価値:
一般的な鍋の基本構造は円筒型で、大量に出汁をひくには直径も大きくなり、業務用の大口ガスコンロが必要となる。しかし、本品ならば家庭用のガスコンロを使って、一回で充分に濃い21Lの出汁をひくことができる。(真水36L→煮詰り率60%→21L)
仕様:
板金溶接加工による横幅60cm×奥行き25cm×高さ30cmの直方体ステンレス鍋。出汁抜き用蛇口・両袖取っ手付き。
用途:
ガスコンロの手前二口にまたがるように鍋を据え、両方のバーナーの火力で高温・大量出汁ひきをする。 (30〜40人分のそば汁を一回で作れる)
製作:
大田区の金属加工会社に特注(材料指定・サイズ・形状デザイン・取っ手・蛇口・内側目盛り・・・)
開発製作:ClubAD蕎麦打ち異業種交流会主催
江戸ソバリエ「石臼の会」蕎麦打ち指導
趣味で、頻繁に蕎麦打ちをする人でも、家庭で21Lの出汁を必要とする人は、そうそういない。私などは日頃、辛汁を少ない分量でどうやって美味しく作るか、心を砕いているくらいだから・・・。そんなこんなで、石臼の会蕎麦打ち会の時にも、度々蕎麦汁を提供してくださる石田氏には、いつもいつも感謝していたのだが、こんなに凄い道具を使っていたとは。この大掛かりな発明品を見るに付け、石田氏のパワフルにして広範囲な活動にあらためて思い至り、石臼の会蕎麦打ち指導者って凄いなぁ〜と、延いては石臼の会賛美、どうだぁっ!ってな自画自賛的な記事に。