
関連テキストも用意されていた。
「めん」と書かれた表紙に「小学校社会科・家庭科・総合副読本」とある。チラリとめくって見たら、日本各地の「郷土に伝わるめん料理」が、地図と写真を用いて紹介されていた。
どの麺料理も美味しそう。
蕎麦打ちがまだまだ下手糞な私の分担は、道具の準備や包丁を扱う時の安全確保、子供達の誘導など、会場整備?というかぁ交通整理的なもので、直接子供達と接することのできる楽しい役回り。まぁ〜他のプログラムのお手伝いの時のように、いたって気楽に構えて子供達と戯れていると、会場に某撮影クルーが入ってきた。「…?」「聞いてないよぉ…(ちゃんとお化粧してくればよかった。じゃなかった)学校に許可はとってあるのだろうか?」状態である。後から、様子を見にやってきた校長先生の話によれば、この度の撮影の申し出にOKをだしているとのことであった。
子供達の発想の豊かさ、チャレンジする時の真剣な眼差しや、丸っこい小さな手で一生懸命作業する様子は、とてもとても可愛らしく、見ている大人も思わず頬が緩み、なんだか元気を貰える。この可愛らしさやこの瞬間を、何かの記録に残しておきたい気持にはなっていたけれど、いつも私は、どの体験コーナーでも、子供達の写真を撮る事はしなかった。今回は、たまたまこういった事情で、ある程度の諸情報の公開もOKとなったので、たった一回のチャンスとばかりに便乗して、初めてほんの少しブログ記事としてしまうことにする。
■■デモ打ち、直ぐに実習
■■ 子供達の持ち物は、エプロン 三角巾(バンダナなどの大判ハンカチ)それから、出来上がった蕎麦を持ちかえるための容器(タッパーウェア―など)。手を綺麗に洗った子供から、身支度を整えてデモ打ちのテーブルの周りに集まる。

一番緊張しているのは、デモ打ちを披露する人。次に、撮影クルー。当の子供達は、調理実習スタイルに戸惑うこともなく、前のめりになって覗きこみ、皆ニコニコしている。また、この日が、3回目の蕎麦打ちチャレンジ教室受講と言う子もいたり、毎年私達と一緒に年越し蕎麦を打っている子もいたりで、余裕の表情もチラホラ。
予め計量しておいたソバ粉と水の置いてあるテーブルへ。普段知っている手順が、妙に新鮮に感じられ、小さな手とセットになると道具が大きく重そうに感じる。

見て、この一生懸命さっ!
この可愛いらしさっ!
御存じの手順 水回し→捏ね→のし→切り で、太い麺あり、あまり細くない麺あり、短冊状ありの、ダイナミックな仕上がりで、どの子の蕎麦も美味しそうに出来上がった。
■■雑感
■■ この小学生蕎麦打ち体験で、手伝いメンバーとして一番大変なのは、会場である4階講堂まで蕎麦道具一式を運ぶことだ。平均年齢の上がったこの日のメンバーの中では、この私が!ヤンゲストだったりもしたものだから、嫌とは言えず…普段エレベーターに頼り切った生活をしている豊満な?肉体(毎日のようにダイエットを考えてはいますが…)で、頑張る。このちょっとした運動に息が上がるのだぁ。情けない。しかし、「今日のお昼ご飯に、家で食べるの」と張り切る子供達の屈託のない笑顔。「面白かった。」の声に、毎回毎回嬉しくなって、また呼んでもらうのを楽しみにしている。
足の速い子も遅い子も、算数の得意な子も ちょっと苦手な子も、歌の上手な子も そうでない子も、友達と仲良くできる子も 時々けんかをしてしまう子も、いろいろな体験を通して、いろいろな価値の物差しのある事を知ってほしい。小さな時は、世界が、家庭とクラスの中だけのような気がするかもしれないけれど、つまらないと感じる学校の勉強の延長に、大きな大きな広がりがあったり、学校の科目以外にもいろいろな勉強があって、いろいろな関係があって、いろいろな居場所がある。本当に”いろいろ”なんだ。近所のオジサン・オバサンも、子供達の成長がとてもとても頼もしく楽しみに感じているんだよぉ。楽しんで、ゆっくりしっかり大きくなっておくれ…と改めて、しみじみと思った次第。
こちらでは田植えと稲刈り、それと畑で野菜など作ってますよ。
田んぼの方はどの学校も5年生がやってますよ。
ただし、もち米、うるち米のどらかですが・・・。
子供にはいろいろな経験してもらいたいですねえ。
おはようございます。
いつもコメント有難うございます。
あぁ〜やっぱり。
子供達が、いろいろ体験できるように、
それぞれどこでも工夫しているんですね。
自分で育てて、苗がどんどん大きくなる姿を見ていると、
きっと作業の大変さもわかるし、毎日食べているお茶碗の中のご飯が、
どうやってできあがっているか分かって
自然の恵みに感謝する気持ちが、すんなりと身にしみてきますよね。
収穫したものを、給食で皆で食べるんでしょうか?
その給食も、さぞや美味しいでしょうね。
子供達のはじける笑顔が、思い浮かぶようです。