開催日:平成25年7月27日(土)
場 所:日本大学生産工学部津田沼キャンパス
京成大久保駅徒歩10分またはJR津田沼駅から京成バス4番10分
■■もう壱つのソバ
■■東京農業大学客員研究員 稲澤俊行氏
私達江戸ソバリエの講師でもある稲沢先生の講座は、何時聞いても奥行きが深くって、長年研究し足を使って実際に見てきたもの、積み重ねてきたものの厚みを感じ、圧倒される。
〜〜江戸ソバリエ協会HPより引用〜〜
何せ稲澤先生は、これまで中国訪問は
― 雲南省5回、四川省5回、陝西省4回 山西省9回、甘粛省1回、内モンゴル省4回、遼寧省3回、さらには北京・天津・上海・蘇州・広州・香港に及び、他に訪れた国はネパール、タイ、ベトナム、フイリッピン、韓国、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ロシア、チェコスロバキア、オーストリア、スロベニア、イタリア、フランスの14ヶ国にものぼるとおっしゃる。
しかも常に「蕎麦」という視点で「見る」、「聞く」を実行された方である。
だからつまり、今回の講座は、日本で普通に思い浮かべる麺体としての蕎麦だけではない、“もう壱つのソバ”植物としてのソバの生態、農作物としてのソバの実情を考察し、それを基に世界のソバ食文化を見てゆき、今後の日本のソバの方向性を探るものだった。
江戸ソバリエ講座を受けた者は、世界的に見れば日本のソバの生産量も消費量も少ない事は、当然知っている。では、ソバ大国がどんな食べ方でソバを大量消費しているか…、稲沢先生の写真を使って、お国事情を交えながらの説明がとても興味深い。今後はソバを、粉食ばかりでなく、粒食としても積極的に味わいたいし、是非、家の炊飯器で発芽ソバを作って食べたいと思った。
■■日本のそば事情
■■千葉在来推進協議会会長 大浦明氏
日本のソバの総覧的講座。千葉県を代表するような、いや蕎麦好きを代表するような、歩くソバのような講師の雑学を含めた多義にわたる蕎麦談義がさく裂。
■■プロの蕎麦打ちに学ぶ
■■桐屋当主 唐橋宏氏
昨年に続き、福島会津の蕎麦打ちが観られるということで、あの“丸く大きくなった麺体の周囲を、1cm程ぐるりと切り取り、切ったそれ(=「へた」、というそうだ)を丸く練り直し、麺体の真ん中に水を付けてペタンと貼り付けて同化させ、何事もなかったかの如く、更にそのまま丸くのしてゆく”やり方をもう一度観られるのかと思ったら、さに非ず。
ちょっと強面な感じの唐橋先生が、木鉢作業の秘儀?水回しを段階的に2等分→4等分してゆく小分けの手法を、サクサクと披露。とても参考になった。
■■絵解き謎解き江戸のそば猪口
■■そば猪口美術館館長 岸間健貪氏
ネット上にそば猪口美術館を持っている講師は、石臼の会会員である。主に藍で絵付けされたコレクションの中から、その文様などを、言葉遊びや歌舞伎の演目など交えて解説、披露。
■■学位記授与
■■
毎夏、千葉県そば大学講座を楽しみにして通っていたところ、いつの間にか私、今回を含めて5回受講していたようだ。会場で5回受講者の名前を読み上げ「よく頑張った。えらい。学位を授与する。今後も精進するように」というようなお言葉を頂いた。
さらっと見回したところ、石臼の会highlandさまも、5回受講者だった。気が付いたら5年、面白かったのでアッと言う間だ。来年も是非受講したい。
それにしても、あぁ〜いつの間に…江戸ソバリエになってからは10年も…。
学位受賞 おめでとうございます!
すばらしい!
勉強熱心な来福さまの精進の賜物ですね。
今後とも 勉強嫌いな会員のためにご指導よろしくお願いします。
コメントを有難うございます。
いやぁ〜そんな風に言われると、お恥ずかしいです。
だって時間ばかりがいつの間にか経っていて
私の中身は成長もせず…
つまり歳をとっただけなので…。
なんとか、低下していかないように頑張るつもりです。
ですのでこちらこそ、どうかご指導よろしくお願いします。
いつもコメントを有難うございます。
>良いなあ〜、勉強したい!この時期1日なら何とかなるぞい。
楽しいですよぉ。おすすめです。
来年もきっと7月末に開催されます。
千葉手打ち蕎麦の会HPを、要チェックです。
http://chiba-soba.com/
>自慢の1300ccのバイクで千葉まで行きまする。
ほぉ〜。私には、なんのこっちゃ分かりませんが、
興味津々さまなら、理解できてると思います。
凄いんですね?きっと。
くれぐれも安全運転でね。