6月9日(土),八王子市大和田所在の「高尾の里 そば打ち道場」において,石臼の会の精鋭8人が参集し,そば打ちと試食・懇親会が開催された。
今回は,「同じそば粉で,そばといえる最低限のそば粉入りの七三そば,五五そば,二八そば,十割そばを打って,その違いを再確認しよう!」をテーマにそば打ちを行った。
M先生が,あらかじめ同じそば粉(音威子府産)につなぎ(小麦粉)をそれぞれ七,五,二,ゼロの割合で500グラムを作り,それを4人でジャンケンをして,打つものを決めることにした。
始めに,M先生から「小麦粉を混ぜれば混ぜるほど水分がいる。」旨説明され,皆,実際に打ってみて納得することができた。
さて,私は,運良くジャンケンに勝ったので,十割を打つことになった。七三そばは,今回始めてこの会合に参加されたMOさんであった。MOさんは,これまで相当そば打ちを重ねているようで淡々と打ち終え,さらに二八にもチャレンジされていた。
私の方の十割そばはどうかと言うと,思ったほどにスムーズに纏まり,水も240グラム程度で打ち終えた。腕があがったのかなぁと少し鼻高々であったが,後で,M先生曰く「今日の十割の粉は相当細かいそば粉にしたので,誰でも簡単に打てる。」とのことであった。少々がっかりではあった。
さて,試食である。
最初に「七三そば」が茹で上がってきた。さすがに白い。麺は細く,長い。(これは打ち手の問題か・・・),若干,そばの香りがするが,歯ごたえのない食感である。時間が経つに連れ,まさにうどんの感じであった。
二番手に「五五そば」,こちらは「七三そば」より,そばらしい色になっている。歯ごたえ,香りもまぁまぁであった。
次に「二八そば」,美味い。そばの香りも最高,腰もある。最後に「十割そば」,「二八そば」と比べると,香りもそれほど違いはなく,色もいまいち,味もそれほどでもない。(打ち手の問題なのか・・・)。
最後に,秘密の混合そば粉の二八が茹で上がってきた。この二八は,先ほどの十割より,濃い色のそばであり,香りも腰も最高であった。
今回の検討の結果,「同じ粉なら,十割より二八に軍配が上がりそうである。しかし,粉の挽き具合によっては,異なってくるのかも知れないが・・・。また,同じ粉だと,つなぎ(小麦粉)が多いそば=白っぽいそばといえるが,実際は,そのようなそばでも表層粉など黒くなるものを少し入れている可能性もあることから,最後は舌触りや香りで確認するしかないのだろう。」との私的見解に落ち着いた。
試食会の後,懇親会に突入したが,前回同様,乾杯ビールのほかに日本酒が四号瓶七本,また,M先生の手作り料理や新鮮な野菜などいろいろな肴の提供があり,和気あいあいの至福の会であった。
なお,日本酒の銘柄は,吟醸「極上吉の川」(新潟県),「八海山」(新潟県),純米「浦霞」(宮城県),純米「神亀」(埼玉県),純米吟醸「御湖鶴」(長野県),東大和の地酒 吟醸「多摩湖の香り」(神奈川県),淡麗純米「ねぶた」(青森県)であった。特に,「御湖鶴」は好評であった。
報告の中で 「最後に、秘密の混合そば粉の二八が茹で上がってきた。この二八は、先ほどの十割より、濃い色のそばであり、香りも腰も最高であった。」 秘密とは・・・甘皮ですか?
二八そばのように のど越しがよい 好む人もいるでしょう、 また十割そばも メッシュ次第で いかようにもなります、好みの問題ですね。でも なかなか いい
その場での 食べ比べは なかなか いい体験でしたね。お疲れ様でした。