2010年08月28日

豪徳寺「あめこや」

 ご近所ということで、ずっと「あめこや」を注目し度々通っていらした石臼の会Tさまからの、「どう?」というお誘いに、私が「待ってましたっ!」とホイホイ乗ってのこの度の初訪問だ。既に石臼の会ブログから「あめこや」さんのブログへ、黙ってリンクをしていたし、参加者に是非お会いしたい方がいらしたので、それはそれは嬉しい一日となった。



20069月にオープンした「あめこや」は、豪徳寺の駅から山下商店街に入り徒歩3分の立地。初めて訪れる人は、ここを直ぐには蕎麦屋と分からないのではないだろうか?「あめこや」の外見は、どうみたって蕎麦屋というよりほのぼの系珈琲屋さんである。


 お洒落で可愛らしい木枠ガラスごしに見える57平米の店内は、カウンターを混ぜても全部で20席ほど。この日は、その殆どを(除く我々)女性客が埋めていた。オープン一年ほどで自家製粉に切り替え、その時々にいろいろな産地のソバを提供している。この蕎麦の味は勿論のこと、ちょっと気の利いた創作肴と美味しいお酒(特に濃淳な日本酒!)、そして珈琲をゆったりと楽しめる店として評判だ。


 AMECOYA Blogによれば、素敵な店の名前の由来は、〜〜お店の壁は檜でできているのですが、木が年月が経って飴色に変わっていくように、私達のお店もじっくり飴色になるといいなぁという願いを込めて。最初は”あめいろや”にしようかと思っていたのですが、もう少し抽象的で色んな意味に取れるように”あめこや”という言葉をつくってみました。〜〜そしてまた、珈琲をだしているこちらの店らしく〜〜豆 + 粉(コーヒー豆と蕎麦粉) まめこな→→あめこや ってちょっと響きが似てませんか??2重にも3重にもイメージが膨らむよう 名づけた店名でもあります。〜〜ともあり、また同じような事がかかれているお店でいただいた「あめこやの店名の由来」にBとしてあげられているのが、豪徳寺の招き猫伝説を聞いて(井伊直孝が猫により寺の門内に導かれて雷の何を逃れたという伝説)「雨小屋」みたいなイメージも重ねた。〜〜と有った。こんな風に店名からして、若い夫婦が、一つずつ紡いでいく手作り感、温もりを感じるお店だ。



  この豪徳寺の伝説の事を、もっと知りたい人は、招福猫児の由来 へどうぞ。
あれ?笑門来福と親戚みたいな名前だなぁ。


   


蕎麦前
厨房を守る若いご主人は、懐石料理の修業を積んでおり、またご実家が、福島県双葉郡浪江町で100年以上続く酒蔵だということで、女将ともども日本酒に精通している。そんなことで、入れ替わり立ち替わり店に置かれる日本酒のラインナップが楽しく、蕎麦前がこれほどまでに充実しているのも、当たり前と言えば当たり前なのかもしれない。

だから、肴にいろいろ食べたい人は「おまかせのコース・3000円より」がお勧めだったそうなのだが…、我々は「出汁巻き玉子など幾種類かの料理は、数量限定です。」と聞いた途端、その奥久慈の新鮮な玉子3ヶを使った出汁巻き玉子・900円や、ゴーヤと鰻のだし巻き玉子・1200円などに先に目が眩んでしまい、慌てて注文。数量限定ものをアラカルトであれこれと気ままに。


 ゴーヤと鰻の出汁巻き玉子.jpg
まず、生ビール。
お通しには、可愛らしい盛り付けのだだ茶豆。
ふらふらあっ、写真がない。)

 ゴーヤと鰻のだし巻き玉子・1200円
薄くスライスしたゴーヤの歯ごたえも楽しく美味しい。
がく〜(落胆した顔)出汁巻き玉子の写真を撮り忘れましたぁ。鮮やかな黄色の甘〜い優しい出汁巻きでしたぁ。

 



 鳳凰美田 栃木(愛山・山廃特別純米生酒)800円。「AMECOYA Blog」によれば、もうはっきり言って、最高!素晴らしい!個人的に星5つ!山廃特有のクセは一切感じさせず、お米のやさしい〜〜旨みと甘みの溶け合った、エレガントな味わいを優雅に楽しめる、美酒降臨!ということだし、「私は栃木出身で、お勧めの酒は、コレです。」との元気なお言葉に従って、これをチョイス。
 

次なる日本酒は、田酒にいた辻村勝俊杜氏が岩手県宮古市で醸した、菱屋

幾種類かのお酒をお願いすると、酒器に小さな附箋を付けて酒名がわかるようにしてくれる心遣いが嬉しい。


岩牡蠣.jpg  

徳島産岩牡蠣 800円/1

のこり3個と言われて急いで買い占め?る。
もしかしたら全員に行きわたらないだろうと、箸を持って構える我々の迫力から察して?それぞれ半分に、ご主人が包丁を入れておいてくださった。
大〜きな岩牡蠣だったので、半分でも満足。ええぇ…良識を持ったいい大人として、ちゃんと譲り合って(牽制しあって?)仲良く頂きましたとも。
   



食べるラー油のポテトサラダ.jpg
 


ダッタン蕎麦の実入り ポテトサラダ 450円
食べるラー油で味付けされた、ちょっとボリューム感のある味のポテトサラダだ。  




蕎麦蕎麦汁、そして薬味
■     

本日の2種もり抜き実.jpg
2
種もり十割そば900円は、とてもお得感があった。どちらも吟味された美味しい十割蕎麦が、総量としてだいたい1.5人前位の分量。

最初にでた大野産(在来種)の方は、少しモチモチとした感じでのど越しに粘りがあり、優しい旨みの乗った蕎麦だ。2枚目の益子産(常陸秋ソバ)の元気で豊かな香りには、思わず「旨っ!」と言ってしまう。細打ちで申し分のない丁寧な仕上がり。供される順序も、納得。♪い〜幸せっ





福井在来.jpg
             
一枚目 福井・大野産(在来種)



益子常陸秋ソバ.jpg   
   2枚目 栃木・益子町産(常陸秋ソバ)



2
種もりの辛汁は、蕎麦屋の辛汁というよりは、和食系の穏やかな辛汁だ。少し前の情報だが、出汁は鹿枕崎の鰹節・利尻昆布・椎茸の“じく”を使っているらしい。薬味は、きっちり晒した ねぎ のみ。山葵は、注文時にお願いすると別料金(20円)で出してもらえる。

   
青さべっこう海苔.jpg


(冷)青さべっこう海苔そば 900円
べっこう海苔入りの熱いお汁に、蕎麦をつけていただく。Tさまが、いかにも嬉しそうな顔で黙々と手繰る姿が、目に焼きついてしまった。
 
あっ〜、辛み大根そば900円の写真を、もうやだ〜(悲しい顔)撮り忘れた。残念。





そして、タイミングよく出てきた蕎麦湯は、しっかり作り込んだトロ〜〜り濃度の濃いものであった。
満足ぅ〜〜ごちそうさまでした。






雑感
度々通っている石臼の会Tさまが、お店の人気の秘密を「開店前にあの打ち場で蕎麦を打っている様子を、何回も店の外から拝見しましたが、決して流麗な蕎麦打ちではないけれども、とても丁寧に打っているのが印象的で、「あめこや」の蕎麦の美味しさは、厳選されたソバだけではなく、全てに亘る丁寧な仕事が源ではないか」と、教えてくれた。



蕎麦好きに愛されているいくつもの手打ちのお店と、交流したりお互いにお店を訪れて食べ歩いてみたり、勉強し合っているのを漏れ聞いている。いろいろなアートや音楽、素敵なお店や食材、蕎麦や蕎麦前、運営の仕方など、あちこちにアンテナを延ばして吸収し、そして自分達の形にして表現しているのだ。



ということで、この日ご一緒したNPO法人アジア麻薬・貧困撲滅協会「ソバ プロジェクト」の方が、ご店主にのミャンマーのソバの話をチラっとしたら、研究熱心なご主人が、興味を持って下さった。今までも日本全国のいろいろな産地のお蕎麦を打っているし、もともと産地の違いを受け入れ楽しむ用意ができているようだ。若いに似合わず?(若いからこそ?)とても頼もしい打ち手ぶりに、ほれぼれ。お店の支持者が増えるわけだなぁ〜と、納得する。近所にあったら間違いなく、その「日本酒+蕎麦」に嵌り込み、通ってしまう危ないっ!店だ。 



そしてそれから、大繁盛のお店を切り盛りする若い元気な女将のご実家は、お寿司屋さんだそうだ。なるほどぉ、気持ちの良い積極的な接客ができるように生まれついているのか。前出のNPO法人アジア麻薬・貧困撲滅協会「ソバ プロジェクト」の活動を広げたい同行者が、盛んに「あぁ〜仲間にスカウトしたい」と漏らすが、そうもゆくまい。ともあれ、大繁盛、少人数(店主ご夫妻+α)で商っているから、予約だけでもぅ〜いっぱいいっぱい、満席になる日もしばしば。訪問の予定が決まっていれば、早めの予約をお勧めする。団体は、最大8名までとのこと。





麻薬・貧困撲滅
NPO法人アジア麻薬・貧困撲滅協会「ソバ プロジェクト」のことを、別建てのページにチラリとご紹介する。我々ソバ好きにも、できることがありそうだ。是非是非、こちらの記事と合わせて読んで頂ければ幸いだ。


  次項有ブログ内NPO法人「アジア麻薬・貧困撲滅協会」記事へ 





■住所
 世田谷区豪徳寺1-46-14海倖マンション1F ■電話 03-3439-3602  ■営業時間 17:0023:00 ※土日(除く祝日)限定でランチ営業中12:0014:30(ラストオーダーは14時まで)蕎麦売り切れしだい閉店 ■定休日 月曜日・第一火曜日 ■アクセス 小田急小田原線豪徳寺駅 徒歩3分/東急世田谷線 山下駅 徒歩4分




お店のHP
※団体さん予約・混雑状況が、チェックできる。 



お店のブログ
※いつでもこのブログの右側「気になるお蕎麦屋さんのブログ→AMECOYA Blog」からリンクがつながっている。マメに日本酒の入荷状況が更新されており、便利。番長?の元気な文章も面白い。



posted by 笑門来福 at 10:34| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 中野・杉並・世田谷区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月12日

成城学園前「永山」

 

※こちらのお店は、2010年7月31日、閉店しました。


先頃、開店したばかりの成城学園前「永山」にランチに行ってきた。成城学園前駅を降りて、北口から徒歩2分。お洒落なエステ?のあるビルの地下で、著名な方々からの開店祝いの花が、入り口近くにもズラリと並んで、とても華やか。店内も明るくお洒落で、またより一層華やかである。


この日、予約をとってご一緒させていただいた方々も、蕎麦繋がりの方々だし、偶然店内で居あわせた別の予約の方々も、蕎麦業界や蕎麦関連出版者の方々だった。しばらくは、この業界の方々の視察?挨拶?偵察?で、対応に大わらわ?なのだろう、舞う包丁で有名な店主永山寛康さんそのご本人が、厨房や満席の店内を文字通り忙しそうに飛び回っていた。


蕎麦前
本格始動していないから?か?ランチ時間の一品料理は、蕎麦豆腐・板わさ・出しトマト・揚げたそばがき・(そばがき)たれ焼き・本日のデザート・ランチビール、のみ。でも実は、ちょっと一杯が楽しめるように、ちゃぁ〜んと蕎麦前の為のプレートが用意されているのだぁ。

永山ランチプレート1.jpg
 
まずは、ビール¥400-とランチサービスプレート。少しずつ色々な味を楽しめて、とても有難い。こちらのまんまるで小さなおにぎり状の「韃靼ソバ飯」、最初「肴には、どうもなぁ〜」と思ったのだけれど、香ばしくてとても美味しい。一杯飲まない人にも嬉しいランチプレートだ。お酒は、すっきりしていて華やかな本生吟醸「文楽夢」、その後「八海山」「すっぴんるみこの酒」へとすすみ…。





 
永山蕎麦豆腐.jpg 



もり汁が注がれたところへ、紫蘇、山葵、クコの実がちょこんと乗った蕎麦豆腐¥340-。本葛と豆乳が入っているそうだ。実は、前身の
都立大「そばカフェ norsk cafeで、ほんの少ぉ〜し頂いた事があり、「もっと、食べたいっ!」と思っていたから、大喜びで頂く。クリーミーでコクがある。


 


 永山板わさ.jpg 



板わさ¥580-
素材感を強く感じるざっくりとした粗い肌合いに、しっかりとした歯ごたえ。初めて食べた食感…記念に蒲鉾板を貰って帰ることに。

   











蕎麦掻き2種.jpg


揚げたそばがき¥980-
温かいつけ汁につけて頂く。コロンと揚がった蕎麦掻きは、何人かで分けてで頂くのに、最適な形状かも?外はカリっと、中はとろ〜り。

(そばがき)たれ焼き¥780.-
こんがりと焼き色のついた熱々。かえしの香ばしくしさが美味。


   







永山出しトマト.jpg




出しトマト¥430.-
これは、永山さんのブログに「続メイキング」試作として載っていたアレですなぁ。美味しいです。


    



蕎麦
 
永山穴子天.jpg


穴子の天せいろ。
先に、穴子の天ぷらが供されると、皆さんの箸が飛んできて…、あっという間に無くなる。衣に入った青海苔の香りが、ふんわり揚がった穴子のアクセントに。

 





永山山かけ.jpg 



山かけ蕎麦 
1,200-
ふんわり空気を含んだ山かけと、品の良い甘汁が、美味しい。たっぷり食べたい…が、直ぐに無くなる。 








永山蕎麦3種類.jpg
せいろ ¥780.-
丸抜きを十割で。きりりと美しく引き締まった蕎麦は、のどごしも良く、御見事!



本日の変わり蕎麦¥880.- の中のチョイス「粗挽き蕎麦」
運ばれるや「おぉ〜〜っ、流石」と声が上がる。つぶつぶがしっかり見てとれる粗さ。せいろや玄よりも、少し太め。しっかりとした蕎麦の旨みあり。



玄 ¥980.-
上等な濃い香りが立った挽きぐるみ。洗練され、しっとりとしていてボソボソ感など微塵もない。挽きぐるみを、お店によっては「田舎蕎麦」と呼ぶが、いかにも都会派の永山流では、田舎の名前はピンとこない。「玄」の名前は、玄ソバの入ったということで、納得。



永山粗挽き.jpg
     粗挽き蕎麦を、よぉ〜く見る ↑




  
蕎麦後
 永山本日のデザート.jpg



本日のデザート。
宇治金時?と思ったら、抹茶に見えた緑色が、バジルの香りのシャーベットだった。ほほぉ〜〜お・し・ゃ・れ。



   
 参りましたぁ〜、ご馳走様でしたぁ。夜には、蕎麦掻きや洒落た蕎麦前、甘味もいろいろある。蕎麦をよぉ〜〜く知る人の創作ソバ料理を楽しみに、次回は是非、夜ゆっくりと伺いたい。

  

 ■品書き
せいろ¥780.-  玄¥980.-  本日の変わり蕎麦¥880.-  2種盛り¥980.-  鴨丸汁せいろ¥1,200.-   天せいろ¥1,480.-  天ぷら蕎麦¥1,480  山かけ¥1,200-  鴨焼き蕎麦¥1,680-  ぶっかけ¥1,200.-
   

■住所世田谷区成城6-15-21 B1F ■電話03-6411-9525  ■定休日火曜日 ■営業時間11:3015:00 夜17:0022:00  ■アクセス 小田急線成城学園前駅下車 北口 徒歩2


posted by 笑門来福 at 18:47| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 中野・杉並・世田谷区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月30日

西荻窪 鞍馬

kurama.JPG 昨年の江戸ソバリエシンポジウムのパネリストの一人吹田さんが店主をされている「鞍馬」に行ってきた。

 昼少し前に入店,若いカップルが二組,おっさんが一人でそばを食べていた。私も,もう一人のおっさんとして席に着き,お目当ての「甘皮そば」を注文した。まず,最初に薬味とそば汁,箸,紙の敷物が載ったお盆が出てきた。店内は,大テーブルの横に大きなkurama1.JPG石臼がドドーンと置かれ,その奥が厨房であった。

 そうこうするうちに,横長の箱に入った「甘皮そば」が運ばれてきた。それほど黒くはなかった。汁をつけずに食べてみた。ぼそぼそ感はなく,硬くはなかったが,腰はあった。ほんの少し舌にさすような感じがした。田舎そばのような印象を受けた。これが,本当のえぐみなのだろうか。次に,汁をつけて食べてみた。少し甘辛の汁であったが,よく緬に絡みついた。隣の席に,夫婦者が座り「箱そば」を注文した。「甘皮そば」だkurana2.JPGけでは,片手落ちなので,私も「箱そば」も追加注文した。汁が出てきた。今度のは辛汁である。「箱そば」が来た。甘皮そばより細く,色も通常の薄ねずみ色であった。こちらも,腰はあり,少し甘みを感じた。

 勘定をする際に,若い賄い人に「甘皮そばって何ですか。」と質したところ,「石臼で玄蕎麦を挽き,採れた甘皮を更にミールで細かく引いて,そば粉に20パーセントほど混ぜたものです。」とのことであった。

 私としては,この「甘皮そば」のほうが,そばらしくて好みである。

 勘定は,一枚900プラスαで「甘皮そば」のほうが若干高かった。

   場所 杉並区西荻南3-10-1 JR中央線西荻窪駅徒歩1

   電話 03-3333-6351

   時間 1130分〜16(土・日・祝日は19)

   定休 水曜・第三木曜

 
posted by たけじん at 20:34| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 中野・杉並・世田谷区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月12日

世田谷区三軒茶屋「東風」

玄そば「東風(こち)」
世田谷区三軒茶屋1-21-9
電話:03-3421-5892
平日:11:30〜14:30/LO、17:30〜21:30/LO、〜20:30/LO(日)
定休日:月
カウンター6席、テーブル18席
三軒茶屋駅から国道246号を駒澤方面へ国道沿い左歩道を5分ほど。世田谷郵便局のある信号をそのまま左折(国道を渡らない)。10m程入って、またすぐ左折。50mほど先左側。
 東風表.jpg東風店内.jpg東風カウンター.jpg

今日は午後から会社へ出かけたのですが、土曜でちょっと余裕かまして見ようかなと思い、会社のある池尻大橋駅の一つ先三軒茶屋駅で降りて、玄そば「東風(こち)」を覗いて見ました。先日購入した「男の隠れ家」9月号(P26)で初めて知ったお店です。

東風メニュー.jpg

せいろ750円、田舎そば850円で、両方とも同じ太さで麺が極細く、1.5mm程(揖保の糸ソーメン程)です。ちょっと驚き。盛量はまずまずで、少ないというほどではありません。
今日は野菜天せいろ(1150円)を田舎そばに変更して100円増しとなりました。

つゆは甘過ぎず辛過ぎず程よい加減にさらりとした印象ですが、蕎麦湯で延ばすとだしのコクが広がって旨みを実感します。


東風野菜天田舎そば.jpg東風田舎そば.jpg東風ソバアップ.jpg
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お店で使っているそば粉は長野黒姫、栃木益子、福井丸岡、福島会津の4箇所から新そばの時期に1年分を玄そばで仕入れ、鮮度を保つために玄そばを磨き、酸素を抜いて袋詰した上で低温貯蔵庫で保管。その日使う分を石臼で挽いて打っているようで、カウンターの奥に部屋があって、中に石臼や打ち台があるようです。
写真は玄そばのサンプルが装飾風にテーブルに置いてあるものです。
野菜天ぷらはおくら、ヤングコーン、かぼちゃ、なす、とまとでした。とまとの天ぷらも意外と美味しくてこれまたびっくり。
次回は普通にせいろを頼んでみたいと思います。

posted by 笑門来福 at 18:32| 東京 🌁| Comment(5) | TrackBack(0) | 中野・杉並・世田谷区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする