2016年08月29日

グリチカ@茅場町「アロヒディン」

シルクロードの中継地 ウズベキスタンのソバ料理を、茅場町で食べてきた。





茅場町アロヒディン (キョフテグリチカ ソバの実添え).JPG


キョフテ(羊の肉)グリチカ(Grichka=ソバの実)添え

ソバの実を羊肉と一緒に炊き込んだもの



ソバ消費量世界一を誇るロシアでもお馴染みのこのソバ料理は、(長い間ソビエト連邦の統治下にあって、ロシア料理の影響を受けた)ウズベキスタンでも一般的な庶民の味だそうで、オーナーシェフがウズベキスタンの母親や姉から受け継いだ家庭料理だそうだ。イスラム教徒の多い国ということで、豚肉は殆ど流通していない。お国では、羊肉や牛肉が良く食べられているそうだ。








茅場町アロヒディン (手打ち麺ラグマン).JPG


ラグマン(小麦粉の麺)


ウズベキスタンの名物料理。ウズベキスタンでは通常切り麺であるらしく、こちらのお店のメニューにも「自家製手打ち麺」とあった。この麺の上に羊肉・野菜類・にんにく・唐辛子などの具を入れた(クミン・ディルやコリアンダーの香り)塩味トマトベースのスープを掛けて食べる。


同じ「ラグマン」という名前(或いはそれに似た発音)の手延べ製麺は、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、東トルキスタン(中国・新疆ウイグル自治区)など、中央アジア全域でも食べられている。それぞれの地域で沢山のバリエーションがあるので、もっともシルクロードらしい小麦粉を使った麺ということだろうか。ラーメンのルーツとも言われてもいるそうだ。







こちらのお店のオーナーシェフは、ロシアの影響下にあったウズベキスタンのサマルカンド出身で、日本にあるトルコ料理の店で料理の修行をしたそうだ。ということで、トルコ料理・ロシア料理・そして母国ウズベキスタンの料理を出している。


日本語は(わりに上手)喋れるのだけれども、店内が満席になってからは流石にお話ができない。ホール担当の男性は、日本語が苦手のようだったので、オーダーは想像力を駆使して私の勝手な理解を入れて行った。私は嫌いな食べ物がないし、全然大丈夫。とても楽しめた。



ということで、この日はソバ料理や麺以外のものも、大いに食べ + 飲みもした。



茅場町アロヒディン (トルコのビール)8.jpg茅場町アロヒディン (アチチュクとクスクス)8.jpg茅場町アロヒディン (3)8.jpg茅場町アロヒディン (羊タンのサラダ)8.jpg茅場町アロヒディン (メゼ盛合せ)8.jpg茅場町アロヒディン (タコのグヴェチ)8.jpg茅場町アロヒディン (9)8.jpg茅場町アロヒディン (マントゥ)8.jpg茅場町アロヒディン (16)8.jpg茅場町アロヒディン (シャシリク)8.jpg茅場町アロヒディン (21)8.jpg茅場町アロヒディン (子羊肉のタジン)8.jpg



いくつか写真を撮り忘れたけれども、どの料理もとても美味しかった。最後に優美な器でウズベキスタンのお茶を飲んでおしまい。


後で調べてみたら、ウズベキスタンは、ソバの実を沢山食べているらしい。そして麺料理が豊富らしいので、ひょっとしたらソバの麺もあるのかもしれない。機会があれば、他の麺料理も含めていろいろと食べてみたい。




■住所中央区八丁堀1-4-8  B1■電話03-6228-3898■営業時間11:0014:0017:0023:00(L.O22:30)土曜日、祝日は17:0023:00L.O22.30■定休日■アクセス東京メトロ東西線茅場町駅 12番出口徒歩5分 /日比谷線 八丁堀駅A5出口 徒歩4




posted by 笑門来福 at 19:01| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 千代田・中央・港区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ウズベキスタンのソバ料理、興味があります。
行ってみたいけど、一人客とかいるんでしょうかね?
Posted by 25¢ at 2016年09月07日 10:55
25¢さま

いつもコメントを有難うございます。

私が行った日は、1人客はおらず、
会社帰り?と思しきグループ(ここは何処の国?って感じ)が何組か集っていました。
でも、私だったら気にせず1人で飲んで食べられる雰囲気のお店とは思います。


一人で困るのは、いろいろな種類の物をアレコレ食べてみたいときですよね。
複数人数でくれば、何皿も頼んでシェアできたのになぁ…ということで。
そういう意味でいえば、ここは一皿の量が少ないので、1人で行って2〜3品頼んでも、大丈夫という感じがします。

確かめた訳ではありませんが、
どうやらウズベキスタン人オーナーシェフの奥様は日本人らしいです。
ランチの時間に居るようなので、
詳しいソバ料理のこととか、量のこととか、
電話で様子を聞いてみるのもいいかもしれません。

伺った日の給仕担当の人は、日本語が殆ど通じなかったし、とても忙しそうだったので
ソバの事を確かめられませんでした。
もし、25¢さまが訪問し、何か分かれば、是非是非教えてくださいませ。

実は、江戸ソバリエのあるグループが、
今月、インド・ラダックを訪問しソバの現地調査を行っています。
ホームステイ先が、イスラム教徒のご家庭と、漏れ聞いてます。
この御宅で食べられるソバ料理はどんななのかっ!
もぅ今から土産話が楽しみで、楽しみで。

ソバって、興味深く楽しいですね。

Posted by 笑門来福 at 2016年09月08日 13:18
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