2013年04月08日

浦安市猫実「信や」

6席のカウンターを中心に、奥に小あがりが1卓あって、10〜2・3人も入ればいっぱいの小粋なお店。平日の夜19時頃伺ってみた。先客は小あがりの家族連れ。小さな子供が一緒の3世代?のご家族が、和んでのんびりしている。そうそう、浦安市の子育て支援パスポートを提示すると、「ざる」「かけ」を大盛りにしてくれる、子連れにも優しいお店だ。



 

蕎麦前
 

まず、品書きを眺めると、いろいろな蕎麦前に続いて「店長おまかせコース 2000円」とある。聞けば、全6品で最後に〆の蕎麦まで付くという。マジですか?凄いコスパ。ということで、このコースに。

酒の品書きは、どちらかと言うと…というかハッキリとだな…焼酎のスペースが広く「一粒の麦」「蒼い永劫」「赤霧島」「魔王」「森伊蔵」と続くのに、日本酒は「ます酒」600円とそっけなく、他に個別の銘柄表記はない。あとは「本日の日本酒700円より」と一行あり、声を掛けて直接教えてもらう形式だ。新潟「八海山」純吟、山形「出羽桜」吟醸、高知「酔鯨」純吟、秋田「刈穂」純米が、今日用意の酒だそうだ。純米を飲みたかったので、秋田「刈穂」を選択。



刈穂と梅くらげ.jpg

梅クラゲ

くらげの歯ごたえがコリコリッと、梅干しのさっぱりと相まって美味しい。







山菜の小鉢3種.jpg

奥:沖縄ぜんまい胡麻和え

左:菜の花辛子醤油、右:花山葵土佐酢和え

この3品の中では、ぜんまいの胡麻和えが好き。いや、辛し和えもなかなかだった。3品とも結構量があって嬉しいぃ。





                       
                         カメラ

御造り まぐろ&サーモンを土佐酢で

(写真 撮り忘れ(^_^;)



ここで、品書きの中の「ます酒」をお願いする。女性には「菊正宗」の文字の入った綺麗な塗の升。(口紅を付けていると…ってことでしょう。男性は白木の升じゃないかな。)銘柄は、もちろん「菊正宗」本醸。小皿に塩が添えられた。





揚げだし豆腐とます酒.jpg

揚げだし豆腐&蕗味噌


揚げだし豆腐というと、お出汁を掛けるのがいつものパターンだと思うけれど、今回は、蕗味噌をつけて食べる。蕗味噌旨みとほろ苦い香りが、御酒のお供にも嬉しい。美味しかったぁ。



天ぷら.jpg

天ぷら うずら玉子 アスパラ パプリカ




 

蕎麦
 

お声掛けで、蕎麦へ。「かけ」と「ざる」が選べるようだ。ということで、「冷たいお蕎麦でお願いしまぁ〜す。」



 

〆蕎麦.jpg


薬味は、ねぎと山葵。コースの〆の蕎麦の量は、ほんのちょっと少な目。単独で「ざる」を頼んだ場合と、どのくらい量の差があるのか、聞けばよかった。


ご主人の内田さんは、本陣坊グループに10年、市ヶ谷「大川や」に3年、護国寺「蕎すけ」では店長を務め4年。満を持して201210月、こちら浦安猫実で自分の店をオープンした。ちらっと伺ったランチメニュー1000円は「蕎すけ」のそれ、そっくりだし。経歴を聞いて蕎麦前を手繰り、蕎麦を手繰ったら、その通りの味だと納得がいった。


自家製粉。この日は、常陸秋そばをこまかく挽いて(置いてある篩は60メッシュだけだった。打ち粉用かな。)、無篩いとのこと。

本日の会計は3800円

だからぁ

内訳は、 おまかせコース  2000

       ます酒「菊正宗」  600

       秋田「刈穂」は 1200円 ってことかなぁ。



■住所千葉県浦安市猫実5-12-8■電話047-321-4737■営業時間11:301430 / 18:002200■定休日■アクセス東京メトロ東西線浦安徒歩6店内禁煙



posted by 笑門来福 at 15:37| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ⇒千葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
東京近郊で蕎麦前が焼酎だとは??
日本酒にはあまり力が入ってないようですね??

菊正宗(量はわかりませんが)高いような??
気がします。
こちらでは平均的な値段なのでしょうか?
Posted by じゅうご at 2013年04月10日 08:36
じゅうご さま

この度はコメントを有難うございます。

>東京近郊で蕎麦前が焼酎だとは??

こちらのお店は、住所は千葉県。
ちょうど東京との境目でしょうか…
だから徒歩2〜3分で都内という具合…
東京メトロに乗ると15分位で、日本橋に到着という位置です。
ともあれ、
都内でも近郊でも、蕎麦前に焼酎も置くお店もたくさんありそうです。
実際、美味しい焼酎(私、あまり詳しくないのですが)がたくさんあり、
蕎麦湯割りも美味しい、という声も聴きますし
翌朝のことを思って焼酎支持派も多いし
ブームは根強いように感じています。

東京は、地方からのお客さんも多いし
地域の特性のある店も、そうでない店も
渾然一体となって共存しているのかもしれません。


ですので、
個人的には「日本酒!どっしりタイプ純米の燗っ」の私ですが、
まぁ〜それは、個々人でどちらもお好みでよろしいかと。
蕎麦前をキュゥ〜とが、嬉しく楽しい時間だと感じていますけれど
例えば仮に、お酒を扱わないお店があったとしても、
店主のお考えがあってのことなので、それも「あり」だと感じます。
いろいろなお店があることが、楽しいですね。



>日本酒にはあまり力が入ってないようですね??

どうですか?どうなんでしょうね?
何度か通ってみたら、おいおいご主人の今のお考えがわかるのか…です。

品書きに銘柄表示をしないのは、もしかしたら
戦略だったりするのかもしれません。
常時同じ銘柄を入れずに(だから表記せず)
その時々にいろいろ変えていくのか…。
私のように日本酒党だと、声を掛けて教えてもらって
「今日は●●入ってますよ」なんて言われると
嬉しくなって、ついつい頼んでしまうだろうし…
どうでしょう?まんまと術中に陥る?のか…です。




>菊正宗(量はわかりませんが)高いような??
気がします。

升なので、正1合と思います。
受け皿に溢すことはありませんでしたよ。
菊正宗ます酒600円は、私の場合はとても高いとは感じないです。
が…
なんといっても「おまかせコース」のコストパフォーマンスが良いので、そんな感じで思うと
秋田「刈穂」純米1200円は、ちょっと高いかなぁ〜と、ちらっと思いました。
どうでしょうか?


蕎麦や蕎麦前についての話題って尽きませんね。
お話しているだけで、ツルツルっと手繰りたくなってきます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
Posted by 笑門来福 at 2013年04月10日 20:32
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック