生成りの暖簾をくぐれば、笑顔の花番さんが「何名様で?直ぐご案内できますよ」と、グングンと店の奥へ。靴を脱ぐのももどかしく、慌ててついて行けば、もっとも奥の2間を通しで開け広げてある座敷へ通された。先客は1組、他の卓は全て空いている。混み具合を気にして、早めの到着を心がけた我々としてはホッと一息で、品書きに見入る。
以下、注文したものは全て皆でシェアして、感想はそれぞれの「つぶやき」をひろって書いた。
■■蕎麦前
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日本酒は「喜久酔」と「磯自慢」、岐阜「三千盛」 新潟「〆張鶴」 新潟「鄙願」とあるなか、やっぱり静岡のお酒を飲まなくちゃねぇ〜。
ということで、左から時計回りに、磯自慢900円 山葵海苔300円
山葵漬け300円 そば味噌300円
「伊豆半島は一大産地だけあって、とにかく山葵が格段に香り高く、美味しい。」(←全員が、「そうそう。」と頷く)「生わさび効くぅ〜〜」「海苔も山葵とあうねぇ。」「そば味噌は、中のソバの丸抜きが煎ってあり香ばしく美味しい。」「そうそう、丸抜きが煎ってあるから、食感も軽いですね。」
■■蕎麦
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せいろ 1050円
丸抜きを自家製粉し十割の細打ちにしたもの

つゆ蕎麦 1050円
さっぱりしたつゆが自慢の、温かいかけそば(←品書きの説明通り)あれ?写真を撮り忘れた。皆さんの感想メモも無い…ありゃぁ〜私ったら。ごめんなさい。(^_^;)(←業務連絡:同行の誰か、写真をお持ちの方ください。そして、感想思い出せれば、お寄せください。)

ごま汁蕎麦 1350円
あっさりごま味のつゆの、冷たいつけそば(←品書きの説明通り)この写真の汁に、せいろと同じ麺が運ばれる。
「私の好みで言うと、ごま汁がちょっと薄いなぁ〜」「あっさり系ごま汁って感じですね。品書きにそう書いてあるし」「もっと濃厚な胡麻を求めちゃう」「いやいや、麺との全体バランスを考えてのお店の考え方ですよ、きっと。」

おろし蕎麦 1250円
辛味大根をのせた冷たい「ぶっかけ」そば。つゆは、薄味です(←品書きの説明通り)「The 大根おろしっていう感じで、大根のみのシンプルさが、いい」「普通はどうしても、ねぎとか…三つ葉とかオクラとか、緑色も何か入れたくなるよね。」「辛味大根!効いてますね。辛い辛い。」「面白かった」「えっ?何が面白いの?もぅちょっと説明くださいな。」「いやぁ、面白かった」「またぁ〜っ、ハハハ」

つけ蕎麦とろろ 1550円
自然薯を使った、風味豊かな冷たいつけそば(←品書きの説明通り)この写真の汁に、せいろと同じ麺が運ばれる。
「この汁もサッパリ系だぁ。」「ほんと、サッパリ系の自然薯の汁」「麺に絡みやすいようにかな。」

鴨ねぎ蕎麦 1650円
仏・シャラン産の小鴨を使った、温かい汁のつけそば(←品書きの説明通り)この写真の汁に、せいろと同じ麺が運ばれる。
「旨い」「鴨も、あまり濃厚な油を感じさせないというか、サッパリ系ですなぁ」「鴨の割に、軽い汁だね」「上品というか」
全体について「つぶやき」を少し拾うと--
「品書きに、大変伸びやすいため、蕎麦の大盛りは受けられないと書いてありますね。でも、思ったより細くなかった。」「十割を言いたいのかも」「すぐペッタリしちゃう。“伸びやすい”って品書きに書いてあるだけある。」「あと、昔の神田「いし井」をイメージしていたから…」「そうですよね。でも、古拙や仁行とは、経営が違うから。」「経営者の考えもあるしね。」「それこそ、チャームポイントはそれぞれだから。あっ、でも、ちょっと測ってみようかな。」

「えっ?スケールを…そばのサイズ棒を興味津々さんから、借りてきたの?」「いや、手帳についている物差しを使ったらどうかと思って。」「うぅ〜ん、うまく測れない」「おぉ〜面白い。」「2o〜2.3oくらいですかね。」「ほぉ〜」
「全体に味は、あっさり系ということで、まとめている。」「どれも、あっさり上品。」
「あぁ〜、蕎麦湯はつくりこんでるね。」「うん。作ってる」
■住所静岡県伊豆市修善寺町修善寺3451-40■電話0558-73-0073■営業時間11:00〜15:30 (売切れ仕舞い)■定休日水■アクセス電車:伊豆箱根鉄道「修善寺駅」からタクシー10分又は東海バス修善寺温泉行きで10分、終点下車、徒歩5分/車:東名高速沼津ICから国道136号経由25km1時間 ※専用駐車場あり
桜海老のかき揚げ…美味しそうですね。
今回の旅で、私も桜海老の美味しさに参りました。