5月26日(土),石臼の会のメンバー8人で武相荘の見学と,9人で「もち月」で蕎麦を食べてきた。前日は,雨模様で心配であったが,当日は打って変わって晴天,しかも太陽がまぶしい良い天気であった。これは,きっと参加者の日ごろの行いの結果でしょう。
さて,武相荘見学
小田急・瀬川駅から20分程度歩いて,武相荘に到着。すでにかなりのお客さんが散策していた。萱葺きの母屋に入り,展示品を見学,書斎にびっしりと並んでいる多種多様の書物にはびっくりした。また,離れの2階には,封を切っていない年代物のオールドパーなどの洋酒が並べられており,ここをなかなか離れない御仁もいた。
案内人さんに「武相荘」の名の由来を聞くと,「ここは,武蔵野と相模の中間に位置しでおり,その「武」と「相」を合わせるとともに,次郎の性格をもじってつけたようです。」とのことであった。
田舎風でありながら,近代風でもある不思議な空間であった。まさに「カントリー・ジェントルマン」の居所であった。それにしても,金持ちでなければできないなぁとの印象であった。
次に,いろいろな雑誌に掲載されている「もち月」での蕎麦前・蕎麦吟味である。
予定より,若干早めに到着。すでに一人はビール片手に待っていた。まずはビールで乾杯,その後日本酒に切り替わり,お勧めの奈良満(郡山),臥龍梅(静岡),たけ・・(島根)を次々に注文し,こっちの方が辛い,甘い,まろやかなどと日本酒吟味に花を咲かせた。また,肴も味自慢のとんかつや天ぷら,出し巻き玉子などおいしくいただいた。最後に,せいろ(550円)を頼んで閉めにした。ここのせいろは,あら挽きの外一でうまかったが,何十回となくこの店にこられているYさんは,「今日の蕎麦はきりっとしていた。たくさんの江戸ソバリエが来るといったので,店主は緊張していたのではないか。」と語っていた。また,店主の奥さんに,ここの玄蕎麦を少しいただけないかとお願いしたところ,快い返事があり,少しの玄蕎麦を手に入れることができた。(小さな石臼を買ったので,いずれ挽いてみようと思っている。)
蕎麦前・蕎麦吟味の予定時間は1時間半であったが,1時間以上もオーバーしてしまい,ほとんどの方がほろ酔い気分となったようなので,町田巡りや国際版画美術館はまたの機会にしようということで,今回は解散となった。
皆さん,お疲れ様でした。
蕎麦の出来は今まで私が訪問した中では秀逸でした。惜しむらくは、私の目当てだった「一夜干しセット」がなかったこと。本日午前中入荷のはずだったのが遅れたようです。メニューから消えた訳ではないのでまたくればいい、愉しみは先に延びただけです。
こんな蕎麦屋が近くにあるのは嬉しいことです。反面、他の蕎麦屋に行かなくなる、そう思うと…。
素敵な報告を読ませていただきました。心配していたお天気が嘘のような晴天でよかったです。「石臼の会」には、強力な晴れ男さんがいるのでしょうか?
Siriusさまの企画は、いつもロマンチックな感じがします。今回も白州夫妻の魅力を堪能できるツアーだったのですね。次回第二弾には是非参加させていただきたく思います。
興味津々さま
建長寺の蕎麦打ち詳細を、このブログでも改めて書き込みお願いします。
highlandさま
席取り大変でしたね。highlandさまが、通い慣れたいつものお店の実力を、他のソバリエにも味わって貰えて良かったと思います。一夜干しを食べる為に次の企画が生まれそうなので、それが無かったのは、私にはラッキーでした。