2014年01月16日

北砂「夢想庵」

久しぶりに伺った。諸事情で、蕎麦前はなし。でも、お茶と一緒に夢想庵名物?(揚げ蕎麦にかえしを吹きかけたもの)を出してくださったので、パリポリとつまみながら、蕎麦を待つ。


蕎麦

品書きの「野菜の天ぷら」と書かれていた場所に「手挽きそばがき」の文字を発見。おぉ〜3か月ご無沙汰の間に加わった新メニューか。

「都合により田舎そば 手挽きせいろは、中止になりました。現在は、ざるそばの質を高めるため田舎ブレンド 手挽きブレンドとして、一本化しております。」と、店内に書かれているので、蕎麦用の製粉の仕方を変え、それにともなって、粗い手挽きソバ粉の美味しさを楽しみたい人用に、蕎麦掻き用の製粉を用意したのか?と推理。これは、絶対にいただかなくては。



夢想庵 手挽きそばがき800円.jpg

手挽きそばがき800


粗挽きの粒々感の残った魅力的な姿。旨味の乗ったソバの香味がダイレクトに伝わってくる。夢想庵の一押しになるのではないか、とても美味しい。


家に帰って、昨年12月23付け夢想庵店主のブログを読むと、「夢想庵では今まで、手挽きの蕎麦と電動石臼挽き蕎麦の2種類をお出ししておりましたが、両方を合わせて一種類に統一しました。体力的にも間に合わなくなって来たのと、疲れが溜まってしまうと 美味しい蕎麦になりません。」とあった。
あぁ〜ナルホドねぇ。うん、わかりますよ。そうでしょうとも、大変ですよね。


以前(2008年6月7日)石臼の会ブログで記事にした通り、厨房をご主人一人できりまわしている「夢想庵」で、粗く手挽きした粉を無篩いで出したりするという事は、石臼で挽く前の準備もソリャソリャァ大変で、指先で徹底した選別を行い、抜き実を甘皮ごと一緒にゆ〜っくり挽き込む手間や時間を考えると、ご主人は慢性の寝不足に陥っているハズで、超人ハルク並みの体力がないと続けられない。いくらご主人が、登山で鳴らした健康な体躯を持っていても、疲労が蓄積してきたことは容易に想像できる。で、ということで、その代わりと言っちゃぁ〜ナンですが、製麺用に比べ量の少ない(一日に出る数の少ない)と思われる、この「手挽きそばがき」を登場させたということだろう。プロは大変だ。






揚げ白海老蕎麦.jpg

揚げ白海老そば 1200


かけ+揚げ白海老だ。概ね1.4oに打たれた細打ちの蕎麦が、甘汁の中でもキリリトしている。長ネギと三つ葉、香りも風情もいい。

軽く揚がった白海老の甘みにもウットリ。別々に食べたり、蕎麦の上に乗せて食べたり、2度おいしい。





カレー南ばん夢想庵.jpg

季節限定 カレー南ばん 1200


こちらのお店のカレー南ばんは、初めて頂く。所謂蕎麦屋のカレーは、鰹の出汁とかえしの旨味があるのが定番。そのあたりを押さえつつ、スパイス控え目少し甘めでクリーミー。台の蕎麦は、やはり1.4oの美味しい細打ち。熱々の熱にヘタって来ないうちに、大急ぎでフーフー言いながら手繰り、体がホッカホカになる。


この日の蕎麦は、北海道産 大雪山系の北早生-9割 手挽きブレンド。

■住所江東区北砂4‐216■電話033646-7725■営業時間11:3014:0017:0020:00■定休日日・月(祝祭日は営業)■アクセス東京メトロ東西線南砂町徒歩15分、都営新宿線大島駅徒歩20分、都営バス北砂4丁目バス停下車徒歩2 







posted by 笑門来福 at 08:01| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸川・葛飾・江東区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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