらゆる面から厳選して、また再び行きたくなる様な雰囲気のお店を皆様にご紹介させて頂いております。



是非 食べ歩きのお供に御一読頂ければ幸甚でございます。


 

編集委員 山田義基





posted by 石臼の会会員 at 14:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月10日

めんと和菓子の夜明け―索餅の謎を解く


松本忠久新刊.jpg 


著者:松本忠久
出版社: 丸善プラネット
発売日: 2011/10

このほど、江戸ソバリエ仲間でもある松本忠久さんの新刊が出版されたそうだ。蕎麦の歴史を勉強すると避けて通れない話、蕎麦と密接に絡み合う言わば兄弟関係?の「うどん・そうめん&和菓子」のルーツをテーマにした本で、豊富な文献と実験によって果敢に証明を試みているという。

松本忠久さんの新風舎「平安時代の醤油を味わう」、丸善プラネット「平安時代の納豆を味わう」を読んだ時も、身を持って実験に奮闘する様子がとても楽しく、その後直接「醤油について」の講座を受けるきっかけとなった。その経験からして、今回の「めんと和菓子の夜明け―索餅の謎を解く」も、是非読ませて頂きたいと思う。



ラベル:めん 索餅 和菓子
posted by 笑門来福 at 09:53| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月07日

蕎麦春秋 vol.18 /11年夏号

 18蕎麦春秋jpg.jpg   






624日発売
リベラルタイム出版
500 


特集「がんばろう!東北」
東北へ蕎麦を食べに行こう 





江戸ソバリエ
伊嶋さまの涼しげな根津「庵」の絵が、今号の表紙。そして、連載「ほしひかるの暖簾巡り」の今回は「尾張屋」。更にもしかして…JRでゆく「山形」記事に協力したのは、石臼の会きっての山形通Mさまじゃないかと、私ひそかに想像しました。どうだろ?当たってるんじゃないかなぁ。つまり、この蕎麦情報誌、いくつも楽しみどころがあるなぁ…と。
 
この号、こちらで チラ 目 できます。



posted by 笑門来福 at 12:56| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

蕎麦の事典

蕎麦の事典.jpg






新島 繁 著
講談社学術文庫
平成23511日第一刷発行

1100円(税別)











のんびり構えて「そろそろ、買うかぁ〜」と様子見にネット書店を覗いたら、なんと「品薄につき…」の表示が見えて、中古品にプレミアが付いていた。こりぁ〜大変、慌てて馴染みの書店に取り寄せをお願いし、2週間待って!やっとゲットした。





まず、ご存知新島繁
  戦後間もなく新宿西口で「郷土そば・さらしな」を経営し評判となる。後に「日本麺食史研究所」を主催した蕎麦の研究家、蕎麦界に大きな大きな功績を残した人である。自分の店を中心とした小冊子、柴田書店「そばうどん」への連載を含め、蕎麦研究著書多数。惜しくも平成1380歳で没。
中野「さらしな総本店」(中野は南北口に2店舗、田無に1店舗)は、その後に新宿「郷土そば・さらしな」から移転し、家族が引き継いだ店だ。

膨大な資料を発掘し格闘し続け、とてつもない情熱と時間を掛けて研究に没頭した 新島繁さんの遺したものは、とにかく奥行きが厚く深い。感嘆するしかない!圧倒される。馴染みだった編集者は新島繁さんのことを「いくつもの文献で照合し、史実を積み重ねるのが新島先生の基本姿勢。想像で発言することのない方」と、言ったそうだ。だから私達は、書かれたどの本も文章も、それこそ手繰って手繰って、時間を掛けて必ず繰り返し読まなくてはならない。

夢のような初版本を次々に買えれば一番良いのかもしれないけれど、財力もなし、非売品や現在入手不可能なものも多いのだから、初版本関連出版社か…或いは、講談社学術文庫は、「学術をポケットに」のモットー通り、これを皮切りに順に全部文庫化して欲しいなぁ…。




蕎麦の事典
この度の発行は、平成11年柴田書店から出された新島 繁さん生前最後の著「蕎麦の事典」の復刻文庫本化だ。その名の通り蕎麦の事典である。本文は、「あ行」から順に「わ行」まで、それこそ行儀よく蕎麦用語の説明文が書いてあり、そして「付録」も蕎麦関連文献解題が50音順に付されている。そう、どうみても事典なんだ。

しかし事典という表現方法を使っているのだけれど、この本は新島繁さんの蕎麦へのラブレターなのだ。だからその読者もついつい蕎麦に胸をキュンとさせて、或いは、お腹をクゥ〜と鳴らせて、読んでしまうことになる。重複した意味を持つ用語についてなど、ちょっと説明不足だったり、昔の習慣などはそれ自体に基礎知識を持っていないと、漠としていて理解し辛いところもあるのだけれど、偏愛ぶりによって補われているからか、構わず通して読みすすめば輪郭がボンヤリ浮かび上がるようにもなっているから、ズンズンと読むべし。


勿論本筋の、知らなかった用語や歴史、背景を知れる楽しみも味わうべきである。私など、何度「るんるんへぇ〜」と言ったことか。また暫くして読み直せば、また「へぇ〜」「へぇ〜るんるん」「へぇ〜」となるだろうことも沢山。


「解説」では片山虎之介さんが、この新島繁さんの蕎麦に懸けた熱い熱い気持ちが、どこから生じたのか考えて見せた。摩訶不思議な魅力を持った蕎麦というものの引力に引き寄せられ「取り憑かれた」と。そして、この引力は、日本中で蕎麦に魅せられている人々が、一様に感じているものであると。
ほぉ〜んと納得してしまったぁ。

しかしまぁ、事典を読んで、電車の中でも所構わずやたらと蕎麦が食べたくなって身悶えする私を、人はなんと思っているのか…。



    
posted by 笑門来福 at 12:53| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月10日

特産種苗 10号―「ソバ」特集記事

財団法人 日本特産農作物種苗協会が発行している、特産種苗―第10号が発刊となった。今回は「ソバ」を特集記事として取り上げている。


情報誌「特産種苗」では、過去に

1号  雑豆
2号  雑穀
3号  ハトムギ
4号  雑穀類の生産状況
5号  油糧作物
6号  甘しょ
7号  ばれいしょ
8号  アマランサス・キノア
9号  雑穀類の生産状況(平成17年〜21年産)

を特集記事にしていたが、記念すべき?10号目の今回が、「ソバ」になったことが嬉しい。





exclamation×2 10号目次内からのリンクで、江戸ソバリエと関連の深い 筑波大学大学院生命環境科学研究科 林久喜 先生の 総説―「世界から見た日本のソバ」など貴重な文章も読めるので、興味のある方は、是非是非どうぞ。



 
ラベル:ソバ 農作物 種苗
posted by 笑門来福 at 11:41| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月14日

江戸蕎麦めぐり。

 

meguri.jpg



江戸ソバリエ協会 編集
20112月3 幹書房 発行
1500円(税込)

 幹書房 書籍購入のページへ 







江戸ソバリエ・ルシック(上級コース)のメンバーが、厳選した江戸蕎麦の名店143軒をまとめてご案内。丹念な取材をもとに書き綴った知ってるあの店、知らなかったこの店。江戸蕎麦食べ歩きのお伴に、是非どうぞ。 
posted by 笑門来福 at 09:20| 東京 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月27日

休日の蕎麦と温泉めぐり
埼玉・茨城・群馬・福島



休日の蕎麦と温泉巡り.jpg
 


編集:そば遊楽隊
協力:江戸ソバリエ協会
定価:1300
判型:A5
刊行:幹書房 201096


埼玉・茨城・群馬・栃木・福島の主要書店にて販売しておりますが、ご購入はこちらでもバッド(下向き矢印)

幹書房注文フォームへ






「茨城のうまい蕎麦84選」を編集した石臼の会長坂利之さんら、江戸ソバリエ有志でつくった「そば遊楽隊」のメンバーが編集しました。 

この“そば遊楽隊”が厳選した蕎麦処69店&温泉58湯、そばの産地と温泉地が多いエリア北関東+福島。そば店とその近辺にある魅力的な温泉がセットで紹介されています。2006年刊行の同書に福島を加えての改訂版で、巻末に前回掲載店情報も紹介があります。


 ●ほしひかるさんのコラム「戸隠そば祭り」も、掲載されています。
 ●石臼の会会員の店 埼玉県 小川町「田舎蕎 里山」も掲載されています。


   
 次項有 石臼の会会員の店リストへ

posted by 笑門来福 at 10:53| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月14日

ほしひかるの蕎麦談義

毎月10日・25日に更新されるフードボイス内「ほしひかるの蕎麦談義」を楽しみにしている。  

その中でも、シリーズとして今後も掲載されるらしい“江戸ソバリエ誕生”にまつわるいろいろな蕎麦談義は、江戸ソバリエの仲間だけでなく、他の方にも読んでもらいたいなぁ〜と、私が個人的に思うところだ。


  というのは、
もぅ1年以上も前になるが、某サイト(その頃は、幾人かの知人が「日本酒」や「ロック」について書いていたので、本家の紙の雑誌よりもweb版を贔屓にして頻繁に覗いていた)に、蕎麦ライターおすすめの蕎麦屋情報と蕎麦にまつわる「レアな」蘊蓄話を語る“という「蕎麦屋めぐり」のコーナーがあり、そこで「ソバリエ」とは何ぞや。…”という文章を読んだことに始まる…。


  「蕎麦屋めぐり」のその日の記事には、江戸ソバリエについて、認定された人間の認識と隔たりがあるというか、どうも誤解があると思った。肩書き?に「蕎麦ライター」とある方が、つまり蕎麦好き仲間とも言える方が、こんな風に思っていらっしゃると言うことは、他にもあちらこちらで誤解が増殖しているのかもしれない…と、気にかかった。私は江戸ソバリエになって、蕎麦のように細く長〜く繋がった仲間に、蕎麦のことや他の特技を教えてもらったり、別分野のスペシャリストを紹介してもらったり、飛躍的に交流が広がった。「蕎麦は人を繋ぐ」の言葉の通り、こうして勉強し楽しめることが、私の喜びである。


  だから誤解が解けるよう私は、一層襟を正して蕎麦を楽しむ事として、同時に「ほしひかるの蕎麦談義」のようなところで、折に触れて“江戸ソバリエって何?”というようなことが文章となることが、とても嬉しい。

ということで、よろしければ是非「ほしひかるの蕎麦談義」を、読んでください。




いつでも、このブログの右側にある
ほしひかる蕎麦談義.jpgから、リンクされています。

posted by 笑門来福 at 10:45| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月03日

「蕎麦春秋」Vol.14

Vol14蕎麦春秋.jpg 






リベラルタイム
2010726日号
500円税込









 「蕎麦春秋」Vol.14 今号から、始まった新連載「暖簾めぐり」。第一弾は、「長寿庵」である。しばしば「長寿庵系」という言葉で言い表される日本最大(現在223店舗だそうだ)の蕎麦屋のれん会「長寿庵」のことを、今の状況をきちんと調べて書いたものが、大変少なかった。今まで散見された資料や文章は、10年以上前のものだったり、その歴史の全体像を見ずに書いたものが多かった。ということで、筆者 ほし ひかる さん(江戸ソバリエ認定委員)は、原稿依頼を受けるにあたって、創業者生誕の地へ赴いたり、系図を追ったり、その時代時代の事柄を、まず検証する事から始めたと聞く。つまり、きちんと裏をとって?書かれた「長寿庵」物語である。挿入された「長寿庵のれん会」4会派の系統図も、分かりやすく有難い。老舗などの歴史に興味のある方には、嬉しい新連載の登場ではないだろうか。



 また、特集は、片山虎之介さんの 鉄道で訪ねた 悠久の出雲蕎麦。
野趣溢れる「黒蕎麦」と、上品な「割子」。二律背反を調和させた「神々の蕎麦」の歴史と精神を旅する――出雲大社の門前蕎麦屋「荒木屋」、駅舎が蕎麦屋「扇屋」、東京で味わう出雲蕎麦「日本橋元禄」「出雲そばいづ味」の、写真や文章も夜行寝台の旅気分を味わえ素敵だ。


 
posted by 笑門来福 at 06:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月26日

花のイタリアそば紀行

 ある日、石臼の会蕎麦打ち会に、お蕎麦屋さんの看板娘 さくら姫さんがやってきた。なんでも漫画でそば紀行“を描いて出版したという。
読ませて頂いたところ、これがまぁ〜元気の良いこと、なんだか嬉しくなった。私までキャピキャピと若返った気分。初めてのイタリア観光を素直な目線で楽しんだことが全140ページ程に綴られており、そのうちにイタリアそば探検(17ページを割いている)“という章が作ってあった。


そもそも、この漫画を書いたのは、蕎麦屋の常連さんに「イタリアで二八の蕎麦を食べてきた」と聞き、それなら自分も!というのが動機らしい。イタリアそば探検(17ページを割いている)という章では、ソバ粉の料理 ポレンタ(西洋蕎麦掻き? トウモロコシの粉を使ったものが主流であるが、ソバの産地では、ソバ粉入りも一般的。) や、シャット(ヒキガエルの意味。ソバ粉の生地でチーズを包んで揚げるもの。ぷっくりとしたカエルのお腹に似ているので、この名前で呼ばれる。も登場し舌鼓を打つ様子が描かれている。ピッツォケッリ(このエッセイ漫画では、二八蕎麦として扱われていたソバ粉を使ったパスタ。多くは短冊状のショートパスタか、幅広平打ち麺の形状。日本でも高級スーパー、イタリア食材専門店などで乾麺で売っているところも。ソバ粉の比率は日本同様各種バリエーション有り。 日穀製粉のHPには、製麺レシピ有り。)には、持参の麺つゆを掛けて食べてみたりもしていた。


こんなに可愛らしい漫画を描く看板娘のいる蕎麦屋さん、いいなぁ。お父さんの打つこだわりの蕎麦をなにより自慢に思い、家族皆で盛りたてている様子も伝わってくる。商売繁盛間違いなしだなぁ…なぁんて余計なことを想ったりもして。  


つい先ごろ石臼の会(m)さんが受講し、ブログ記事となったソバ博士のそば講座2010『ソバの国、東欧から博士きたる』 4/17特別開催でも、これらの料理が取り上げられたこともあり、このブログ的にもちょうど時事ネタであったので、エッセイ漫画をご紹介してしまうことに。 
 本表紙.jpg





「花のイタリアそば紀行」
さくら姫 著
角川学芸出版
角川出版企画センター
1200円(税別)




  


ということで、
漫画を読んで楽しくなった私としても、補足になるのでは?と、老婆心ながら一言添えさせてもらえれば…
蕎麦というと日本人だけが食べているような錯覚を持っている人も多いのだけれど、穀物としてソバの生産量を見れば海外のほうが圧倒的に多く、日本はむしろ下位に位置している。
生産量トップクラスのロシアでは子供からお年寄りまで滋味深いソバ料理に親しんでいる地域も広いし、中国 ウクライナ フランス アメリカ ブラジル ポーランドなど北欧諸国 カナダ カザフスタン なども日本よりずっと生産量が多い。

そんな世界中のソバ産地では、当然ソバ料理がいろいろな形で発達した。だからソバ粥やガレットばかりでなく、麺で食べているところも結構あるのだ。製麺方法は、日本のように細く細く切る方法ではなく、心太のような押し出し式が圧倒的に主流ではあるのだけれど。たとえば押し出し式製麺方法の韓国冷麺にもソバ粉が含まれているものが多いことは、良く知られている。特に韓国江原道という地域では、ソバ粉の割合の多い冷麺を名物郷土料理と謳っているらしい。
 

江戸ソバリエの講師でもあるイナサワ商店の「社長が行く世界のそば紀行

を読むと、写真入りでフランス ベトナム 中国雲南省 ネパールの様子も分かる。

 ソバって、益々楽しい。
posted by 笑門来福 at 19:04| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(1) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月02日

“さ・し・す・せ・そ”で作る<江戸風>小鉢&おつまみレシピ

江戸風小鉢&おつまみレシピ.jpg  






著者:車  浮代(くるま うきよ)
出版社:PHP研究所
発売:417日発行予定
価格:1365








江戸ソバリエ・ルシック講師 福田先生の大塚「なべ家」が、新刊『<江戸風>小鉢&おつまみレシピ』時代小説家 車 浮代(くるま うきよ)著、に紹介された。
自食の時代といわれる今日、手作り料理 蕎麦前の準備などのご参考にいかがだろうか。

  料理でさ・し・す・せ・そと言えば、和食の調味料と、それを使った味付けの順番を、分かりやすく語呂合わせで表したものだということは、今さら言うまでもない。普通の大人なら、恐らく大方の方がご存じだろう。手近な食材でチャチャっと作れる簡単江戸風レシピ68品の紹介そのものは、この本の魅力の13。と、私は思った。それにも増して、時代小説家の著したレシピ本だけに、再現したり、アレンジしたレシピから、余計なものをそぎ落としたシンプルで粋な江戸っ子の価値観を控え目に紹介しているところが素敵だ。

 
「風流つまみ」に“揚げそば”が載っていたきりで、「〆の楽しみ」の頁にも蕎麦がでてこないのが、少し残念ではあったが、江戸の料理書「素人庖丁」「年中番菜録」「豆腐百珍」「万宝料理秘密箱」など、レシピの元ネタを明かしたり、“江戸ばなし”として解説が入っているあたり、江戸ソバリエ講座をチラリと覗いてきたような楽しさがあり、パラパラとめくって1時間ほどで一気に読んでしまった。江戸料理の美味しそうな写真に悩殺されて、給料日後だったならば大塚「なべ家」に即予約を入れていただろう……、ともあれ、美味しい日本酒片手に度々開きたい、肴になりそうな本である。

posted by 笑門来福 at 08:51| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月30日

麺の世界 No.19 2010

 麺の世界No19.jpg




江戸ソバリエ「石臼の会」
会員    小林尚人さんの論文が、季刊「麺の世界」No.19 2010 に掲載された。


テーマは、“「うどん」のルーツ論争を垣間見る―火種は中世にさかのぼる―”である。
小林さんが、江戸ソバリエ・ルシック 寺方蕎麦研究会で、史実と照らしながら見聞きした「うどん」由来の諸説を比較検証したものだ。



  ひらめきご参考までに「麺の世界」目次から一部を紹介してみたい。 

  特集 島原素麺
     講演「伝統は革新の積み重ねだ」
     〜パスタ参入に送る声援〜 奥山 忠政

     島原手延べそうめん(須川そうめん)の変遷V
                                                   
明治時代まで 嶋田惣二郎

        究極の麺 「手延パスタ」 開発の狙い
                                                   本多 祥彦
 

    座談会 「島原素麺の明日」

                 若手製麺業者は語る

               陣川 健吾・伊崎 洋二
                   古瀬 智裕・野中 孝徳

  

  徳島県におけるめん文化 現状と歴史

   植田 和美・渡遠 幾子・高橋啓子

   「うどん」 のルーツ論争を垣間見る
    火種は中世にさかのぼる 小林尚人


   同時進行レポート
 
    中国でのラーメン店開業を目指して 眺 明

      新刊紹介
           陳 優継
                 「ちゃんぽんと長崎華僑
美味しい日本文化交流史」
                                                                                 奥山 忠政

                                                    など
posted by 笑門来福 at 10:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月28日

そばもん ニッポン蕎麦行脚 / 3

 そばもん3表紙.jpg 







山本おさむ著
藤村和夫監修
小学館
540円(税込)
2010年2月27日発売 






第17話 そばの三たて(前編)
第18話 そばの三たて(後編)
第19話 そば屋の玉子焼き
20話 そば汁の“かえし”(前編)
21話 そば汁の“かえし”(後編)
22話 夏の終わりのそば
23話 新そばの季節(前編)
24話 新そばの季節(後編)
25話 踊るカレー南蛮  




本の帯には、「名人と謳われた祖父より江戸そばの技術を伝授された矢代稜。今回は、真冬に“新そば”を売っているそば屋がインチキかどうか真相解明する事に!さらに、万人を虜にするカレーとそばが融合した“カレー南蛮”誕生の歴史にも迫る!」とありましたぁ〜。ビックコミックで読んだ人も、もう一度まとめて読めるのは嬉しいのでは。


  
次項有ブログ内 そばもん ニッポン蕎麦行脚 / 1 記事

次項有ブログ内 そばもん ニッポン蕎麦行脚 / 2 記事
  

posted by 笑門来福 at 10:11| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月15日

うまい蕎麦

うまい蕎麦.jpg


  
細川貴志 著
  日本経済新聞出版社
  893円(税込)





   両国「江戸蕎麦 ほそ川」の細川貴志さんは、江戸ソバリエ講師でもあるので、江戸ソバリエ講座を受講した方や、シンポジュームの座談会などを聞かれた方にはお馴染みだ。その細川さんがこのほど『うまい蕎麦』日経プレミアシリーズを、日本経済新聞出版社からだした。

 御存じの通り細川さんは、寿司屋、割烹などで修業し、埼玉に「笊蕎麦 ほそ川」を開店。平成15年 両国に移転後、屋号を「江戸蕎麦 ほそ川」にした。産地に出向いて仕入れた良質の玄蕎麦を自家製粉しての十割蕎麦、良質の素材で揚げる天ぷらなどにも力を入れている。ミシュラン2009でも星を獲得している人だ。

 その彼が「うまい蕎麦」を生み出すために、職人は何をやっているのか、蕎麦を心から楽しむためのヒントは何か、語るという。江戸ソバリエ講座でお話いただいたような話もチラリと入って、つくり方の秘密、お店の楽しみ方、店舗経営など、蕎麦好きには興味のある内容らしい。

どうやら「蕎麦を洗う水は、冷たすぎちゃだめですよ。」という一文があるそうな。「そう、そう。そうでしょぉ。」と勢い込む私。それに、本に掛った帯には、腕組みをしたほそ川さんが写り、「職人の仕事場をご案内します。」だなぁ〜んてあるから、これから急いで本屋さんに行こうかなぁと、どうでしょう?ね。

るんるんおまけるんるん
続きを読む
posted by 笑門来福 at 18:36| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月16日

板わさをたのしむ

板わさをたのしむ.jpg


板わさをたのしむ
―かまぼこ簡単レシピー
鈴廣蒲鉾本店 著
扶桑社
500円(税込)




    

蕎麦屋でちょっと一杯…なんていう時には、定番の肴となっている板わさ。
その板わさのレシピ本が出た。パラパラとめくると、あの田崎信也さんが「板わさで日本酒“と限定することなく料理とお酒の組み合わせを楽しみましょう。」と、かまぼこと生ハムのアンティパストとおすすめのワインを提案していた。そう言えば、蒲鉾というと、なんだか日本酒のあてのような思い込みがあった。魚のすり身のパテと思えば、洋風レシピにも限りなく応用が広がっていきそうではないか。へぇ〜ってな感じ。

  そして、嬉しい情報を入手したので、ブログを読んで下さる方にもお裾わけ。
1015日〜数量限定で、江戸神田蕎麦の会(錦町更科など)にて「板わさ」のメニューを注文すれば、このレシピ本をプレゼントしてくれるそうだ。早い者勝ち?かもしれない。早く蕎麦前! いや違った、蕎麦屋へ急ごう!だった。

 
 キャンペーン期間中というので検索してみたら、こんなものも見つけた。
10月1日(木)〜1130日(月)
 抽選で100名に小田原鈴廣「謹上蒲鉾紅白」と,この本が当たる

 CM動画投票コンテスト応募ができるそうだ 詳細はここ

 
この本19頁を、電子ブックで覗いてみることもできた 
posted by 笑門来福 at 17:18| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月05日

だしの秘密

だしの秘密.jpg クッカリーサイエンス002
「だしの秘密」
−みえてきた日本人の嗜好の原点−

日本調理科学会 監修
河野一世
1,890 (税込)

建帛社

 江戸ソバリエ・ルシック講座で講師をなさっている、味の素食の文化センターの河野一世先生が、新刊を上梓されました。

日本調理科学会40周年企画「クッカリーサイエンス」シリーズ第2弾。かつおだしを中心に嗜好の原点を科学的に解きあかし,地域や他国の比較により,おいしさの謎に迫るわかりやすく奥の深い内容だそうです。本屋さんにお取り寄せ予約するのが良いかもしれません。
 
ラベル:鰹節 味の素
posted by 笑門来福 at 17:35| 東京 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

そばもん ニッポン蕎麦行脚 / 2

そばもん2集.jpg
ニッポン蕎麦行脚第2集が発売されました。



山本おさむ 著作
集監修:藤村和夫(元「有楽町・更科」四代目)
発行所 (株)小学館


毎月10日・25日のビッグコミック連載記事を
単行本に纏めたものです。
初めての方は勿論、既に雑誌で読まれた方は
もう一度読んでみると理解が深まると思います。





目次
    第8話  ”ずる玉”と"切らず玉”(前篇)
    第9話  ”ずる玉”と"切らず玉”(後編)
    第10話 そば湯の嗜み
    第11話 変わりそば(前篇)
       第12話  変わりそば(後編)
       第13話  "白いそば”と”黒いそば”(前篇)
    第14話 ”白いそば”と”黒いそば(中編)
    第15話 ”白いそば”と”黒いそば”(後編)
    第16話 乾麺の茹で方

次項有ブログ内 そばもん ニッポン蕎麦行脚 / 1 記事
次項有ブログ内 そばもん ニッポン蕎麦行脚 / 3 記事

posted by 笑門来福 at 00:01| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月25日

そばうどん第39号

そばうどん39号.jpg






柴田書店
2009918日発行
定価 2,940円(税込)  



書店に先駆けて09麺産業展会場で売っていた「そばうどん第39号」は、イベント戦利品の一つだ。なんでも江戸ソバリエ 上級講座「ルシック」について記事掲載してくださったということで、この江戸ソバリエ「石臼の会」ブログでもこの号をチラリと端折って御紹介しようと思ったら…、目次を見ても蕎麦好きには興味のある記事ばかりで端折るところがない。仕方なしに目次をまるごと載せてしまう。  


そばうどん第39号目次
 
粉の不思議そばうどんの粉を考えるソバ粉図鑑/小麦粉図鑑 
名店4 軒にみる粉の挽き方とその使い方
   
車家/二足の草鞋 地水庵/山泉/蕎楽亭 
国産小麦の産地から
   
きたほなみ/ふくはるか 
国産小麦でうどんを打つ 川野屋本家 
  「蕎麦料理仲佐」の手挽き石臼製粉と人びとの関わり(吉澤善太)
 
事例集私はこう製粉する
   
せきざわ/蕎楽/古式手打泉/月侍の滝 もみじ苑/くりはら/蕎麦流石はなれ/そば処末広/蕎麦みわ/生粉打ち亭/だんべうどん
粉とそばを科学で探る
    ―― 日本栄養・食糧学会発表から

国産小麦の最新情報
    ―― 新品種が続々登場

アンケート調査わが店のソバ粉の調達法 
地方の麺食を訪ねて 
   
―― 各地に息づく、食文化の豊かさ 第1 回 青森
江戸時代の丼と割り箸
   
―― その始まりと普及はいつごろなのか?
魯山人とそば  
そばうどん店の新たな食材 第5 回 茄子の魅力
   
日本料理店に学ぶ
    茄子の使いこなし日本料理紫水
   
茄子をメニューに生かす   ほそ川/蕎麦流石はなれ/千利庵  
茄子の知識と活用法 
新作店舗選2009
   
京うどん生蕎麦おかきた/馳走うどん らぐ 麺ダイニング/蕎麦ひら井/酒彩酒膳・蕎麦 大むら/手打そば 俊 
古民家の店舗改装事例集春知/土家/くりはら  
江戸の文芸と蕎麦(岩ア信也)江戸狂歌とそば (二) 寛政・文化期 
全国ソバ産地探訪(片山虎之介)島根・奥出雲/栃木・壬生 
手打ちそば店に挑む女性たち(中津川由実)榊 京子 たま庵  
蕎麦我記(藤村和夫)

 
そば粉をめぐる最新情報2009
■    そばうどんあれこれ

    「ソバ博士のそば講座2009」が「そば資料館・研究センター」にて開講
  ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)江戸ソバリエが上級講座の「ルシック」を設立ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)
    信州そば産地表示推進協議会が「信州そばきりの店」を認定

大陸文化の玄関、博多と麺類の関係を探る「フォーラム麺と博多」開かれる

  2 人のそば名人を招いたシンポジウム「足利で蕎麦を語るフォーラム」開催
posted by 笑門来福 at 17:33| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月02日

蕎麦春秋VOL.10

0908a.jpg
蕎麦春秋VOL.10のりれーえっせい「蕎麦通のススメG」に私の書いた記事が掲載されました。
第20回調布蕎麦打ち会での写真も載っています。
多分江戸ソバリエ・ルシックの名前の初出でしょう!

蕎麦春秋VOL.10の目次
http://www.fujisan.co.jp/Product/1281682114/b/260588/
posted by highland at 20:13| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月21日

そばもん ニッポン蕎麦行脚 / 1

そばもん表紙.jpg



そばもん
  
ニッポン蕎麦行脚第1集が発売された
  山本おさむ 著作集

 監修:藤村和夫(元「有楽町・更科」四代目)
 発行所 (株)小学館 



 毎月10日・25日のビッグコミック連載記事を単行本に纏めたものです。
 初めての方は勿論、既に雑誌で読まれた方はもう1度読んでみると心に染みいると思います。


 目次
     第1話 手打ちのからくり
     第2話 目で食べるそば
     第3話 そばの食べ方
     第4話 薬味の役目
     第5話 そば屋の天ぷら(前篇)
     第6話 そば屋の天ぷら(後編)
     第7話 ”もり”と”ざる”

次項有ブログ内 そばもん ニッポン蕎麦行脚 / 2 記事 
次項有ブログ内 そばもん ニッポン蕎麦行脚 / 3 記事 

posted by 笑門来福 at 21:26| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

静岡・山梨のうまいそば83選

 静岡山梨のうまい蕎麦83選.jpg 




幹書房

1300
円(本体1238+税)
2009724日刊行
静岡・山梨の主要書店、一部セブンイレブンにて販売



 江戸ソバリエ認定委員 ほしひかるさんが「静岡山葵」、江戸ソバリエ&ワインアドバイザーの岩武由花さんが「山梨ワイン」のコラムを書いています。

 浜松在住のそば通が一年がかりで静岡・山梨の蕎麦屋を300軒以上食べ歩いて選んだ83軒を掲載。
posted by 笑門来福 at 09:19| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月16日

蕎麦処 山下庵

山下庵.jpg  




09602日 発行
小学館 ¥1470(税込)



 編集者: 山下洋輔

著 者: 相倉久人 浅井慎平 菊地成孔 北島敬三 神津善行 小林千寿 佐賀英生 椎名誠 杉山洋一 妹尾河童 高平哲郎 竹村文近 玉木正之 タモリ 筒井康隆 徳丸吉彦 中澤まゆみ 挾間美帆 林英哲 林家正蔵 平岡正明 丸谷才一 南伸坊 村松友視 茂木大輔 マイク・モラスキー やくみつる 山下啓義 与那原恵 寮美千子 続きを読む
posted by 笑門来福 at 18:21| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月10日

季刊「新そば」N0.134



新そば134表紙.jpgお蕎麦屋さんに置いてある無料配布の小冊子   季刊「新そば」。625日にNo.134が発刊された。

 その名の通り、まるまる一冊が蕎麦好きには、興味深い記事でいっぱいだ。

その中でも、とくに今号で注目したい江戸ソバリエ関連記事が、P.32 『温度を味わう』加藤哲哉氏(江戸ソバリエ講師・元ヒゲタ醤油OB)のエッセイだ。温度計を持って、蕎麦屋を食べ歩いている加藤さんの視点に合点がゆく。私も個人的にであるが、化粧水を接されて笊に盛られ、目の前に供されたときの蕎麦の温度には好みがあり、面白く読んだ。

 余談ながら、P48には、江戸ソバリエ認定講座の案内が掲載されていた。
posted by 笑門来福 at 16:10| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月09日

知識ゼロからのそば入門

その暑さを吹き飛ばそうと、久し振りに買い溜めていた本を一気読みしました。
ご参考になればと紹介させて頂きます。

知識ぜろからのそば入門表紙.jpg

2009.5.15日発行

知識ゼロからのそば入門
著者 鵜飼良平
   「上野藪そば」の三代目主人
    日本麺類業団体連合会会長
          ほかで活躍中

発行所(株)幻冬舎
続きを読む
posted by 笑門来福 at 15:57| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月28日

研究機関誌「FOOD CULTURE」

food culture no.17.jpgキッコーマン国際食文化研究センター発行の研究機関誌「FOOD  CULTUREがこの度、経済産業省後援の第30回「2009日本BtoB広告賞」広告賞・PR誌の部門・金賞を受賞した模様だ。表彰式が65日との噂も聞いたので、これはきっと間違いない。

 
 バックナンバーも含めてそっくりまるのまま一冊がPDFファイルで読める研究機関誌として、とても有難い存在の「FOOD  CULTURE」は、既に17冊目になっている。 


 
とくに蕎麦好きとして注目していたのが 


  
No.16 2008.7.7発行 

       麺類ではじまるわが国の粉食史
   
禅宗僧侶が導入した麺類
   
寺方蕎麦…銀座長浦当主 伊藤汎 

      箸(はし)
  
監修:宮内庁御用達 (株)箸勝本店



   No.17 2009.1.20発行 

      麺類ではじまるわが国の粉食史(二)
   牛飼いも所有していた挽臼
      寺方蕎麦・・・銀座長浦 当主 伊藤汎

  お膳(食卓)の起源と変遷
  
監修:昭和女子大学講師 小川浩 

 


「石臼の会」ブログ内でも、学究肌の銀座長浦当主 伊藤汎さんのことには前にもチラリと触れたが、他にも箸のことといい、御膳のことといい、今までのソバリエ講座の内容にも通じる文章で、とても興味深く勉強になった。

日頃、その活動を有難い、素晴らしいと思っているものが、晴れて受賞すると聞きなんだかとても嬉しい。

posted by 笑門来福 at 18:45| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月18日

「蕎麦、そば、ソバ」の楽しき人生

「蕎麦、そば、ソバ」の楽しき人生












永山寛康著

小学館101新書
税込み777円

09年4月6日発行











私たち「石臼の会」ブログからもリンクをはらせていただき、ブログ内記事でも度々ご紹介している永山寛康さんのブログ

いつでもBON VIVANT ボンビバン
「ロマンは蕎麦にあり〜スロウェイジング蕎麦〜」

このブログの昨年12月までの記事の中から抜粋し、再構成したものに加筆修正した本が、この度、気軽に読めるポケットサイズで発刊された。

永山さんと言えば、友蕎子・片倉康雄の最後の直弟子であり、また数々の名店に関わりを持つ、「築地そばアカデミー」の学長を務められていたそば料理の第一人者である。そば料理人として超一流ということは、その経歴でも一目瞭然。うっとりするほどの美しい蕎麦打ち、完成度の高い蕎麦料理は、誰もが認めるところである。そんな人が書いた本は、我々蕎麦打ちを楽しむ者にとって面白くなかろうはずはない。

パラリと目次をめくると…

 第一章   そば料理七変化
 第二章   「抜き」で一杯、種ものの愉しみ
 第三章   蕎麦屋のポリシーは薬味にでる
         ※ここには、永山さんのお汁の割がでてますよっ!
           節の説明も必見!です。
 第四章   蕎麦を食べよう、打ってみよう


掲載の写真がカラーでないことが、私にとっては残念でたまらない。作品と呼びたいようなキリリと美しい料理や、汁の説明に添えられた写真がモノクロでは・・・、情報量が断然ちがうではないかぁ。もったいない。


しかし、しかし、今回私は、別の面からもこの本をお勧めしたい。ひょっとするともしかして…永山さんは蕎麦職人としての修行の傍ら、落語の修行も行ったんじゃないだろうかぁ?と思っていたくらい、永山さんの文章は軽妙洒脱で気が利いている。つまり、この本は濃い内容であるにもかかわらず、軽ぅ〜く楽しく読めてしまい、ところどころで、クフフと笑える。思わず「座布団一枚」と声を掛けたい文章なのだ。

前述べのブログ今年の1月の「蜀山人が食べた蕎麦・白髪のような細切り」記事で、この洒落た文章の謎が少し解けたような気がした。
>私の唯一の趣味は狂歌や黄表紙を読むことと落語を聞くこと。
とあったのだ。噺家の修行はせずとも、楽しい物を随分と読みこんでいたのですねぇ。
ということで、興味のある方はご一読を。

           posted by 笑門来福
ラベル: 蕎麦
posted by 石臼の会会員 at 13:07| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(1) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月16日

季刊 新そば No.133

季刊新そば.jpg蕎麦屋で手に入る小冊子北白川書房の季刊「新そば」No.133に、江戸ソバリエ認定委員ほしひかるさんのミレー「種を播く人」(そばをまくちち…とルビあり)という文章が掲載されていた。農夫画家ミレーの名画に着想を得て、あれこれ思いめぐらした蕎麦好きの文章だ。もとよりこの小冊子は、隅から隅まで蕎麦好きの関連記事でぎっしりと埋まっており、蕎麦屋へ行っては意識せず手に取り「日本全国つつうらうら、同じような蕎麦好きがいるんだなぁ〜」とムフフと笑ってしまい、蕎麦写真を見て涎が…なものであぁ〜る。創刊1960年ですから、いつの間にやら知らず知らず皆さん読んでいると思います。

事務局北白川書房によれば「東西の有名そば老舗店の会「新そば会」。季刊誌「新そば」は、「新そば会」によって発行され、全国のそば通から絶大な支持を受ける
そばの文化誌です。だそうで。道理で毎号、江戸ソバリエゆかりのお店や文章が載ってるわけですわねぇ。 

目   ちなみにNo.133のもくじ  

 世界最高所の蕎麦  …  三浦雄一郎
 フランス人とおそばの美  …  フランス・ドルヌ
 ちょっとおそばにシリーズ(94)  …  児玉清
 そば通になりそこねた話  …  木田元
 一筆にかける重さ  …  松任谷正隆
 そばはおいしい  …  有吉玉青
 ミレー「種を播く人」  … ぴかぴか(新しい)ほしひかるぴかぴか(新しい)
 シリーズ・橋33  …  作美善男
 父の年越しそば   …  林英哲
 ぼくの藪そば物語 …  稲葉八朗
 そばの旅兵庫・出石の皿そば  …  種村桂介
 拝啓ご麺
ラベル:蕎麦 雑誌 新そば
posted by 笑門来福 at 11:18| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月19日

蕎麦の極意

蕎麦の極意.jpg  



澤島孝夫著
発行蒲L楽出版社
発売且タ業之日本社
税込価格800




知人から勧められ読んだ本が面白かったのでご紹介します。
蓮玉庵6代目主人である澤島孝夫さんが店の歴史、ご自分が見聞きしたり、経験された話を書いているのですが


  @戦後の手打ち蕎麦の復興への尽力

  A変わった蕎麦の食べ方

  B「かけ」の由来

  C戦前の蕎麦屋を支えた「職人部屋」制度

  D最良のソバの条件

  E何故蕎麦屋の酒はうまいか


など自分としては興味のある話が盛り沢山でした。
新書版で800円、気軽に読めます。ご興味のある方はご一読いただきご意見をいただければと思います。

         「酔爺」さんからの投稿より

posted by 石臼の会会員 at 11:43| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月09日

東商新聞12月20日号

この号では、連載コラム「東京の底ぢから」で、江戸ソバリエ認定委員会が紹介されました。江戸ソバリエ三上委員長が取材を受けました。東商新聞12月20日号は、企業や商店などの東京商工会議所加入の方は、入手可能です。

また、登録者には「東商メール【経営力upマガジン】
でも情報受信可能なようです。興味のある方は、アクセスしてみてください。
ラベル:江戸ソバリエ
posted by 笑門来福 at 06:23| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月08日

大江戸散歩道

 角川大江戸散歩道 - コピー.jpg 



  角川いつか
 著 

  PHP研究所 
  2008
年10月発売 
  税込価格1575円
 



   
東京には「大江戸」と呼ぶにふさわしい、古風で粋な文化的なスポットがある。この本は、食・遊・楽を、かわいいイラストと写真を交えて紹介するエッセイガイドだ。花見・老舗・寄席・名物横丁などといった項目を春夏秋冬に分け、それぞれのおすすめスポットを解説している。


 
たとえば、「秋」の項目にある 江戸通グルメカタログ P.92、江戸の食 P.94、この辺りは、私たち江戸ソバリエにも興味のあるところ…と読み進めると、なんとP.95にはぴかぴか(新しい)「江戸ソバリエをめざそう」ぴかぴか(新しい)という小さな記事が入っている。

 

さらにパラパラとめくると、P.100江戸ソバリエとは何かと縁の深い、三遊亭圓窓師匠の写真が載っている。またまた、更にめくっていくと、三遊亭圓窓師匠と著者角川いつかさんと、慈眼院「澤蔵司稲荷」つまりおそばの稲荷の遠田弘賢ご住職がミニ対談をされていた。



 
他の頁には、ヒゲタ醤油も載っており、「へえ〜」と思いながら、最後の頁を見ると、P.125の「Special Thanks」に江戸ソバリエ認定委員会 ほしひかるさんとあった。ということは、なんだか身近な話題を書いたものだぞぉ〜と思った次第。
ラベル:
posted by 笑門来福 at 06:17| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月25日

『蕎麦春秋』VOL.7


蕎麦春秋


 

リベラルタイム出版社
20081024日発売
500円(税込価格)
季刊




 
この時期に嬉しい日本列島「蕎麦祭り」イベントスケジュールが、そしてまた、我々のお仲間 版画の川俣静さん(江戸ソバリエ)+ほしひかるさんのレポート「徳島祖谷蕎麦」も掲載されている。

徳島県祖谷と言えば、うどん王国四国の中の貴重で?例外的なソバ文化地区です。剣山から流れ出る清水と、深い谷に囲まれて群生した地元のソバ粉で、江戸蕎麦とは対極にあるような無骨なほど逞しいうどんのような生粉打ち蕎麦を打っているところです。“奮い立つ「非蕎麦地帯の新鋭」たち”という括りで、特集していることも頷けます。これを、読まずしてどうしましょ? これはもぅ、本屋さん本にダッシュですな。
 

余談ですが、あせあせ(飛び散る汗)
レポートの中にもでてくる「祖谷の粉挽き節(一般的には、粉挽き唄とも)」を、民謡が得意な江戸ソバリエMさん(Mさんだけでは、なかなか分からない方の為に…ソバリエ仲間の通称で言うと…赤松さんですよ)は、唄えるそうです。今度お会した折にでも、お願いすればひょっとして聞かせて頂けるかも…などと思ったりしました。 


更に余談ですが、あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)
フードボイス10月号命の炎のはし渡し〜阿波の箸蔵寺〜の中で、祖谷蕎麦取材時に宿泊した阿波「箸蔵寺」や「箸伝説」について、興味深い文章が載っています。こちらもお勧めです。

posted by 笑門来福 at 14:21| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(1) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月23日

『そばうどん』38号

柴田書店より10月20日発売の『そばうどん』38号、この度の特集の一つは、江戸ソバリエ関連記事。 

  特集:調味料読本
  特集:次の世代に店を受け継ぐ
     
(平成20年度江戸ソバリエ・シンポジウムの座談会の模様)
  [ルポ]食材高騰の背景と影響、ほか


これは、2008年6月8日(日)お茶の水・明治大学リバティータワーで 「六官で味わう」をテーマに催された江戸ソバリエシンポジュームの座談会「江戸蕎麦の 暖簾ひきつぐ 心意気」だ。茅場町長寿庵4代目 吉田博昭さん、巴町砂場5代目 萩原 昭さん、更科堀井9代目 堀井良教さん、神田まつや6代目 小高孝之さん、かんだやぶそば5代目 堀田康太郎さん、司会「酒めん肴」編集長 大槻 茂さんが、蕎麦のあれこれを語ったものだ。          

    次項有詳細、シンポジューム当日のブログ内記事へ
 
 

          本『そばうどん』38号 ¥2940.-購入ページへ
posted by 笑門来福 at 07:48| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月22日

日本そば新聞

「めん産業展」の記事、松井まさ子さん(江戸ソバリエ・シンポジウム講師)、藤村和夫さん(江戸ソバリエ認定講座講師)の連載エッセイ、ほしひかるさん(江戸ソバリエ認定委員)の連載短編小説「恋川春町編」が、10月15日号『日本そば新聞』に、掲載されました。
posted by 笑門来福 at 22:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月04日

新刊『東京 いとしの和菓子』で読む“蕎麦屋の甘味”とは?

IMG_0876 (3).JPG
香り立つ「そばがきぜんざい」ふくよかな粒あんがたまらない
(’07年「蕎上人」にて)


はじめまして、あんころりんと申します。
蕎麦屋の甘味好き”自称サブカウンターソバリエ、
略して“甘ソバリエ”とでも申しましょうか。

今回は話題の新刊本をご紹介すべく
参上致しました

若輩者ですが何卒よろしくお願い申し上げます。
さてさて……

話題の本について続きを読む
posted by 笑門来福 at 10:55| 東京 ☀| Comment(9) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月03日

『東京人』11月号

東京人.jpg都市出版より10月3日発売の『東京人』11月号(月刊 毎月3日 発売/B5版 定価:900(税込))に、蕎麦関連の座談会記事が掲載されている。

 
座談会「江戸東京の蕎麦」
小高登志さんまつや店主・江戸ソバリエ認定委員会顧問)・福田浩さんなべ家店主)・稲澤敏行さんイナサワ商店会長・江戸ソバリエ認定委員会顧問)・ほしひかるさん(江戸ソバリエ認定委員会)ら、江戸ソバリエにはお馴染みの面々による蕎麦談義 
posted by 笑門来福 at 00:18| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月10日

蕎麦三十六景展

江戸ソバリエ「うずらの会」伊嶋みのるさんが、年1回のペースで開いている墨線画展は今年で4回目。今年は、虎ノ門「砂場」、浅草「藪」、神田「更科」、深大寺「玉の屋」、八千代「さわ田茶屋」、下北沢「打心蕎庵」、・駒形「蕎上人」、南千住「砂場」、常陸太田「塩町館」、高尾山「高橋家」、・松戸「関やど」、日本堤「大むら」、など36の蕎麦屋の店構えが、素敵な絵になっている。

展覧会場は、地下鉄の駅構内なので、早朝から深夜までじっくりゆっくり鑑賞可能だ。大江戸線で、電車「清澄白河」駅がお洒落なギャラリーになっていた。


     
期 間:平成20年9月6日(土)〜28日(日)
     会 場:都営地下鉄大江戸線「清澄白河」駅改札構内


posted by 笑門来福 at 06:13| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月08日

埼玉のうまい蕎麦75選



埼玉のうまいそば75選.jpg編集:そば道楽の会
定価:1400

刊行:幹書房 2008年8月25

販売:埼玉県内の主要書店
   セブンイレブン など
   幹書房ご注文フォームへ  



私たち江戸ソバリエの総合プロデューサーでもあるほしひかるさん、この度幹書房より刊行される「埼玉のうまい蕎麦75選」に、コラムを寄せている。

これまでも、さまざまなメディアを通して「江戸蕎麦の粋な食べ方」について語っているほしひかるさんが綴る珠玉のあれこれ。こちらも見逃せない。
 

その他にも…
本 巻頭特集「ひとり蕎麦」のすすめ
たまには「ひとり蕎麦」で大人を楽しみたいそば好きへのおすすめの12 

本 「そば道楽の会」メンバーが地元・埼玉で見つけた心地よい美味しい蕎麦屋。
 埼玉の美味しい蕎麦店75店を文章と写真で紹介。品書き・料金・アクセス/個別マップ付き。  

知らないお店が沢山あるだろうなぁ〜。あの店も、この店も載っているかなぁ〜と今から楽しみなるんるん笑門来福も、もちろん購入予定です。
posted by 笑門来福 at 19:30| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月30日

そば打ちにおける「く く り (括り)」

石臼の会」会員で、『「そば」が語る伝統の味』の著者である小林尚人さんから、ブログ掲載用にレポートが送られてきた。蕎麦打ちの工程の一つである「くくり」についての考察だ。本日ここにご紹介することとする。

  ぴかぴか(新しい) 本ぴかぴか(新しい)


 

そば打ちにおける「く く り (括り)」

T、はじめに

「くくり」というやまと言葉を考察するにあたって、あらかじめやまと言葉の特徴と、手打ちそばは江戸流を基本にして、その生まれ育った江戸時代から
現代((いま)にいたる、時代背景を大雑把に観ておきたい。


私たちがいま使っている日本語は、いわば江戸時代まで使われていたやまと言葉に、明治維新以降(明治20年代ころ)
西周(にしあまね)によって西欧の横文字を漢字に翻訳した新しい日本語(たとえば、文字、文章、哲学、科学、思想、主観、客観、分析、等々はその一例である)、意味の変化した語あるいは世相を反映した語等が大量に加わったものといえる。


「くくり」と同じ江戸時代までのやまと言葉について概観してみると、言葉には事の端(コトのハ)という意味があり、事に重きをおいているようである。たとえば、日常使っている言葉「もの、こと」を取り上げてみると。「もの」は、原理、原則、不変化のことをいい。「こと」は、物質性、現象性、一回性、非原則のことをいう。具体例をあげれば「人生はむなしいモノ」というが、「人生はむなしいコト」とはいわない。また日常の会話でも「何と馬鹿げたコトをしでかしたモノだろう」というが、「何と馬鹿げたモノをしでかしたコトだろう」とはいわない。この「こと、もの」という言葉について、広島大学名誉教授の荒木博之氏は『目にみえないものごとの背景にある真実が「もの」、目にみえた事実、現れたもの、目の前で起こった現象が「こと」といえる。』と定義している。そして今はこの説が定説となっているようだ。
続きを読む
posted by 笑門来福 at 20:37| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(2) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月09日

茨城のうまい蕎麦84選

茨城のうまい蕎麦84選3.jpg編集:長坂利之
定価:1300
刊行:幹書房 2008年5月22
販売:茨城県内の主要書店
   セブンイレブン など

            ご購入は、こちらでもバッド(下向き矢印)
     幹書房ご注文フォームへ 


この度、私たち江戸ソバリエ「石臼の会」会員長坂利之編集によるぴかぴか(新しい)茨城のうまい蕎麦84選ぴかぴか(新しい)が、幹書房より刊行される。茨城の美味しい蕎麦屋84店を選りすぐり、文章と写真で丁寧に紹介。品書き・値段・アクセス(個別マップ付き)などを記載している。巻頭特集“長坂さんが選んだおすすめの蕎麦屋”“蕎麦の至高「常陸秋蕎麦」の魅力を探る。常陸秋蕎麦を守る人・活かす人・育む人”など見所満載。


長坂利之さんよりカラオケ一言、寄せてもらいました〜

今回の特集ページでは、常陸秋そばの採種をしている“名人海老根武志さんのインタビューや慈久庵小川さんが生まれ育った土地に対する熱い想いを語ってくれてます。様々な人と会うことができ、新たな発見も沢山ありました。こんなチャンスをいただけた、江戸ソバリエ石臼の会には感謝です。また、海老根さん宅では本物の常陸秋そばで作った蕎麦を頂くこともでき感激でした。


ぜひ、この機会にぴかぴか(新しい)茨城の旅ぴかぴか(新しい)はいかかでしょうかexclamation×2

posted by 笑門来福 at 06:02| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月03日

蕎麦の「えぐみ」に関する総括

1 蕎麦の「えぐみ」に対する疑問の発端
 
平成18年10月,文京区のとある蕎麦屋で食べた十割の「自宅新碾き蒸篭」は ,ぼそぼそ感があるとともに,「えぐみ」様のものが非常に強かった。
 
これまで食した蕎麦の中でも,食後にこれほどまでに口の中に渋みが残る蕎麦を食べたことはなかった。その後も,この「えぐみ」様のものが気になり,平成19年1月,再度赴き,同じ蕎麦を注文したが,前回ほどの強烈な印象はなかった。
   
白山 藪蔦.JPG 藪蔦3.JPG左:店構え 右:店内に石臼がある。

藪蔦4.JPG 白山藪蔦2.JPG 平成20.4.29 藪蔦3回目 002.jpg
   1回目            2回目          3回目

続きを読む
posted by たけじん at 23:19| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月08日

「蕎麦屋の系図」

蕎麦屋の系図.jpg


岩崎信也
光文社新書 


第一章:そばの文化
第二章:「砂場」の系図
第三章:「更科」の系図
第四章:「藪」の系図
第五章:「東家」の系図
第六章:「一茶庵」の系図




続きを読む
posted by 笑門来福 at 13:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月29日

マミークラン12月号

マミークラン12月号.jpg森永乳業の宅配のお客様と牛乳販売店と森永をつなぐサークル誌「マミークラン2007 12は、この度今月の特別企画として、かわいいおそばぶれいくかわいいという蕎麦特集を組んだ。そこには、江戸ソバリエ「石臼の会会員が幾つかのページで取り上げられている。


 
かわいいおそばぶれいくかわいい記事の紹介 続きを読む
posted by 笑門来福 at 06:00| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月20日

ミシュランガイド東京2008って、それが何か?

至福の蕎麦屋表紙.jpgミシュラン東京2008.jpg

  


テレビや新聞で、黙っていても賑々しく拡販してくれることが羨ましい「ミシュランガイド東京2008」。我が江戸ソバリエは、朱紅の表紙の食べ歩き本「至福の蕎麦屋」を出しているので、ちょっぴり気になる。順位や評価を下す格付け本と、こんな美味しいお店もありますよと紹介する食べ歩き本は、根本的に違う。でも、蕎麦屋はどのお店が掲載されているのかな?とその辺りの興味はある。多くを占める高級な料理には、あまりご縁もないので、まぁ〜その内に図書館で借りてみようっ と、と思っていたら、ネットで★の数と掲載店名が流れていた。

続きを読む
posted by 笑門来福 at 00:00| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月20日

PROST!Vol.3


PROST!VOL3.jpg
PROST!
    ―男の料理。ニッポンの食材


    株式会社昭文社 (税込み¥840.-
      2007928日発売予定


いつも八王子「高尾の里そば打ち道場」にて、「石臼の会」蕎麦打ち会の講師をしてくださる「石臼の会」M先生が、PROST!Vol.3の誌上で、俳優大杉漣さんに蕎麦打ちの手ほどきをされた。 


続きを読む
posted by 笑門来福 at 06:20| 東京 ☀| Comment(10) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月12日

「そば」が語る伝統の味

小林尚人.jpg「そば」が語る伝統の味
        ―日本の食文化が生んだ蕎麦


         小林尚人著
 
         文芸社(税込み¥1050.-)


『自然の恵み、古里信州の味「そば」とのかかわりを大切にした生き方を願ってきた
…(あとがき)』という、そばを愛する著者がその思いの一端をまとめた一冊。
タイトルには「伝統の味」とあるが、内容は“味”に限ったわけでもなく、ソバの歴史から、作物としてのそば、そば粉、作り方、栄養、食べ方、風習・文化、海外の事情までと多岐にわたっている。著者の幅広い見識が生む文章は軽妙でおもしろく、その一方、文献も豊富に引用され安心感もあり、そばファンの視点でまとめられた「そば大百科」といった趣。
折々に目や耳にとびこんでくる断片的な情報を総覧できる本とも言える。そばファンなら目を通して損はない一冊である。

 
続きを読む
posted by 笑門来福 at 08:13| 東京 ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月10日

日本人は蕎麦のことを何も知らない。

  日本人は蕎麦のことを何も知らない.jpg                買い溜めの本の中で読んでみたら成る程良い本である事に気が付いた本がありました。

 知っていて、忘れている事や、平素無意識に行っていることで、謂われが分からない事って誰にでも有ると思います。

 そんな時に役立つ本だと思います、

「日本人は
  蕎麦のことを
     何も知らない。」    

 著  山縣基与志
 編集 丹治 静

 編集人 堀部泰憲
 発行人 堀 昭
 発行所 (株)学習研究社

 目次
  第一章  蕎麦のウソホント

  第二章  蕎麦の歴史

  第三章  蕎麦の種類と製造工程

  第四章  蕎麦と粋

 気軽に読めて肩が凝らずきっとお役に立つと思います。 
posted by 笑門来福 at 23:02| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月24日

「神奈川のうまい蕎麦」が出版されました

谷岡版神奈川のうまい蕎麦1.jpg 蕎麦店を紹介するガイドブック

  
「神奈川のうまい蕎麦64選」

 が8月1日、幹書房から出版されました。。
編集の中心となったのは「そばったけの会」の3人です。
 03年全日本素人そば打ち名人大会で初の女性名人になった寺西恭子(てらにしきょうこ)さん、江戸ソバリエ認定委員の笠川哲(かさがわあきら)さん、江戸ソバリエ「石臼の会」会長の山田義基(やまだよしもと)の3名で、この度、この本を刊行する為に結成した会です。

 何れも「そばに首ったけ」の仲間であることから、これをもじって「そばったけの会」と命名致しました。

 広い神奈川県には多くのお蕎麦屋さんが有りますが、其の中から200軒を厳選し食べ歩き、店を載せるかどうかの判断は責任重大、判断が微妙な店は何度も訪問したり、知人に食べに行って貰ったりする事もありました。
 その結果64店を掲載する事にしました。

 「休日に遠路、あの蕎麦屋へ、会社帰り途中下車して、お目当ての
蕎麦屋へわざわざ足を運んだことを決して後悔させない。」

 本書に載っているのは、そういう店ばかりです。

 携帯に便利なA5版160ページで定価1000円
 神奈川県内と東京の主要書店で発売中
 問い合わせは 幹書房(048−866−3231)へ
posted by 笑門来福 at 23:59| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月26日

蕎麦にはそばの箸が良く似合う

 3月18日の八王子蕎麦打ち会で白洲ご夫妻の事が話題になったそうなのでそれに関して
一言申し添えさせて頂きます。
 白洲次郎さんの奥さんで随筆家の白洲正子さんの著「道」の中で多摩川を渡る鎌倉街道に触れながら、白洲邸が其の近くに有る事を知って驚いた。
 しかも私が住んでいる町田周辺に知らなかった史跡を幾つか訪れた紀行文が収録されているから、なおさらである。
 
 小田急線鶴川駅から北に向かって15分程の能が谷に旧白洲邸[武相荘」がある。
白洲正子著新潮文庫「日本のたくみ」にハシの文化と言う章が有って。箸にまつわる興味深い話がいろいろ
書かれている。
 材料には胡麻竹、くり、赤杉、檜、其の他、柳箸、都箸、チリ箸、振り出し箸、くろもじの箸など、材料と形の異なるものが日本全国に散らばっており、五、六百種類を数える事が出来るが、その最たる物が赤杉の箸
であろう。
 
 赤杉の特徴は、見て美しいだけでなく、当たりが柔らかいのと、香りが良いことで、しかも微妙な料理の味を
損なうほど強くない。 檜の箸も清潔で、気持ちが良いけれど、赤杉に比べると、香りが強すぎる嫌いがある等々いちいち思い当たるふしがある。
 そばとうどんの箸も、本当はちがっていて、うどんは少し荒く、そばは滑らかに削られた物の法が良く合っているそうである。
 蕎麦には蕎麦用の箸が良く似合うと云う、赤杉の箸は[武相荘」の囲炉裏の間に蕎麦猪口等と一緒に
陳列されている。
 また、食べ心地を試してみたい方は入館受付横のショップで販売していますので御購入下さい。
 軽井沢に別荘をお持ちだったご夫妻は軽井沢を訪れる度に、駅近くの蕎麦屋「かぎもと」でそばを召し上がったと云われている。
 おそばをいかに愛されていたかが窺えます。
 機会があって軽井沢方面に行かれる折には是非お立ち寄り下さい。
 
posted by 笑門来福 at 00:39| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月18日

至福の蕎麦屋

江戸ソバリエ四百人が通っている
「至福の蕎麦屋」

至福の蕎麦屋表紙.jpg

       著者:江戸ソバリエグループ
       編集:江戸ソバリエ認定事業実行委員会
       監修:藤村和夫
 
 

続きを読む
posted by 笑門来福 at 19:17| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする