過日、「天保蕎麦@愚直庵」として、こちらのブログ記事にも■その2.天保蕎麦とは? と触れたことがあるのだが、福島県の大熊町大川原地区にある旧家 横川家の天井裏からでてきたソバの実(=天保ソバ)は、子孫が飢饉にみまわれた時の備えとも言うべき非常食で、天保年間からのものであると伝えられてきた。そのソバの実を、この度放射性炭素年代測定法で年代測定をし、当時のものでる確率が高いと御墨付きをもらったと言う。
2010年12月14日付、毎日新聞(毎日JP:旧家のソバ:「天保の非常食」説、可能性高く)によると
山形大理学部の門叶冬樹准教授(原子核・宇宙物理学)らが、ソバの実3粒(約3.7ミリグラム)を放射性炭素年代測定法で調べた結果「天保年間を含む1812〜1919年のものである確率が69.0%」との結論が得らたそうで、その知らせに現横川家当主 横川洋さんが、「科学的に証明され安心した」と寄せている。
日頃から蕎麦のご縁で繋がる方々から、この記事のことを教えて貰った。とかく蕎麦に纏わるもの事は、口伝によるものも多いのだけれど、こうしていろいろな角度・手法によって検証してゆくことで、よりはっきりとした輪郭が現れ、益々興味がわいてくる。私もこの報に接し、とても嬉しい。
2010年12月16日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック