NPO法人アジア麻薬・貧困撲滅協会「ソバ プロジェクト」の方とお会いする機会を得た。そこはホレ!いつものように?あちらこちらの関係者が“では良い機会なので”と言う事で、蕎麦が繋いでくれるご縁だ。
素敵な豪徳寺「あめこや」で、この日ご一緒した方々の活動を、ブログに少し書いておきたい。
■■麻薬・貧困撲滅
■ この協会の詳細は、是非HPを隅から隅までズズズずいっと、しっかり読んでもらいたいのだけれど、ここでは少し端折って、
ミャンマー北東部の中国・雲南省と国境を接し、少数民族がひしめき住む地域で、ケシの栽培をソバに転換させる日本の海外援助プログラムだ。ケシ栽培は、辺境の貧しさに直結している。混乱が続くアフガニスタンもケシ栽培地、大麻もアジアの辺境に広がっている。この貧困からくる悪循環の一部を、冷涼な土地を好み、やせ地でも栽培できる“辺境の作物”ソバでなんとか構造転換しようということだ。理事長は、あの氏原暉男先生。
■■ミャンマーのそば
■ シャン高原オーガニックそばプロジェクトinミャンマーの方に教えて貰ったミャンマーの麺についての雑学を、少し…。
ミャンマーで食べている麺は、小麦粉で作るものも幾らかあるが、殆どは、米から作る麺「モンバッ」だ。「モンバッ」は、その太さによって呼び名がそれぞれちがう。(日本の小麦粉麺が太さによって、そうめん ひやむぎ うどん きしめんと呼ばれているのに似ているかな?)米粉麺でつくった代表的な麺「モンバッ」料理に、「ムヒンガー」がある。魚から出汁をとった汁と一緒に食べる。
※上の「ムヒンガー」の緑色文字の所をクリックすると、ネイティブの発音が聞けます。
ミャンマーでは、今まで殆どソバを食べてこなかったそうだ。でも、ソバという作物の呼び方は、パン ジョンという。パン(=花の意味)+ジョン(=麦の意味)という組み合わせは、我々のブログの左側背景に使っている世界いろいろな「ソバ」の文字表記の中にも、麦と合わせる辺り共通するものがありそうで面白い。
■■できること…!
■ 自給率が低いのに蕎麦食の大好きな日本人が、積極的にこの地域からソバを買うことは、麻薬・貧困撲滅の一助になる。まだまだ収量も少ないが、昨年度は103トンを日本向けに輸出した。ソバ好きの皆さま ソバの花ことば「あなたを救う」の通り、蕎麦のご縁で私たちにも何かできそうだ。どうかこのことを心の中に置いておいてください。
ブログ内 豪徳寺「あめこや」訪問記事へ
※このNPOの方々とお会いした時に訪問したのが、過日の豪徳寺「あめこや」です。「あめこや」のご主人もミャンマーのソバについて興味をもってくださいました。その辺りの事も、書いてあります。
2010年08月28日
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