電話 3908-3316
営業時間・休日 詳細不明,お店に確認してください。
京浜東北線東十条駅南口を出て右折,緩やかな坂を上ると交差点,渡ると「十条中央商店街」(またの名を「演芸場通り」という)を直進,左手に行列ができる讃岐うどん屋「すみた」を通り過ぎ,今度は右手に,かの有名な(?)下町の玉三郎の篠原演芸場,隣近所のおばあさん連中が順番待ちをしていた。さらに,直進すると昭和の時代をほうふつとさせるレトロな店が立ち並んでいる。やっと,埼京線十条駅横の踏み切りに到達,踏み切りを抜ければ,めざす蕎麦屋のあるアーケード街の十条銀座商店街である。(ここまで,およそ7〜8 分程度)
「すみた」に並ぶ人々 篠原演芸場前 「武蔵野」
店内は,右は4 人掛け,左は2人掛けのテーブルが置かれ,正面の出入り口に向かって勘定場,その奥が調理場と機能的な配置である。
さっそく,田舎きり(600円)と追加せいろ(300円)と冷酒の東薫(とうくん)一級(500円)を頼んだ。追加せいろとは,もりそば(580 円)を追加注文しても300円で済むというありがたいものである。
まず,田舎きりであるが,大きな陶器のおわんにちょこっと盛られてきた。田舎といっても中太であるが,2本ほどきしめんタイプのものがあった。 これで,この店は手打ちであることがわかる。色は普通のせいろと同じである。腰もあり,歯ごたえも申し分ないが,思ったほどの甘みは感じられず,香りもいまいちであった。次に,追加せいろであるが,田舎そばを食べ始めたころに持って来たので,めんが少し固まっていた。そこで,酒を少したらしてみた。そうすれば,そばの香りが立ってくるというわけであるが,どうもそのような気配は感じられなかった。しかし,ここのせいろは,超細きりであった。また,そばつゆは甘くもなく辛くもなく,ちょうどよい塩梅,そば湯も非常に濃い。
追加せいろ
勘定を払う際に,賄いさんにそばの種類などを尋ねたところ,張り紙を指差しながら金砂郷産の常陸秋蕎麦で二八とのことであった。値段が手ごろなので,香りを求めて,新そばの時期に再度行ってみたいと思っている。
従業員に確認したところ「王子や東十条にも,武蔵野という蕎麦屋があるようですが,関係があるかはどうかは社長に聞かないとわかりません。」とのことでした。
何故,この地区に「武蔵野」という蕎麦屋が多いのでしょうか?
文京区茗荷谷駅の半径1km以内には「浅野屋」というそば屋さんが4軒あります。
1)春日通り沿い大塚3丁目交差点脇「大塚浅野屋」、
2)茗荷谷駅裏の坂下にある「礫川庵浅野屋」、
3)江戸川橋寄り水道町方面石切橋たもと「石切橋浅野屋」、
4)おなじく水道町方面小桜橋商店街小桜橋脇「小桜橋浅野屋」
浅野屋としての修行筋と姻戚関係に関連があるようで、1)を除く2)〜4)の結びつきは深いようです。ちなみに小桜橋浅野屋は500円代で食べられるせいろ蕎麦としては都内でも群を抜いていると僕はひそかに思っています。
北区十条仲原1-8-1の「武蔵野」と思われる
お店に入りました。
新そばの張り紙がでてまして・・・
鴨セイロ食べました。
ほんのり茶色い細切り蕎麦で、星が入ってました。
お汁は醤油の強いさっぱり系だなぁ〜と思いました。
茗荷谷駅裏の浅野屋 なつかしいですね、20年ぐらい前ですか 昼時におじゃましてました。よく花巻そばを食べてました。建て替える前のお店の方が好きでしたね。兄弟姉妹でお店お経営してましたね。
また春日通り沿いに たしか浅野屋の姉妹が蕎麦屋以外のお店を経営してたと思います。
興味津々
茗荷谷裏の浅野屋さんは建替えられたんですね。
僕は文京区にきてもうすぐ3年程ですので、実は昔のことは詳しくありません。
20年位前といえば、茗荷谷駅脇に立ち食いそば屋があって、関西風の薄味の蕎麦を食べた記憶があります。その頃は特に蕎麦好きというわけでもなく、貧乏学生で、おなかに溜まることにしか関心がなかった頃のことでした。
駅周辺も駅ビルができて雰囲気が随分変ってしまいましたが、近いうち駅北側の再開発で100m越えの高層ビルが建つそうなので、こまごましたお店がなくなりそうです。
特製十割そば(もり)を注文しました。客は誰もいなかったので,そばの話をしたところ,注文された一人分の玄そばを石臼で挽くところから始めるので,見てもらっても結構ですよとのことで,厨房内に入り見学しました。一人分(100グラム)のそばを延す方法はユニークで,江戸流そばの打ち方を勉強している身にとっては晴天の霹靂でしたが,効率が良いので,自宅での練習には,この方法がいいなと思いました。
そばは黒っぽく,そば特有の匂いがし,腰があり良いそばでした。
店主は気さくな方で,そばの話に始まり,気の話,商売交じりの富士山の水の話など次から次へと語りだし,昼の部の閉店時間を1時間ほど過ぎてしまいました。
今日はいいそば屋に巡り合いました。いつか,みんなと一緒に行けたらいいな・・・。