多分一年以上も間があいた。久ぁ〜〜しぶりに、京橋「恵み屋」本店に行ってきた。10割蕎麦を安価で食べさせる立ち食い蕎麦屋だ。
東京都中央区京橋3−4−3
(東京メトロ銀座線京橋下車 歩1分)
TEL・FAX 03−3272−8616
平日11:00〜14:00 17:30〜23:00
その日はやっぱり京橋にいた。数年来の習慣ならば、こんな昼下がりは「三日月」で味噌漬け豆腐と日本酒。〆にキリリとした蒸篭という決まりがあった。だが「三日月」は先月27日に閉店。残念残念残念。それにしても残念。返す返すも残念。オーナーの急死によって一度はたたんでしまうこの店も、一年ほど後に別の形で復活再生してくれるとの噂もあるので「“三日月ぃ〜〜”かむばっくぅ〜〜」と京橋のビルの谷間に叫びたい気持ちをグッっと堪え、「三日月」の昼休憩に間に合わなかった時の逃げ場として目をつけた蕎麦屋へ向かう。
「三日月ぃ〜〜〜」 閉店を知らせる張り紙
なんとしかし、そこも店名を替え築地に移転したと張り紙を残し、店はもぬけの殻。ことごとくついていない。小泉内閣は9月に終わるというのに(関係ないか)、京橋の裏路地は変革の嵐が吹き荒れているのかぁっ?気分は思いっきり盛り下がる。あぁ〜それでも蕎麦が食べたい。前のめりになって、久しぶりの「恵み屋」へ。
これでも蕎麦屋の店内 これでも並盛り!
外観は以前と変わらない気がした。が、店内に入ってびっくり。妙なロックバー?ここは。フェンダーのストラトキャスター&ライブDVD。J−WAVEで、クラプトン様が流れているではないか。およよ。一瞬にして立ち直り、「恵みもり、並!」と元気に注文を発す。480円。10割蕎麦で、このコストパフォーマンスは、凄いと思う。神田藪の5人前はありそうな量、中太打ち。なかなかイケてます。以前オーナーに聞いたところでは、北海道産と外国産のブレンド蕎麦粉とのこと。釜の上で蕎麦の玉を心太のように、ビューッっと押し出して製麺し即茹でする。こういうのはモンゴル・中国式というの?機械自体は韓国の冷麺の製麺の為の仕組みだということだ。汁は・・・あっさり薄めかな?そして、デザートに裏メニューのダッタンシャーベットがあるという。トッピングのダッタン蕎麦の実が香ばしく、甘味抑え目。夜は立飲み蕎麦屋。京橋勤務なら、ついつい毎晩暖簾をくぐるかも。危ない危ない。
恵み屋 2007年8月23日の記事を読む