熟練者にとっては、わけなく簡単に遣いこなせても、初心者にとってはなかなか難しいものの一つが、こま板。まな板の上の麺体の、更に上に乗せて、蕎麦包丁の進み幅を調節する、定規のような役割をしてくれる大切な道具である。形状に地域性があり、「必要ない。使わん!」という方もおられるが、美しい細打ちの蕎麦を打つために必要不可欠と考える人が多い。

価値:
こま板がブレることなく真っ直ぐ送られていくので、麺体の最後まで無駄にすることなく長い蕎麦が切れる。
仕様:
こま板は透明アクリル板でできており、かつ裏面全体(麺体に接する面)が三角形の波板状になっている。
用途:初心者、木製こま板で曲がり癖が治らない人。
製作費:3000円程度
開発製作:ClubAD蕎麦打ち異業種交流会主宰
江戸ソバリエ「石臼の会」蕎麦打ち指導
石田大三
私、笑門来福はへそ曲がりだからか、包丁おくりが斜めになっているのだろう、いつも最後のほうに三角に麺体が残る。だから「これはいいっ!」と思い、早速 発明王石田氏に「“ちょうだい”の念」を送ってみたのだが・・・。
笑門来福:「いいなぁ。欲しいなぁ。」「ひょっとして量産したら、売れると思いますが・・・。」
石田氏:「・・・某ハンズに、材料が全部揃っているから、自分でつくるといいですよ。」
笑門来福「・・・」
ということで、既に件のこま板は、希望者に嫁入りが決まっておった。残念っ。欲しい人は、不器用でも工作にチャレンジですな。
いや、欲しいです。
麺棒も長くて、一度おまわりさんに
質問されてますし。
いつもコメント有難うございます。
>いや、欲しいです。
そうなんです。私も欲しくって…です。
>麺棒も長くて、一度おまわりさんに
質問されてますし。
おまわりさんは、麺棒を何だと思ったのですかね。
カバーをして持ち歩いているから、剣道の竹刀か何かと思ったのでしょうか。
それは良しとしても、後から大きな蕎麦包丁がでてきたら
更に説明をしなくてはならないでしょうし…。
この度は、コメントを有難うございます。
>このこま板で切ると麺に三角形の跡がつきませんか?
このこま板の製作者石田さまが切るところを見学させて頂きましたが、
麺体に跡はありませんでした。
また、これを譲り受けた方の蕎麦打ちを度々拝見しておりますが
私は麺体の三角形の跡に気が付いたことはありません。
使用していらっしゃる方は、「使いやすい!」とおっしゃっていて
今まで不都合のあったという事を聞いたことがありません。
ひょっとすると、抑える手の圧力が強〜い場合は
若干の波型が付くかもしれません……。
普通の圧力であれば、麺体はなんともないものと思われます。
包丁の送りが斜めになる私には、透明であるところが、とても良いと感じています。
あと若干ではありますが、
波型に”斜め”を防ぐ効用を期待できるかもしれません。
こんな答えでは、お役に立てなかったかもしれませんが…
以上のような具合です。どうぞお許しくださいませ。
さっそくのレスありがとうございました。
私も"斜め"に悩んでおりまして・・・
杉材にうづくり加工すると高級品となって
しまうので,試行錯誤しています。
この度も、コメントを有難うございます。
>私も"斜め"に悩んでおりまして・・・
pppさまもそうなんですか。
ここに悩みを持つ方を、私以外にも何人も知っております。
皆さんこま板の工夫のみならず、それぞれの方法で解決を試みていらっしゃるようです。
私もいろいろ試して、頑張ってみます。
今後も、石臼の会ブログとも、蕎麦のように細く長〜く
末永くお付き合いくださいますようお願いいたします。