2006年07月18日

大井町「権正」

正面に蕎麦打ち台が設えてあり、手打ち蕎麦屋だということが解っていたのにかかわらず道路から見ると半地下になっている「権正」ごんしょうと読む)の前をいつも素通りしていた。ソバリエ失格。反省(~_~)然して入ってみれば、○ではないか。
 “犬も歩けば棒に当たる“”ソバリエも歩けば蕎麦屋に当たる“蕎麦屋とみれば、直ぐ入ってみるくらいの気持ちがないといけない。

 
抜き実から仕立てた「生粉打ち蕎麦」1000円をいただいた。メッシュはやや粗め、中細できちんと角の立った見事な出来栄え。釜前の仕事も良い。自分で打って思うのは、生粉打ちは、ゆで加減も難しいことだ。私のような初心者はつい焦って生煮えとなってしまうこともしばしば。「生煮えは釜前の羞じ」というし、気をつけたいと思ってはいるのだが。

薬味は、大根おろし・ねぎ・山葵。濃厚な辛汁には、塩屋醸造の溜まりを使っている。溜まりに負けないくらい甘みも強い。この汁は・・・似ている。店主に修行先を教えていただいて納得した。「布恒」のお汁に似ているのだ。しかし「布恒」の辛汁と寝かせ具合が決定的に違うように思った。辛汁は「権正」の方が若い。店主の年齢は・・・多分「布恒」の方が若い? 店の歴史も違うのに、大好きな「布恒」が話の端に上ると、ついいろいろ比べたくなってしまうのは悪い癖だ。「布恒」のラインナップと比べると品書きに「御前蕎麦」はあるが、「変わり蕎麦」がない。鱧、めごち、そら豆の天もりがあるから、天麩羅は「布恒」譲りかもしれない。

卓上には、心配りの利いた薫り高い七色があった。釜の湯を換えたばかりだったのだろう丸型湯桶に入った蕎麦湯がとても薄かったのは、少し物足りなかった。次は「御前蕎麦」900円と天麩羅をいただいてみよう。

ビール  600円        もり       800円
清酒   600円        ざる       900円
澤乃井  600円        はも天もり  1800
たかの井 600円        めごち天もり 1600円
八海山本醸造 700円     そら豆天もり 1600円
冷酒 八海山吟醸 2000円

               純吟 1000
品川区大井1-1-6  電話03-3776-8580

JR京浜東北線 東急大井町線 りんかい線
  電車大井町駅下車徒歩30秒
    大井町駅から下神明駅へ向かう東急大井町線の線路下
営業時間 11301500 17002100  日祝休み  
 

    次項有大井町「権正」 2008年2月18日の記事を読む


 

posted by 笑門来福 at 00:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 目黒・品川・大田区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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