■住所新宿区四谷1-22-12 KRビル1F■電話03-3355-8576
■アクセスJR中央線・総武線 四ツ谷/東京メトロ 丸の内・南北線 四ッ谷 徒歩5分■営業時間昼 11:00〜14:30/夜17:30〜22:00■定休日土・日・祝
お師匠さんのお薦めで、暖簾に石臼挽き自家製粉の手打ちそば処 由々粋酔とある「蕎麦善」へ。大きな一枚板のテーブルを中心に、全部で20席ほどの店内は、小ジャレタ感じだが落ち着いた風情があって好ましい。秋新を期待しての昼下がりであったが、残念なことに僅かに商った夏新は終わり、秋新はまだだと言う。
香りも旨味もたっぷりの粗挽きを、細〜〜く仕上げる店主は、焼津の「黒潮」で修行し、この四ツ谷で「蕎麦善」を開いて10年。焼津の蕎麦と東京(江戸前)の蕎麦は、似ていると話してくれた。私は焼津の蕎麦を食べたことが無く、それを比べてみることもできず、唯ただ想像するだけである。地方の蕎麦の体験不足が恨めしい。
蕎麦前に日本酒2種類と豆腐の味噌漬け、生シラスのかき揚げ、桜海老のかき揚げ他、〆にはセイロ(二八)、生粉打ちセイロをいただいた。一押しは、やはり生粉打ちセイロ。横長の蒸篭に盛られた麺は、量もそれなりで、姿も美しい。水きり具合も程よく、香りが素晴らしかった。
そして「蕎麦善」の蕎麦汁は、本返し。駄洒落じゃあるまいが、醤油は店名からヒゲタの「そば膳」を勝手に想像した。が、本枯れにクリスタルシュガーと日野の醤油だそうだ。日野?日野に醤油蔵があるのか?どんな醤油か、せめて蔵の名前を聞いてみればよかった。押し付けがましい強い主張はなく、あっさりめでありながら何所か懐かしい控えめな甘味やこくのある汁で、気さくな店主のイメージにピッタリであった。薬味は、コレでもかっと言うほど細かいネギと山葵。昼の最後の客であったが、ネギは瑞々しく冷えすぎてもいない。細部まで気を抜かないプロの仕事がしてあった。
最後の蕎麦湯で、湯桶の底を覗いて、また驚いた。程よい濃度の蕎麦湯に、超粗挽きの名残が・・・繊維が目で見てそれとはっきりとわかるほど残っているのだ。生粉打ちセイロの細い麺の中に見て取れた形そのものが残っている。これだけ打てたら、さぞや楽しいだろうなぁ。
秋新を見計らってまた訪れたい。
■お品書きセイロ ¥735・−/生粉打ちセイロ¥1050.-/つけとろ¥945.-/鴨南蛮¥1575.-
今年の新蕎麦を最初にどこの店で楽しむか・・・
タイミングというか巡り合わせもありますし・・・
悩ましいですぅ。
瑞々しい「小菅」の新蕎麦&蕎麦掻が食べたい気もします。
新宿でそば屋をやっております。
よろしくお願いいたします。
四谷「蕎麦善」〜ここは近いので
今度行ってみます!
プロの書き込みっ!光栄でございます。
どうぞいろいろと教えてください。
蕎麦だけに、細く長〜いお付き合いを、よろしくお願いいたします。
それぞれの蕎麦汁の味比べも、楽しいですね。
是非tannteさまのレシピも教えてください。
敬服しております。
興味津々の我が身なれば直ぐにでも四谷の「蕎麦善」にとんで行きたい気分です。
一度 笑門来福さんを中心に蕎麦屋遍路に出掛けませんか。
龍成
マニアックな蕎麦記事凄いなぁ〜。
蕎麦も深いんですね。笑門来福さんって女性?