
■蕎麦前風情のある壁にびっしりと掛かった短冊に、肴の品書きがいろいろとあるのだが、肝心(?)の値段が書いていない。しかしまぁ〜、せいろが¥480.-のお店ゆえ、銀座だからと、そんなに心配はない。この日は、一階の厨房(食品運搬用のエレベーター前)というか花番詰め所の周りに、大旦那と大女将が揃っておいでになり、しゃきしゃきキリリと采配をふるっていたので、一声掛けて今日のお薦めを伺ったところ、「牡蛎!」と間髪をいれずに返事が返ってきた。この店の冬は鴨鍋も良いのだが、お言葉に素直に従い、肴に岩手産牡蛎酢、玉子焼、穴子天ぷら(大振り穴子一本・しし唐・茄子・キス・さつま芋)、胡麻豆腐、小柱(青柳)をお願いした。



気象予報官に言わせるとこの日は10月上旬の気温とのことで、ブリジストン美術館から店めがけて一気にガンガンと歩いてきた私には、ぷっくりと大振りの牡蛎の旨味が口の中に冷た〜〜く広がって、それはそれは美味であった。玉子焼は、江戸前の老舗ながら甘くないタイプ。ジューシーな焼き具合はいつ来ても素晴らしい。添えの大根おろしに予め生醤油がかかっておりさっぱりと頂く。日本酒は、老舗蕎麦屋定番の菊正宗。すっぱりきっぱりこれ一種。徳利に菊正宗の染め抜きが目にも眩しく、くぅ〜と唸りつつ杯が進む。いいのだろうか、まぁいいか、が昼酒の醍醐味だ。




■品書きせいろ¥480.-、ざる¥580.-、コロッケそば¥950.-、天せいろ¥1030.-、あられそば¥1300.-、玉子焼¥800.-、鴨鍋¥3800.-、板わさ¥900.-、若鳥竜田揚げ¥800.-、菊正宗¥600.-、この日は、菊正宗4合、肴と〆の蕎麦を二人で頂いて、¥10950.-。ご参考まで。
■住所中央区銀座7-7-8■電話03-3571-0526■営業時間平日11:30〜22:00/土祝11:30〜21:00■定休日日■アクセス東京メトロ銀座駅 徒6分、JR新橋駅 徒5分
確かに,玉子焼きは甘くはなかったです。コロッケはまだ食べたことがありませんので,いずれ確認したいと思います。
川口のよし田も、蕎麦前の嬉しい店でしょうか?
tannteさま
大丈夫?!一人でなく、二人で飲食しました。私食いしん坊ですが、お酒は強くありませんよぉ。tannteさまの名古屋美味しい蕎麦屋の情報を楽しみにしています。蕎麦打ちの成果も是非教えてください。
コメント有難うございます。
奥さまと一杯の夕食。素敵ですね。
私も値段の表示のないものには、どぎまぎします。
ああいうのは「時価」?なんでしょうか?
確かに、ちゃんと明示して明細を出して欲しいですね。
蟹蔵さまは、中央区にお住まいですか。
ご近所の区内にでも、また他所のところでも、
おすすめのお店などありましたら、
コメント欄ででもお知らせ頂ければ幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
有難うございました。