西新橋「竹泉」(旧 西新橋「本陣房」)で修行をした店主ちんねんさん(ご主人の愛称をそのまま店名にしたそうだ。)は、2013年9月12日、美しい女将とこちら浦安猫実で、日本酒も充実した蕎麦屋を独立開業。ナルホド西新橋「竹泉」そっくりな、変わり蕎麦・せいろ・田舎を、浦安値段でだしている。品書きの並び順まで一緒(な気がする)。ところがお値段は「せいろ」が600円。変わりは、この日「けし切り」で、900円。竹泉では見かけなかった(気がする)「あさりそば」¥950.-など、ご当地色のあるメニューも開発中?と感じた。
■■蕎麦前
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ちんねんさんはフェイスブックから、築地から仕入れた季節の魚の姿を「本日の御造り」情報として…下田産キンメやら、富山産生ホタルイカ、静岡産生桜えび、はたまた神奈川産ウマヅラやら千葉県太刀魚の画像で、或いは、入荷した酒など、時々流している。不肖笑門来福、その画像にほいほいと釣られての訪問。
ということで、飲む気満々でいきなり日本酒から。
寒かったこの日は、三重の酒も加えて(ちんねんさんか?女将さんか?が、三重県ご出身と仰っていた)熱燗で提案してもらい
石川 天狗舞本醸造¥600.- → 三重 酒屋八兵衛山廃純米¥700.- → 山形 小桜純米¥650.- → 青森 田酒 特別純米¥850.- → 三重 作 恵乃智純米¥750.- を、午前11時から我が家の筆頭呑兵衛組頭と嗜む。あ゛ぁ゛〜私達って…、まっいいか、ゴールデンウィークだし。
千葉新玉葱スライス¥300.- 水茄子¥450.-と宮古島茶豆¥450.-
宮古島茶豆の濃い風味と、水茄子にたっぷり添えられた金山寺味噌(写真では、猪口の陰に隠れちゃってますがね、粒々具合と塩分濃度が、凄〜〜く良い。)がとても美味しく、杯が進んでしまったのだぁ。
富山産生ホタルイカ¥?.- 玉子焼き¥?500.-?かな?
生ホタルイカ。これこれ、これが食べたくて。ねっとり、ぷちっと、美味しい。
品書きの玉子焼きは、¥1000.-だが、女将が「お二人様ですと、少し多いかもしれませんが、半分のサイズにしましょうか?」と気を使ってくれた。お出汁たっぷり甘くないタイプの玉子焼き。
■■蕎麦
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さて、お待ちかねの蕎麦。
筆頭呑兵衛組頭は、天もり¥1500.-(天先にしてもらい、まだタラタラと飲みつつ…蕎麦は、田舎とせいろを選んで、せいろに。
天もりの「天ぷら」
天もりの「せいろ」
量もきちっと有り。
私は三色もり(変わり・せいろ・田舎)¥1000.-
三色の最初は、この日の変わり「けし切り」。
ちんねんさんは、「塩でどうぞ」と小皿には、葱・山葵・そして塩。
けし切り/三色
芥子切りは、芥子の実を軽く煎って、すり鉢でホンの僅かサラッとあたり、更科粉で湯捏ねな訳だけれど、この煎り具合に好みが出るように思う。真っ白で透明感のある更科粉のプリぷりプリンとした麺の中で、香ばしく深めに煎れば芥子の実が白魚の目のごとし。でもでも、私個人の好みとしては、数日分と思ってだろう深く煎りすぎると、折角の風味が…なんだなぁ。芥子の実の独特のコク風味の為には、色づく褐色程度が好きだ。ちんねんさんは、凄く浅煎り。若いご主人の好みは、麺の中で弾ける芥子風味を濃〜く出したいのだろう。
延しべら気味になるのはOKかと。興味津々さま作私の麺のサイズ棒で麺の太さを測ってみれば、1.4o〜1.8o□の延しべら。3枚中の最初から、結構きちんと量があって、おぉ〜っ嬉しい。
せいろ/三色
香味は大人しいが、密な肌合いで、もっちりつるり感有り。1.6o□くらいかな。
田舎/三色
わぁ〜太い。私のサイズ棒では、正確に測れない。2o×3.5o□位かなぁ〜の延しべら。色の濃い細かい粉がミッシリと密な風合いで仕立てられており、固くないけれど、やっぱり噛んで食べる蕎麦だ。
蕎麦湯は、スーパーナチュラル(サンタナかっ! あっいゃぁ〜、夏に向かうこの季節になると聞きたくなるもんで、つい。 つまり私が言いたいのは、作らない釜の湯のこと…です。はい。) で、この日開店間際の客であったこともあり、釜の湯はサラサラ。
■■蕎麦後
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「蕎麦の実アイス」「蕎麦チョコ」各¥150.-
■■雑感
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ご主人や女将の一生懸命さに、そして蕎麦前に惹かれる。そんなだから、伺ったゴールデンウィーク中のこの昼は、カウンター隅で観察した結果、後から後から昼食目当てのお客が現れ、席はすぐに埋まった。昼でこれだから、夜は更に?場合によっては、予約が吉か?その内にまた再訪して体験してみようっと。
それにしても、高架下自転車置き場を挟んで35秒の直近にある浦安市猫実「信や」のご主人の内田さんも、本陣坊グループ10年→市ヶ谷「大川や」3年→護国寺「蕎すけ」店長4年→2012年10月開業だと聞いたし、本陣坊グループに関係のある若いお二方が、ほぼ1年の間にこんなに近くでそれぞれ自分の店を持つなんて、なんだか凄いなぁ〜〜〜っ。若いご店主どちらにも頑張ってほしい。ご近所の皆さま、是非是非あれこれ食べ比べて、地元で若い蕎麦屋さんを盛り立ててあげてくださいませ。酒は…で、魚も…だな、天麩羅は…で、卵焼きが…だよねぇ、で蕎麦が…だ、とかね。楽しいと思いますぅ。
※5月10日(土)、11日(日)は、浦安駅前の道路を封鎖して行うお祭り、浦安市商店会連合会主催百縁商店街に出店の為、お店はお休み。「ちんねん」さんの出店内容は、玉子焼き・揚げそばが100円と、三重県の地酒・作の純米酒が5勺300円。⇒百縁商店街会場マップ
■住所千葉県浦安市猫実5-13-10■電話047-720-0630■営業時間11:00〜14:00/16:00〜23:00■定休日水・第3木昼■アクセス東京メトロ東西線浦安駅徒歩6分
酒のツマミにいいですね・・・
3.5mm□ 4mm□ 製作しとこかな・・・
いつもコメントを有難うございます。
>3.5mm□ 4mm□ 製作しとこかな・・・
うわぁ〜〜っ、スグ自作できるって、凄いことですねぇ。
結果、細〜太 まで、都合何本持ち歩くことになるのか…
それとも朝外に出掛ける時に、今日はコレとコレって選んで持って出るのか…
悩ましいですねぇ。