12月1日(土), 12時から16時半過ぎまで,八王子市大和田町の「高尾の里・手打ちそば道場」において「第16回八王子蕎麦打ち会」を実施しました。
今年最後の石臼の会の例会で,参加者は前回の倍,M先生と8人の会員で,いつもながらの和気合いあいの半日でした。
今回のテーマは,「粗引き二八そばと普通の二八そばを打って,食べ比べよう」でした。
1 そば打ち
まず,M先生の指導の下,皆さんが,それぞれ普通そば(北海道北竜産・松屋製粉を主とした国産そば粉)を二八で打ち,その後,ベテランのMさんが皆を代表して,先生から提供された群馬県子持山麓津久井農園産の粗引きそば粉を打ちました。なお,粗引きの感触を確認するため,交代で「切り」を経験しましたが,これまでの普通のそばと違って,確かに,ざくっとした「切り」の感触がありました。
蕎麦打ちが終わった後,M先生から,要旨次のような発言がありました。
@ 「本当の二八そばの味が分からないと,蕎麦屋巡りをしても意味がない。二八そばの味を分かって欲しい」との意向で,このそば打ち会を始めました。
A そばの打ち方にはいろいろなやり方があって,これといったものはありません。いろいろと研究して自分の打ち方を作っていただきたい。
B 木鉢(水回し)が一番重要,水を入れた一分間が勝負だということを忘れないように。
今回ほど,良い勉強になった例会はなかったように思います。今後も,引き続き,M先生の指導の下,そば打ちの稽古に励んでいきたいですね。
2 試食・懇親会
そば打ちが終わって,さて試食・懇親会に突入です。
試食は,まず「粗引きそば」が出されました。皆さん,手繰って味を確認しましたが,一様に無言で,首をかしげました。先生曰く「今回の粗引きは打ちにくいだろうと思って,七三にしました。」,これで「やっぱりね。なんだか,味がいまいちの感じがした。」と,皆さん,納得したようです。確かに,普通のそばよりは,若干喉越が異なるような感じがしましたが,自分が打った二八そばが出されると,「これが一番美味い」といった風情で,手繰っていました。先生のご指導の介あって,皆さん,二八とそれ以外の味の見極めは大丈夫のようでした。
さて,今回の酒は,乾杯用としてビール(プライムタイム6本+スーパードライ2本),前回以前の残り「浦霞」(宮城県塩釜市)のほか,「朝しぼり」(長野県須坂市),「獺祭(だっさい)」(山口県岩国市)が提供されました。ほかに,前回の残りのウィスキー,そば焼酎,泡盛がありましたが,「獺祭(」以下は再度冷蔵庫入りとなりました。
また,肴は,うかいの「くみあげ豆腐小盛り」,「鳥のから揚げ」,「ハムの中華風オードブル」,「ピリ辛らっきょう」,「ホタテの燻製」,「プロセスチーズ」のほか,Sさんが自宅で手料理された「大根・しめじ・牛肉の焼き合わせ」,Mさんがまたまた手作りされた「タンの塩釜蒸し」,M先生が手際よく料理された「ごぼうの磯部巻き」・「つくね」・「大根と水菜のサラダ」,最後に食後のデザートとして「りんご」が提供されました。
そばと種々の酒・肴がたくさんあったのにも関わらず,「もったいない運動」も手伝って,皆さん,腹いっぱい食べられたようで,今回は,ほんの少しだけ残り物が出ましたが,一人犠牲になってもらって,持って帰ってもらいました。一応,今回の「もったいない運動」も成功でした。以上
2007年12月05日
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粗挽きと普通挽きの味比べ
打ち比べ、参加したかった。
どらえもんのどこでもドアが欲しい(-_-;)。
たけじんさまの、采配と皆さまの協力で
もったいない運動も順調ですね。
やっぱり意識することって大切なんですね。