写真が少し切れてしまったが、しっかりとした冊子状の品書きの他に、この日用の「今夜のおすすめ料理御酒」版あり。(確か、絵心のある七代目が毎日手書きして、コピーを各テーブルに…と、以前聞いた気が。)嬉しいですねぇ。
七代目粕谷安孝さんは、画家でもある。
店内に飾られたスカイツリーをバックに隅田川に掛かる清洲橋(たぶん)を描かれたものにも、粕谷安孝さんのサインが見てとれた。いいなぁ〜下町の景色って。
ということで、
■■蕎麦前
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まず、恵比寿ビールをグビッと飲み干し。即、「加賀鳶」¥800.-の(当然純米)燗をお願いする。
右下:夏野菜のお浸し ¥600.-
新玉ねぎ ホワイトアスパラ 加賀太胡瓜 茗荷。輝くような色白の夏野菜が冷た〜い白出汁に浸されて、柚子の香りもふんわり。爽やかぁ〜もぅ夏ぅ〜。
左下:鳥肝もろみ味噌漬け ¥600.-
塩分と、柔らかく煮てある鳥肝と醪の複雑な旨味が…ぁ〜日本酒にも合うなぁ〜♡。それに前に頂いた時より、盛りが良いような…でも確かそのときは、木の芽が上に乗っかってたようなぁ。♡木の芽より量。
「神亀」¥800.- (全量純米の蔵なので当たり前ですが、当然純米です、一応書いてみました。)を、熱燗でお願いする。
富山湾産 白海老から揚げ ¥700.-
江戸前産 朝〆穴子の塩焼き ¥940.-
あちゃ〜っ、写真がない。熱々をハフハフ言いながら食べるのに夢中だったので、撮り忘れ…。
皮目に丁寧に包丁が入れられた白焼きは、皮が香ばく、身はふっくら熱々に焼かれ、添えられたカボスをギュっと絞って、山葵をちょこんと乗せて、パクリ。熱ぅい・お・い・ひぃ〜♪「神亀」もう一合熱燗でお願いしますっ。 おっ、燗の具合が良いですぅ。そうそう、八代目は唎酒師、酒匠の資格をお持ちだそう。
新潟産 真ふぐ白子天麩羅 ¥1000.-
あのぉ…余談だけれど、「今夜のおすすめ」に、小さく「四塊くらい」…と書かれていたぁ…あくまで「くらい」とね。ところが、皿に乗ってきたのは三塊…。で、無言でジッと皿を見つめて……、あぁ〜これは天の采配かな?ちょうどいいかな?と。わたしゃ当然?!「尿酸値が高いんですよぉ」と日頃言ってまわっている人が、「既に食べ過ぎていますので」と辞退するだろうと思い黙っていたがぁ、さに非ず。仕方なく、良い大人が小さくジャンケンして、正々堂々正当な取り分を戦った。ハハハ、馬鹿ですねぇ酒飲みって。後で罰が下った人がいたかもしれまっしぇ〜ん。
■■蕎麦
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仕上げせいろそば¥500.-
またまた、写真忘れ。onz御酒の後に、或いはお代りに と、普通のせいろが¥680.-のところ、ちょっと小ぶりな(少なめの店の一人前位は有り)仕上げせいろを¥500.-で出している。
毎秋収穫時に、茨城・北海道・福井・群馬などから1年分の玄ソバを仕入れ真空保存したものを、毎日自家製粉石臼挽き十割で打っているとのこと。
夏季限定 黒大豆の納豆そば¥980.-
冷たい蕎麦の上に、黒大豆納豆と沢山の薬味(鰹節 青ネギ 胡麻 大根おろし 刻み海苔 玉子の黄身など)が乗せられ、更に小皿に供される長ネギと山葵も好みで入れて、“ぶっかけ”風に冷たいかけ汁を掛けてグルグルっと混ぜて食べる、といつも超親切で素敵な花番さんが教えてくれた。
先の「仕上げせいろ」を分けて貰えなかったので、最初に蕎麦だけを下から引っ張り出して手繰って楽しみ、後、教えてもらった通りにグルグル混ぜ混ぜ、つるつる パクリ。むふふぅ、美味し〜いっ。
台の蕎麦は、いつも安定している同じ水準のせいろと寸分違わぬもの。細打ちで、のど越しの良さも追求する、優しく品の良い十割。細かく挽かれたソバ粉の風味が、締まった蕎麦からほんのり優しく香る。ぷっくりと大粒な黒大豆納豆は、柔らか〜く粘りがあり、大豆本来の甘みがしっかりと感じられる。
後はぁ〜バランスのとれた 冷たいかけ汁と、グルグルっとして渾然一体となった具のハーモニーに感心しつつ、夢中になって手繰った。美味しいなぁ。
蕎麦湯は、美味しいナチュラル系。
==φ(..)メモメモ==
黒大豆とソバとは、栄養豊富なところや、ポリフェノールやら抗酸化作用やらと、共通点や相性の良さもあるのか、一緒に食べる「黒大豆納豆の蕎麦」を時々見かける。お店によってアレンジの仕方がいろいろあって、味も考え方もいろいろ。サッパリと美味しくってバランスの良い「あさだ 黒大豆納豆の蕎麦」は、好きなランキングの上位だなぁ。
あと、すぐ思い出すのは、日本橋「やぶ久」の黒大豆納豆も、美味しいなぁ〜。老舗の蕎麦屋さんは、なんと言っても「汁」が素晴らしく、洗練され完成されたものだから、それもあって文句なく美味しくできあがるのでしょうかねぇ。いやぁ〜またすぐ食べたくなっちゃう。
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■■蕎麦後
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気になっていても手繰ることのできなかった初めての季節限定メニューを、今回食べることができた。その勢いで?蕎麦後(デザート)をお願いしようと思っていたのに、不覚にも満腹。またまた、未食で先送りとなった。
蕎麦前の素晴らしさは当然だけれど、更にそれから、自家製甘味を食べずに「あさだ」を語ることなかれ、かな。まぁ〜次回の楽しみができて、また嬉しみだったりもする。
参考まで:そばアイスクリーム 季節の甘味いろいろ そば茶プリン そばぜんざい などなど有り〼。
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