2013年03月16日

伊豆修善寺「朴念仁」

弘法大師によって開基された修禅を中心とした街は、風情ある温泉街。独鈷の湯など歴史ある名所や、桂川に掛かる朱色の欄干を持ったいくつかの橋を車窓から楽しみながら、ご存じ流石グループの「朴念仁」に辿り着く。それは、100年にもなろうかという古い旅館を改装した建物で、銀座にある「流石本店」や「流石はなれ」などクールで敷居が高い感じもするグループ内他店とは、少し趣が違って、のんびりとしたムード。

生成りの暖簾をくぐれば、笑顔の花番さんが「何名様で?直ぐご案内できますよ」と、グングンと店の奥へ。靴を脱ぐのももどかしく、慌ててついて行けば、もっとも奥の2間を通しで開け広げてある座敷へ通された。先客は1組、他の卓は全て空いている。混み具合を気にして、早めの到着を心がけた我々としてはホッと一息で、品書きに見入る。

以下、注文したものは全て皆でシェアして、感想はそれぞれの「つぶやき」をひろって書いた。

蕎麦前

長時間運転を引き受けてくださるドライバーに申し訳ないので…(といいながら、飲むか?!)…一応、蕎麦前は遠慮がちに。

日本酒は「喜久酔」と「磯自慢」、岐阜「三千盛」 新潟「〆張鶴」 新潟「鄙願」とあるなか、やっぱり静岡のお酒を飲まなくちゃねぇ〜。

ということで、



朴念仁 海苔山葵 山葵漬け 蕎麦味噌.jpg

左から時計回りに、磯自慢900円 山葵海苔300円 

山葵漬け300円 そば味噌300



「伊豆半島は一大産地だけあって、とにかく山葵が格段に香り高く、美味しい。」(←全員が、「そうそう。」と頷く)「生わさび効くぅ〜〜」「海苔も山葵とあうねぇ。」「そば味噌は、中のソバの丸抜きが煎ってあり香ばしく美味しい。」「そうそう、丸抜きが煎ってあるから、食感も軽いですね。」



蕎麦



朴念仁 せいろ.jpg

せいろ 1050

丸抜きを自家製粉し十割の細打ちにしたもの







カメラ
 
   
                           

つゆ蕎麦 1050

さっぱりしたつゆが自慢の、温かいかけそば(←品書きの説明通り)
あれ?写真を撮り忘れた。皆さんの感想メモも無い…ありゃぁ〜私ったら。ごめんなさい。(^_^;)(←業務連絡:同行の誰か、写真をお持ちの方ください。そして、感想思い出せれば、お寄せください。)



朴念仁 ごま汁蕎麦のつけ汁.jpg

ごま汁蕎麦 1350

あっさりごま味のつゆの、冷たいつけそば(←品書きの説明通り)
この写真の汁に、せいろと同じ麺が運ばれる。
「私の好みで言うと、ごま汁がちょっと薄いなぁ〜」「あっさり系ごま汁って感じですね。品書きにそう書いてあるし」「もっと濃厚な胡麻を求めちゃう」「いやいや、麺との全体バランスを考えてのお店の考え方ですよ、きっと。」





朴念仁 おろし蕎麦.jpg

おろし蕎麦 1250

辛味大根をのせた冷たい「ぶっかけ」そば。つゆは、薄味です(←品書きの説明通り)
The 大根おろしっていう感じで、大根のみのシンプルさが、いい」「普通はどうしても、ねぎとか…三つ葉とかオクラとか、緑色も何か入れたくなるよね。」「辛味大根!効いてますね。辛い辛い。」「面白かった」「えっ?何が面白いの?もぅちょっと説明くださいな。」「いやぁ、面白かった」「またぁ〜っ、ハハハ」





朴念仁 つけ蕎麦とろろのつけ汁.jpg

つけ蕎麦とろろ 1550

自然薯を使った、風味豊かな冷たいつけそば(←品書きの説明通り)
この写真の汁に、せいろと同じ麺が運ばれる。
「この汁もサッパリ系だぁ。」「ほんと、サッパリ系の自然薯の汁」「麺に絡みやすいようにかな。」



朴念仁 鴨ねぎ蕎麦のつけ汁.jpg

鴨ねぎ蕎麦 1650

仏・シャラン産の小鴨を使った、温かい汁のつけそば(←品書きの説明通り)
この写真の汁に、せいろと同じ麺が運ばれる。
「旨い」「鴨も、あまり濃厚な油を感じさせないというか、サッパリ系ですなぁ」「鴨の割に、軽い汁だね」「上品というか」



 カラオケ 全体について「つぶやき」を少し拾うと--

「蕎麦本体が美味しいね。」「そうだね。」「製粉のバランスがいいな」「上品で、のどごしで食べる蕎麦」
「品書きに、大変伸びやすいため、蕎麦の大盛りは受けられないと書いてありますね。でも、思ったより細くなかった。」「十割を言いたいのかも」「すぐペッタリしちゃう。“伸びやすい”って品書きに書いてあるだけある。」「あと、昔の神田「いし井」をイメージしていたから…」「そうですよね。でも、古拙や仁行とは、経営が違うから。」「経営者の考えもあるしね。」「それこそ、チャームポイントはそれぞれだから。あっ、でも、ちょっと測ってみようかな。」

朴念仁 麺の様子とスケール.jpg

「えっ?スケールを…そばのサイズ棒を興味津々さんから、借りてきたの?」「いや、手帳についている物差しを使ったらどうかと思って。」「うぅ〜ん、うまく測れない」「おぉ〜面白い。」「2o〜2.3oくらいですかね。」「ほぉ〜」

「全体に味は、あっさり系ということで、まとめている。」「どれも、あっさり上品。」


「あぁ〜、蕎麦湯はつくりこんでるね。」「うん。作ってる」



■住所静岡県伊豆市修善寺町修善寺3451-40■電話0558-73-0073■営業時間11:0015:30 (売切れ仕舞い)■定休日■アクセス電車:伊豆箱根鉄道「修善寺駅」からタクシー10分又は東海バス修善寺温泉行きで10分、終点下車、徒歩5分/車:東名高速沼津ICから国道136号経由25km1時間  ※専用駐車場あり


   次項有
店のHP





ラベル:朴念仁 流石
posted by 笑門来福 at 13:21| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ⇒静岡・愛知・岐阜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
以前開店当時ここ 桜海老のかき揚げ!パリッパリッの・・・スッゴク うまかった! 思い出します。
Posted by 興味津々 at 2013年03月18日 05:20
興味津々さま

桜海老のかき揚げ…美味しそうですね。
今回の旅で、私も桜海老の美味しさに参りました。
Posted by 笑門来福 at 2013年03月18日 09:29
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