2019年04月28日

第4回下野蕎麦紀行1日目

金曜日、恒例となった第4回栃木の筍&蕎麦ツアーです。今回の参加者は今までで一番少ない4人、車は前乗りされるMさんの1台で足りますので、いつもの荻窪駅集合、車移動ではなく、新宿駅待合せで湘南新宿ラインでの栃木入りとなります。

新宿駅発は8時17分、それなら7時半開店の新宿駅西口のはなまるうどんで朝食が食べられます。ちょうど、天ぷら1品が100円割引となる春の天ぷら定期券の期間中、1枚の定期券で3杯まで使えますので、参加者からご一緒してもいい方をお誘いします。

I氏がご一緒OK、ということで7時半の開店時刻に現地集合となります。私が10分前に着くと、店を探している風のI氏の後ろ姿を発見、店にお連れします。地下への扉は開いていますが、看板が中にしまってあって、まだ開店していない様子。

しばらくすると、看板を出しに店員が上がってきて、大丈夫ですか、と聞くと、どうぞ、と言われ、階段を降ります。トレイを取り、かけ(小)を注文、お盆に乗せてもらったら左へ移動、お皿を取り、鶏唐を取って、定期券を見せ、3月に値上げがあり、お代は170円。


I氏も私に合わせて同じ注文、給水器から水をコップに入れ、おろし生姜、胡麻、揚げ玉を鶏唐の横に取って、テーブル席へ。この定期券、昨年秋にもあり、天ぷら1品無料だったので値段の高いげそ天を取っても130円でしたのでお得感はかなり減っています。


それでも鶏唐うどんが170円、他の朝食に比べれば、圧倒的な安さ、定期券の有効期限は5月6日までですので、3回以上食べることが出来れば元は取れます。蕎麦ツアーのスタートがうどんになりましたが、10分足らずで食べ終えて、新宿駅4番線煮移動。


I氏は停車位置先頭で待機、私は列に並ばずに待機、そこへSさんがキャリーバッグを引いて登場。1本早い小金井行に乗車出来ることになります。I氏がSさんの席も取ってくれ、私も池袋で着席出来、赤羽駅で空いたお向かいの席に移動します。


Mさんには1本早い電車に乗れたことをメールしますが、携帯を変えられたようで着いていないとこが分かったのは小金井駅に着いてからのこと。もう着いていることを電話しますが、出てもらえません。予定の電車到着時間になっても来ないのはおかしいと東口へ。


と、お待ちになっているMさんを発見。そのタイミングでMさんからI氏に電話、二人も移動してきます。私が電話した時は、車を運転中だったので出られなかった、とのこと。世の中は全てタイミングなんですね。無事合流を果たし、足利市を目指します。


足利織姫神社への石段の中程にある蕎麦屋さん、ご主人の講演を聞いたり、店前を通ったことがありますが、今回初めIMG_20190419_110519-297x396.jpgIMG_20190419_110836-396x297.jpgて入店します。頼んだのは4人ですので、さらしな生一本、桜切り、木の芽切り、石臼手挽きそばの4種類、もちろん4人でシェアします。石臼手挽きそばは粗い蕎麦の粒子が見え香りもがし、桜切りも木の芽切りもさくら、木の芽の香りのするいい蕎麦ですが、さらしな生一本が秀逸。こんなに細く切れるのか、そうめんより細く切られた蕎麦が冷たい汁の中に浮かんでいます。久々にこんな蕎麦があるのか、と驚かされます。これは一度自分でもやってみようと思う蕎麦です。釜湯と思われる蕎麦湯もさらりとして、流行りのとろとろよりやはりこっちの方が好きだなぁ。


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お店を出たら、織姫神社に参拝します。うがい手水で身を清め、旅の安全を祈ります。次は酒蔵、第一酒造を目指します。販売所で運転のMさん以外が試飲をして、今晩のお酒を決定。別に飲めないMさんにお酒を1本買おうとすると、要らない、と、おっしゃる。

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なら、ケーキにしましょう、ということで、特別純米原酒みがき竹皮と大吟醸ケーキを買います。私は同じ日本酒を個人的に購入します。次の目的地は佐野ラーメン、I氏が現役時代、佐野に仕事で来られた時は必ず立ち寄っていたという万里という名のお店。


定番の手打ちラーメンを4つ注文します。蕎麦を食べてからそんなに経っていませんが、あっさりとしていて、麺はピロピロですので、何とか入るものです。私は一番コストの掛かっているスープまで飲み干します。それでは塩分取り過ぎ、と健康を心配して頂きます。

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次はとちぎ花センター。大きなガラス張りの温室の横を回って、花の香りが漂う花だらけの広場に入ります。端っこにある温室の入口で入場券1人400円を支払って入場。入ってすぐの胡蝶蘭の展示が圧巻、5段重ねで白から赤へと積み上げられた胡蝶蘭タワー。

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に椅子があるので、記念撮影となります。順路表示に従って室内を一周します。この時期の売りは開花時期を迎えたヒスイカズラで、これもかなりの株が一団となって、たくさん咲いています。蘭、カカオ、サボテン、水草などなど、見ごたえがあります。

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出口で居眠りをするたらい猫を起こさないように、ヒスイカズラの落ち花をもらって出ます。次は道の駅しもつけで本日のバーベキューの食材を買います。まずはいつもの外のお店で鮎の塩焼きを予約、焼き上がるまでに買い物をしますが、まだ時間があリます。


売り場に隣接されているイートインでお茶タイム、ほっと一息つきます。指定された時刻にお店に戻りますが、大きな鮎2匹がまだ焼き上がらないので、と子持ちの小鮎4匹に振り替えられた鮎をもらって、ふれあい館という温浴施設に移動します。


当初Mさんも入浴する予定でしたが、体調が良くなく切れた咳止めの薬を買いたい、とのことで別れます。I氏と私は烏の行水、階段下で缶ビールを飲みながら、Sさんが降りてくるのを待ちます。Mさんから買い物を終えて、駐車場で待機していると連絡が入ります。


4人で雀のお宿なるMさんのご実家に移動します。まずは各自の寝床の確保、布団を敷いたら、本日のメイン、バーベキューの準備です。4人なので、バーベキューを取り止め、近くのイタリアンへ行くという案もあったのですが、団体予約が入っていてNG。

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NGでなければ、〆はパスタとなって、麺が4種類となっていたのにね。用意して頂いたコンロに火を起こしますが、今回は着火剤を用意して頂いたので、とっても簡単に炭に火を点きます。そして、明るいうちに筍掘り、焼き筍用の筍を調達します。


持ち帰り用は明日の朝採るのでが、楽しくて6本も収穫、とても食べ切れない量です。うち3本を炭火を囲んで配置、上に網を置いて、シイタケ、鮎、ソーセージなどを焼き始めます。缶ビールで乾杯します。事前に準備して頂いたのらぼうのお浸しも美味しい。


バーベキュー用のマシュマロというのもあるのですね。中身がトロトロになって美味しですが、1個頂けば充分です。ビールのお代わりをして、みがき竹皮を開栓します。焼き筍は取り敢えず1個を皮を剥いて、包丁でカット。これも美味しいですが、1個で充分。


残り2個は持ち帰り用となります。牛肉を焼きますが、豚肉の味噌漬けは食べきれません。〆はMさんが用意してくれたたけのこのが一杯入ったちらし寿司。冷えて来たので、火の始末をして、屋内に移動。炬燵に入って、人形焼をあてに日本酒を飲み干します。

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いつぞやは24時を過ぎるまで四方山話をしたこともありますが、Mさんのもう寝ましょう、の一声で23時、就寝となります。携帯の行程地図を見ると、結構な距離を移動したことを実感出来ます。昔だったら一日でこんなには移動できませんなぁ。

highland

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2019年04月27日

第4回下野蕎麦紀行 2日目

「第4回下野蕎麦紀行 2日目」

朝からお土産の筍掘りに精を出し、雀のお宿を出発しました。2日目は、宇都宮方面に出かけました。狙いは、古民家蕎麦屋「そば処 石奈多」です。

下野薬師寺跡と安国寺

下野薬師寺は、7世紀末に建てられ、761年には僧の受戒のための戒壇(お坊さんになるための資格試験)が置かれていました。あとの2カ所は、奈良東大寺と福岡筑紫観世音寺だそうです。100m四方を回廊に囲まれた大きな寺院だったそうで、昭和41年に行った発掘調査が開始され、現在一部分を復元してありました。

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下野薬師寺の旧伽藍の一部に安国寺があり、本堂入り口の天井には、9メートル×1・8メートルの雲龍図が復元されてありました。約200年の歳月でほこり、汚れ、木のあくで龍であることが辛うじて判断できる程度だった物を復元したそうです。

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そば処 石奈多

宇都宮から日光街道を15分くらい進み猪倉街道を入った先に農家を改築したと思われる「そば処 石奈多」がありました。

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二八は蕎麦以外に6品もついた「蕎麦ご膳」でいただき、十割蕎麦2種を皆でシェアしました。

デザートに「そば茶プリン」が出てきましたが、これがなかなかの物でした。

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脱サラをして始めたそうですが、十割蕎麦は、昨日行った「蕎遊庵」よりもしっかりした蕎麦でした。

      十割蕎麦二種(益子産常陸秋蕎麦、福井大野在来).jpg

建物も蕎麦もとても素晴らしい蕎麦屋でしたが、今のところ栃木県南部〜茨城県北部では昨年一昨年と行った結城の「Z庵」が抜群だね、というのが皆さんの結論でした。来年はやっぱり「Z庵」だな〜

ちょうどしだれ桜が満開で、古民家とバックに春らしい暖かな幸せを感じていました。

■住所栃木県宇都宮市石那田町1101番■電話028-669-3033■営業時間午前1100〜午後400 夜は予約制のようです

栃木ロマンチック村

宇都宮の駅までMさんの車で送っていただく途中にあった「栃木ロマンチック村」にお土産を買おうということでよりました。


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ここは、46ha(東京ドーム10個分)という広大な面積を誇る大きな道の駅で農産物の販売や農作業体験などができるファミリーパークでした。となりにJAがあったので、JAが経営しているのかもしれません?

大きな駐車場は車でいっぱいで賑わっていましたが、すでに荷物は筍でいっぱいの我々は、買い物もそこそこに駐車場をあとにしました。

Mさん、たくさんの筍有り難うございました。早速筍三昧で春を毎日楽しんでおります。


posted by Mic at 09:15| 東京 ☔| Comment(2) | ⇒栃木・茨城・群馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月22日

第3回下野蕎麦紀行 1日目

金曜日は、蕎麦打ち仲間と行く栃木蕎麦紀行の第1日目、雀のお宿という隠れ宿に泊めて頂き、庭に生えてくる筍を掘るという企画、もう3年目になるのかな。締切時点での参加者は3名、車ではなくJRで行く予定でしたが、その後増え、5名になり、車となります。

その車はいつものI氏の車ではなく、川崎のHさんの車となります。Hさん、土曜日は仕事があり早帰りされるため、車となった模様。朝8時半荻窪駅集合となり、8時開店のはなまるうどん吉祥寺南口店で天ぷら1品無料のうどんを頂き、荻窪駅に向かいます。

と、ここで財布を忘れたことに気付きます。Mさん宅で掘った筍をお土産でもらうことになっており、リュックを大きなものにした際に移動するのを忘れたのです。定期券と小銭ははあるのでうどんを食べるのに支障はありませんが、旅行に行くのに財布なしはありません。

荻窪駅でスイカ機能付のクレジットカードで現金引き出しが出いないか、とATMで試行錯誤をしますが、どうやら出来ない様子。一人旅なら財布を取りに帰るしかありません。メンバーにお借り出来ることになりますが、財布を持たずに旅行に来るとは、と笑われます。

川崎から車で来るHさん、いつも荻窪駅に素直に入れたことがない、と言っていたのが、今回は素直に入れ、一番乗りだった模様。2番目に着いたのがSさん、私が3番目、荻窪駅から一番近いI氏が最後に着きますが、それとて定刻前、定刻に荻窪駅前を出発します。

外環から東北道、高速を降りて、道の駅ごかでトイレ休憩をし、一路結城のZ庵を目指します。これは昨年の栃木蕎麦紀行で立ち寄ったお店で、とても良かったので、今年も行こうとなったのですが、昨年欠席の私とHさんは初めて、かなり期待しています。

ここで今夜の宿を紹介してくれ、前日から先乗りしているMさんと待合せです。Mさんからかなり迷ってお店に着いた、という連絡が入り、お店近くに行くと、お店のある細い道の入り口で待っていてくれます。道が分かりにくいからというご配慮、ありがとうございます。

結城「Z庵」 2種もり蕎麦
 
お店に着くとまさに開店時刻11時の2分前、店前やお店の名前の由来であろうフェアレディZの写真を撮りながら、11時ちょうどにお店に入ります。席はL型カウンターとテーブルの2ヶ所で、箸セットはカウンターに4、テーブルに3が用意されていますが、カウンターを詰めて、5人で厨房を囲みます。カウンター前の腰壁上にはお酒の瓶がぎっしり、恥ずかしがり屋の店主の様子が見えないよう簾の役目をはたしているようです。蕎麦はお店のHPから予約が必要で、2種もり蕎麦が予約済です。5名中2名が運転手、お酒の注文はおろか、つまみの注文もせず、蕎麦が出てくるのを待ちます。まず、お茶が出て、蕎麦猪口上に薬味が乗って出てきます。薬味のネギの切り方が綺麗でしょう、とMさん。薬味皿にはZ庵という文字が刻まれており、器も特注、その皿に載っているネギ、多分真空切りをされているのでしょう、確かに綺麗です。そして、徳利に入れる汁は1つ1つデジタル秤で計量しながら注ぎ入れています。これもMさん曰く、60ML程度入るレードルがあれば、いちいち計量する手間が省けるので、プレゼントしようと探したそうですが、見つからなかったのだそう。そして、蕎麦茹でに入りますが、1度に茹でるのは3人前までで2回に分けて茹でるので蕎麦を出すのに時間差が出来ます、と店主からお断りが入ります。そして、水切りに時間を掛け、黒竹のざるへの盛り付けもとても丁寧、結果として、お店に入って1枚目の十割蕎麦が出て来たのは18分後、2枚目の全粒蕎麦が出て来たのが更に13分後、ととても丁寧な蕎麦茹でです。蕎麦はどちらも旨く、私が好みなのは十割蕎麦、蕎麦の香りは抜群です。ソバはご自身の畑で作ったものか契約農家から買ったもの、石取り、磨き、粒揃え、殻割り、製粉はいずれも手作業だそうで、蕎麦を茹でることにも時間を掛けているということのよう。今もレーサーをされており、レーサーも蕎麦屋も趣味の延長線上のこと、こだわるとこんな蕎麦屋が出来るということでしょう。我々が蕎麦を頂いていると、4名というお客さまがご来店、車を停める場所を聞いて、テーブル席が2席しか空いていませんのでウエィティングとなります。お支払いをしてお店を出て、ウエィティングの方々と世間話。ご近所にお住まいの方だそうで、よく来られるようです。こんな蕎麦屋は近くに1軒ほしいものです。

Z庵を出て、結城物産センターに寄る計画でしたが、高速を降りて国道4号線を北上中に気になった牡丹寺に行くことに計画変更。ここからは2台での移動、後続車が来ないのでしばらく待機。電話でやり取りすると、Z庵を南下したT字路で左右に別れた模様。

はぐれた時は原点に帰る、ということでそのT字路に戻リますが、合流出来ず。近くにある工場の名前を聞いて、グーグルの地図で検索、そこで待っていてもらって、ようやく合流。後続車をちゃんと確認せずに進んだ先頭車が良くない、ということになるのでしょう。

程なく牡丹寺に到着。それほど期待せずに駐車場に車を停め、案内看板もない中、境内に向けて歩いて行くと牡丹らしき花が見えてきます。西国四十四ヶ所巡りを意図した石標の並んだ石の道が見えてきます。いろんな色の牡丹が満開、それにも増して石道、庭が素晴らしい。
本堂も立て直したふうだし、お墓も改装しているようで、よくある苔むした墓石が見当たりません。中でもルイビトンを模した石の物入れにはびっくり。樹木の新芽の緑も鮮やかで、何より夏日となっている好天がありがたいことです。30分程の滞在で次へ移動。

メインは蕎麦屋と筍掘りですが、酒屋にも寄りたいもの。どこかいい所がないものか、と探して、水曜日の朝メンバーに候補として連絡した小山駅近くの西堀酒造へ向かいます。ネットでの酒蔵見学予約が期日間近で出来ず、I氏が電話予約をしてくれています。

駐車場に車を停め、小用を済ませ、売店で酒蔵見学セット(ヘッドカバー・靴カバー・試飲用の蛇の目・リーフレット)を購入、定刻に貸し切りの酒蔵見学がスタートとなります。案内してくれるのは時が来れば6代目となるであろう西堀酒造の御曹司のイケメン。

醸造科出身かと思いきや何と文学部出身。門を入ってすぐの瓶詰め場、英国からスレートを輸入して作った新造蔵、関東大震災でひび入った煉瓦造りの煙突に始まり、創業145年、創業当時からある木造蔵を巡ります。蒸し場に入ると日本酒のいい香りがご挨拶。
もう仕込みは終わっていますが、湯を沸かし、これから絞るための吊るし用の袋を煮沸殺菌している様子。宮水は創業当時から変わらないもので、中硬水だそうです。フィルターを3つ通して酒造用に使っているそうです。この水を汲みに来る方もいるそうです。
ここからはヘッドカバー、靴カバー着用となり、醸造蔵に入ります。そこはひんやりとしていて、琺瑯の大きな樽がズラリと並んでいます。中に冷水を通す腹巻きがしてあり、表面が結露している樽があり、中身が入っていて、貯蔵中ということのようです。
麹室、酒母室は今醸造年度の作業は終了。急な階段を登り、今醸造年度最後の発酵樽を上から覗かせてもらい、ヤブタの絞り器周りには酒の粕がそこかしこのパレットの上に山積みになっています。ということで酒造りの工程を分かりやすく丁寧に説明してくれます。
酒造りのことも気になりますが、彼女がいるのか、何故蔵に入ることになったのか、とか他に聞きたいことはあるのですが、聞くことは出来ないまま見学は終了。売店に戻って、お楽しみの試飲です。キットの蛇の目は使わず、プラカップでの試飲となります。
5名中2名が運転手、飲んで旨かったお酒を運転のお礼として買うことをお約束して、門外不出の純米吟醸から味見をします。香り、味共私の好きなお酒です。次が西堀という愛山錦を使ったお酒、これも旨い。次が同じ西堀ですが、短稈渡船という珍しい酒造好適米。

次が門外不出の純米大吟醸、これは2杯しか取れず、最後はおりがらみとなります。酸化は進んでいるはずですが、ひね感はありません。最後の日本酒は愛米魅金の純米という黄金色のお酒、後は日本酒ベースのゆず酒、うめ酒、これも悪くはありません。

試飲した3名でお礼のお酒、今夜飲むお酒を選び、清算をするとかなりの予算オーバー、自分のお土産用に買う方もいて、かなりのお買い上げとなり、西堀酒造を後にします。当代5代目のお話を聞くためにはもう一度来たいし、何よりも6代目のことが気に掛かります。

旧4号線を南下、本日2軒目の蕎麦屋わたなべさんに向かいます。店主の渡辺さんとは先日の蕎麦会でお会いして、今回エントリーしたお店。ただ経路、お腹の都合で割愛するかもしれないとしていましたが、1軒目が蕎麦だけなので寄ることになります。

野木「わたなべ」 生粉打ちせいろ・せいろ・玉子とじそば

 昼に蕎麦を食べ、夜にはバーベキューが控えていますので、ここも蕎麦のみ。生粉打ちせいろ2枚、せいろ2枚、温かいのも1つと玉子とじそばも注文します。空の蕎麦猪口を1つ頂いて、せいろをシェアします。本日の蕎麦粉は茨城桜川産の常陸秋、私は生粉打ちの方が好みです。空いた蕎麦猪口で玉子とじそばもシェア。温蕎麦も悪くはありませんが、蕎麦だけとはいえ、全てを食べきるのは至難です。11時から19時まで中休みなしの通し営業、お客さまの少ない時間帯となったため、帰り際にご主人と少しお話をし、店を後にします。

次はバーベキューの食材探しで道の駅に寄ります。まず鮎屋さんに寄り、人数分の鮎の塩焼き+1を発注。焼き上がる間に買い出しです。売り場には野菜は豊富ですが、肉類は少なく、お茶も2リットルはありません。Mさんの買い物メモを見ながら、買い進めます。

あれも食べたい、これも食べたい、とリストにないものを買い過ぎないように注意します。会計をして、もう焼けたか、と鮎屋に戻りますが、まだもう少し時間が掛かる、というので、屋外にある園芸コーナーで鉢植えの花を見ながら、時間を潰します。これもまた楽し。

鮎屋で最後の1尾が焼き上がるのを待っていると、Mさんが来て、稚鮎の唐揚げ2袋を自費て買って世間話。売れ残っていた稚鮎の唐揚げをプレゼントしてもらいます。もう店を閉める時間だったせいもあるでしょうが、巧みなMさんの話術がなせる技です。

買ったものをMさんの車に入れて、他の4人は近くの温浴施設に移動します。シニア割引があるのでここは個別払い。銭湯より安い価格で手足を伸ばして湯に浸かり、汗を流せるのは格別です。早めに上がって、1Fの売店でレモンサワーを飲みつつ、みんなを待ちます。

ここまでの支払いと残高の確認、ぴったりと合うとレモンサワーが余計に美味しくなります。I氏が出てきて、そんなのあるの? ほらあそこに。いつもは運転手ですからここで飲んだことはなかったのですね。風呂上がりの1杯を飲み終わる頃、みんなが揃います。

日が落ちる前に雀のお宿という隠れ宿に到着。宿のご主人が先程までいらしたそうで、もう少し早ければお会いしてご挨拶が出来たのにねえ。日が落ちる前に刺身用、焼き用の筍を掘り、バーベキューの準備です。火は先に着いたMさんが起こしておいてくれます。
焼くのに時間が掛かりそうな骨付きソーセージから焼き始め、ピーマン、椎茸、グリーンアスパラが並び、焼き上がっている鮎の塩焼きはそれらの上で温めます。Hさんが持ってきた家に転がっていたというシャンパーニュで乾杯します。銀杏は封筒に入れて電子レンジでチンします。
先にペンチで割っておくと弾けることはないのですが、どこにあるか分からない、とおっしゃるので弾けるタイミングが焼き上がり時です。一部はバーベキュー網上で焼こう、かとも思っていましたが、全部を電子レンジを使って焼き上げ、紙皿の上に出します。

猫が2匹、私達も混ぜて、と猫なで声を上げながらすり寄って来ますが、Mさんから餌を与えないように注意されます。つまみは筍の刺身、えぐみはありますが、これが春の恵み、えぐみを楽しみましょう。稚鮎も紙皿の上に出ていますので、公費で買えば良かったようです。
焼き筍は網上から火の横に下ろし、網上のスペースを広げます。のらぼうのお浸しはMさんのお手製。鮎の塩焼きも温まったようです。美味しいので食べたくはありますが、値段的には高価です。道の駅ではなく、スーパーであれば安く買えそうな気もします。

昼間西堀酒造で買ってきた日本酒も開栓、25年度古酒で限定12本のうちの1本で、ちびちびとやるにはいい酒です。お燗をすると燗上がりがしそうな予感がありますが、それはお預けです。ピーマン、洗っただけのそのままですがタネがないのは不思議です。

5本セットだったのが決め手で買った骨付きソーセージもいい焼き上がりです。空いたスペースにはMさんが道場横のうかいの豆腐屋さんで買ってきた油揚げ、コースでしか出ない品物を特別に分けてもらったものを焼き、ゆず味噌を付けて頂きます。これは旨い。

いつもの例会でおぼろ豆腐の代わりに買えるのなら買ってほしい1品です。椎茸、グリーンアスパラが焼き上がり、玉ねぎや長ネギを焼き、10枚入りだった豚肉の生姜焼きも焼き始めます。Mさんが買っておいてくれたビールも頂きます。珍しいビールでしたが写真がありません。

安納芋、椎茸の軸もいい焼き上がりです。管理人の奥さまが作ってくれた寿司が配られ、焼き筍も剥いて、切り分けて頂きます。これは抜群に旨い。最後の日本酒も開栓して、飲み干したのかどうかは分かりませんが、21時半頃にバーベキューは終了となったはず。

その後屋内に入っていろいろと話したであろうに、これも記憶がありません。多分電池が切れて、うたた寝モードになったのでしょう。携帯にあるのは23時半頃の写真が2枚だけ。その後敷いて頂いた布団に移動し就寝、翌朝は7時に起床、二日酔いではないようです。

highland記
posted by highland at 21:08| 東京 ☀| Comment(2) | ⇒栃木・茨城・群馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第3回下野蕎麦紀行 2日目

「第3回下野蕎麦紀行 2日目」

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前夜遅くまで飲んでしゃべりまくっていましたが、皆さん早起きで、早朝からまた筍掘りに精を出し、ちゃんと灰汁抜きを行ってから雀のお宿を出発しました。Hさんは、東京で仕事があるということで直帰され、残った4人で、真岡〜芳賀方面の観光が始まりました。

2日目は、初日以上の晴天で夏のような暑さの中、今日も楽しくわいわいと観光を行いました。

井頭公園花ちょう遊館

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今日の目標は、満開だという噂の「市貝町芝さくら公園」ですが、途中だということで、まず、「井頭公園花ちょう遊館」を訪れました。

着いたときの印象は、「建物が相当古いけど・・・・(大丈夫か?)」でしたが、中はみたこともない熱帯植物や高山植物がきちんと植えられ、珍しいちょうや鳥もいて、みんな「え〜〜、すごいねここ(@@;」と感激しました。

                  

                  

タコノキの実やソーセージノキの実など初めて見る物ばかりでした。

昔大阪の花博で見た、ヒマラヤの青いケシも咲いていました。

蕎麦 とく富

                 

温室を楽しんだところで昼食時になり、ちょっと北に上って「蕎麦 とく富」さんを訪問しました。

住宅街の中にぽつんと一軒だけの蕎麦屋さん。ちょうど開店直後の11時30分すぎに伺ったのですが, 駐車場に車がどんどん来ます。

店内に入ると、親子連れや作業服を着た人などですでに半数が埋まっていて、我々が入ってすぐ後に満席になりました。しかし、皆さんの食べているものを見ると・・・・・・カレー、カツ丼、生姜焼きなどなど、街の蕎麦屋の雰囲気に満ちています。

大丈夫か!!

我々は、鴨せいろを注文し、3人分しか鴨せいろができないということで、もう一人はマイタケせいろを注文しました。

「まあ〜機械打ちの街蕎麦が出てくるんだろうな」と思っていたら、出てきた蕎麦は、ちょっと粗く挽いた、ほしのきれいな手打ち蕎麦、「あれ、昨日の2軒目よりいいじゃない(^_^)/」。

肉厚の鴨も汁も素晴らしかったです。

今度行ったら、カツ丼セット食べたいな〜(_)☆\BAKI!

■住所栃木県宇都宮市清原5-11-27■電話028-667-4659■営業時間11:30〜14:30 17:3020:30

市貝町芝さくら公園

栃木県市貝町に日本一の面積の芝桜園があるというのを聞いて、「本当か? ひがしもこと芝桜に勝るのか?」と、大いなる疑問を持ちながら、なぜか関東平野だと思ったのに、曲がりくねった坂道を通って会場へ。

聞いたこともないところなのに、途中から車がどんどん来ます。芝桜の公園に着く前に臨時の駐車場に導かれて、なんとシャトルバスで送迎(@@;

                  

さすがに、ひがしもことのスケールまでではありませんでしたが、太田の芝桜よりはスケール大きかったです。行ったことないけど、羊山公園と比べてどうだろう?

「イルミネーションなんてLEDライトつければ、何処でもできるじゃない」とか、「菜の花、ネモフィラ、コスモス、芝桜なんて、花を植えれば何処でも観光地」なんて、日頃思っていていましたが、これだけの面積に花が咲くと、さすがになかなかの迫力でした。

                 

行きの車の中で道ばたの小さな芝桜を見て、「あっ、芝桜、芝桜」って叫んでいたTさんの印象はどうだったのかな?(_)☆\BAKI!

最後は、Mさんの車でJR宇都宮線小金井駅まで送ってもらい、たくさんの筍に重い重いといいながら、東京に帰りました。

Mさん、たくさんの筍有り難うございました。早速筍三昧で、春を毎日を楽しんでおります。(^_^)/


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2017年05月25日

2017春の下野蕎麦紀行 2日目

2日目の朝  6:30より  何やらラジオ体操をしていりメンバーか・・・
わたくしは  まだふとんの中・・・。
朝の食事は タケノコご飯、野菜ゴロゴロのポタージュ!  話題は1日目の蕎麦屋の話し。しかし蕎麦! 良くたべました!3店舗  それぞれに 良かった。
2日目はどこを回るか・・・。
以前から行きたかった蕎麦屋! 『Z庵』
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なんだか 変な蕎麦屋の名前です!
しかし 最近 気になる蕎麦屋! あまり乗り気でないメンバーもいましたが決定‼︎
その前に先ずは「天平の丘公園」で朝の腹ごなし・・・。広〜い公園!八重桜が満開! この辺 古墳?が多い? 車窓から時々 飯盛り山みたいなこんもりした・・・ 古墳らしきものがあちこちに見える!。
さて 蕎麦屋『Z庵』店構え? 普通の住宅!入り口は居間のベランダ!
我々5名 一番乗り、カウンター独占!
十割・全粒の二種もり  注文
十割=自家栽培した常陸秋蕎麦のそば殻を剥いてから 粗めに手碾きした十割蕎麦
全粒=殻ごと碾きぐるみにした割粉二割の外二蕎麦
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蕎麦 実にうまかった!大満足!
蕎麦についてのこだわりは ハンパではない。
薬味  薬味のネギ  芯を抜き 水でさらした 白ネギと おろし立ての生本ワサビ
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蕎麦の水切り!徹底した水切り!ザルをナナメにして ジーッと待つ!  そんなにまでして…と思うほどの水切り!
ビックリです。
次に向かったのが 醤油の蔵元、そして結城と言えば 絹織物! 

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染織資料館 見学、その後 資料館経営コーヒー屋で休憩及び2日間の精算!そして解散。
わたくしあは結城の駅まで 送ってもらい 宇都宮線で帰路に着く。
I さま M さま 2日間車の運転ありがとうございました。      興味津々より
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2017年05月01日

2017 石臼の会・栃木春の蕎麦紀行(その第1日目)

石臼の会では昨年に続き第2回目の栃木春の蕎麦紀行が企画され5人で出かけました。
当日は爽やかな天気に恵まれ楽しい旅が予想されました。
<参加者> M先生(ドライバ−)・Oさん・・JR宇都宮線小金井駅前10時集合
      Micさん(ドライバ−)・Sさん・シリウス・・JR荻窪駅8時50分集合
<日程と行程>
 4月21日[金]
 11時 栃木市出流町・四季の郷そば処さとや
   注文した蕎麦。@生粉打ち(5合そば)2〜3人前。
          A季節の変りそば・さくら蕎麦・・細くこしがあって旨かった。
          B天ぷら、季節の山菜・・・タラの芽・うど・こごみ。せり
               揚げたての春の山菜はさすがに美味しかった。
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      店主曰く、北海道の蕎麦粉は味に個性が無いのでうちでは地場のものを使っているとのこと。(11:50)
 12時  出流山・満願寺・・・山門・不動明王・本堂にお参り。観音様を中心とした手打ちそばの郷・そば街道が成立。 (12:45)
  13時 元祖手打ちそば・いづるや 
      注文した蕎麦。@5合せいろ(井戸水寒晒しそば)地場・仙波地区のそば粉。
               皮が入ったそば、香りが豊かで旨かった。
            Aどじょうの天ぷら・・珍味さっぱりした素朴な味でした。
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    店主曰く何故そばが旨いか。皮が入るとそば粉との間に空気も入り香りが生きて柔らかくなるからとの事。また当店は、当初製粉所だったが裕福な紳士がこの辺りに狩猟にきて山鳥や動物の肉を自分達で捌いて持込み、食事を求められそばを提供したのがきっかけで以来蕎麦屋を開く事になったとの事。(13:30)
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  13時50分 道の駅・清流の郷かすお・・ジェラートが名物、自家製アイスクリーム・
                   バニラが新鮮で美味しかったです。(14: 20)
 15時  鹿沼市 玄そば文石庵
  注文した蕎麦 @日光東照宮寒晒しそばに野菜ニラをトッピング。
                 A変りそばニラそばにニラをトッピング.(やや緑色したそば)
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     それぞれニラを生かした美味しいお蕎麦でした。(15:40)
  16時10分 道の駅・しもつけ・・・夕食バーベキュー用および朝食用食料調達。
 16時30分 「山王山ふれあい館」入浴後 宿泊施設・雀のお宿に向かう。
 18時    雀のお宿の庭の筍を掘り、早速若く柔らかい筍刺身や焼き筍の料理を頂きこれまでに味わった事のない旨さに感動させられました。      
  
 <この春の蕎麦紀行(1日目)の感想の>
筍掘りは初体験で堀立ての筍刺身や焼き筍は甘くてその美味しさに感動しました。
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蕎麦屋さんの各ご亭主のご意見に興味を引かれると同時に、各蕎麦屋さんの個性ある美味しいそばの味に舌鼓を打ちました。
栃木はニラの名産地だけに戦中・戦後の食糧不足時はそばにニラを入れて量を増やし食事の糧とした技が今は旨いそば料理に生かされている事を知り感心しました。
夕食バーベキューの後はそば前も入り深夜1時半まで久しぶりに皆で楽しく歓談し、交流を深めることが出来ました。
このように有意義な春の紀行が実現出来ましたのも旅の企画、宿の手配・準備、車の提供・運転、会計など皆さんの献身的な努力の賜物と感謝しつつ拙筆を置かせて頂きます。拝。
                                  シリウス・記
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2016年11月23日

2016 石臼の会・栃木秋のそば紀行


石臼の会では第9回目となる恒例の秋そば紀行として、今年は初めて栃木を選び一泊の旅に出掛けました。当日は爽やかな秋晴れで天気にも恵まれ感謝です。




<参加者>


M先生、chomoyanさん、Micさん、highlandさん、笑門来福さん、シリウス







行 程


116日(日)


810分 登戸駅にてchomoyanさん車にシリウス便乗して出発
852分 荻窪駅に待機のMichighland両氏と合流出発

                


1015分 佐野SAにて休憩。耳うどん購入


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highland:

ほら、美味しそうでしょ。夕食で食べましょう。

こういうものは、買える時に買っておかないとね



ソバ粉栃木.jpg

笑門来福:

その頃、私はM先生の車で栃木某店舗に寄って、夕食用食材(キノコ類)の買い足しのお供。ラッキーにもそこで27年度産ですが、栃木産ソバ粉をゲット。周辺でも、ちょうど花を付けているソバ畑を見ました。








1120分 美濃里庵着。


M先生車に便乗の笑門来福さん達、お二人と合流。


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笑門来福:

春にも皆さんがお邪魔した宇都宮「美濃里庵」。お店の前の駐車スペースがいっぱいの場合、お隣の施設の駐車場が利用できるようで、我々の2台目(M先生の車)はそちらへ誘導いただきました。春にはなかった外待ちのベンチが軒下に並んでいますし、他県ナンバーが並んでとても繁盛しているようです。11時半開店の1巡目に入れてラッキーでした。




1130分 開店の美濃里庵でそばの試食。

                  粗挽き蕎麦(白・黒)各々吟味。


安國さんみのり庵.JPG


highland:

注文したものは、粗挽き蕎麦(白)2枚・(黒)2枚・かき揚げ2つ(美濃里セットを解体)、つけ汁1枚(温かい汁)、蕎麦掻きです。十割は平日限定で頼めませんでした。




安國さんみのり庵DSC06498.JPG


笑門来福:

「シェアして食べる場合は、セットにできません。」との事で、セット解体で単品扱いになったんですね。来る料理の種類は同じとは思いますが、蕎麦とかき揚げの量にどれほどの差がつくのかは、未検証。


蕎麦掻きの人には蕎麦猪口が付かないので、空になった湯呑に蕎麦汁を入れて、皆で仲良くシェア。お店にとって、多種類を少しずつ取り分けて食べたいお客って、迷惑で困ったお客でしょう。ごめんなさい。




美濃里庵

■住所栃木県宇都宮市松田新田町111-4■電話028-680-4180■営業時間11:30〜お蕎麦が無くなり次第終了■定休日




1230分 出発



                        


当初、「宇都宮餃子祭り2016に寄ろうかとも計画していましたが、変更して酒蔵巡り。







1軒目の酒蔵

1245分 富川酒造


笑門来福:

大正2年創業。「富美川」「忠愛」の銘柄を、越後杜氏の流れをくんで、富川栄子社長 次女真梨子さん 夫の智也さんが醸す。平成26度第103回全国新酒鑑評会で金賞、27年度も入賞したそうです。



富川酒造試飲.jpg


5種類を試飲させてもらいました。

こちらの蔵は、原料米にこだわっており、(左から赤磐雄町 純米大吟醸「富美川」/出羽燦々 純米吟醸「富美川」/美山錦 純米吟醸「「富美川」/無濾過生原酒 しぼりたて「富美川」/本醸造「忠愛」)深みと厚みのある香り高い酒で、どれもとっても美味しくて、この日の夕食用と自宅お土産に 数種類の「富美川」をズッシリと買いました。


富川栄子社長と思われる方に、綺麗に咲いていた花の名前を聞いたら、なんとお花をドッサリと分けてくださいました。その穏やかで優しい心遣いに感激しました。酒質に人柄がでるんでしょうか。こちらのお酒の熱心なリピーターになってしまいそうです。



富川酒造

■住所栃木県栃木県矢板市大槻998■電話0287-48-1510









2軒目の酒蔵

1235分 仙禽(せんきん)に寄るも休日・休憩


安國さん酒蔵DSC06500.JPG


仙禽

■住所栃木県さくら市馬場106■電話028-681-0011





                                






1530分 道の駅しもつけにて買い物。


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Mic

「宇都宮餃子祭り2016に行かなかったからという訳でもありませんが、沢山の種類の「餃子」が並ぶ道の駅で、店を吟味して夕食用「餃子」大箱を購入しました。それから美味しそうな鮎の塩焼きも人数分買いましたよ。


蔵がお休みで買えなかった仙禽(せんきん)の「霧降」純米大吟醸無濾過生原酒も、夕食用です。この春の栃木蕎麦紀行でも夕食に並んだ酒です。






その後、山王山ふれあい館(温泉入浴)へ。

気持ち良かった!


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1650分 この春の栃木蕎麦紀行でも泊めて頂きました1日1組・非公開 10年以上のお友達のみ宿泊可能「竹藪のある雀のお宿」に到着。





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バーべキューに感動!



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DSC09960.JPG耳うどん入り熱々お汁.jpg




117日(月)


910分 「竹藪のある雀のお宿」出発


                            


M先生:どうやら困ったナビさんに騙されましたね。


homoyan:山道の運転は大好きだから良いんですけどね・・・帰りは平坦な道を行きましょう。





1120


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坂東三十三観音第十七番札所 真言宗智山派 出流山満願寺



満願寺蕎麦屋の文字.jpg


1145分 出発






1150分 出流蕎麦「さとや」 着



笑門来福:

門前の「さとや」さん。暖簾をくぐるとすぐ数種類の大きな木鉢がドン!ドン!と置いてあった。その内の1個は見覚えのある逆円錐の形で、あの「蕎遊庵」根本忠明さんの鉢とそっくり。大きな木鉢を、打つ分量でなく、鉢の形状とソバの素材の組み合わせで使い分けると言う。打ち台の方を見れば、例のエンボス麺棒もあるし、細工の駒板も、包丁だって。これらは、根本さん指導のもと店主さんが作ったものだそうだ。(お店のHPにこれらの詳細が載っている。)



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更には、片倉系列の超有名人達が並んで写る写真も。

キリリとした清潔感ある店内といい、よく気が付いて親切な厨房の方々・花番さんといい、とても居心地が良い。




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生粉打ち、ゆず切り、せいろ、鴨せいろ×2、かけ。どれも細打ちで角の立った、良い蕎麦だ。辛汁・甘汁、それぞれにバランス良く とても洗練されている。雑味がないこれらの汁には、根本式水出し出汁抽出装置を使っているそうだ。



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四季折々の変わり蕎麦、生粉打ちや地元産の寒ざらしまで扱う。マニアックな蕎麦好きも、普段使いの地元客も喜んで通うお店のよう。


接客に余裕のある?観光客の少ない月曜日ということもあったのか、店主さんらが見知らぬ客を見極めて、わざわざ声を掛けてくださり、ゆったりと蕎麦談義くださった。蕎麦道具の事も、とてもとても勉強になった。ご店主は、あの「蕎遊庵」根本忠明さんとは高校の同級生で、息子さん達や厨房の方々も彼の弟子のようなもので、何人もいる打ち手皆がそれぞれ自分の蕎麦を楽しく探究し研鑽しているとの事。どうりで、のんびりほのぼのした店内の空気感なのに、なにやら背筋が伸びるようなキリリとした蕎麦!なんだぁ…素敵!

ごちそうさまでした。


さとや

■住所栃木県栃木市出流町179■電話0282-31-0919■営業時間11:00 17:00■定休日火(祝日の場合は営業)■専用駐車場18 / 大型バス可■アクセス東北自動車道栃木ICより車で20分。栃木駅より栃木市生活バス利用で40分。


店のHP










1250分 出発 途中公園にて冬の桜を鑑賞




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1400分 蔵の街着。蔵の街並み、山車会館など見学       




安國さん蔵の街DSC06512.JPG


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1600  M先生、笑門来福さんとお別れし東北道へ。

1900  荻窪にてMichighland両氏とお別れし帰宅へ。
2000分 自宅まで送って頂く。chomoyanさんに感謝。





感 想


今回の旅で印象に残ったこと。


  1. 美濃里庵のそばのそれぞれの味、喉こし、旨さの違い。
  2. 噂通りワイルドバーべキューに感動!highland料理人に感謝
  3. 蔵の街並みは期待通り素晴らしかった。
  4. 山車会館では祭りに備え山車の整備中で見学休止中にも関わらず傍で見学させて頂いたこと。栃木人の人情味と優しさに触れる思いを知らされた。
  5. 夕食後に6人が楽しく歓談出来たこと。午前1時までも。
  6. 今年実現出来たのも旅の企画、宿の手配、車の提供運転、会計etc皆さんの献身的な奇特の賜物と感謝。





〜 シリウス 〜


青字は参加者のつぶやき











posted by 石臼の会会員 at 01:10| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ⇒栃木・茨城・群馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月04日

2016春 下野蕎麦紀行 そのB

2日目朝、散歩です。
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日の出には間に合いませんでしたが…

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「竹藪のある雀のお宿」全景

起きぬけに筍掘り、短時間に20本近く掘り上げます。
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そのうち1本は朝食にそのままスライスしていただきました。
その香りとサクサクの食感!日本の春!
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至福のひと時ののち2日目の旅のスタートです。
まずは益子焼窯元共販センターへ。
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平日の午前中ということもありお客さんはまばらで静かな中、
普段使いのお皿や茶碗をゆっくりと見て回りました。
29日からは陶器市が始まるそうで、毎年大盛況だそうです。
「嵐の前の静けさですよ」とお店のお兄さんが笑っていました。
葡萄柄のたっぷりとしたマグカップ購入しました。
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益子町「炉庵」
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ゆったりした店構えの想像より大きな店です。
芸能人の色紙がけっこうな数、貼ってあります。
皆でシェア方式ではなく各自1品を注文しました。

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天ぷらそば


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とろろそば

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かも汁そば

蕎麦は細すぎず太すぎず、なめらかでのど越しが良いです。
香りもしっかりとあり、美味しくいただきました。
盛りの量が多めで、地元の方が仕事の合間に訪れ、お昼ごはんとして
満足できるよう考えられているようです。

他にそばすいとんを注文し皆で分け合いました。
そばすいとんは一見鍋焼きうどんのような見た目で、卵野菜お肉が
たっぷりの中に蕎麦団子がこれでもかと入っています。
すいとんは柔らかめの蕎麦掻きという感じ。

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そばすいとん

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中に入っているそばすいとんは餃子のよう

すべて美味しく平らげ、お腹いっぱいでお店を出ました。

栃木県芳賀郡益子町益子3580-2
益子のそば 炉庵(ろあん)
TEL 0285−70−1068
Fax 0285−70−1069
営業時間 AM11:00〜PM8:00
定休日 不定休

3か所目は酒蔵訪問です。
辻善兵衛商店に到着しました。
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こちらでは、若きご当主辻寛之氏が自ら案内して下さいました。
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この地域では酒造りに携わる若者たちが切磋琢磨し、技術を高め、
「下野杜氏」という独自の杜氏集団を形成されているそうです。
これは厳しい試験を経て認定されるそうで、辻さんも平成19年に
「下野杜氏」となられたそうです。
優しい笑顔で丁寧に工程を説明して下さいました。
作業場の中も「いいんですか?」と思うほどどんどん入れてくださり、
一つひとつ熱心に丁寧にお話し下さる様子からは酒造りへの熱意が
感じられました。
若い感性で新しい酒作りにも取り組んでおられ、「プレミアムS」と
いうお酒は雑誌にも取り上げられていました。
ラベルもとってもお洒落で試飲した皆さん口々に「おいしい」と
言われ、皆でこれを購入しました。
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御味見してみたい方、次回八王子に持参しますので是非!!

chomoyan
■■続きを読む■■
posted by highland at 08:06| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | ⇒栃木・茨城・群馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016春 下野蕎麦紀行 そのA

蕎麦屋2軒を回り、今夜の夕食であるバーベキューの酒、肴を道の駅「しもつけ」で購入します。

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道の駅「しもつけ」

買い物を終え、「竹藪のある雀のお宿」を目指しますが、その前にお風呂に入ります。
宿にもお風呂はあるのですが、小さいのでこちらで、というアドバイスを頂きます。

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下野市ふれあい館(60歳以上は割引料金があったのに…)

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風呂上がりにはこの1杯でしょ!

そして、謎多き「竹藪のある雀のお宿」に到着。場所の目星は付いていましたが…。
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掃き清められたアプローチ


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そして冠木門まであります 車で入っていいの?

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中では既にバーベキューの準備が…。


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庭の竹林には筍がそこかしこ!


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ほら、しっかりと掘るのよ

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掘ったらすぐ調理、焼き筍だ!

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もちろんお肉もありますよ

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お酒も、ほらね

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楽しい夜はまたたく間に耽けてゆきます

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屋内に戻って、今度は筍ご飯

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そして、コーヒーミル挽きの超粗挽き蕎麦掻きまで

他にもご紹介したい写真があるのですが、1日1組、非公開、
10年以上のお友達のみ、こんなお宿があったんですね。


highland
posted by highland at 07:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ⇒栃木・茨城・群馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016春 下野蕎麦紀行 その@

今回の宿泊先で蕎麦を打って夕食で食べる   という事で旅行が計画されていきました。
宿泊先は、謎一杯の「竹藪のある雀のお宿」。
蕎麦打ち道具一式 車に積み込み 準備万端・・・しかし旅行が近づくにつれ 参加者が減り
車を減らし  蕎麦打ち道具一式は 持ち込めなくなる。

1軒目の蕎麦屋さんは、小山「愉庵」

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十割 生粉打ち田舎そば・二八そば・かけそば・桜えびを注文!

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十割そば(玄)常陸秋そば 茨城県桜川市(旧大和村)


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二八そば(玄・抜き)常陸秋そば

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かけそば

昨年オープン、開店時 あるいはそれ以前のお店では  生粉打ちそば だけで こだわりのそばを打ってました。 しかし お客様、地域の要望か?二八そばも打つようになった、と・・・
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桜えびのかき揚げ

桜えびのかき揚げは 美味しかった‼︎

小山 蕎麦専門店「愉庵」
栃木県小山市駅南町 3-29-30
080-4097-8800
定休日 : 月曜日・第3火曜日
オープン   2015/11/25

2軒目のお店は、宇都宮「美濃里庵」

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ここは開店以前からのそば仲間のお店、
「美濃里庵 手伝い隊」として仲間とともに・・・開店前日  仲間数人泊まり込みで前夜祭!  自分 超超粗挽きを仲間に披露!    
さて  古民家蕎麦屋  蕎麦は2種類
十割生粉打ちではないが 黒と白とよばれる もりそば  蕎麦掻きを注文。

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もりそば   黒

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もりそば   白

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そばがき

蕎麦にうるさいメンバー!蕎麦の味・香り・のど越し  ともに満足! わたくし  わざわざ連れて来たか甲斐がありました。

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駐車場横の溜池に映る羽黒山

古民家蕎麦屋「美濃里庵」
栃木県松田新田111-4
028-680-4180
11:00〜約16:00(そばが無くなるまで)
定休日 : 月曜日

      ちなみに   奥様の実家は蕎麦屋
      宇都宮の「栗林」りつりん


〜 興味津々 〜
posted by highland at 06:59| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ⇒栃木・茨城・群馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月29日

日光蕎麦紀行2014

10月のとある日曜日は友人5人と行く日光蕎麦紀行。以前下田のホテルに行った時、同じ系列で日光がいい、との情報を得て、まずはホテルの様子見、コースはその後です。ホテルの会員権を持っているSさんを誘い、日にちを決めて、クルマを持っている方をメインに募集。その車に応じて参加可能人数が確定します。


当初はO氏の普通車で4名だったのですが、K氏のワゴン車になり6名となります。東京駅丸ノ内南口KITTE前に8時50分集合、15分前には誰もいなかったのにみるみる湧いてきます。定刻9時前に出発。前に男性が2名、真ん中に女性が3名、後に男性が1名。後1名は大丈夫です。全員が60歳以上、素晴らしい。


首都高から東北道に入り、佐野SAで小休止、渋滞もなく、一路矢板を目指します。日程を日・月もしくは金・土に設定するのはこれなんです。話をしていれば、渋滞も楽しからずやなのですが、ないに越したことはありません。下道に降りて、1軒目のお店に見事開店前に到着し、店前で開店を待ちます。
 




那須塩原「粗挽き十割蕎麦 胡桃亭」


胡桃亭そばがき.jpg



詳細は、ブログ内

那須塩原「粗挽き十割蕎麦 胡桃亭」記事へ


■住所栃木県那須塩原市一区町131-18■電話0287-37-7575■営業時間11:3015:00/17:0020:00(※1900以降はなくなり次第終了)■定休日■アクセス東北本線野崎駅よりタクシーで5分。歩く場合20〜30分程度■駐車場10

   次項有お店のHP








萬寿ビールゆばもね

お店を出て、下道を通って日光方面へ向かいます。道の駅しおやに立ち寄り、宿での二次会用のつまみを物色するのですが、目ぼしいものがなく、漬け物2種類を購入。日光と言えば湯葉ということで、携帯の地図を検索、日光ゆば製造なるお店を発見。そこここにあるソバ畑を横目に、お店に到着。

生ゆばに加えてよせゆばという新商品を試食。



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よせゆばは濃厚な豆腐、チーズに近い感じで、即購入。日光街道の杉並木をちょこっと通り、今度は酒の調達、スーパーが良かろうと見つけたのですが、駐車場がなく断念。と、道路左側に「地酒」の貼り紙を発見。それがなければ酒屋と分からない風情のお店。

通り過てUターン。ハズレか、と思いきや、これがあるある、酒が萬寿に碧寿、裏霞、越乃寒梅、国権、焼酎は明るい農村、農村の嫁等々。栃木県の地酒があれば、と思っていたのにこのラインナップは意外。かなり迷って、萬寿とビール12本をお買上。ビールは定価ですから、萬寿も定価なのでしょう。奮発せにゃあ!

これは二次会が楽しみです。宿に行くにはちと早い、と霧降の滝を見学します。整備された道を歩くこと数分、滝の落ちる音が大きくなり、観瀑台に到着。紅葉は今一歩ですが、水量は豊富、いい眺めです。記念写真を撮り、もと来た道を帰ります。あれ、これが今回初めての運動になるのかな。

しばらく霧降高原をドライブして、宿を目指すことに。携帯の地図だとショートカット出来る道があるのですが、柵で仕切られています。仕方なく少し下って、順路看板に従って到着。ここも良さそう。萬寿、ビールは裸で、という訳に行かず、私のリュックに無理矢理押し込みます。これが結構な重さです。


  

   🍺 🍺 🍺 🍺 🍺 🍺 🍺 🍺 🍺 🍺 🍺 🍺 








お泊りはホテルジャパン日光

Sさんがチェックイン手続きをして、無事横並びの2部屋に到着。酒、ビール、よせゆばはすぐ冷蔵庫に投入。部屋からの眺めは木があって今一歩。しばし休憩して浴衣に着替えてさあお風呂へ。大風呂と露天風呂が4つ、ちゃぽんと浸かって、部屋でビールを頂きます。これが一番。夕食の時間となり、食堂へ移動。

ここで一旦浴衣を脱ぎます。食堂は浴衣NGというのがしきたり、これはちょっと残念。まずはビールを、地ビールである日光路麦酒を頂きます。瓶のラベルには日光山系天然水仕込みとありますが、製造所が千葉県となっています。ということは日光の水をわざわざ千葉まで運んでいるということなのでしょう。

5種の前菜に始まり、お造り、湯葉春巻、岩魚の甘酢餡掛け、牛乳鍋、栗ご飯を香の物、デザート、といろんなものがゆったりとしたペースで配膳され、日本酒に切り替えて、お酒が進むことになります。二次会では萬寿が待ってますから少し控えましょう、ということなのですが、そういう訳には行きませんよね。

部屋に戻ると布団が敷かれており、真ん中のを横にし、端を折って、会場作り。湯飲みを用意し、冷蔵庫から萬寿を引き出し、よせゆばの封を切り、ナイフで賽の目切り。ああ醤油を持ってくれば良かった、あっ、蕎麦屋さんで残った塩を持ってきた、何と用意周到なこと。久しぶりの萬寿ですが、くいくい行けちゃいます。

これは危ない酒です。男3人で飲むことしばし、女性陣の登場です。ここから四方山話になります。余ったら運転手さんのお土産にしようと思っていたのですが、飲み干す勢い。さすがに24時を向かえて解散となります。寝る前にちゃぷんとひとっ風呂、そして就寝。いびきに悩まされることもなく熟睡。

朝目覚めると、もう日が昇っています。日の出の写真は諦めて、ひとっ風呂浴びて、朝の散歩に出掛けます。この辺りの紅葉も今一歩ですが、空気は澄んでいてとても気持ちがいい。携帯の地図を見つつ、昨夕迷った道周辺を確認。やはりゲートがあります。開いていればショートカット出来たものを。

鉄筋コンクリートのホテルだけでなく、木造のロッジもあり、ここならペット同伴OKなんですって。体育館、テニスコート、キャンプファイア可能そうな広場等もあり、合宿も出来ます。ぐるりと一周して、部屋に戻ると一人はまだ寝ているし、一人は風呂に行った模様。朝のニュースを見つつ待機。

8時になり、朝の連ドラが始まる頃、女性群より朝の食事へのお誘い。テレビを消して食堂へ。朝はビュッフェ、食べたいものを各自で取ります。生卵、納豆がないんですね。ご飯、味噌汁は人がいてよそってくれます。和食を一通り頂いて、パンでコーヒーを飲み、フルーツ2種を頂き、牛乳で〆て、朝食は終了。








紅葉日光を巡る


フロントで宿代の清算、ちょっと飲みすぎたようで、今回の旅費の半分以上を支出、追加なしで足りるかどうか心配。天気は薄曇り、雨が降るよりましでしょう。いろは坂を登って、中禅寺湖を目指しますが、そこそこの渋滞です。華厳の滝をパスして、中禅寺湖に着き、日光金谷ホテル周辺の盛りの紅葉を窓越しに眺めます。



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戦場が原
を通り過ぎる頃には渋滞もほぼ解消、快適なドライブで、関東道の駅アワードNo.1に選ばれた川場田園プラザに到着。月曜日だというのにたくさんの車が停まっており人気の程が分かります。朝のバイキングでそこそこ食べていて、蕎麦屋さんも控えているので、ちょこっとピザでも頂くことにします。

ピザ屋さんにも行列が出来ており、焼けるまで15分は掛かる、と言われ、その間にお土産を買うことにし、一旦散会。その頃から雨が降りだします。私はビール友達に川場ビールという地ビール2本を購入。会社にもと考えますが、帯に短し襷に長し、時間が足りず断念、ピザ屋さんに戻ります。



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ピザと飲み物を受け取って、近くにある空いたテーブルを探しますが空席はなし。車の中で食べるしかないか、と戻る途中、ちょうど雨が上がってくれ、パン工房前のテラスでベンチの水滴をディッシュで拭って着席。買い物で遅れている2人に電話して、場所を知らせ、全員集合して、ピザを頂きます。

とまた、雨が降ってきて、早々に車に戻ります。一瞬でも雨が止んでくれたのはラッキーでした。ここから、高速に乗り、今回2軒目の蕎麦屋「浅川」さんへ向かいます。到着予定時刻が見えたら連絡するとお伝えしてあり、渋滞がなければ14時頃になる旨メールし、お気をつけて、の返信を受信します。

到着は予定通りの14時、携帯の地図の予測は大したものです。当初は、お昼の営業中に着けないと思い、それでもどうしても行きたいので、中休みでも対応して頂けるようお願いしていたので、営業時間内に着くことが出来て、ほっとします。皆さんの了解を得て、萬寿の飲み残しとよせゆばの食べ残しをお土産にします。









群馬前橋「手打ちそば 浅川」



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詳細は、ブログ内

群馬前橋「手打ちそば 浅川」記事へ


■住所群馬県前橋市日吉町3-41-12■電話027-231-7294■営業時間11151430/[月・木〜日]18002100L.O.2030)■定休日水■アクセス上毛電鉄上毛線 城東駅 徒歩18/三俣駅 徒歩18








お店の支払いを済ませ、充分お礼を言って、15時頃出発します。後の出費は高速代とガソリン代ですが、残金が6700円余り。関越道から外環、首都高を経由し、谷原のガソリンスタンドで給油、ああやっぱり足りません。取り合えず支払いはK氏にお願いして、追加で1人当り1000円を徴収します。

残金が計算上1271円、でも現金が1270円。1円合いませんが、皆さまにご了承頂き、全額をK氏にお渡しして、財布をSさんにお返しし、集合した東京駅で18時過ぎに解散となります。雨は降りましたが、天候にも恵まれ、楽しい旅となりました。それに早めに解散することが出来たのも良かった、良かった。

みんなと分かれ、三鷹駅到着は19時前、なら南口のクラフトビール屋さんにお土産渡しがてら寄りましょう。お店にいたお客さんにも味わって頂きますが、残念ながら2本とも外れ。口直しにお店の美味しいクラフトビールを頂き、21時前に無事家に着きました。皆さま、長々とありがとうございました!


〜 highland 〜




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前橋「手打ちそば 浅川」

メニューを見ながら、何を食べようか、と検討していると、奥さまがお品書きを手渡してくれます。


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えっ、コースになるのかな、と思って見ると、蕎麦のお品書き、それも7種類。昼は控えめにしたものの2時間しか経っておらず、まず蕎麦から頂き、余裕があったら気になるつまみを頂くことにします。


汁が2種類出され、


金砂郷そばがブレンドの1割5分、No.1畑の十割、なつみの十割の3種類、



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満天せいろ(二八)も本日打ち、熟成2日、熟成9日の3種類、


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深山田舎(北早稲、甘皮入り、十割)


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が3つの山に分けて盛られて2枚ずつ出てきます。一人一山ずつ食べると七山、三山でもり一枚と考えれば二枚少々、お腹の膨れるはずです。どれもこれも味わい深く、ホント旨い蕎麦です。


蕎麦湯を頂けば、もうお腹は一杯。なのに、蕎麦前ならぬ蕎麦後になるお酒が欲しいという要望が出ます。K氏には申し訳ないことですが、お猪口を5つ頂いて、群馬の酒がいいをということで、流輝の若水と山田錦を1合ずつ頂き、飲み比べます。



 


と、やっぱりつまみが欲しくなり、野沢菜の矢沢煮を出してもらいます。



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と今度はお酒が足りなくなり、日高見を1合追加、と相成ります。蕎麦屋さんですから蕎麦を頂くのは当たり前ですが、こんなにバラエティーに富んだ蕎麦を頂けるとは予想外、ありがたいことです。

もっと近くで、出来れば東京に欲しい蕎麦屋さんです。



〜 highland 〜




■住所群馬県前橋市日吉町3-41-12■電話027-231-7294■営業時間11151430/18002100L.O.2030■定休日水・火午後■アクセス上毛電鉄上毛線 城東駅 徒歩18/三俣駅 徒歩18












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2014年10月28日

那須塩原「粗挽き十割蕎麦 胡桃亭」

ひさびさの「胡桃亭」です。今回の「日光蕎麦紀行」日光方面に行くなら、少し塩原方面に足を延ばして「胡桃亭」まで行こう・・・という事になり朝一番、開店時に並ぶから(1130開店)・・・という事で東京から車をとばした。

必ず頼むのが「出汁巻き玉子」と「蕎麦がき」 特別に注文しておいた。

お店には早めに到着、店の前でしばし待つ・・・ 他のお客さまも続々と集まって来てる。
お店の方が暖簾をかかげ「どうぞ〜」と・・・そして、いの一番で店内へ、御影石のテーブルに我々一同着席!。他のお客様も続々と店の中へ、他のテーブル席へ・・・  テーブル席は、あっという間にうまってしまった。

しばらくすると 頼んでおいた「出汁巻き玉子」が運ばれて来た、これがまた美味しいんです!!




胡桃亭卵焼き.JPG

焼きあと 焼きむらも無く そして出汁がじわ〜っと・・・ホントに綺麗な「出汁巻き玉子」です。なん層にも綺麗に巻かれて  とにかく  凄い「いい仕事してますね〜」の一言。こんな「出汁巻き玉子焼き」自分で焼けたらな〜 と思う(練習しなければ・・・)







続いて「蕎麦がき」


胡桃亭そばがき.jpg 


ザクザクの粗挽きで作られており、そして  ふわっふわっ です。  まるで空気が入っているような・・・、  蕎麦の香り、  風味、  味などを 噛み締めながら・・・ 箸で一口大に切り 少しずつ  いただく、うまい、凄い、しあわせ〜・・・。


さて  蕎麦を注文!メニューで気になる「鴨おろし蕎麦」を注文するが・・・ 
時間がかかるとの事、どのくらい?「そうですねえ、みなさんが おそばを 食べ終ったころ  お出し出来るかと・・・」  との事。
しかた無く「鴨汁せいろ」に決定!!!



胡桃亭鴨汁そば.jpg



鴨肉と鴨肉のつみれ団子が入った鴨汁、せいろ蕎麦はホシの入った きれいな粗挽き蕎麦!!

以前 ご主人にどのくらいのそば粉で打つのか聞いた事があります。
実際にそば粉見せてもらい  手で握った事があり、ザラザラです!! すごい粗挽きです!! よくこんな粗挽きの粉が  そばになるな〜  と・・・  驚きでした。

ほかは  温かい秋冬季限定「きのこ蕎麦」「揚げ豆腐そば」「せいろそば」  などを注文。


胡桃亭揚げ豆腐そば.JPG

 

 

胡桃亭そば (2).JPG



今回も 美味しいお蕎麦 堪能できました。

ご馳走さまでした。       



〜 興味津々 〜




■住所栃木県那須塩原市一区町131-18■電話0287-37-7575■営業時間11:3015:00/17:0020:00(※1900以降はなくなり次第終了)■定休日■アクセス東北本線野崎駅よりタクシーで5分。歩く場合20〜30分程度■駐車場10


   次項有のHP






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2012年11月25日

奥久慈紀行・企画実施報告


 石臼の会では毎年秋に信州戸隠・菅平方面に美味いそばを求めて旅する「そば紀行」を実施して参りました。しかし今年からは、これまでお世話を頂いてきた中川さんのご事情もあり宿泊施設を変更せざるを得なくなりました。


 

そこで新たな「そば紀行」先として、次の訪問をメインテーマとして北茨城・奥久慈を企画いたしました。


@   まず、是非にと決めたのが奥久慈にある粗挽きの「色蕎茶遊荘・慈久庵」

A   予てから憧れの金砂郷そばと、「常陸秋そばフェスティバル」

B   町田から奥久慈に移住された石臼の会仲間「奥久慈山荘・宵待庵」を訪ねること。


      


 

昨年秋のこと、かねてから家内の希望だった奥久慈「袋田の瀧」を訪ねた折、途上にある「慈久庵」に立ち寄って食した、焼畑、石臼、粗挽きの美味いそばに出会って感動したものです。奇しくもそのそばは東京・荻窪「本むら庵」のものと透明感、口当たり、その香りといい、そっくりに思えました。後で知った事ですが、それもその筈、庵主の小川さまは「本むら庵」で修行されて世に出られたとの事、今もそのまま石臼、粗挽きそばを踏襲されていることを知った時、ご指導頂いたこともある往時の「本むら庵」小張庵主を彷彿し、懐かしさと嬉しさが込み上げてきたものです。


慈久庵2.JPG

地ネギ天せいろ8.jpg

小川店主と4.jpg


その時の宿は小川庵主にご紹介いただき、「竜神吊大橋」の傍の「竜っちゃんの湯」でゆっくり温泉に浸かったものです。この記事を後に石臼の会・ブログに掲載したところ是非との訪問希望もあり、いつかご案内したいと思っていた所でした。今回実現した「そば紀行」の第一の目玉とし企画しました。






 

次はかの有名な金砂郷から地名が変わった常陸太田市の「常陸秋そばフェスティバル」を訪問することです。昨年は3万人の人出もあって大賑わい、当日には日ごろ交流のある鵜の会も出店し寺西名人も打たれていました。かの達磨の高橋氏の出店ではせいろを戴きました。茨城県北振興室、宮崎氏に挨拶。



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鵜の会 寺西名人





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達磨 高橋名人



達磨の蕎麦.JPG

達磨 せいろ




「奥久慈山荘・宵待庵」を訪ねました。素晴らしい自然環境の中に自分で基本設計したという立派なお屋敷で庵主と再会し、行程上タイトな時間、篤い接待を戴きました。感謝・・・・。



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その他、奥久慈往復の途中、酒蔵を見学し歴史的建築に触れ訊ね、知識を深め、試飲して楽しみました。

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根本酒造20蔵主 根本朗裕氏





木内酒造.jpg

木内酒造・会長 木内造酒夫


代暦にも名前にも感激です!



ただ、残念だったのは「慈久庵」で思いがけず3時間半も時間を要し「袋田の瀧」にご案内出来なかったこと。でもあの「慈久庵」に浸かったのだからいいか!とも!


 

今回、有志10人で車3台(興味津々さま、Kさま、Micさま車提供)に分乗し実施いたしました。お三方、運転もありがとうございました。




 

(シリウス記)





  次項有2011年11月 常陸太田市「記事



次項有2012奥久慈紀行訪問た「慈久庵記事









posted by 石臼の会会員 at 07:07| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | ⇒栃木・茨城・群馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

常陸太田市「慈久庵」

昨年のちょうどこの頃、石臼の会siriusuさまが訪れたこちらのお店。訪問記事を読み、土産話を聞くにつれ、行ってみたいと願うようになっていた。更に今年3月、東十条「一東庵」で(一東庵は、常陸太田「慈久庵」の焼畑作業を手伝う事も有るという何軒かの蕎麦屋さんの中の一つ「小松庵」系)手繰った「慈久庵焼畑水府在来 十割蕎麦」の力強くしっかりとした風味が、素晴らしいなぁ〜と思ったこともあり…、益々もって思いを募らせた。故郷に戻った「慈久庵」の蕎麦は、どんなだろう?という興味を強く抱くようにも。

そんなところへ好機が巡り、siriusuさまが「奥久慈蕎麦紀行」として、こちらのお店もご案内くださることに。ということで、石臼の会一行10名の団体での訪問である。


 

時が
ここだけゆっくり流れている?

遠路遥々車を駆って泊がけいい気分(温泉)で来たのだから、売り切れ御免で蕎麦を食べ逃すことは、絶対に避けたいと、朝一番のりして軒先で開店時間を待つ。深く色づいた木々を濡らすしっとり細かな雨の所為なのか、人の気配をあまり感じさせないどっしりとした建物の所為なのか、時々通る車の他は音が無く、とても静かで時がゆっくりゆっくりと流れているよう。

慈久庵興味津々さんカメラ.jpg

やがて定刻になり、入り口が開く。一番奥の席に招き入れられた後、折角だからアレもコレも食べたいと、物凄〜〜く真剣に品書きと睨めっこ。蕎麦仲間と、書いてあることを長く長くかかって想像したり吟味するのも、また楽し。とは言うものの、相当に時間が経った後も一向に注文を取りに来ない。

それもそのはず、こちらのお店は、ご主人一人で厨房の中も外も、どこもかしこも全て一人で運営しているのだ。並んだ順に、客を奥の席へと誘導し、並んでいた順に端から端に席が埋まったところで、今度は順に注文を取りに来る。というか、小さなメモ用紙に食べたい物を各自が書いてご主人に渡し、注文を通す方式だ。広く大きな建物の中を、ご主人が小走りにくるくると動き回る姿に、我々はメモ方式を個人別にせず、siriusuさまが段取り良くまとめて、一括して注文することにした。

そう…我々の居た時間、なんと3時間半以上! 並ぶ列は絶えなかったし、テーブルもずっと塞がっていた。だから、注文までの間、それぞれの料理が運ばれるまでの間。どちらにも、たっぷりと時間がかかるので、気の短い人には向かない店かもしれない。竜宮城にいた浦島太郎さんのように、アッという間に感じた楽しい時間のあと、歳をとってしまうことは無かったけれど、慈久庵で流れていた時間と、他の場所の時間の流れが違ってしまっていたようで、その日の後の予定がドンドン押してしまったのは、本当のこと。

ともあれ
我々はその間それぞれ思い思いに、店を隅々まで堪能しようと、展示?してある雑誌類や、丁度品の数々、茶製造に使う機材類、テラスから眼下に広がる景色までも見て回った。ヨーロッパの田舎家風?建物の外見も素敵だったけれど、建物内部も壁といい柱といい床といい、使われている扉やドアノブに至るまで、どっしりとした本物の質感を持っており、ゆったりと贅沢。この存在感は、実際に見てみないことには、分からなかった。蕎麦や料理を食べる前から、いいなぁ〜るんるんと感動してしまう。連れて来てもらって、よかったっ!

それにしても、あぁ〜ほんとに静か。



蕎麦前


さて、その順番が回ってきたら、料理もトントンと運ばれて来た。



慈久庵岩魚うるか.jpg 

超珍味・岩魚のうるか¥700.-


もぅ〜〜っ物凄く美味しいっ!濃厚で複雑な発酵食品の旨みと、酒のあてにちょうど良い塩加減。これはで、当然日本酒が飲みたくなってしまぅ…と申し訳ないことに、我々は、日本酒南部美人本醸造¥650.-を。ドライバー三銃士には、ノンアルコールビール¥400.-を。 ごめんなさい。






慈久庵蕎麦粉のポタージュトリュフ添え.jpg 

そば粉とトリュフのポタージュ¥1300.-


トリュフは全部で3片ありましたぁ…ドライバー三銃士に食べて貰うべきだったなぁ…すみません、私1/2片ほど食べちゃいました。まっ当然そこはトリュフの味、なんだかお洒落な品書きでしたぁ。




 

慈久庵おひしょ岩魚卵添え.jpg

超珍味・おひしょ岩魚の卵添¥600.-


おひしょとは、大豆と小麦、それに食塩水を混ぜて麹で発酵させたものだ。原料も共通する味噌に風味が似ている…恐らく、「
醬(ひしお)から来ている名前だろうから、“醤油のもろみ”のようなというのが表現として適切か。そこへイクラより2回りほど小粒な岩魚の卵を添えて。ほろほろと崩れる食感が楽しく、プチっと噛めば魚卵の旨みが広がる。我が家で真似るなら、せいぜいイクラの醤油漬けで…誤魔化しておくところでしょう。ともあれ、これも日本酒のあてに素晴らしい。あと2合は欲しくなった…。



慈久庵こんにゃく.jpg

自家製刺身こんにゃく¥450.-


仲間内とはいえ隣のテーブルのオーダー品ゆえ、写真だけ撮らせてもらった。プリップリッの食感だったとか。この地域の名産品ゆえ、道の駅などでも、こんにゃく関連のお土産をたくさん見た。ちなみに、
凍みこんにゃくは、全国で唯一、常陸太田旧水府の特産品らしい。







慈久庵岩魚一夜干し.jpg

岩魚の一夜干し¥800.-


これも隣のテーブルのオーダー品ゆえ、同じく写真だけ撮らせてもらった。美味しそう。日本酒に合いそう〜ぅ。






 

慈久庵そばがき.jpg

そばがき¥1500.-


掻きっぱなしのスタイルは、美味しいソバ粉の味が、そのまま味わえる食べ方だ。やや緩めに掻いた粗挽きの粉のざらつき感と香ばしい穀物の味わい。魅力的なソバ粉だと、よく分かった。薬味には、ねぎと味噌。




蕎麦





慈久庵葱天せいろ.JPG 

葱天ぜいろ¥1700.-


長ネギの白いところも緑のところも、5センチほどの長さにザクザクと切り、それを更に薄く切って、サッと揚げてある。甘みの増した葱天に、塩も添えられている。葱だけの天ぷらとは、注文時は少し寂しいのかしらとも思ったけれど、食べてみればいやいや全然!十分に満足できるし、とても美味しい。蕎麦の薬味に、ねぎと山葵。






慈久庵山芋ぶっかけ.jpg 

山芋ぶっかけ¥1500.-


仲間内今回の一番人気。おろした粘りの強い自然薯に、葱、鰹節、海苔、生玉子の黄身が入って、ぶっかけ風に冷たい蕎麦汁をかけて頂く。とてもとても美味しい。今回の旅の「常陸秋そば蕎麦祭り」で自然薯をゲットした私は、家に帰ってからもこの組み合わせを真似ようと、ニンマリ。






 

慈久庵鴨せいろ.jpg

鴨せいろ(温かい鴨汁のせいろ)¥1800.-


鴨と葱は、言わずと知れたベストコンビだ。熱々の鴨の油が蕎麦汁に溶け込んで、奥行のあるしっかりとした旨みが味わえる。あぁ〜美味しい。






慈久庵せいろそば.jpg 

せいろそば¥1100.-


手繰った全ての蕎麦に共通しているのは、粗挽きに製粉してあるスペシャル特級ランク常陸秋ソバのソバ粉の力強さ。味わい深く、穀物の香りが濃い。そして透明感のある細打ちに仕立ててあるので、のど越しも申し分ない。バランスの良い汁との相性も良く、一つの完成形。


「慈久庵」店主小川宣夫さんは、石臼の会にも縁のある荻窪「本むら庵」で8年間修行した後、90年から南阿佐ヶ谷で「慈久庵」を営んでいた。「本むら庵」譲りの石臼挽き自家製粉・粗挽きの粉でみごとに透明感のある細打ちの蕎麦を打つ。その後02年になって生まれ育った常陸太田市・旧水府地域に戻る。荒れてゆく故郷の里山を再生したいという思いから、ソバで繋がる仲間たちと旧水府地域の農家が皆で協力しあって、焼畑でソバを育てる。1年目20アール、2年目40アール、3年目は60アールという具合に、毎年耕地を広げてきたらしい。だから「慈久庵」が東京阿佐ヶ谷に居たときは、水府在来というかぁ、常陸秋ソバの特級品とも言うべきこの特別な在来農法の焼畑で作った玄ソバは、使っていなかったことになる。

東京に居た時の蕎麦と、両方を食べてみたかったなぁ。(実際、今回「奥久慈蕎麦紀行」同行の諸先輩の中には、めでたく両方を食べ比べた方々が何人もおり「当時も蕎麦は旨かった」と、感想を漏らしていらした。)何故私は、「慈久庵」が阿佐ヶ谷にある時に行かなかったのだろう。残念。





今は、石臼の会ともご縁のある荻窪「本むら庵」や、日頃私たちも時々お邪魔する都内のいくつかのお店でも、この焼畑で作った旧水府地域の常陸秋ソバを手繰ることができる。だからそんな事も楽しみに今後もまた、蕎麦屋を回ることになるだろう。



 

蕎麦後




 

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本日のデザート「柿のうんてろ」¥550.-


皿が運ばれてくるまで、「柿」の何なのか???さっぱり分からなかった。一口食べてみたら、シャーベット状に半分凍ったように、よぉ〜〜く冷えた柿であった。うぅ〜〜ん…「うんてろ」って何だろう?凍みこんにゃくを作る地域であるし…「凍み」凍らせるということか?


帰り際、ご主人に伺ってみると、とても親切に「この地方では、よく熟れて、てろてろにトロケルようになったものの事を、う・ん・て・ろ、と言います」と教えてくれた。なるほど。柿に限らず、熟れて柔らかくなったものに使う言葉なんだ。へぇ〜。へぇ〜。へぇ〜。の3へぇ〜。

品書きに使う言葉にも、ご主人の郷土愛を感じる。



どうして、この力強い旨みのあるソバができあがるのか。焼畑の灰がもたらす栄養分(窒素など含有量が増えるらしい。それに、殺菌効果も)が最大の理由なのか。宮崎椎葉村(やっぱり焼畑でソバを育てている)や、他の地域のそれとは、どんな違いがあるのか。水はけの良い小石交じりの赤い土に、昼夜の気温の差に、或いは、過去は続けていたタバコの後作に…秘密があるという人もあるけれど…どうなんだろう…。ご主人が、店の前に並び続ける多くの客に一人で対応し続ける限り、蕎麦談義に時間を割いてくださるような機会は、巡ってこないだろう。漏れ聞こえていた寡黙で…とうい評判よりも、ずっと優しげなご主人と、お話できる日はあるか。いくつもの謎は解けず仕舞いだけれど、袋田の滝の訪問とともに、また次に訪れる為の口実に残しておこう。

ご案内くださったsiriusuさま、長時間の運転をご快諾くださったドライバー三銃士の 興味津々さま Kさま Micさま、会計を取り仕切ってくださったhighlandさま ご参加の皆さま 有難うございました。




 

慈久庵:

■住所茨城県常陸太田市天下野町2162 ■電話0294-70-6290 FAX0294-70-6291■定休日水・木曜日(祝日の場合営業・翌日休み)■営業時間11301430■アクセス車・常磐自動車道日立南太田I.Cより30分竜神大吊橋を目指し、その1Km手前/電車・JR水郡線 常陸太田駅より バス40分 もしくはタクシー20



  次項有お店のHP


 

  次項有2011年11月 常陸太田市「慈久庵」記事へ

  次項有2012年11月 「奥久慈紀行・企画実施報告」記事へ







るんるん
posted by 笑門来福 at 07:00| 東京 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | ⇒栃木・茨城・群馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月30日

宵待庵 閑日記 2011・11・12

  鶴首して待った秋の一日。

混雑は覚悟の上、10時に発てば11時着、遅くなっても12時着と高をくくっていた。晩秋の常陸路は、晴れて、秋の風情を色濃く残して鮮やか爽やか。弾む気持ちで、『常陸秋そばフェスティバル2011』の会場近くの交差点まで行ったが、長い車列で渋滞。時刻は11時。内心は予定通りと思った。しかし、ここから長かった。会場まで約2kmを2時間30分要した。


  駐車場に着き、車から駆け下り、テント前の行列に並んだ時は14時。目的の「達磨 雪花山房」である。13軒のテント張り蕎麦店の最奥に位置する。ところが、男が一人現れて、列の人数を数え始めた。そして、我われの前まで来て、本日はここでお仕舞いです。売り切れです、と言った。信じられない、チョット待ってくれと言っても後の祭りである。


 

  落胆で力の抜けた体を支えなおし、また列に並ぶ。並んでは蕎麦を食い、並んでは食い。5軒を梯子。会津産、北海道産、栃木産、常陸産などの蕎麦粉を会津山都蕎邑、湯島天神工房、うまい蕎麦を食べる会、常陸喜蕎の会、金砂庵、遊蕎塾などが打っていた。

美味いと思った蕎麦は一軒のみ。鴨汁のぬるいのには辟易。また、蕎麦に風味が無い。器が弁当の型押しポリ容器の形態で、窪みに汁や薬味を入れている。この容器では蕎麦湯が垂れて飲めない。薬味をきらしている店、使用しないけれど・・・。


  憤懣やるかたないところへ、見覚えのある顔。人懐っこい笑顔、丸まった背格好。とっさに駆け出し「こんにちは」と声かけた。誰あろう、翁 達磨で知られる高橋名人である。ミーハー的で軽々しくあったが、言葉を交わし、握手してもらった。自分にとって神様も同然の人である。一瞬にして心は爽である。来年、達磨の蕎麦を食べに来よう。目的ができた、と帰路に着く。



posted by 奥久慈山荘 宵待庵 〜




宵待庵 閑日記は、ブログ内に以下の記事もあります。

   次項有高嶺ルビー栽培の記 その1 を読む
       次項有高嶺ルビー栽培の記 その2 を読む
       次項有高嶺ルビー栽培の記 その3 を読む
   次項有高嶺ルビー栽培の記 その4 を読む
   次項有高嶺ルビー栽培の記 完結編 を読む
   次項有宵待庵 閑日記 2011.11.29 を読む
  

posted by 石臼の会会員 at 18:44| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | ⇒栃木・茨城・群馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月25日

常陸秋そばイベント訪問記

11/23当日の朝、「常陸秋そば」を新そばの時期に合わせPRするイベントが都内にて開催されるとの情報をゲット。物見高いは何とやらで、殆ど何も考えずに家を出、参加してきた。




はじめに向かったのは浅草にある東京都産業貿易センター。ここはときどき釣り関連のイベントがあり、このブログにコメントを頂戴しているiwana氏も出没する場所。本日は「JOIN移住・交流イベント2011」という、地方移住を主眼とした催し物。11時より「常陸秋そばの里の紹介」タイムで「常陸秋そば」のPRがされた。

宮崎さん・ハッスル黄門.jpg



紹介をしたのは、茨城県県北振興室の宮崎さんという方。常陸秋そば販売店ののぼりを持ったゆるキャラ「ハッスル黄門」とともに登場。





冷やかけ蕎麦.jpg



全般的なトークの後、参加者全員に常陸秋そば・新そばの冷やかけが振舞われた。









次いで東京タワー下に移動。こちらでは、かの金砂郷を擁する常陸太田市が常陸秋蕎麦のPRのため、そば祭りと銘打って「けんちん蕎麦」1杯500円、500食限定で地元市民の手作りによる即売会が開催された。



 

けんちんそば.jpg

「けんちん蕎麦」には野菜が沢山載せられ、初冬の時期にはこれで素晴らしかったのだが、出来れば「けんちんつけ(・・)蕎麦」が提供され、洗ったままの蕎麦とけんちん汁が供されれば素晴らしかったと思うのは私だけだろうか。







会場には、常陸秋そばPRマン、水戸黄門に扮したヨネスケ氏も登場。常陸秋そばの素晴らしさを常陸太田市長とのスペシャルトークで伝え「長生き音頭」披露も行った。なお、後ほど知ったのだが、ヨネスケ師匠は水戸黄門の衣装で、立川談志師匠逝去についてのテレビ取材を受けた由。

市長・ヨネスケ.jpg

ヨネスケ師匠.jpg


話中、都内で本物の「常陸秋そば」扱い店として、両国の「ほそかわ」、浅草の「大黒屋」の2店が紹介されていた。興味のある方は、覗いてみてはいかが。また、常陸太田市では「SOBA DO(蕎麦道と読む)」というお蕎麦屋さんガイドを作成しているので、この本を片手に常陸太田市のお蕎麦屋さん巡りもまた一興かしら。



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2011年11月24日

常陸太田市「慈久庵」

1120日(日)・21日(月)、秋深い紅葉の美しい茨城・奥久慈の里山の高台に立つ「慈久庵」を訪ねて参りました。

 

建物は「慈久庵」と言っても「庵」の雰囲気ではなく一見、洋風の趣深いお屋敷を思わせるような堂々と落ち着いた佇まいで迎えてくれました。

「慈久庵」の営業時間は1130分から1430分なので、常磐道をつかっての約200km余を4時間かかって14時に到着、店に駆け込むと日曜のせいか15人程の入店待ちの行列。店主から順番からすると、そばが売り切れ今日はダメとのこと。 

すごすごと退陣、近くの「竜神大吊橋」を見学して、宿にさがり翌日に備えました。

翌日は11時に訪ね一番客でした。以下、写真と共にコメントを加えさせていただきます。



慈久庵1.JPG



慈久庵2.JPG
堂々とした、たたずまいの「慈久庵」 




竜神大吊橋3.jpg
「慈久庵」から約500mの「竜神大吊橋」。
歩道橋としては、日本一(375m
 




小川店主と4.jpg
お人の良さそうな働き者の小川店主との記念の2ショット 



モダンな店内5.jpg
洋風レストランかと思わせるモダンな店内




薪ストーブ6.jpg
薪ストーブ 



焼畑自家栽培の刈ったままのそばが7.jpg
焼畑自家栽培の刈ったままのそばが措いてあった 





蕎麦


地ネギ天せいろ8.jpg

地ネギ天せいろ・玄蕎麦は、焼畑農法で自家栽培し、石臼で粗挽きに自家製粉したものなので、独特の透明感を生み、口当たりやさしく腰がある香り高いそば、と謳っているとおり、裏切られない素晴らしく美味いそばでした。また、ネギの天ぷらも美味しく、子供のころ覚えたネギの香りを彷彿させてくれる程でした。(1,700円) 





鴨せいろ9.jpg

「鴨せいろ」・肉が柔らかで美味しく、あの鴨肉とネギの香りのハーモニーが上品な旨味に加わっています。(1,800円) 





袋田の瀧



袋田の瀧10.JPG
「袋田の瀧」・「慈久庵」から約20km北にある三段の大滝。


袋田の瀧11.JPG

西行法師曰く、「この瀧は四季を通して四度展望しないと全体像が判らない。」から別名「四度の瀧」とも呼ばれているそうです。
常陸太田市大子町の「袋田の瀧」に行くのも、数年前からの家内の希望でしたので、とても良い旅になりました。



■住所茨城県常陸太田市天下野町2162 ■電話0294-70-6290 FAX0294-70-6291■定休日水・木曜日(祝日の場合営業・翌日休み)■営業時間11301430■アクセス車・常磐自動車道日立南太田I.Cより30分竜神大吊橋を目指し、その1Km手前/電車・JR水郡線 常陸太田駅より バス40分 もしくはタクシー20 


      次項有HP  

(シリウス記)
  
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2009年04月15日

生粉打ちそば 梧桐(あおぎり)

 4月,茨城県牛久市での単身赴任生活が始まった。
牛久といえば河童で有名であるが,ほかにも,日本初のワイン製造工場だった「牛久シャトー神谷」があり,そこは浅草の「神谷バー」の「電気ブラン」の製造元でもある。

 また,町のはずれには浄土真宗東本願寺が造営した世界最大の「牛久大仏」がそそり立っている。

 さらに,近くの高速道圏央道の阿見東インターチェンジ周辺に,この7月に関東最大のアウトレットモールが開業されるらしい。車の方は東京からでも短時間であり,観光的には魅力的な町である。
 しかし,「ちゃりんこ」を交通手段とする私にとっては,どこへ行くのにも優に小一時間ほどかかる田舎である。毎朝,自然のホーホケキョの声を目覚まし代わりとしているのが,それを裏付けている。

 さて,牛久の紹介はこれくらいにして,江戸ソバリエのO氏から教えられた「生粉打ちそば 梧桐」へ小一時間ほどかかって,ちゃりんこで行ってきた。

牛久シャトー神谷.jpg
牛久大仏梧桐の構え

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posted by たけじん at 22:57| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ⇒栃木・茨城・群馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする