蕎麦春秋26にて紹介されたみよし蕎麦の里と地元のお蕎麦屋さんと行政がタッグを組んだ「農と食プロジェクト」。2年目の種播き会を行いますよとの連絡を受け、種播き会の様子見とメンバーのお蕎麦屋さんを訪問してきた。
まず種播き会のこと。今年の活動は、堆肥を落ち葉からつくることからスタートしたので、本日は活動第2弾。みよし蕎麦の里近くの会場にはふじみ野市高畑市長も駆けつけ、参加者1名あたり2畝の種まきを一斉に行う。種まき会は翌日も開催され、明日も多くの参加者が予定されているとのこと。
(種播き会)
参加するお蕎麦屋さんは、地元、上福岡・ふじみ野の蕎麦商組合はもとより、今年開業100年を迎えた東武東上線に沿った朝霞から川越までの広範な地区の皆さんで構成されている。引き続き、雑草取り、蕎麦の花見、収穫などの体験を通じ、一層愛着を持ってお蕎麦をお客様に提供して下さるとのことである。
みよし蕎麦の里では、空いている蕎麦畑で、なたねの栽培にも注力しており、幟と黄色い花が見頃を迎えていたが、なたねと夏そばの収穫時期がオーバーラップする心配があるとのこと。
(なたね畑)
なたね畑の脇から川越街道に沿って歩くこと20分「ぐらの」さんにたどり着く。この店では、みよし蕎麦の里をはじめとし、数ヶ所の埼玉産の蕎麦を提供している。
(室内)
高い天井まで吹き抜けている店内に入り、まず蕎麦前を所望。この店で珍しいのは何といっても「椀がき」。蕎麦粉とお湯が準備され、客自身が、好みの堅さで作るそばがきである。蕎麦粉の産地はお店と相談でき、この日は日立太田市の北原さんという農家の香りと甘さが際立った蕎麦粉を薦めて貰った。
注文したお酒(陸奥八仙)はひとまずおあずけ。自分好みのそばがき作りに熱中する。
(椀がき)
蕎麦前に区切りをつけ、真打ちの蕎麦の登場である。供されたのは唎きそば。まず、秩父産の二八蕎麦から登場。続いて、三芳産の十割。いずれも美味しい蕎麦である。一緒に出される生わさびは客がすり下ろす仕儀。某チェーン蕎麦店で生わさびの持ち帰りを許している影響か、勝手に持ち帰る客がいたので、おろし金にはこんな表示が。
(おろし金)
最後に、ご主人のご厚意で、田舎蕎麦をおまけに提供していただく。この田舎蕎麦は、ロンドンオリンピックレスリングの金メダリストが気に入って自衛隊体育学校から何回も食べにきているとのこと。平成24年秋三芳産の太打ちそばは味、香りとも申し分なく、ほとんど汁はつけず一気に食べてしまった。
(田舎)
ところで、今日播いた蕎麦は、例年通りであれば5月末〜6月上旬には花見ができるとのこと。みよし蕎麦の里(049-259-6022)は、都心から30km圏内で最大規模の蕎麦畑。興味のある方は是非花見に訪れては。
もう少し時間のある方は「ぐらの(049-264-0337)」やこのイベントの中心メンバーである「旭庵甚五郎(上福岡:049-261-1274)」「富(三芳049-258-1502)」「浅野屋(ふじみ野)049-264-2355」のお店を訪れ三芳産の蕎麦を賞味するのもいかがですか。
〜 m 〜
とろりとゆるめに仕立てて、是非食べたいです。
それに、ソバ畑にお花見にも行きたいなぁ〜と思いました。
見てから食べるか、食べてから見るか…
欲張りツアーになりませんかね?
温泉もセットにして、今年は行きましょう!!