2008年03月03日

上十条「彩め」

彩め正面.jpg店主ご夫婦が、娘二人の名前から蕎麦屋の店名をつけたと聞いていた「彩め」を再訪。サーモンピンクの外壁が、やわらかい春の日差しに溶け込んで、桃の節句の昼に似合いと感じる。


 
■蕎麦どこの蕎麦屋でも好きな品書きの一つ、とろろ汁蕎麦(\900.-)をお願いした。蕎麦は、北海道産のそば粉を製粉業者が石臼挽きしたものを、二八で細打ちしてある。つるりと喉越しの良い蕎麦と、これまたつるりと粘る山芋の相性が良い。20080303彩めとろろ蕎麦.jpgつけ汁に入った山芋は粘度が高く、もったりと手ごたえ充分で、後から入れたうずらの玉子となかなか混ざらない。なんだかとても滋養がありそうだ。このつけ汁が運ばれてきて直ぐに香ったのは、出汁の鰹の香りよりも、とろろの上にかかっていた青海苔の香りだった。薬味は、オーソドックスにねぎと山葵。 

20080303彩めカレーうどん.jpg■うどん
「彩め」で初めてのうどん、豚肉カレーうどん(¥900.-位だったような…)も少しいただいた。輝くように艶のあるキュッと締まったうどんは、細打ちであっても熱いカレーのお汁の中で、しっかりとしたコシを保っていた。うどんへの情熱が蕎麦へのそれよりも、ほんの少し上回るという(店主は私が蕎麦好きであることをご存知で、その私を前に「ほんの少し」と遠慮がちに言うのだから、本当は「ずっと圧倒的に」なのかもしれない)ご主人の努力の賜物だろう。

カレーのお汁は、一般的な蕎麦屋のカレーよりもスパイスが効いており、かえしの割りがぐっと少ない。また、片栗粉などでとろみをつけていないようで、サラリとしている。カレーには具の種類が幾通りもあり、「彩め」お薦めのメニューの一つである。


 
  次項有上十条「彩め」2008年2月15日の記事を読む 


■住所
北区上十条3-12-7■電話03-3909-5081■営業時間11:30〜15:00、17:30〜21:00 ■定休日不定休ながら、お正月も5日にはあいていた。休みはそう多くない。■アクセスJR埼京線十条駅徒歩8分、都営三田線板橋本町徒歩13分、都営・国際興業バス「上十条4丁目」バス停の目の前
posted by 笑門来福 at 23:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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