北海道室蘭市生まれのイラストライター イトウエルマさんは、桑沢デザイン研究所グラフィック研究科卒。文具メーカーで企画・デザインに携わり、その後フリーに。本書は、日経ビジネスオンラインに連載していたものを、単行本化した。
私達江戸ソバリエのお師匠さんでもある あの寺西女流名人にも、時に教えを乞いつつ、蕎麦打ちもするエルマさんが、立ちそばの店を、女子目線・立ちそば初心者目線でルポし追求した実用食エッセイだ。
「今の立ちそばは、すごいんです。ゆでたて、揚げたて、打ち立ての十割そば!つるつる、しこしこ、つゆも極上!」と、書きすすめた本書のイラストを見ていると、あれもこれも本当に美味しそう。スペースや値段という制約の中で材料や作り方にこだわったお店の特徴や味の違いを紹介して、立ちそばというファストフードに迫る。
あぁ〜それにしても、懐石料理などコース料理の〆だったり、出前だったり、仕事途中の気軽なランチだったり、粋な昼酒の〆だったり、アフターファイブの一枚だったり、老若男女それぞれの楽しみ方のできる蕎麦って、本当に奥深いものだなぁ。
てんぷらもすごいし、どうやって経営してるんだろうと思うくらい。
いつもコメントを有難うございます。
290円で十割はホント凄いですね。
この春TVで見た「嵯峨谷」経営者の説明だと
十割を打つ熟練の職人は雇わない…
つまり人件費を削って、食材料費に充ててると。
押し出し式の製麺機から、ムニュ〜っとでてきた十割麺を
下で待ち構える釜の湯にドボン。
高給取り?のそば職人は必要なし。
でも、TVでは言わない秘密もあるでしょ?きっとね。
ちなみに、2007年京橋「恵み屋」も同じような押し出し麺でした。
http://edosobalier-ishiusu.seesaa.net/article/52612434.html
恵み屋追加情報としては
波さまも懐かしがりそうな、ミュージシャンが今でも時々セットになっているようです。
最近の恵み屋ツイッター見ると
キッス・ボストン・ピストルズ・グラックモア
ピーターフランプトン・イーグルスって、並んでますから。