梅雨の中休み,しばらく振りに晴れとなった7月16日,散歩がてら,自宅から40分ほど歩いて,彩の国ビジュアルプラザ「SKIPシティ」近くの蕎麦屋「浄心庵」に行ってみた。 そこは扉を開けると,左手側に石灯篭があり,その横が土間になっており,六人掛け程度の椅子席があり,その奥に六畳と八畳の客間がある古い農家の田舎風作りである。右手側は,蕎麦打ち台があり,その奥が厨房となっていた。この店に入ったのは,午後1時を回っていたが,椅子席は満杯,座敷も六畳間は,子供連れが占めていた。八畳間には四つの座卓があり,既に二卓は埋まっている状態であった。私は,床の間前の座卓に座り,吉乃川の冷酒とせいろを注文した。久々の晴れの日,昼ひなかに冷酒を口に含むのは,気分が良い。日ごろの鬱憤が解消される気分である。まさに,心が浄められる瞬間とでも言えようか。お通しの漬物をつまみに,床の間横の石灯篭を眺めていたら,せいろが出てきた。細切りで,さらっと食べられる喉越しのいい蕎麦である。石臼挽き自家製粉の九割とのこと。つゆは,鰹節だしの香りが少し優っている感じではあったが,蕎麦に良く絡んでいた。田舎の農家で蕎麦を食べているような,心落ち着く蕎麦処であった。ちなみに,店名の「浄心庵」とは,「蕎麦を打つ人,食べる人,ともに心が清らかになるように」との願いを込めた命名だそうである。
所在地 埼玉県川口市上青木4−16−24
電 話 048−267−7187
営業時間 11時30分〜14時30分
(日祭日〜15時),17時〜20時
定休日 水曜
(参考)
彩の国ビジュアルプラザ「SKIPシティ」とは,映画や映像などの関連施設等が集合している場所です。関心ある方は,下記ホームページをクリックしてみてください。(蕎麦とは関係ありませんが・・・)
http://www.skipcity.jp/skipcity/index.html
2007年07月29日
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お蕎麦同様写真の腕も上がったようですね、
お客さんが入らない写真を写す苦労も良くわかります。
紹介文や写真から、時間がゆっくり流れているような印象を受けました。
ブログ記事を読んだ人も心が清らかになるような・・・気がしました。