そばの種類には,普通そば,韃靼そば,宿根そばがあることは,皆さんご存知だろうと思われる。宿根そばとは,ほかのそばと違って多年草で,すべてのそばの原点と言われているそうで,若い葉は食べることができ,野菜そばとも言われているようである。また,その特徴から「赤地利そば」とも言われている。中国から薬草として輸入されたものが,その後野生化したようで,河川敷にも見られるとのことである。
その宿根そばが,小石川植物園内に雑草のごとくひっそりと植えられているとのことである。その花が満開だとのことであったので,10月22日(日)に行ってきた。
正門の職員に「宿根そばは,どこにありますか。」と尋ねたところ,初老の職員は「宿根そば,何それ。」みたいな返答であったが,奥にいた若い職員は「宿根そばなら,売店の手前に小さい白い花が満開ですよ。」との答が返ってきた。
さすが,植物園の職員・・・と思いながら,園内の坂を上り,本館の横奥を右に歩いていくと正面に売店が目に入り,左手に薬草園,その右手に,白い小さい花を咲かせた低い背丈ではあるが,こんもりとした小さい株の植物が見えてくる。これが,目指す「宿根そば」である。植物園の植物とは思えないほど,普通に生えており,管理などは特になされていないのではないかと思われた。
それは,白い小さな花を満開にさせ,見る者を釘つげにさせる雰囲気があった。近寄ると,虫がぶんぶんと舞っている。中には,青い三稜の実をつけている花も見えている。これが野生のそばなんだと感じいった。
10月22日
当日の夜,皆さんに満開の宿根そばを見に行ってもらおうと思い,本ブログに書こうとしたところ,急にパソコンが故障してしまい投稿することはできなかった。
しかし,このまま投稿せず,ほっておくのも忍びがたかったので,その後の宿根そばの状況を確認し,投稿しようと思い,11月5日(日)に再び行ってきた。
そばの株はそのまま,花の最盛期は既に終わり,ちらほらと花が咲いており,実がたくさんついており,ところどころ黒い実になっていた。
11月5日この実は,そば粉になることはなく,また土に返って新たな宿根そばになっていくのだろう。また,茎は,これから枯れていくのだろうが,根はそのまま残っており,再び来春に芽が噴出してくるのであろう。そのときには,また訪れてみたい。
住所 東京都文京区白山3-7-1
料金 大人330円,小人110円
休園 月曜日
連絡先 03-3814-0138
アクセス 都営地下鉄三田線「白山駅」から徒歩10分
地下鉄丸の内線「茗荷谷駅」から徒歩15分
未だ本物を見たことがありませんでした。
たけじんさまが在りかを教えてくださったので、
是非見てみたいです。
今週末荒れ模様のお天気ですが、
花が残りますかね・・・見に行こうかなぁ・・・
来年秋にしようかなぁ。
そろそろ花の見頃でしょうか?
たまたま本日、07’めん産業展で
ソバリエ関連の方々とその話がでました。
宿根蕎麦の実物が見られる場所の一つとして
たけじんさまの記事をご紹介しました。
今頃「石臼の会」ブログにアクセスして読んでくださっているんかもしれません。