7月8日(日)、第7回の鎌倉観蛍蕎麦会。11時に藤沢駅南口で待合せ、腹ごしらえ&買い出しです。会場であるSさんに車を出してもらい、5人が定刻前に集合。とある蕎麦屋で昼食を取って、スーパーで、乾杯ビール、日本酒、ソフトドリンク、薬味、手軽なつまみを購入し、一旦荷降ろし。再度買い出しで、シラス屋へ。釜揚げシラスとシラスの沖漬けを購入します。シラスの沖漬け、発想としてはあり、ですが、頂くのは初めて。そして、小坪漁港でお魚を買います。イワシが1K400円、小アジがふた山で600円、スルメイカが2杯で600円、新鮮で安いわ。



後、鰹が半身で1060円の表示。半身にしてもらえば、何とかなるだろう、と購入を決断しますが、お店の方があれよあれよと言う間に、2枚に卸し、骨のある腹を落とし、腹側をくるっと皮と分離、血合いを取って、背側を皮と分離、この間30秒位。後は好みの厚さに切るだけでOK。いやあ、素晴らしい解体ショーでした。写真すら撮る暇なし、今度来ることがあるなら動画で押さえましょう。さあ、これで買い出し終了。Sさんのお宅に戻って準備です。蕎麦打ち班、アジの南蛮漬け、イワシの刺身、塩辛など準備が進みます。蛍の出る小川周辺を下見に行くと、今年も萱草が咲いています。



本当は甘海老の塩辛がよかったのですが、有頭甘海老が手に入らず断念。本家のイカの塩辛です。甘海老なら包丁要らずですが、イカはそうはいきません。内蔵を出し、肝から墨袋を破らないように分離。肝を皿に絞り、身のカット、ああ、やっぱり皮剥が面倒です。墨はイカスミ切りに…。そうだ、氷を買わないと。最近近くに出来たコンビニに行きます。確かに近くにあると便利だわ。その頃にはメンバーが続々と到着、蕎麦打ち台の周りに人が集まり、台は変わり蕎麦打ちに変わっています。今年もレモン切りと大葉切り。量は各々300g。その次が粗挽き蕎麦。
朝、時間がなく、400gを約15分で挽いた超粗挽き、と思っていたら、別の方が蕎麦掻き用に持参された粉の粗いこと。コーヒーミル挽きだそうで、これを見ると、私のは粗挽きに格下げです。蕎麦掻き用で蕎麦にはしない、というので100gだけ分けてもらい、蕎麦切りに挑戦。まずは私の粗挽き300gから。水回しに手間取り、伸す頃にはかなり固くなってしまいます。無理矢理伸しますが、伸びてくれず、かなりの太切りです。続いて、超粗挽き100g、粉が粗挽きなため、浸水が遅いのか、ズル玉に。粉を追加、と今度は固くなる、うーん、加水が難しい。何とか蕎麦切りに仕上げ、切り端をかじると楽しみな味です。でも茹でるのは約2時間後、それまでこの形態を保ってくれるのか。台所からこれどうするの?の声。あっ、イカスミだ、でも墨切りにする暇はなし、塩辛に添加、黒作りに。塩辛の塩味は柚胡椒のみ、つまんでみると旨いわ。
裏のパン屋さんに無理を言って作って頂いた蕎麦粉のスコーンを取りに行きます。このお店は女性店主が自然食志向で出来たお店で、去年は参加者がバラバラと買いに来て、結局は総ざらいをしたので、人数分お願いしたもの。蕎麦粉を使う発想はなかったそうで、出来がいいので商品にしたそう。


そろそろ定刻、出来た料理が続々とテーブルを飾ります。Sさんの発声で乾杯、と思いきや、その前に記念写真を撮る、という。確かに解散前は慌ただしく、電車の時刻が迫っているとそれどころじゃなくなるのは確かですが…。部屋の片隅に集まり、集合写真をパチリ、今は無音だけどね。参加者は我々の蕎麦打ち会のメンバーが10名、Sさんのお友達が8名と今までで最高の参加者。乾杯の後、座った順で簡単な自己紹介。その後はしばし歓談。このつまみなら日本酒だなあ、という声が聞こえ、共用で買った一升瓶を回し、持参された方に各々の封切りをお願いします。


19時頃、超粗挽き蕎麦掻きが作られ、それが一巡したのを見て、次は蕎麦。茹でるのは打った本人、で私が一番。まずは超粗挽きから。かなり太めですから、じっくり茹で、2枚のせいろに盛ります。台所でつまみ食いしてみると、蕎麦掻きの風味もそのままに旨い蕎麦です。噛みしめると香ばしく、甘味が増します。続いて、私の粗挽き。これも負けてはいません。やっぱり粗挽きは旨い。今回の課題はタイムリーな水回し。伸すのにいい固さにならないと細切りには出来ません。粗挽きたがら太切りの方がいい、という考えはありますが、目指すのは細切り。次は変わり蕎麦を茹でるというので釜前は交代。レモン切りと大葉切り、それを食べた記憶はあるのですが、I氏の普通蕎麦を頂いた記憶がない。その後の記憶はあるので、中間欠落、こんなこたとがあるのかなあ。写真には写っているので食べたんでしょうが、何とも頼りない。
食べ終わったのが予定の20時半を過ぎていて、慌てて蛍を見に行きます。今年の蛍、ゼロではないのですが、非常に少なく、目を凝らしてやっと見つけたのを何とか捕まえ、私の手のひらに乗せ、写真撮影に及ぶのですが、タイミングが合わず、写真は写らず終い。蕎麦の部が延びたのも影響?帰ってきて後片付け。三々五々に流れ解散です。とすると、最初にやった集合写真撮影は間違ってなかったんですなあ。長老の言うことは間違っていないわ。帰りは鎌倉駅まで歩き、湘南新宿ラインで新宿経由で帰ったのてすが、何でメインの蕎麦の記憶がないのかなあ。
by highland
posted by highland at 22:56| 東京 ☀|
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他所で蕎麦打ち会
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準備作業から会の終了までの経過が良く分かり、当日の楽しかった状況が甦るってきました。
其れに付けても貴兄、sさんはじめ材料調達準備された皆さん、当日参加の皆さんお疲れさまでした。
今後もこの行事を続けて行きたいです、宜しくお願いします。
毎年、晴れ女Sさま と highlandさまが企画してくださるこのイベント。
蛍がご機嫌良くお出ましになる日に、きちんと日時の調整をしてくださることといい、
趣向を凝らして用意くださる料理といい、
もぅ〜それはそれは、神がかり的に凄いと思っています。
highlandさまの手や肩に、必ず蛍が停まりに来るのも不思議。
何か言葉を交わしているようにも感じられますよ。