2007年07月12日

第7回調布そば打ち&お茶会の報告


 7月8日
()調布市文化会館たづくり(10階調理室・お茶室)において,19N7 004.jpg最近では最大の16人のメンバーで,そば打ち会・お茶会・懇親会を実施した。多忙の中,Hさんにもお出でいただき,盛大な会となった。


1そば打ち会
 
13時から二回打ちの4人が,15時から1回打ちの8人がそれぞれ思い思いにそば打ちをした。一回打ちの方の中には,15時前から打ち出す熱心な人もいた。皆,満足のいくそばを打てたようである。が,私は,加水率を間違えてしまうなど悲惨なそばになってしまった。そば粉は淡い緑色の良い粉だったのに,非常に残念であった。この失敗にめげず,またがんばっていこうと自分に言い聞かす次第であった。(ということで,今回はそばの写真はなし。あしからず・・・) また,今回は,お茶会の予約時間の関係から,時間を持て余す方もいたので,次回以降,お茶会を兼ねる場合には,お茶会を先にすることになった。
2調理の時間
 皆,それぞれに肴の準備をしていたところ,
Kさんが到着,お茶会用に徹夜19N7 023.jpgで作ってくれた16人分の和菓子のお披露目があった。抹茶羊羹を川床に白黒の小石(煉りきり)を散りばめ,水19N7 021.jpg中に鮎が16匹泳いでいるという構図で,それはそれはこの季節に良く合う清清しい「清流」と銘打った和菓子であった。皆,この爽やかな和菓子に見惚れ,感嘆するばかりであった。
 
Kさんは,鮎を切り落とさないように16分割するのであるが,作るときに配置にも気を配っていたようで,またその繊細さにも驚きの声が上がった。
3お茶会
 
17時半から,隣の茶室「なごみ庵」で,和服姿のN先生指導によるお茶会19N7 015.jpgの初歩講座が行われた。まず,四畳半の茶室に12人が入り,数茶碗という形でのお茶の手ほどきを受け,残り3人の女性が,正式な方法を習った。
 
今回は初めてなので,和菓子の食べ方とお茶の飲み方についての手ほどきを受けたが,その概要は次のとおりである。(間違っているところもあると思われるので,気づいた方は下のコメント欄で指摘していただきたい。)

@
     
客人は,畳のヘリから16目にひざ小僧の先端に置いて座る。
和菓子の食べ方
A      和菓子を載せる取り紙と楊枝を畳ヘリの内側に置く。                 
B      主人が,菓子の器を自分の前の畳ヘリの外側に置く。
C
      主人に礼をし,右側の客人に「お先に戴きます。」,左側の客人に「ご相19N7 016.jpg伴させていただきます。」と挨拶し,箸で器に盛られた菓子を取り,取り紙の上に置く。
D      箸は,取り紙の右上の端を三角に折り,端の先端を拭き,器に戻す。
E      菓子が載っている取り紙を持ち上げ,楊枝で適当な大きさに切り食す。
F      食べ終えたら,取り紙と楊枝をたたみ,胸ポケット等に納める。
御茶の飲み方(多人数の場合の数茶碗)
G      控えの方がお茶を運ばれ,茶碗の正面を自分の方に向けて畳ヘリの外側に置かれる。
H      相手に礼をし,片手で茶碗を待ち,畳ヘリの内側に置く。
I      右側の客人側に茶碗を置き「お先に戴きます。」,左側の客人側に茶碗を19N7 011.jpg置き「ご相伴させていただきます。」と挨拶し,自分の前に茶碗を置く。
J      両手で茶碗を持ち,茶碗を左に90度回し,お茶を数回に分けて戴く。
K      飲み終えたら,右手親指と人差し指で飲み口を拭き,右に90度回し,茶碗を畳ヘリの内側に置く。(?)
L      茶碗の模様等を眺める。(茶碗は持ち上げない。)
M      茶碗を主人側の正面に向けさせるために,更に左に180度回し(?),畳ヘリの外側に置き,礼をする。(正式の場合は,畳のヘリとヘリの対角線上の位置,右・左それぞれ茶碗一個分が置ける位置の真ん中に置く。)
 初歩でも覚えることがたくさんあり,茶道もたいへんだなぁという印象であったが,そば打ちにも相通じる点があるように思われた。腹がすき,喉が渇いていた皆にとって,甘くてゴマの風味が効いた和菓子「清流」は非常に美味で,抹茶の苦味も最高であった。
4懇親会
 お茶会も終了,19時から待ちに待った懇親会。ビールで喉を潤し,そば談19N7 002.jpg義やお茶の話などに花を咲かせ,予定の21時半を少し超過してしまい,事務員さんに怒られてしまったが,楽しい会であった。
 お酒は,純米吟醸「千歳鶴」(北海道札幌),「鳳凰美田」(栃木県),特別吟醸「澤乃井」(東京都青梅),大吟醸「北秋田」(秋田県),本醸造「越の影虎」(新潟県),樽酒「ぎんせつ」(東京都東村山),吟醸「美少年」(熊本県),メルシャンワイン「ボンジュール」,アサヒビール「スーパードライ」,キリンビール「ゴールド」と大量で,呑みきれないかなぁと思ったが,すべて飲み切っしまった。今回のメンバーは酒豪の勢揃いであった。なお,肴は,焼きししゃも,おきゅうと,野菜サラダ,淡紅豆腐,枝豆,ト19N7 007.jpgマト,イカ焼き,茎わかめ,鳥の唐揚げ,そばの芽,鳥の肝の唐揚げ,そば豆腐,大根サラダ,渡りがにの唐揚げ,蛸とわかめのサラダ,塩らっきょう,チーズクラッカー,そばの切れ端のクレープ,生麩饅頭と盛りだくさんであった。更に,皆で打ったそばは,男性のKさんの自家製つゆなどで試食をした。お腹も満腹,気持ちも満足,今回も,心が安らぐ至福の時間であった。
posted by たけじん at 23:51| 東京 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) |  調布蕎麦打ち会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Kさんのお手製和菓子、以前に一度頂いたことがあります。その時もびっくりしたのですが、今回の「清流」は凄すぎですね。ネーミングだけ聞いてイメージしていたのをはるかに超えています。写真UPの原則を曲げて、もうちょっと細部の見える大きい写真になるといいなあ。
Posted by highland at 2007年07月13日 08:01
 私の携帯電話のカメラでは,これが限界です。 雰囲気を味わってもらえればと思っています。「清流」は,見た目もすごいですが,味も最高でした。
Posted by たけじん at 2007年07月13日 22:47
Kさんお手製の和菓子「清流」は、食べてしまうのが勿体ないほど、涼しげで、鮎が泳いでいるようで、ほのかな甘味で、素晴らしいものでした。「麩まんじゅう」もフワフワとして美味しかったです。
 Nさんが立てて下さったお茶も美味しかったのですが作法で汗だく、ちょっと恥ずかしかったです。
すべての準備をして下さったMさんと、参加された皆様お世話になり有難うございました。
Posted by S.S at 2007年07月14日 13:32
Kさまの和菓子、次の機会にも作っていただけるでしょうか?
とても美しいし、美味しそうで・・・是非頂きたいです。
Nさまの着物姿も素敵ですね。
楽しい蕎麦打ちをされたこと、
良い時間を過ごされた皆さまの様子がよく分かりました。
Posted by 笑門来福 at 2007年07月14日 15:22
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