会は17時からで、準備の手伝いをする方は15時集合。日差しは強いですが、風は爽やか、市役所前のバス停に着くと、準備組は既に集合済み、少し遅れてやってきたバスに乗り、お店に到着。
さあ、蕎麦打ちです。店主であるSさんからは変わり蕎麦を打つように言われていたのですが、何と普通の蕎麦も打つことに。変わり蕎麦はお願いしていたT氏が打ち、更科粉1.2Kにつなぎを0.2Kを加え、湯練りを開始。私は持参した八溝産の夏蕎麦でせいろを打つことに。先週は生粉打ちにし、短めになったので、300gにつなぎを60g加え、外二にします。外二だと楽勝、いい蕎麦に仕上がります。
少し遅れてやってきたSさんの友人が打ちたい、ということなのでお店で使っている粉で打って頂きます。経験をお聞きすると、始めて2ヶ月。うーん、どうするか。450g+50gの九一でお願いします。指導をしながら、変わり蕎麦の様子を見ていると、練りが終わって三等分、更科蕎麦から伸し始めたのですがかなりの柔らかさ。打ち粉を多めに、では対処不能と判断、粉を追加することになってしまいます。いつもは300g程度を打っていた、とのことで、量が多いと勝手が違うんですね。
後二つは大葉切りとレモン切り、ということはまだ水分が増えるのです。彼が持参した埼玉三芳産の夏新約300gを私が打つことに。これは生粉で充分打てる粉、難なくせいろに仕上がってくれます。続いて、ピザ用の玉を作ります。蕎麦粉200gにつなぎを40gの外二。それも仕上がり、T氏が修復に苦戦している頃、お客様が続々到着。17時を少し過ぎて、蕎麦打ちは終了。せいろが1.16K、更科が1.4K+α。この日の参加者17名には充分な量でしょう。
定刻を少々過ぎて、Sさんの挨拶、Y氏の乾杯で会はスタート。Sさんのお料理が大皿で回り、小皿に各自で取り分けて頂きます。知らない方も多いので、自己紹介をすることに。SさんからでY氏が最後。最後の前が私で、自分の分を終えて、蕎麦ピザに取り掛かります。生地はその後切り屑が加わって肥大。それを三等分します。今日の具材は鎌倉市役所前の紀伊國屋で調達、ちょっとお高めです。チューブ入りのお手軽味噌ペーストがないため金山寺味噌をオリーブオイルで伸ばして使うことに、後はエノキにとろけるチーズ。フライパンに生地を乗せ、味噌を伸ばして、エノキ、チーズを掛け、蓋。この方法が一番失敗がありません。興味を持って作る所を見ていた方がいましたから、どこかで真似をしてくれることでしょう。蕎麦ピザは皆さんにとっても好評。
蕎麦掻きは埼玉三芳産と八溝産の2種。八溝産は味の評価を求められており、二種を並べて大皿で、巡回配分。でも食べた方に評価は聞けず。どちらも美味しい、ということなのかな。蕎麦は量のある田舎からスタート。せいろ二種が続き、更科蕎麦が三種。更科蕎麦が一巡分余り、蕎麦の部も終了。
時刻はちょうど蛍の飛び交う頃。道路向こうの常盤邸跡に行くと今までで一番の蛍がお出迎え。乱舞、とは行きませんが、木に止まってるのはもちろん、空中を軌跡を残して飛ぶ姿がここかしこ。足元で点滅する光を見つけて捕獲、失敗か、と思いきや、しばらくして私の手のひらで点滅開始。遠目、間近、今年も蛍に会えて、良かったなあ。
お店に戻って、デザート、記念撮影。後片付けを少し手伝って、駅に徒歩にて向かいます。歩きながら電車の時刻を調べると、少し走れば間に合う感じ。それを逃すと約30分待ち。遅れている方に連絡する手だてもなく、申し訳ありませんが、先頭2名は走ることに。ギリギリ間に合って、少し早く帰宅することが出来ました。
日取りが少々早くても、蛍さんもちゃんとお出ましになるのですね。
流石!!!素晴らしい。
またとりわけ、趣向を凝らした蕎麦が出そろったようで、
毎年グレードアップしている気がします。