※こちらのお店は、2010年7月31日、閉店しました。
先頃、開店したばかりの成城学園前「永山」にランチに行ってきた。成城学園前駅を降りて、北口から徒歩2分。お洒落なエステ?のあるビルの地下で、著名な方々からの開店祝いの花が、入り口近くにもズラリと並んで、とても華やか。店内も明るくお洒落で、またより一層華やかである。
この日、予約をとってご一緒させていただいた方々も、蕎麦繋がりの方々だし、偶然店内で居あわせた別の予約の方々も、蕎麦業界や蕎麦関連出版者の方々だった。しばらくは、この業界の方々の視察?挨拶?偵察?で、対応に大わらわ?なのだろう、舞う包丁で有名な店主永山寛康さんそのご本人が、厨房や満席の店内を文字通り忙しそうに飛び回っていた。
■■蕎麦前
■本格始動していないから?か?ランチ時間の一品料理は、蕎麦豆腐・板わさ・出しトマト・揚げたそばがき・(そばがき)たれ焼き・本日のデザート・ランチビール、のみ。でも実は、ちょっと一杯が楽しめるように、ちゃぁ〜んと蕎麦前の為のプレートが用意されているのだぁ。
まずは、ビール¥400.-とランチサービスプレート。少しずつ色々な味を楽しめて、とても有難い。こちらのまんまるで小さなおにぎり状の「韃靼ソバ飯」、最初「肴には、どうもなぁ〜」と思ったのだけれど、香ばしくてとても美味しい。一杯飲まない人にも嬉しいランチプレートだ。お酒は、すっきりしていて華やかな本生吟醸「文楽夢」、その後「八海山」「すっぴんるみこの酒」へとすすみ…。
もり汁が注がれたところへ、紫蘇、山葵、クコの実がちょこんと乗った蕎麦豆腐¥340.-。本葛と豆乳が入っているそうだ。実は、前身の都立大「そばカフェ norsk cafe」で、ほんの少ぉ〜し頂いた事があり、「もっと、食べたいっ!」と思っていたから、大喜びで頂く。クリーミーでコクがある。
板わさ¥580.-
素材感を強く感じるざっくりとした粗い肌合いに、しっかりとした歯ごたえ。初めて食べた食感…記念に蒲鉾板を貰って帰ることに。
揚げたそばがき¥980.-
温かいつけ汁につけて頂く。コロンと揚がった蕎麦掻きは、何人かで分けてで頂くのに、最適な形状かも?外はカリっと、中はとろ〜り。
(そばがき)たれ焼き¥780.-
こんがりと焼き色のついた熱々。かえしの香ばしくしさが美味。
出しトマト¥430.-
これは、永山さんのブログに「続メイキング」試作として載っていたアレですなぁ。美味しいです。
■■蕎麦
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穴子の天せいろ。
先に、穴子の天ぷらが供されると、皆さんの箸が飛んできて…、あっという間に無くなる。衣に入った青海苔の香りが、ふんわり揚がった穴子のアクセントに。
山かけ蕎麦 ¥1,200。-
ふんわり空気を含んだ山かけと、品の良い甘汁が、美味しい。たっぷり食べたい…が、直ぐに無くなる。
せいろ ¥780.-
丸抜きを十割で。きりりと美しく引き締まった蕎麦は、のどごしも良く、御見事!
本日の変わり蕎麦¥880.- の中のチョイス「粗挽き蕎麦」
運ばれるや「おぉ〜〜っ、流石」と声が上がる。つぶつぶがしっかり見てとれる粗さ。せいろや玄よりも、少し太め。しっかりとした蕎麦の旨みあり。
玄 ¥980.-
上等な濃い香りが立った挽きぐるみ。洗練され、しっとりとしていてボソボソ感など微塵もない。挽きぐるみを、お店によっては「田舎蕎麦」と呼ぶが、いかにも都会派の永山流では、田舎の名前はピンとこない。「玄」の名前は、玄ソバの入ったということで、納得。
粗挽き蕎麦を、よぉ〜く見る ↑
■■蕎麦後
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本日のデザート。
宇治金時?と思ったら、抹茶に見えた緑色が、バジルの香りのシャーベットだった。ほほぉ〜〜お・し・ゃ・れ。
参りましたぁ〜、ご馳走様でしたぁ。夜には、蕎麦掻きや洒落た蕎麦前、甘味もいろいろある。蕎麦をよぉ〜〜く知る人の創作ソバ料理を楽しみに、次回は是非、夜ゆっくりと伺いたい。
■品書き
せいろ¥780.- 玄¥980.- 本日の変わり蕎麦¥880.- 2種盛り¥980.- 鴨丸汁せいろ¥1,200.- 天せいろ¥1,480.- 天ぷら蕎麦¥1,480 山かけ¥1,200。- 鴨焼き蕎麦¥1,680。- ぶっかけ¥1,200.-
■住所世田谷区成城6-15-21 B1F ■電話03-6411-9525 ■定休日火曜日 ■営業時間昼11:30〜15:00 夜17:00〜22:00 ■アクセス 小田急線成城学園前駅下車 北口 徒歩2分
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