昨秋、北海道幌加内町(有)マルシメ川嶋商店さまより、江戸ソバリエ協会 稲沢敏行顧問を通じて、ソバの食味テストの依頼があった。私達「石臼の会」としても、毎回の蕎麦打ち会の折に喜んで協力させていただいた。
食味テストの方法は、概ね以下の通り
・毎回2種類のソバ粉を10割で打って、つゆを付けずに食味。
・所定のテイスティングシートに沿って記入。
・食味テストは計6種類(A・B・C・D・E・F)のソバ粉である。
・ソバ粉情報は伏せて、完全ブラインドテストとする。
つまり、北海道3地区(美瑛・幌加内・音威子府)ということ、25年度産キタワセ種、メッシュ違いもあり、ということは知らされずに、江戸ソバリエ各会の蕎麦打ち上級者が、生粉で仕立てた蕎麦を大人数で手繰った食味テストだ。
その結果が、この度江戸ソバリエ協会HPに「蕎麦粉のテイスティングについて」として纏められた。ブラインドテストをした6種類の粉について、さてどんな評価がでたのか、食味テストに参加されたかたも、そうでない方も読んでいただければと思う。
消費者に喜ばれる美味しいソバを模索する北海道幌加内町(有)マルシメ川嶋商店さまはじめ 産地で日々努力している方々、ソバという植物の持つ力を信じ消費全体の底上げを考える江戸ソバリエ協会 稲沢敏行先生、通人・消費者として集計取り纏めの労を厭わない江戸ソバリエ小林照男さま、協力関係者全ての方々が、嬉々として持ち寄った蕎麦を愛する気持ちが愉快だったし、心温まった。
江戸ソバリエ協会が支点として、すっくと立っていてくれることにも、感謝。