2014年12月05日

信州蕎麦紀行2014


11月9日()、 天気予報は雨、 江戸ソバリエ石臼の会仲間10人と日月の1泊2日で行く信州旅行の出発日です。ありがたいことに集合場所への経路にあるため、I氏の車で自宅近くで拾ってもらいます。出ようと準備をしていると、同じく途中で拾ってもらったSさんより後5分で着く、という電話が入り、慌てて自宅を出ます。


と、予定場所に着く前に車の影か見え、乗車。そして、いつも蕎麦打ちをやっている調布市市民会館前に3台の車が集合。今回も会計を任されますが、前回使途不明金が発生したため、支払いと集計を分離、Sさんに支払いをお願いします。定刻前に全員が集合、市民会館の開館を待って、会館で用を足し、出発。


ここで3台の車の自宅よりの走行距離をヒアリングし、最初の訪問先である「真澄」で有名な宮坂醸造を目指し、中央道に入ります。途中から雨が降り出しましたが、さしたる渋滞もなく、紅葉の深まる中、最初の目的地に到着、直近の駐車場にジャスト3台分の空きスペースに駐車出来、ラッキーなスタートです。






7号酵母発祥の蔵宮坂醸造
セラ真澄


〜*〜 訪問の思いを一筆 〜*〜


今回の「信州そば紀行」は例年の蕎麦屋さん中心の旅と違って、生糸歴史の片倉館天台宗信濃五山の1つ光前寺参拝、庭園に魅了させられ、眼に沁みる程真っ盛りの紅葉に感激、それに朝ドラ・「マッサン」ことニッカウヰスキーの創立者竹鶴政孝氏の大阪高工時代の先輩が創立したウヰスキー会社蒸留所を訪ねたり感動の連続でこれまで10年間の紀行の中で私にはことさら印象に残った素晴らしい旅となりました。



真澄笑門来福.jpg



訪問先が多く忙しい中、眞澄・宮坂醸造を訪問するきっかけとなったのはNHKラジオ深夜便「酒を世界酒へ」というテーマの宮坂社長のお話でした。




宮坂氏は農学部を卒業後、祖父の強い勧めで将来社長になるべく修行のため、ニューヨークのデパートに就職し婦人服売り場で3年間、そして帰国後は新宿、伊勢丹のやはり婦人服売り場そして酒売り場で実績を積まれました。酒売り場に遷ってからは酒造・販売についての熱い思いで幅広く創造力と実践力を発揮されることに・・・。


  1. 酒を国際化する

    ワインのように世界の人々に愛飲してもらえる世界酒にしたい。

  2. 季節に合わせた酒の開発

    季節に合った酒を創り需要を拡げる(婦人服の様に)。

  3. お客さんとの直接対話

    従来の問屋仲介だけでなく、蔵元に客を呼び直接対話する。





    これらの熱っぽい約1時間の放送を聞き終わって、今年の紀行では是非、宮坂醸造を訪問してどのように実践されているのか知りたい、と言う好奇心からでした。

    幹事さんにはご無理を通して頂きました。




  1. 酒を国際化する

    ニューヨークの国連本部で各国大使・要人相手に酒の試飲会を開き大変な好評を博し、現在各国に試飲・販売網を展開中。

  2. 季節の酒の開発

    2月には純米吟醸あらばしり、4月吟醸生酒、9月山廃純米吟醸、11月吟醸あらばしり等々季節に合った需要の開拓を図っている。

  3. 客との直接対話

    社長室・事務室を改装したというCella MASUMI名称の蔵元ショップには多種類の酒が展示された一角に立派なテイスティングルームがあり有料で専任の説明員による6〜7種の試飲と対話が活発に展開されていた。



     真澄試飲highlandさん撮影.jpg


       華やかな吟醸香を醸し出す有名な七号酵母の誕生の話はまたの機会に譲ることとして、諏訪大社の宝物「眞澄の鏡」にあやかって命名されたという「真澄」の純米吟醸を吟味し、社長の唱えられる日本酒が世界酒として世界の食卓で愛飲される大きな夢が早く実現することを祈りつつ蔵元を後にいたしました。

    〜*〜 〜*〜 〜*〜 シリウス 〜*〜


    セラ真澄

    ■住所長野県諏訪市元町1-16■電話0266-57-0303■営業時間9001800■定休日年中無休■アクセスJR上諏訪駅 徒歩13

    次項有真澄HP

    次項有セラ真澄HP







国指定重要文化財
千人風呂片倉館


雨も降っているので、諏訪大社、万治の石仏の見学は中止、昭和の初期に建造されたロマン漂う天然温泉大浴場のある片倉館を目指します。天然温泉を豊富にたたえる大理石造りの浴槽は、100人が一度に入浴できるほどの広さ。深さ1.1mの底には玉砂利を敷き詰め、立つと心地よい刺激が感じられます、とのことです。



片倉館2笑門来福.jpg片倉館2highlandさん撮影.jpg



テルマエロマエUのロケ地にもなったそうで、ステンドグラスや周囲の彫刻、装飾も凝っています。80年以上の年月が過ぎた味わいもほどほどに、2階の食堂へ移動。麗人酒造が作る諏訪浪漫という地ビールを野沢菜をつまみに頂きます。風呂を遠慮して手持ち無沙汰なY氏も付き合ってくれます。お陰で2種類飲めました。


■住所長野県諏訪市湖岸通り4-1-9■電話0266-52-0604■入浴料大人650円、小人450円(3歳以上小学生まで)■営業時間10時〜21時(受付は2030分まで)■休館日毎月第2・第4火曜日■無料備品リンスインシャンプー、ボディソープ、ヘヤードライヤー■アクセスJR本線上諏訪駅 徒歩8/-中央自動車道諏訪I.C.より7km。無料駐車場有り。

  次項有片倉館HP





                                   車(RV)     車(セダン)      車(セダン)               





訪問予定スポットを2つ飛ばしたお陰で、タイムスケジュールの遅れを挽回して、当初の予定より若干早く蕎麦屋「あきしの」に移動が出来ます。駐車場からお店がどこなのか、とちょっと迷いますが、見つけたお店のアプローチが素晴らしい紅葉です。雨のお陰で輝きが増しているように思えます。




岡谷「あきしの」



あきしの2笑門来福.jpg





  訪問の詳細は、

  岡谷「あの」







■住所長野県岡谷市長地柴宮1-9-1■電話0266-27-9000■営業時間11301500/17302030(夜は予約)■定休日月・第3■アクセスJR下諏訪駅から2,093m








北アルプスの雪解け湧水
安曇野大王わさび農場


蕎麦屋さんを出たら次は大王わさび農場に立ち寄ります。40年前に訪問したことがあり、わさび田の風景は変わりませんが、売店は様変わりしていて、売る気満々、あの頃にはなかったはずのわさびアイスを頂きます。試食して美味しかった、数があり懐に優しいわさび豆を会社用に購入します。



大王わさび農園highlandさん撮影.jpg大王わさび水車highlandさん撮影.jpg



■住所長野県安曇野市穂高1692(カーナビでは3640番地と認識させる)■電話0263-82-2118■営業時間3月〜10月】9:0017:2011月〜2月】9:0016:30■定休日年中無休■アクセスJR大糸線穂高駅 タクシー約10/車:長野自動車道 安曇野IC(旧豊科IC)出口より直進 約10

  次項有大王わさび農場HP






                              車(RV)          車(セダン)           車(RV)






後は、夜用にお酒をもう1本とつまみを買うだけです。予定していた道の駅に良いお酒、つまみがなく、通り過ごしたベイシアに戻ります。浦霞を買いたいという意見を却下、いつも信州に来たら寄っていた長野県須坂の遠藤酒造場の渓流、五一ワインの小瓶を赤白1本ずつ購入、チーズを中心につまみを追加。宿に向かいます。





お泊りは
■ アンビエント安曇野

宿であるアンビエント安曇野に向かいます。昨年はアンビエント蓼科に宿泊、Y氏が入っている会員制リゾートホテルグループです。チェックインをして、部屋に荷物を置いたら、夕食の時間が迫っていますが、まずは風呂へ。からすの行水にならざるを得ませんが、旨いビールを飲むには必須でしょう。





いわな酒highlandさん撮影 (14).jpg




ゆったり10人が座れる個室に通され、既に並べられている食前酒で乾杯。



でもやっぱりビールが欲しい、と言うので、キリンブラウンマイスター生を注文。旬菜三点盛りに始まり、すっぽん真薯、お造り、煮物、と続き、やはりお酒が欲しい、というのでイワナの骨酒と純米酒を注文。ここは運転手さんも飲めますから。









アンビエント夕食笑門来福.jpg


やまめの塩焼き、豚と野菜のしゃぶしゃぶ、蟹の甲羅に入ったかき揚げ、春巻き、そして、ご飯、味噌汁、香の物、デザートは果物のゼリー掛け、と写真を見ながら書くだけでまたお腹は一杯。これらの料理にはお品書きがあり、写真は撮ったのですが、ピンぼけで読めないのが残念ですが、仕方ありません。




2次会はカラオケです。カラオケルームの様子の確認のためフロントで鍵を借りようと尋ねると、1時間4320円とおっしゃる。1時間じゃあ短い、でも予算は1時間分しか見ていません。と、予約をしたY氏が登場、予約を入れた時は2時間で4320円だったと申告、事なきを得ます。最初からそう言ってよぉ〜。


部屋へ戻って、1升瓶とつまみを持って来ます。ところが、グラスがありません。フロントに行ったら追加料金じゃ目も当てられません。と、O氏が車に紙コップがある、と言って、取って来てくれます。ここから1時間、先に風呂に入った3人組で貸し切りです。1曲目のI氏とのデュオを皮切りに、4曲は歌ったかも。


風呂に入った組がやって来て、有料の氷と無料のグラスを借りてきて、1升瓶がもう1本とつまみが増えます。最終的には9人になりを不足分の椅子2脚をエレベータホールから拝借、盛り上がって終了です。3次会はお部屋で、さあ、ワインの小瓶を開けましょう。と、コルク栓じゃあありませんか!


さすがのO氏の十徳ナイフにもワインオープナーは付いていません。が、キッチン付きのお部屋、Tさんが引き出しからワインオープナーを見つけてくれます。少しずつ味見をしつつ、1本目の1升瓶が空きますが、四方山話は尽きません。24時を迎えて解散。それからもう1度風呂に入り、就寝。



                 晴れ       



1110()、日の出の時刻は調べてありましたが、間に合わずに起床、外を見ると霧の中、手前の樹しか見えません。でも、朝の散歩に行きましょう。フロント脇にあった地図を片手に外へ出ます。地図に載っている紅葉スポットを目指します。あれ、何だか変。携帯のGPSで見ると違う方向に来ています。軌道修正し、30分で帰還。


部屋に戻ると、1名はまだ就寝中、もう1人は風呂に行っているようなので、追いかけます。昨夜と男女が入れ替わっていて、別の浴槽です。こっちはベランダを通って露天風呂がありますが、下にさっき歩いた道路が見えます。ということは、下からも見えるのか、開放的な作りになってるんですね。


風呂から部屋に戻る途中、朝食に向かう女性3人組とすれ違います。部屋にタオルを置いて、朝食券を持って、追いかけます。朝食はビュッフェ、好きなものを少しずつ取ります。和朝食を食べ終えて、コーヒーとフルーツ、焼きたてを配っているお姉さんからクロワッサンを1個頂き、満腹です。


9時前にフロントで清算、かなり予算をオーバーしています。夕食のビール、お酒を控えるか、朝食を止めるか、次回は要検討です。


■住所長野県安曇野市穂高牧2230■電話0263-83-5550

次項有アンビエント安曇野HP







                               車(RV)         車(セダン)          車(RV)






大型の支払いを終えて、車に乗って、現金と帳簿の照合、ドンピシャで気持ちのいいこと。安曇野ICより駒ヶ根ICまで高速に乗り、光前寺庭園に到着、滞在は40分の予定。


樹齢数百年、杉の巨木に囲まれた
■ 宝積山光前寺




丸富1光前寺.jpg



桜の季節もよさそうですが、紅葉の季節もなかなかです。


光前寺highlandさん撮影.jpg


全員分の庭園拝観料を支払い、奥の庭も拝観。お茶とお菓子を頂き、ここにしか売っていないという護摩塩を買い、本堂にお参りして、一際美しい真っ赤に紅葉したモミジの前で写真を撮ります。


予定を15分オーバーして、本日のお蕎麦屋さんへ。



■住所長野県駒ヶ根市赤穂29■電話0265-83-2736■営業時間9:0017:00■庭園見学料大人500円 子供200円 (団体割引:有)■アクセスJR飯田線駒ヶ根駅下車バス15/車:駒ヶ根ICから1km 3

次項有光前寺公式HP











11時半開店で10人が入るには30分前に着いて、一番でお店に入ろうという計画でしたが、15分遅れています。お店に着くと、駐車場に車の影はなし、一番乗り成功です。入り口で開店を待っていると、5分前に入れてくれます。注文を検討していると続々とお客様が入って来て、1135分には満席です。



光前寺から車で5
■ 駒ヶ根「丸富」


丸富5鴨蕎麦.jpg





  訪問の詳細は、
  駒ヶ根「丸富」へ




■住所長野県駒ヶ根市赤穂23-180■電話0265-83-3809■営業時間11:3015:00 夜は予約制■定休日■アクセスJR東海飯田線小町屋駅から2,952m











蕎麦屋さんを出て、すぐ近くの駒ヶ池に着きますが、見るものなしと判断、次のJAショップに移動、お土産を買います。ここで家用の豆とビール屋さん用にビールを買い、吊り橋は渡らず、紅葉の写真だけを撮って、次の本坊酒造に向かいます。ここでは日本酒ではなく、ウイスキーやワインを作っています。




明治5年(1872年)の創業
■ 本坊酒造「信州マルス蒸留所」


〜*〜 見学の巻 〜*〜


11月10日12時50分頃本坊酒造マルス蒸留所到着。ここは地ウイスキーと地ビールを製造している所(ワインも売っているがこれは山梨工場で生産されている)。係員の所内説明を受けてから構内の見取図を渡され、見学したら試飲所に戻って試飲・購入せよと言い渡される。



マルス蒸留所highlandさん撮影.jpgマルス蒸留所試飲室笑門来福.jpg




まずウイスキーの貯蔵所を見学。ウヰスキーの樽がいっぱい並んでいる。樽の中で、ウイスキーはおいしくなろうとして懸命に眠っているのだろうか。製造工程の図を読んでから、反対側の建屋にある製造プラントに進む。いずれも窓の向こう側に製造装置が並んでいる(現在は動いていない)。



説明のパネルが何枚かある。その一つを何気なく読む。この地ウイスキーの生みの親である岩井喜一郎氏が大阪の摂津酒造(テレビでは住吉酒造)の常務(同じく社長)だった時、今NHKでやっている朝ドラの主人公竹鶴政孝をイギリスに派遣してウイスキーの製造を学ばせたとある。その後紆余曲折を経て同氏はこのマルス蒸留所に招かれてウイスキーを製造開始した由(竹鶴政孝氏はサントリーに一時席を置いた後ニッカウイスキーを北海道で生産)。そのせいか観光バスが数台やってきていた。


話が横道にそれたが蒸留装置(ポットスチルなど)を見た後、階下に降りて試飲の開始。ウイスキーは無料だが、ワインとビールは有料。ウイスキーは生でビンの蓋ぐらいの器に入れてくれる。美味しかった。ワインは小生の目的の「紫輝(しき)」がなかったが数種試飲。ビールは一寸苦味があるが後味はすっきりしていた(車を運転してくださっているお3方はお気の毒にブドウジュースのみ)。皆さん思い思いに土産を買って1時40分頃次の目的地に出発。


〜*〜 〜*〜 〜*〜  酔 爺  〜*〜


■住所長野県上伊那郡宮田村4752-31■電話0265-85-4633■営業時間9:0016:00■定休日なし。臨時休業は有り。年末年始休業日:12/291/3■アクセスJR東海飯田線駒ヶ根駅または宮田駅 タクシー約10/車:中央高速自動車道 駒ヶ根IC 約5

  次項有本坊酒造HP







運転手さんへのウイスキーを買い、昨日の梅酢、梅酒と組合せ配布、自分用のウイスキーも買って、後は帰るだけです。



帰路富士山highlandさん撮影.JPG




駒ヶ根ICに戻り、残るガソリンが微妙なので小黒川PA10Lずつ補給、岡谷JCTから東京方面へ。昨日と打って変わっての好天で八ヶ岳はもちろん富士山も雲海の上にくっきりと見えます。


一気に調布までか、と思っていると、運転手さんはかなりお疲れの模様。後2台に連絡して談合坂SAで休憩を取ります。指定されたガソリンスタンドで給油し、出発した調布市民会館に戻り、清算。1500円徴収で間に合うと思いますが、予備を見て、2000円徴収をし、高速代等立て替えを清算、解散です。


帰りも自宅方面を経由して頂き、楽チンで帰宅します。帰って、運行実績より燃費を計算、昨日聞いた自宅までの距離・ガソリン単価を掛けて、完全清算をして、メールで報告。使途不明金のない清算はほんと気持ちのいいものです。半分は雨でしたが、雨も良し、晴れならなお良し、今回もいい旅になりました。


〜 highland 〜












posted by 石臼の会会員 at 11:52| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ⇒長野・新潟・山梨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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