2010年05月13日

手打ち蕎麦『 萱 草 庵 』訪 問 記


月晴れに恵まれた連休の初日、予てより家内を連れて行きたかった西立川の「萱草庵」を訪ねながら、爽やかな風に誘われて立川の「国営昭和記念公園」に出かけました。
先ずは、公園に行きボートの浮かぶ池と新緑の木々に囲まれた「ハーブ園」で、幾種類ものハーブを眺め、その香りに魅せられました。 
  
昭和記念公園.jpg
     ハーブ園から望む池周辺の新緑





萱草庵では、家内に馳走するのが目的でしたので、JR西立川駅を横切って急ぎ、2時30分の中休み前に入店しました。中休み直前なのにほぼ満員客で多忙にも関わらず、師岡店主がニコニコ顔で迎えてくれました。

   

かんぞう庵店主師岡さん.jpg
      師岡店主の勇姿


挨拶もそこそこに、やっと席に座り店内の雰囲気にひたりました。柔かく温かい照明の色、店主お好みの萱草の花の色の暖簾、そして木肌を生かし、ふんだんに使った木材の壁と天井、これらがゆったりした雰囲気を醸し出しホッと気持ちを和ませてくれます。「いつまでも居たくなるような店」とは、初めて来店した家内が感激してつぶやいた一言です。
   



かんぞう庵日本酒.jpg


ずの、
そば前は、
純米吟醸・惣邑(山形・長沼合名会社)と特別純米原酒 白瀑(しらたき/秋田・白神山地)が店主推奨の逸品でしたが、時間も迫っていますので、十四代と同じ酒米を使用していると言う惣邑(一合)だけを選び戴きました。

ほんのりと穏やかなバニラに似た甘い香りのする旨い酒でした。



    店主おすすめのそば前
    うまかった!
 



せいろのそばは細く腰があり、皮が幾分入っているようで少し黒味(見)がかっていて、その分、香りがよかったです。美味しかったことは云うまでもありません。


中休みに入ってお客が帰ったあと暫く店主と話ができました。
今後の計画として、夏期は蕎麦粉の質が低下するので自家製粉にしたい。気仙沼工房製のコンパクトな製粉機を8月ごろ導入して、この店で製粉できるよう計画している。また、毎日の仕事は、朝4〜5時起きなので今は福生に転居して通っている。日によっては夜11時ごろまで飲み客が残るので睡眠時間が十分取れないで辛いこともある。などなど近況について、いつものニコニコ顔で話を聞かせてくれました。


帰り際、くれぐれも健康に気をつけて頑張ってくださいと声援のエールを送って帰路につきました。おいしく戴き、ほんわかいい気持ちの40回目のいい結婚記念日となりました。一言付け加えますが、そば前は、店長が是非にとのお祝いの気持ちを下さり、ご馳走になってしまいました。


今後とも、益々「萱草庵」が繁盛しますよう、また師岡さんが今後共ご健勝でありますよう祈りつつこの稿を終わらせて頂きます。お読みいただき有難うございました。                                   

(シリウス記)

かんぞう庵掲載本.jpg
最近発刊された「萱草庵」掲載の書籍がお店にありましたので、表紙だけですが、写真で紹介させて頂きます。




■住所立川市富士見町1-15 メゾン ル・パルク1F ■電話042528-2424 ■営業時間11:3014:0018:0021:00■定休日 火曜日。水曜日は、夜のみ営業。 ■アクセスJR青梅線 西立川駅下車 南口より徒歩5分 



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2009年05月18日

西立川「萱草庵」



  わすれ草 わが紐に付く 香具山の
      故りにし里を 忘れむがため 

  (萱草 吾紐二付 香具山乃 故去之里乎 忘之為
万葉集 大伴旅人)

九州に太宰府の長官として赴任していた大伴旅人が、香具山のある明日香が懐かしくてたまらないので、辛さを忘れられると言う忘れ草を紐に付けてみたという。嫌な事を忘れさせてくれるという萱草(かんぞう・忘れ草)の花言葉は、理想郷。

萱草庵店構えJR青梅線 西立川駅から歩いてほんの5〜6分の場所に、師岡正廣さんは「萱草庵」という理想郷を築いている。オープンは0812月。

酒を愛した大伴旅人同様?に酒を愛する師岡さんの集めた酒器や、提供する酒の銘柄、さり気なく仕立てられた花や鉢植え、想いやこだわりの詰まったお店ということが、店構えや設えからも伝わってくる。
  

  
                    
蕎麦前
        さて、この日の蕎麦前は…。超辛口純米無ろ過「王禄」¥680-(王禄酒造/島根県 品書きによると〜ここのお酒は全国21店の酒屋でしか取引していない。なかなか手に入らないお酒。日本酒度+10度の超辛口ですが、旨味があり、通好みのお酒ではないでしょうか〜と)、 

かんぞう庵 ニシン.jpgそして更に
純米無ろ過生原酒「遊穂」\630.−(御祖酒造/石川県 またまた品書きによると〜菊姫を造った実力派の能登杜氏が和食だけでなく洋食にも合うお酒を造りました。力強い酸味と…搾りたてならではのフレッシュ感を味わえます〜と)。

かんぞう庵 鴨スモーク炙り焼き.jpgあてには、鴨のスモーク炙り焼き¥700.-とニシンの棒煮¥300.-を頂いた。


蕎麦屋としては少し珍しくワインも置いていることが、飲兵衛のお客としてはちょっと嬉しい。そしていつもであれば、価格設定が良心的であることに大喜びするところである。

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posted by 笑門来福 at 15:03| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | 清瀬・東村山・東大和・立川市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月25日

「萱草庵へ押しかける会」の結果報告

 我が石臼の会々員Mさんが,昨年12月に西立川に「手打ち蕎麦 萱平成21.1.24 萱草庵へ押しかける会 プログ用 024.jpg平成21.1.24 萱草庵へ押しかける会 プログ用 002.jpg草庵」を開店されたと聞き及び,1月24日(),会員11人で同店に押しかけ,お祝いを兼ねた飲み会を実施した。
 午前11時半,JR青梅線西立川駅に集合,店主から,お昼の部は我々のために貸切りにする旨伝えられていたのに,既にお客さん二人がテーブルについていた。
 何でも,ここで食べた天ぷらが美味しかったので,再び訪れたということらしく,平成21.1.24 萱草庵へ押しかける会 プログ用 001.jpg優しい店主は断りきれず,入店を許したようである。


 12時ころから2時間の予定であったが,日本酒も肴も大変美味しく,話も弾み,ついつい1時間も超過し,午後3時過ぎに辞去した。

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posted by たけじん at 17:57| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 清瀬・東村山・東大和・立川市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする