2016年01月05日

正月蕎麦@王子「越後屋」


2006年から始めたこのブログの最初の記事も越後屋さん、私が蕎麦好きになった原点ともいえるお店でもあり、2016年初春は越後屋さんが相応しいかと…気持ちも新たに正月蕎麦を頂きに伺った。




越後屋鏡餅.JPG

店内の鏡餅




蕎麦前

まず、恵比寿ビールで新春を寿ぐ。あてに初荷の独活。天ぷらが200円で、きんぴらが150円だって、安いよねぇ〜嬉しいよねぇ〜。だから両方お願いした。シャキシャキ歯触りも美味しい200円の独活天ぷらに、たっぷりの大根おろしと2人分きちんと天つゆを付けてくれるんだから、もぅ申し訳なくなっちゃう位に有難い。きんぴらの味付けも美味し〜ぃ。



次いで、〆張鶴「純」純米吟醸(何合呑んだかは…内緒にして…)と、やり烏賊煮470円に進む。





蕎麦

変わり蕎麦の名店でもあるので、1月の品書き「みかん切り」にしようかな…と迷いに迷ったけれど、壁に貼られている3代目故坂場正則さんの描いた品書きに誘われて、「王子のたぬき蕎麦」と「王子のきつね蕎麦」をお願いする。



王子のたぬき.jpg王子のきつね.jpg


                                                                        

越後屋狸と狐.JPG



こっくりと甘辛く煮込まれた牛蒡やこんにゃくが、狸の甘汁に旨味を増しており、深〜い味わい。


大好きなとろろや生湯葉が入った狐も、江戸前の甘汁と細く美味しい蕎麦とのバランスがよく、本当に素晴らしい種物に仕上がっていて、気が付けばあっという間に完食。





お年賀


そばに関連する浮世絵が集められた素敵なカレンダーと七色をくださった。



DSC09518.JPG






1月  木曽街道六十九次の内 守山国芳

2月  不和名護屋雪棹 沢村田之助 豊国

3月  青棲二階之図 初代豊国

4月  三題拙高座新作 市村家橘 芳幾

5月  夜鷹と夜売りそば 三代豊国

6月  源氏絵 敷初蕎麦 芳虎

7月  葛西三角そば屋の図 石渡江逸

8月  東京名所図会 蕎麦の転覆 三代広重

9月  花街模様蘇色縫 豊国

10月 墨田川続弟法界坊 中村歌右衛門 北洲

11月 うどん屋市兵衛 豊国

12月 四十七士最後の軍議 芳年










家に帰って12月までペラペラ捲ると、初めて見た7月「葛西三角そば屋の図」石渡江逸が、どうにもこうにも気になった。昭和6年発表の版画である事から、もしかしたら現存する蕎麦屋かもしれないと思い、不思議な店構えからどんな蕎麦を出しているのかと、確かめずにはいられない気持ちに。葛西三角辺りの地図と睨めっこし、さっそく調査開始した。描かれた場所は特定できたが、残念ながら蕎麦屋を廃業し業種を変わっておられた。しかし、保管している覚書があるそうで、関わりのある蕎麦打ち名人の名前もでてきた。お正月に貰ったカレンダーから出た「点」「点」「点」が、蕎麦が繋ぐ面白そうな「線」になるようだったら、また石臼の会ブログでご報告しようかなぁ。蕎麦って面白い。


この石臼の会ブログで、越後屋寄席開催ご案内記事を隔月で毎回あげているのに、越後屋さんのお蕎麦を楽しんだ訪問記事は、ここの所 載せそびれていた。ズルズルしちゃぁ〜いけないなぁ…と思いつつ…ついついだった。お年賀の事も有るし、今回は載せられて良かった。ホッ。




■住所北区王子本町1−21−4 王子「無識庵 越後屋」別館2F■電話03-3900-5904■アクセスJR京浜東北線/東京メトロ南北線 王子駅 徒歩8■営業時間平日昼11301430 夜17152130/日祝日昼11301500 夜17002130■定休日水・第3木曜日■寄席開催日時奇数月第二木曜・18時開場、19時開演〜21時頃迄(要予約)



 
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次項有王子「越後屋」2009年正月の越後屋寄席の記事を読む
次項有王子「越後屋」2008年12月4日の記事を読む
次項有王子「越後屋」2008年11月14日の記事を読む
次項有王子「越後屋」2008年7月10日の記事を読む
次項有王子「越後屋」 2006年11月9日の記事を読む
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次項有王子「越後屋」2006年5月2日の記事を読む


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2015年08月07日

千住東「蕎麦 あららぎ」


718日(土)千住東「蕎麦 あららぎ」を、阿部淳子さんが満を持してオープンする!との報が入り、喜び勇んで伺って来た。


気温36度カンカン照りの昼少し前。待ち合わせをした北千住からの道を急げば、凛とした藍地に「蕎麦 あららぎ」と白の染め抜きが涼しげな暖簾が見えた。期待値が上がる。



認定証.jpg 




江戸ソバリエ協会は、オーナーが江戸ソバリエのお店を江戸ソバリエ認定の店[Edo Sobalier FriendlyShop]として選定登録している。そんな認定店がまた一つ増えたのだ。










品書き

「本日のお蕎麦は、夏の新蕎麦です。産地 豊後高田(大分県)」とある。必要十分な提案の中から、蕎麦の膳「せんじゅ」に即決。


まずは、よく冷えたグラスに注がれたプレミアムモルツ中瓶600円税込×2本で乾杯っ! ホッと一息ついて、小皿のナッツをつまみつつ、ほぼ満席のコンパクトサイズながらも品よく落ち着いた風情の店内をキョロキョロ。




かわいい蕎麦の膳「せんじゅ」  1800円税込

小箱の膳(卵焼き・蕎麦豆腐他)+天ぷら盛合せ

+せいろ or かけ蕎麦


かわいい蕎麦の膳「あずま」   1200円税込

小箱の膳(卵焼き・蕎麦豆腐他)+せいろorかけ蕎麦


かわいいせいろ蕎麦orかけ蕎麦   600円税込


かわいい天ぷら盛合せ       900円税込


かわいい蕎麦大盛り        200円税込





蕎麦の膳「せんじゅ」


美しい花番さん(阿部さんのお嬢さん)が、最初に運んでくれた「小箱の膳」。

この日は、蕎麦屋でつまみたいものの勘所を、キッチリと押さえて盛り込んである魅力的なラインナップ。

さぁ、この姿を見て日本酒へ。




北千住「あららぎ」小箱.jpg北千住「あららぎ」日本酒.JPG




「焼味噌」には、香ばしい胡桃や揚げ丸抜きが入り、旨味のコクと柔らかな塩味のバランスが優しい。「そば豆腐」は、粗く砕かれたソバの実が滑らかなそば豆腐の中に見え隠れする、ツルンと酷暑の中でも嬉し美味しいご馳走だ。茄子やオクラと小海老に添えられた甘目の蕎麦味噌は夏野菜にピッタリ。ほんのり甘い出汁巻玉子も、蕎麦屋の常道。


続いて、運ばれるのは「天ぷら盛合せ」と思っていたら…




北千住「あららぎ」天ぷら盛合せ3.jpg北千住「あららぎ」天ぷら盛合せ1.jpg




薄い衣をサクッと纏ったアスパラとサツマイモ。始めから天ぷらの全てをお皿に盛り込むのではなく、揚げたてをサッとつまんで順じ運んでくださるではないですかっ。(思わず、松翁さんの太い眉毛を思い出して、ちょっとニヤリ)



お次に、ぷっくりプリリンとした大きな海老をハフハフと口に頬張り「おいひ〜」となり、舞茸に椎茸、シシトウと続く。もぅ〜左手に冷たい日本酒、右手に天ぷらを運ぶ箸を持ち、夢中で至福の時を過ごすことに。気が付けば最後に残った敷紙に、油染みも残らない超絶カラリ揚げテクだった。天ぷらも素晴らしいっ。


北千住「あららぎ」天ぷら盛合せ2.jpg北千住「あららび」なみなみ注ぐ.jpg



結局、「東洋美人」「〆張り鶴」「阿部勘(※阿部淳子さんのお店だけに、阿部勘を、阿部さん自ら表面張力っ!まけまけいっぱいに注いでくださる姿に、おやじギャグ?!的な喜びも感じましたぁ)」を、我々ついつい杯が進む。




いよいよ、〆の蕎麦。

品書きには「せいろorかけ蕎麦」と選べることになっている。

ということで、4人で伺ったこの日は、せいろ2枚 と かけ蕎麦2杯をお願いし、シェアすることにした。





まず、せいろ。

本当に丹精で美しく1.3oに揃った粋な姿。のど越し爽やか、江戸前の蕎麦。蕎麦猪口を4つ頂き、仲良く手繰る。



北千住「あららぎ」せいろ.jpg





北千住「あららぎ」せいろ2.jpg



この軽やかな蕎麦の姿も勿論だけれども、辛汁も「上野藪蕎麦」の流れを感じる濃くやや甘で、円やかに調和したものだった。開業10日目のお店のものとは思えないしっくりとした安定感。修行を積んだ人の丁寧な仕事が、隅々にゆきとどいている。






続いて、かけ蕎麦。

2人前を4人で分けると知って、小丼4つに分けてくださった。本当に有難うございます。



北千住「あららぎ」かけ.jpg



同じく美しい細打ちの蕎麦は、熱々のお汁にもまったくヘタっていない。三つ葉のトッピング、柚子皮の香り、旨味のしっかりとした江戸前の甘汁も、あぁ〜美味しい。なんて素晴らしい。






北千住「あららぎ」ソバシャーベット.jpg




最後に嬉しい 蕎麦後(そばぁ〜と・でざ〜と)に、ソバシャーベットを出してくださった。


ソバの香ばしいさもあって、サクサクさらり、さっぱりすっきり美味しいぃ〜っ。


 



ご馳走さまでした。






鵜の会の生え抜き

実際にこの細打ちの美しく整った蕎麦を手繰れば、歩んだ道筋に合点がいって、ナルホドねぇと思わざるを得ない洗練されたものだった。経歴が生んだ味だから、やっぱりその事もチラッと書かせて貰いたい。


サラリと「蕎麦打ちは…20…●年前に始めました」と仰る。江戸流手打ち蕎麦 鵜の会に所属していた阿部さんは、ついに2010年福井大会で全麺協4段位に認定された。そば打ちを職業としない「素人」を対象にした段位取得の道から、やがて開業をめざすプロとして修行の道を選ぶことになったのは、もともと日本料理の先生で、美味しい蕎麦前を作る技量も持ち合わせていたからかもしれないと想像した。


始めの修行先はプロ養成の手打ち蕎麦教室もある「梅島藪重」。江戸流手打ち蕎麦「鵜の会」顧問であり師範の石井啓之さんのお店だ。次の修行先も鵜の会最高顧問 鵜飼良平さんの「上野藪蕎麦」。ここまでくると、鵜の会の生え抜きの店と言ってよいのでは?


そして、この日実際に手繰って感じたのが、お人柄。厳しさに対ししなやかに構えながらも、きっちりと自信と責任を持って、誠実な仕事をする方だという事が、出された蕎麦から伝わってきた。

だからこそ、オペレーションを考えたうえで、品書きの提案はミニマムに、営業時間も短く、まず自分で満足できる水準を守れるスタイルにしているようだ。






打ち場を見せて貰う

「蕎麦打ち場も立派だっ!」と江戸ソバリエ仲間から時前情報を貰っていたので、恐れながら…と手の空いた頃合いの阿部さんにお願いしてみた。すると優しく「粉だらけですけど、どうぞ。どうぞ。」と、2階へ案内くださった。


ほんとに立派っ!広い。立派な鉢が2台。壁に掛かった麺棒が20本はあるだろう。



北千住「あららぎ」麺棒.jpg




その中で「仙千代」の麺棒を見つけて、「おぁ〜やっぱり、かっこいい」「写真を撮ってもいいですか?」とパチリ。



北千住「あららぎ」仙千代麺棒.jpg



2台の延し台と、2枚の切り板も、全てが超本格仕様。何故2セット?と思っていたら、「もしかしたら、その内に蕎麦教室もするかもしれない」と優しい阿部さんは、ニコニコ笑っていろいろ説明してくださった。


いやぁ〜本当に美味しかったし、楽しかったし、家に近かったらランチに日参してしまう、きっと、いや絶対。




■住所足立区千住東2-19-16■電話03-4296-9458■営業時間(暫くの間)11時〜16時(※蕎麦無くなり次第終了・ラストオーダー1530分。)■定休日(暫くの間)水木■アクセス京成「関屋」徒歩3/東武スカイツリーライン「牛田」徒歩3/水上バス「千住」徒歩6/東京メトロ日比谷線・千代田線東武鉄道・つくばエクスプレスJR「北千住」徒歩7



posted by 笑門来福 at 16:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月23日

日暮里「川むら」

323()、上野に花見の混雑を見に行こうと思い立ち、昼は日暮里の「川むらでセリ蕎麦でも食べようと立ち寄りました。

ここは、パソコン通信時代FTOKYOの馬鹿蕎麦仲間(朝から閉店まで5軒前後の蕎麦屋を廻る会)とさんざん通った蕎麦屋ですが、最近は「谷根千」ブームで土日は大変込んでいるそうで、10年ぶりくらいの訪問です。

     川むら 003.JPG

2階に布団が干してあるのが下町ですね〜

ここは蕎麦屋か?居酒屋か?

     川むら 004.JPG

居酒屋かと見まがうような酒の品書きが垂れ下がっています。

肴も夕方5時を過ぎると刺身も登場して居酒屋並みになりますが、昼は少なめです。

今日は、玉子焼きが3種類(だし巻き、生青のり、青唐辛子)ありました。

夜になるとウニが増えるのかな?

が、今日は事情があって蕎麦前なしです。

季節の蕎麦が豊富です

川むら」は、店主がいろいろ研究していて蕎麦の種類が豊富です。
若のりせいろ、浅蜊せいろ、納豆蕎麦、みちのく蕎麦、白魚天蕎麦・・・・・・・
もちろん、うどんも丼もあります(_)☆\BAKI!

     川むら 011.JPG

セリ蕎麦を期待しての訪問でしたが、今日はありません。あれ?まだ早いのかな〜??

ということで、自分はまだメニューにあった牡蠣蕎麦を注文しました。プリプリの大きな牡蠣が6個も入っていました。牡蠣の数が増えた気がするな〜


     川むら 010.JPG
連れは、生桜エビ天せいろを注文しました。こちらもたっぷり桜エビが入った大きなかき揚げでした。
菜の花蕎麦も食べたかったな〜
極細の白い蕎麦は健在でした。
あ〜〜おいしかった(^^;

■住所東京都荒川区西日暮里3-2-1■電話03-3821-0737■営業時間11:3020:00 中休みなし■定休日木曜日

そして上野の花見の混雑ぶりです

   2013上野花見 (1).JPG


posted by Mic at 18:28| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月02日

十条「蕎縁 まつ屋」

この界隈は下町B級グルメの宝庫なので、商店街を歩くだけでなんだか得をした気分になる。そんな場所柄からか、こちら「蕎縁 まつ屋」さんのコストパフォーマンスも、申し分ない。ランチの丼ものと蕎麦(うどんも有り)がセットになったメニューなどは、「ほんとにこの値段でいいのかしらん」と、思うような充実振りだ。だからやっぱり昼時は、いつもご近所の方々で満席!




細〜〜〜い二八蕎麦


品書きを繰ると、なかなかの豊富な品揃え。でも昨夜の酒が抜けないこの昼は、丼物は食べられそうにない。シンプルにとろろ蕎麦¥780.-を注文。



十条まつ屋.jpg



少し外皮の入った麺が、とても細〜〜〜い。冷たい蕎麦は二八で、温蕎麦は七三だそうだ。きっちりと〆て有り、するりとしたのど越しで食べる蕎麦を狙っているようだ。分量もしっかりあるし、ほんのりとした穀物の香味も感じられる。


十条まつ屋めん.jpg




辛汁は、ほんの少し甘め。せいろは、なんと¥500だし、素晴らしいじゃないですかぁ? 



のんびりまったりと



お店としては、基本的に相席をさせないようでもあるし、どのお客さんもセットメニューをたっぷり食べて、お喋りをしている。このまったりとした風景は、偶々この日だけだったのだろうか?分からないけれど、心得た花番さんは、長居するお客にも愛想よく何度もお茶を運んでいた。そんな様子であるからして、パパッと手繰って店を出たい人には、この辺りがジレッタイかもしれない。この日の私は、ゆっくり座って休憩したい事情も有り、誠に好都合だったのだけれど、“ここは鰻屋かっ!?”というくらい、なかなか蕎麦が出て来なかったし、店を出るまでに時間がかかったことを、時に覚えておく必要もあるかもしれない。



でもまぁ〜、まったりのんびりの蕎麦ランチも悪くないってことで、また是非伺いたい。




■住所 北区十条1-11-6■電話03-3908-3888 ■営業時間平日11:0014:30 17:0022:00 /日・祝11301500 17002030■定休日■アクセスJR赤羽線埼京線 十条駅徒歩1









ラベル:十条 二八 蕎麦
posted by 笑門来福 at 22:10| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月31日

東十条「一東菴」

20111213日、東十条駅徒歩2分の場所にオープンした「一東菴」。ちょっと近所に用事があったものだから、2月某日午前中開店直後の時間に寄ってみた。

あぁ〜それなのに、それなのに、私、ものぐさなものだから、2ヶ月もブログ記事アップしなかったぁ。今頃になって、こなもんや三度笠の華麗麺麭さんに「一東菴さんに行った時、ご主人から笑門来福さんが来たって聞きましたよ。」と・・・。ありゃま、慌てて「こなもんや三度華麗麺麭ブログをチェック、遅ればせながら私も重い腰を持ち上げた次第。反省。


で、ずるぅ〜いけれどぉ、製粉の状況が凄く良くわかるので華麗麺麭ブログの素晴らしい文章を、一部転載させてもらっちゃいましょうっ。
どうかお許しください、夢八さん 華麗麺麭さん。



ぴかぴか(新しい)夢八さんのブログからぴかぴか(新しい)
製粉室を見せてもらった。石抜き、選別、殻剥き、石臼が揃っていた。巣鴨の菊谷もそうだが、都内でなかなかこれだけの機械を持つの大変だ。これだけ揃えれば蕎麦職人冥利に尽きるかもしれない。


ぴかぴか(新しい)華麗麺麭さんのブログからぴかぴか(新しい)
都内の蕎麦屋さんで、石抜き、選別、殻剥き、石臼の機械を使って自家製粉するのは珍しい。巣鴨の「菊谷」のほか、そんなにありません。しかも、玄蕎麦は、全て契約農家からの直送。



だそうですよ。ね。

そう。そう。そうでしょうとも。
だからって訳でもないけれど、店内には昔懐かしい木製の唐箕が展示されていた。



ということで、1人で3杯一気呵成に?手繰って来たのだ。


慈久庵焼き畑水府在来十割蕎麦


東十条「一東菴 」慈久庵焼き畑水府在来十割ブログへ.jpg


限定10食 850
朝一番にお店に入ったことが功を奏して、しっかりありつけた。常陸太田市慈久庵の焼畑のソバ畑からとれたソバを手刈りして天日干ししたものだ。辛味大根が薬味。香り高くしっかりとした穀物感、美味しいっ。これが、850円とはっ!驚き。幸せな気持ちに。これ一枚食べただけで来た甲斐があったかも。



 

青森階上二八蕎麦

東十条「一東菴 」二八ブログへ.jpg
 

もり蕎麦650

先に二八を頂き、後に十割とするべきだったか・・・な。



 

かけ蕎麦





東十条「一東菴 」かけ.jpg
 

色の薄い甘汁と青ねぎ、京都の黒七味は、関西アレンジとでも言うのか相性が良い。

蕎麦3杯目ながら、ゆずの香りですっきりと美味しく頂いた。




余談だけれど、

駒込「小松庵」で修行したこちらのお店のご主人が、師匠と仰いだ方は、東浦和「蕎楽房 一邑」のご主人であり、この「一邑」のご主人とコラボして、神田「まつや」の小判型玉子焼きの焼き方見学会を度々主催してくださる石臼の会Mさまに、私は普段からいろいろと教えていただいているのであるから、まぁ〜何というか、えぇ〜何かしらのご縁が細〜く長〜く蕎麦のように繋がっており・・・。

更に、

09産業で初めて知った半生タイプの「」。以来すっかり気に入って、ついつい毎年販売ブースを探してしまうお気に入りの鰹節池田物産さんが、こちら「一東菴」の出入りの鰹節屋さんらしいし・・・そんなこんなのちょっとしたご縁も重なって・・・つまり、そのぉ、とても身近に感じた。
一徹なご主人と、元気溌剌笑顔の可愛らしい女将さんが営む、木をふんだんに使った素敵なお店、また伺いたい。


 

■住所北区東十条2-16-10■電話03-6903-3833 ■営業時間 11:3015:0017:0021:00(日曜日は15時まで)■定休日■アクセスJR京浜東北線「東十条」駅 徒歩2分



posted by 笑門来福 at 18:57| 東京 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月20日

王子「越後屋」

久しぶりに伺った。木枯らし吹く寒い午後であったけれど、こちらのお店には、ほっこりと温かな雰囲気が満ちていて心和む。壁の品書きは、亡くなった大旦那直筆の画や書で、時が止まったかのように、そのままで変わっていなかった。大女将の姿が見えないけれど、お元気かしら…などと思いながら、品書きに見入る。

王子「越後屋」 ランチ品書き.jpg







さて今日は、ランチに目がいった。











蕎麦
 


あれこれ小鉢に入って、このお値段。お得感があるなぁ〜と思い、コレにする。
選んだ蕎麦は、温かな牡蠣蕎麦。
  


王子「越後屋」 ランチ.jpg




まず、甘汁を一口。ほぉ〜っと、ため息が出る。ほんのりと柚子の香る美味しいお汁だ。若旦那になって、少し醤油でシャープに辛くなったのかな?などと。好物の牡蠣は最後に食べよう!かなぁ〜?!。食べるタイミングや配分に一瞬迷ったけれど、結局我慢が出来ずに、パクパクっと口に放り込んでしまった。う・ん・ま・い。直ぐに続けて蕎麦をツツッと手繰る。綺麗な細打ちだ、美味しい。お腹の中から、ほかほか温まってくる。幸せ。 


そして、やっと他に目が行く。品書きを見た時には、全部食べ切れるか知らん…と思ったが、ぺロリと楽に平らげた。最後にみかんを剥きながら、あぁ〜やっぱり蕎麦を沢山食べれば良かったかなぁ〜、とろろ蕎麦も食べたかったなどと、勝手な事も思ってみたり。
 


ウエストのサイズダウンの必要性を絶えず考えながらも、それでもあれこれ食べたい私は、自分の胃や腸の体積を増やす妙案はないか、相反することをなんとかならぬかと考える。まったくもって、やれやれの馬鹿である。
   




■住所北区王子本町1−21−4 王子「無識庵 越後屋」別館2F■電話03-3900-5904■アクセスJR京浜東北線/東京メトロ南北線 王子駅 徒歩8■営業時間平日昼11301430 夜17152130/日祝日昼11301500 夜17002130■定休日水・第3木曜日■寄席開催日時奇数月第二木曜・18時開場、19時開演〜21時頃迄(要予約)


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2010年01月15日

王子「無識庵 越後屋」寄席

114日(木)19時、156回目を迎えた“蕎麦屋で落語”「越後屋寄席」に行って来た。いつもの柳家さん生柳家甚語楼柳家わさびに加え、お蕎麦の時間を挟んでゲストに松旭斎すみえも出演した。御蕎麦付きで木戸銭3000円、運が良ければじゃんけん大会の豪華?賞品もゲットできる賑やかで楽しいお正月特別バージョンだ。

越後屋店前

   落語
まず、柳家わさび
少し見ない間に「生ねん」顔が、大人の「わさび」顔になっているではないか。「落語は柳家甚語楼からで、ここは前説と思ってもらっていい。ハハハ」なんて自虐的冗談とも本気ともつかぬ言葉がでて、やはり割り当ての短い時間の中できっちりと力を発揮するのは、なかなか難しいようだ。

 開演30分以上前に到着したのにも関わらず、つまみとなるものの殆どが売り切れていてガックリ。空腹にビールをグゥ〜〜っと飲んだせいもあり、柳家わさびの噺を…思い出せない。


 柳家甚語楼
泥棒の噺の枕として、間抜けな泥棒が家人に見つかり、ネズミだの猫だのと声帯模写?して乗り切ろうとする「盗人杭々」。
そして「鈴ヶ森」を。
泥棒の親分が、見込みのない善良な子分に、もう泥棒稼業はあきらめて堅気に戻れと諭す。しかし子分は、これから心を入れ替えて悪事に励むので、もうしばらく面倒を見てくれと言う。仕方なしに草木も眠る丑三つ時の鈴ヶ森へ、旅人への追剥ぎ仕事に2人連れてだって行くが、脅し文句もろくすっぽ覚えられない子分と親分の珍道中。鈴ヶ森に着いても、追剥ぎをするどころか鴨となるはずの旅人にも馬鹿にされる始末。

子分の間抜けさ加減と、呆れる親分のしかしこれまた本当は善良な人間なのではないかと思わせる間抜けぶりに笑う。くっきりと演じ分けられた颯爽と強そうな旅人の様子と、弱い盗賊の間抜けさとの対比が凄過ぎて、また可笑しい。


  柳家さん生
噺の枕…いやいや、業務連絡があった。
 「第53回わらいぐま現る・さん生ひとり語り」
日時:1月18日(月)夜6時半より
場所:お江戸日本橋亭
木戸:予約2.000円 当日2.500円
演目:「蜘蛛駕籠」「ひとり酒盛り」「紺屋高尾」
 


32・3日にNHKBS辺りで放送される大型落語番組に、師匠の柳家小満んと2人だけの出演するという。
放送時間などの詳細が、客席から問われてもよく分からない言い訳をしつつ、さりげなく?業務連絡?次々と宣伝?をする。

 そして、
古物商について、また物の価値について一頻り語って笑わせた後、いよいよ「猫の皿」。
地方に掘り出し物を探しに出掛けた江戸の道具屋。たいした収穫もなく帰路につく。ふと休みに寄った茶屋で、汚い猫が餌茶碗に使っている皿が、なんと高麗の梅鉢茶椀で、どうみても200円(現在の価格で都心に土地付き一戸建てが買える位の値段と注釈が入る)は下らない代物だと気付く。


さては茶屋の爺さん、梅鉢茶椀の価値を知らずに猫の皿にしていると踏んだ道具屋は、まんまと梅鉢茶椀をまきあげてやろうと画策する。
猫好きを装い膝に抱き上げたり懐に入れたり、その汚い猫を気に入った風で3円(現在の価格で90万円位と注釈が入る)で買い受けたいと申し出る。そしてまぁ〜猫に飯を食わせる為に、今使っているその茶椀を一緒にくれと。


そうですかと、汚い猫の使っていた汚れた梅鉢茶椀ではなく、洗った木のお椀を渡そうとする茶屋の爺さんと、なんと理由をつけてでも汚れた梅鉢茶椀をと食い下がる道具屋の攻防。

とうとう茶屋の爺さんは、この茶わんは高麗の梅鉢茶椀で200円もする高価なものだからだめだと明かす。道具屋は「なんだ知っていたのか」と、計画がとん挫したことにガックリ。我慢して抱いていた汚い猫を、さっさと放り投げる。


「何故高価な梅鉢茶椀で、猫に飯食わせたりなんかするんだ!」「だって、ときどき汚い猫が3円で売れますもので」


   うぅ〜〜ん♪、やっぱり落語って面白い。 
越後屋二八

 蕎麦
蕎麦はこの日も、美味しい細打ちの二八。3代目がご存命ならば“変わり蕎麦”をだしたのではないか。柚子切りか…みかん切りあたり…。二八も勿論美味しいのだけれど、季節の変わりも楽しみの一つだったので、少し寂しい。それに…蕎麦前が完売で、満足にいただけなかったので、蕎麦もことさら少なく感じた。あぁ〜空腹が抑えられずにグゥ〜〜と鳴る。 

 
手品
  
亡くなった3代目越後屋店主 坂場さんと親交のあった日本奇術協会最高顧問松旭斎すみえが、ほのぼのとした手品を披露。御正月らしく紅白の簾を使った南京玉すだれでは、会場が手拍子で揺れた。話芸にも長けた彼女は寅年・年女だそうで…「幾つだと思う?」と会場に問い「24歳」と即答した御客に「当たりです。」と、静々とマジック種明かしの本をプレゼントしていた。笑いました。 


 じゃんけん大会
   お正月恒例のじゃんけん大会。これが楽しみで来ているって人も多いのでは?柳家わさびも、しっかりと場を盛り上げる。今年は、友人と3人で参加し、ゲットした賞品は…柳家さん生手ぬぐい1本。ちょっと寂しい成果だった。負けこす前列付近の我々に「あれぇ?どうしちゃったんですかぁ?頑張ってくださいよぉ」と柳家さん生が、はっぱを掛けてくれるのだが、何故かじゃんけんにとても強い柳家甚語楼の裏の裏をかくような配球?に完全ノックアウト。恨めし顔の我々に「だってぇ。じゃんけんなんですからぁ〜、不正は有りませんよ、不正は。ハハハ」いかにもシテヤッタリとにんまりする柳家甚語楼のとぼけた顔が、可笑しい。ほかの方々には、新年に新調すると縁起が良いとされる財布数種類、厨房から持ち込んだばかりの新鮮かつ豪華な金物笊v(≧∇≦)v付き財布、ゴルフボール、バッグ類数種類、落語協会カレンダー、鍋つかみセット、関連本、そして、私が狙っていた落語家さんの手拭い十数本、などなどいろいろ面白い物が当たった。


   ■住所北区王子本町1−21−4 王子「無識庵 越後屋」別館2F■電話03-3900-5904■アクセスJR京浜東北線/東京メトロ南北線 王子駅 徒歩8■営業時間平日昼11301430 夜17152130/日祝日昼11301500 夜17002130■定休日水・第3木曜日■寄席開催日時奇数月第二木曜・18時開場、19時開演〜21時頃迄(要予約)

 
     次項有 王子「越後屋」2010年正月の越後屋寄の記事を読む
  次項有 王子「越後屋」2009年正月の越後屋寄席の記事を読む
 
 次項有王子「越後屋」2008年12月4日の記事を読む
 次項有
王子「越後屋」2008年11月14日の記事を読む
   次項有王子「越後屋」2008年7月10日の記事を読む
 次項有王子「越後屋」 2006年11月9日の記事を読む
  次項有王子「越後屋」 2006年7月15日の記事を読む
次項有王子「越後屋」 2006年5月15日の記事を読む
次項有王子「越後屋」2006年5月2日の記事を読む

ラベル:蕎麦 寄席
posted by 笑門来福 at 12:24| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月22日

王子「無識庵 越後屋」

越後屋店構え

1
15日(木)19時、節目の150回目を迎えた“蕎麦屋で落語”「越後屋寄席」に行って来た。それはそれは賑やかで楽しいお正月特別バージョン。いつもの柳家さん生、柳家甚語楼、柳家わさびに加え、お蕎麦の時間を挟んでゲストに松旭斎すみえ、仲八郎も出演し、恒例のじゃんけん大会で豪華?賞品もゲットできるのに、木戸銭はいつもの通りの2500円。年の初めの初笑いを大いに楽しんで、今年も春から縁起がいいわい。百年に一度の大不況も笑って吹きとばせぇぃっ!という気分に。

 
 落語
   
柳家わさび
■つる
wikipediaによれば元は「絵根間」という古典落語の最後の部分だったそうで、若手落語家の前座噺として扱われることの多い短い噺らしい。続きを読む
posted by 笑門来福 at 11:13| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月04日

王子「無識庵 越後屋」

越後屋店構え

早いもので師走。
王子神社では、冬の日を浴び黄金色に輝く銀杏(東京都指定文化財・天然記念物の葉が、強い北風にカラカラと音をたて、「早く早く」と用を急かす。忙しく舞う落ち葉に、蕎麦屋巡ってブログ書いてる場合じゃ無い!?大掃除しなくちゃ!と、理性に基づく公式見解を述べつつ足を速めるものの、「越後屋」の前を通れば「今日から、柚子切り」と店先にあるのが目に入り…観念して暖簾をくぐる。



 
12時すこし前、1階はほぼ満席。少し遅い七五三を祝う大家族が、可愛いフワフワの羽飾りを付けた女の子と、慣れない草履ももどかしそうに2階の座敷に上がっていった。思わず眼を細める1階の客一同。私がキョロキョロと空き席を見廻していると、すぐ傍の方が「ここで良ければ、どうぞ」と相席を申し出てくださった。下町の気さくな客層。チャーミングだった3代目の人柄のように、いつ来ても居心地の良い愛すべきお店。


 

 蕎麦蕎麦汁
  4代目蕎麦(生粉打ちと月替わりの変わり蕎麦)¥1480.-、と牡蠣蕎麦¥1,260.-をお願いする。

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ラベル:蕎麦
posted by 笑門来福 at 05:05| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月14日

王子「無識庵 越後屋」

echigo-gaikan.jpg

11
13日(木)19時〜木戸銭2500円、越後屋別館にて行われた第149回越後屋寄席。この寄席が、開催されるかどうか…気を揉んだ。席亭であった肝心の坂場正則3代目「越後屋」店主が、9月に急逝してしまったのだ。いつもの金屏風の脇に飾られた坂場正則さんの笑顔の写真に、悲しい気持ちが込み上げてきて……これは不味いと、他のソバリエの皆さんから離れ一人入口脇に座わることに。寄席でもうやだ〜(悲しい顔)メソメソしている客などいないよ、普通は。

落語家と同じくらい話の上手かった坂場店主は、噺の始まる前に、途中の休憩時間に、蕎麦の説明を入れたり軽妙な冗談を言ったり、我々を存分に楽しませたものだ。
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posted by 笑門来福 at 05:51| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月30日

上十条「彩め」

彩め正面.jpg
凡そ半年ぶりの再訪。ご近所の医学生さんでいっぱいの店内には、新蕎麦の張り紙。期待が膨らむ。席が空くまで暫く待つことになったので、皆さんの食べているものを、ちらりと覗いてみると、見渡せるほぼ全員が小ぶりの丼物と麺のランチセットだ。

天丼とせいろ、ねぎとろ鉄火丼と饂飩等。ランチの品書きは、20代中頃のターゲット?に絞り込んだ設定で、学生さんのお腹を十分に満たしつつ、贅沢な若者の鑑賞に堪える味でなくてはならない。品書きからは、待たせないメニュー開発の工夫も感じられる。
 
でも私は、丼物より〜と思っていると、

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posted by 笑門来福 at 07:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月06日

上十条「出陣」

画像-0252.jpgリンクを貼らせていただき、いつも楽しく読ませていただいているyukaさんのブログで、〜〜〜「面白いお店があるんだよ〜」と声がかかり、今宵はいざ、十条へ出陣〜〜として掲載されていたお店に行ってみた。

 

白状すれば実は行こうと思って行ったのではなく、駅前のそば処の文字のある店の前を通りかかって…あれ?ここは?確か載っていたあそこ…という具合で、「面白いお店」として記憶に残っていての発見だ。そうなればちょっと覗かずにはおれない。

ということで暖簾の隙間から店内を覗くと、まずは壁の品書きのお値段に仰天。ホントにホント?と思いつつ、「百聞は一見にしかず」思い切ってガラリと引き戸を開ける。


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posted by 笑門来福 at 06:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月10日

王子「無識庵 越後屋」

echigo-gaikan.jpg

奇数月 第二木曜、美味しい変わり蕎麦と落語を、王子の蕎麦屋で楽しめる。そこで本日7月10日(木)梅雨明け間近の宵の頃、第147回越後屋寄席に行ってきた。別館2階の階段を上がると女将が木戸銭を集めている。2500円で蕎麦ちょっと付き。別料金で蕎麦前にビールビール冷奴、空豆に漬物の盛り合わせも頂き、開演を待つ。
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posted by 笑門来福 at 23:59| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月03日

上十条「彩め」

彩め正面.jpg店主ご夫婦が、娘二人の名前から蕎麦屋の店名をつけたと聞いていた「彩め」を再訪。サーモンピンクの外壁が、やわらかい春の日差しに溶け込んで、桃の節句の昼に似合いと感じる。


 
■蕎麦どこの蕎麦屋でも好きな品書きの一つ、とろろ汁蕎麦(\900.-)をお願いした。蕎麦は、北海道産のそば粉を製粉業者が石臼挽きしたものを、二八で細打ちしてある。つるりと喉越しの良い蕎麦と、これまたつるりと粘る山芋の相性が良い。続きを読む
posted by 笑門来福 at 23:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月15日

上十条「手打ち蕎麦・饂飩 彩め」

彩め正面.jpg2003年オープン、若夫婦がちゃきちゃきと商う。訪れた昼は、帝京大学医学部の学生さん達で、16席ある店内は満員。ほとんどがランチメニューの天丼と饂飩のセットを食べていた。ランチの組み合わせが丼ものと饂飩とは、なんだか関西っぽいなぁ〜、ご主人は関西の方かなぁ〜と思っていると、偶然なのか客席から聞こえる会話も、関西弁がパワフルに炸裂しているではないか。

当然蕎麦を食べに来たのだが、こちらの店では饂飩を食べた事がないので、饂飩文化圏の関西人も認める饂飩なのか?と覗き見れば、細打ちで実に艶ややか、キュッとしまった様子からコシの強さが窺えてまことに美味しそう。

彩め笑門来福 (3).jpg左斜め上 おおおっと。目発見!
笑う門には福きたる」と台座に書かれた七福神?五人?にも見える?


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posted by 笑門来福 at 21:58| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月09日

王子「無識庵 越後屋」

echigo-gaikan.jpg■住所北区王子本町1−21−4 無識庵「越後屋」別館2F■電話03-3900-5904■アクセスJR京浜東北線/東京メトロ南北線 王子駅 徒歩8分■営業時間平日昼11:30〜14:30 夜17:15〜21:30/日祝日昼11:30〜15:00 夜17:00〜21:30■定休日水・第3木曜日■寄席開催日時奇数月第二木曜18時会場21時頃迄(要予約)

11月9日(木)夕刻、第137回越後屋寄席に行ってきた。別館2階の階段を上がると女将が木戸銭を集めている。2500円で蕎麦ちょっと付き。別料金で蕎麦前に熱燗と鰤の粗煮、漬物の盛り合わせ 冷奴等を頼む。

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ラベル:落語 蕎麦
posted by 笑門来福 at 00:00| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月09日

北区 そば処「武蔵野」

場所 北区上十条 (十条銀座商店街) 

電話 3908-3316

営業時間・休日 詳細不明,お店に確認してください。


 京浜東北線東十条駅南口を出て右折,緩やかな坂を上ると交差点,渡ると「十条中央商店街」(またの名を「演芸場通り」という)を直進,左手に行列ができる讃岐うどん屋「すみた」を通り過ぎ,今度は右手に,かの有名な(?)下町の玉三郎の篠原演芸場,隣近所のおばあさん連中が順番待ちをしていた。さらに,直進すると昭和の時代をほうふつとさせるレトロな店が立ち並んでいる。やっと,埼京線十条駅横の踏み切りに到達,踏み切りを抜ければ,めざす蕎麦屋のあるアーケード街の十条銀座商店街である。(ここまで,およそ78 分程度)

 踏み切りを渡ると,右手に水戸黄門水府蕎麦を掲げる「越後屋」なる蕎麦屋があったものの,今日はそこは素通りして,十条銀座商店街を数メートルほど直進,右折するとすぐ左手にラーメンの日高屋,そこを左折すると右手3 軒目に「武蔵野」がある。(埼京線十条駅で下車すれば約2分程度)

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  「すみた」に並ぶ人々   篠原演芸場前       「武蔵野」

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posted by たけじん at 22:39| 東京 🌁| Comment(11) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月15日

王子「無識庵 越後屋」

変わり蕎麦:「胡麻切り蕎麦」奇数月第2木曜日恒例の「越後屋寄席」に行ってきた。
今回で135回目だ。

ーこの日の変わり蕎麦ー

 

「胡麻切り蕎麦」 写真で分かっていただけるだろうか、繊細な細打ちながら、黒胡麻の黒が強く印象にのこる風貌。濃厚な胡麻の旨味がギュギュ〜〜っと、更科粉に煉り込められている。これは主張する変わり蕎麦だ。江戸前の強い蕎麦汁ともよく合う。


 

 
 
 
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posted by 笑門来福 at 16:22| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月15日

王子「無識庵 越後屋」

例によって、第134回 越後屋寄席に行ってきた。

隔月第二木曜日に開催される落語と変わり蕎麦を楽しめる会だ

今回は「桜切り蕎麦」

060511sakura.jpgechigo-gaikan.jpg

            桜切り蕎麦             越後屋正面

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posted by 笑門来福 at 17:10| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月02日

王子「無識庵 越後屋」

最初は・・・やっぱり無識庵「越後屋」
寄席の日を「舌学」食べ歩きに入れてよいものかどうか・・・迷いつつ
「第133回柳家さん生越後屋寄席」の様子を一つ。

echigo-mrijima.jpg
↑江戸ソバリエ「うずらの会」I様が描かれた越後屋
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posted by 笑門来福 at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする