2007年11月09日

西葛西「そば豊川」

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東京メトロ西葛西駅、南口ロータリーの東京三菱銀行の角を左に曲がって50mほどの左側に「豊川」はある。駅前とはいかないが、駅近で、それなりに好立地だ。2005年5月9日そば専門店として開店。店舗の間口は狭いが奥行きが広く、雰囲気が居酒屋風ではあるものの意外にもゆっくりできる。テーブルが4卓で、全24席。この夜は、厨房内の店主、若い花番の二人陣営であった。場所柄か二人ともに、気さくで親しみやすいオーラを強力に発散しており、酔客としては気後れせずホッとする。これは店主が蕎麦屋を開店する以前に、10年間お好み焼き屋を営んできたことによるものか。

■蕎麦前まさかまだ飲む気か?と思いつつ、国権¥500.-、七重郎¥840.-、飛露喜¥1000.-、を順にお願いしてみる。どれも福島県のお酒で、すっきりと透明感があるのに濃密な旨味があり、それでいて飲み飽きしない。この辺りで「国権」を飲ませる店は珍しいのではないだろうか。

ビッグネームになってしまった飛露喜と比べ、半額の¥500.-とは超お値打ち。

そしてまたま豊川41.jpgた、まだ食べるかぁ?と思いつつ、玉子焼¥500.-、にこごり¥350.-、刻みめかぶ漬け¥350.-、オクラの辛し和え(¥?).-、掻き揚げ(¥?)を肴に。どれも安価。で、肴の味は・・・玉子焼きは、所謂江戸前蕎麦屋の甘くどっしりとした玉子焼きではなく、出汁でジューシーに焼く淡白な薄味タイプのもの。たっぷりの大根おろしがついて、さっぱりといただいた。何故か掻き揚げの衣から、鳥のから揚げの匂いがしたが・・・うぅ〜〜んと概ね家庭的で良い。


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■蕎麦と蕎麦汁
ソバ粉は、こだわりの国内産石臼挽きと書いてあった。店内での自家製粉ではなさそう?だ。そこで新蕎麦ということでもあるし欲張って、花巻(¥800.-)、ざる(¥650.-海苔はのっていない。普通のせいろ。二八)、十割(¥850.-)をお願いした。3種どれも細打ちで均一な出来栄え、これは手切りだろうか?手捏ね機械切り?そして茹で具合は少し柔らかめが基準のようだ。
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厨房一人花番一人であったので、たまたま出来上がった蕎麦が厨房内で滞っていたのか?花巻の麺はやや過ぎた柔らかな上がりかと思った。冷たい蕎麦については、お店の方針というか好みの問題だろう。繊細な数秒単位の仕事であるし、個人的にも生煮えは特に好まないところでもあるのだが・・・。十割からも新蕎麦期待の香りが、感じられなかったのも残念。

豊川38.jpg花巻の甘汁は、コクのある少し甘味の強いお汁であるが、後味はくどくはない。ざると十割の辛汁は同じもので、軽い醤油を使っている為にみりんの甘味が前面にでているのか、記憶には甘さが残る。 


■薬味と蕎麦湯
薬味は、山葵、ねぎ、大根おろし。蕎麦湯を丸い陶器の湯桶にたっぷりと入れてくださった。湯桶の鉄釉の茶色と蕎麦湯の白の対比がくっきりとするくらい、この日の蕎麦湯は濃かった。
 

■品書き
ざる¥650.-、田舎¥700.-、十割¥850.-、辛味大根のざる¥850.-、穴子天ざる¥1200.-、天ざる¥1500.−、花巻¥800.-、ゆばそば¥1000.−、にしんそば¥1300.-そばみそ¥350.−、玉子焼き¥500.−、にしん煮¥750.-、


実はこの夜が初めての「豊川」。それなのに、伺った時は、もぅ〜既に他の店で日本酒をたっぷりと頂いており、(なかでもあまり期待せず初めて飲んだ神奈川県熊沢酒造の「天青」が良かった。)〆にどうしても蕎麦という食いしん坊亭主らにそそのかされての訪問。このブログに訪問のことを書くのは、酔って伺った手前、お店に申し訳ないような・・・デジカメも壊れてしまい写真は携帯のカメラで・・・などと、しばし逡巡したが、記憶整理のためにも書き留めることとした。酔いからの思い込みで、詳細な数字や記述に誤りがあるかもしれない。 

全体として、蕎麦前を含むコストパフォーマンスに満足した。品書きなどに、そば専門店とあったが、今後そば専門店となるべく発展中の店という印象。“専門”の宣言で、蕎麦への期待は自ずと高くなり、結果として評価はどうしても厳しくなってしまう。きりりと緊張感を持って修行した蕎麦職人とは少し違うし、素人の趣味が嵩じてこだわりまくるというのでもなさそう。“そば専門”を謳うには、ちと詰めが甘い?しかし、飲食店としてのプロ魂は、しっかりと感じたし、店主自身きっと美味しいものが大好きなのだろうと想像できる。また足を運ぶことになりそうだ。
 



■住所江戸川区西葛西6-15-20■電話03-5676-4878■営業時間11:30〜14:30(土、日、祝15:00)/17:30〜22:00(日、祝21:00)■定休日水、第1・3木■アクセス東京メトロ東西線西葛西駅 徒歩2分


   次項有西葛西「そば豊川」2008年3月16日の記事を読む
posted by 笑門来福 at 05:50| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(1) | ⇒江戸川・葛飾・江東区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。ブログ「旅好き美味いもの好き」のnahoです。
トラックバックありがとうございます。
こちらからもトラックバックさせてくださいね!
Posted by naho at 2007年11月19日 11:53
nahoさま

TB&コメント有難うございます。
ご夫妻でブログなさっているのですね。
同じお店をそれぞれ違う角度から観察されているご様子や、
同じように感じておられる様子が楽しげで、
読んでいても、なるほどぉ〜と思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Posted by 笑門来福 at 2007年11月19日 14:04
笑門来福さま、
昨日、行ってきました。
とりあえずざるをいただきました。
機械切りのようですが、いい蕎麦でした。
次は限定10食の十割そばを食べてみたいものです。

それから、お店を探している時、案内地図に富士宮やきそば「きのこや」http://www.medas.jp/yokochan/ というのを見つけ、これにもチャレンジ。ふーん、こういうものだったのか、B級王者に違いありません。締め蕎麦の代わりに締めやきそばもいいかも。他にも焼き物メニューが豊富で、太ること、間違いなし。
Posted by highland at 2007年11月30日 08:21
highlandさま
遠征ご苦労さまです。
そうですよね。豊川は多分機会切りのようですよね。
それにしても、
富士宮やきそば!なんで私が知らないのに、
highlandさまは、こんなにレアな店を見つけるのでしょう!凄い!凄い!
去年の夏にできたって書いてありましたね。
このB級具合といい、こってり加減といい・・・
我が豚豚家族は、近日中に偵察にいくことになるでしょう。
で、また太る。あぁ〜。
highlandさまは罪作りな人です。
そうそう、地図を見たらこのよこちゃんの隣かその隣位の場所の2階に
蕎麦打ち道場あるんですけど・・・それ目に入りました?
Posted by 笑門来福 at 2007年11月30日 19:37
マミークラン12月号で「おそばぶれいく」として、蕎麦特集が組まれ、我が石臼の会メンバーが取り上げられたのですが、まぁ〜それは、別記事(http://edosobalier-ishiusu.seesaa.net/article/70017227.html)で読んでもらうとして、そのマミークランの4月号では、”「富士宮やきそば」でメン喰らう”っていうのがあったらしいです。富士宮やきそばってB級グルメで、もぅメジャーなんですね。知らぬは私ばかりなり。
Posted by 笑門来福 at 2007年12月01日 06:15
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