2010年04月02日

“さ・し・す・せ・そ”で作る<江戸風>小鉢&おつまみレシピ

江戸風小鉢&おつまみレシピ.jpg  






著者:車  浮代(くるま うきよ)
出版社:PHP研究所
発売:417日発行予定
価格:1365








江戸ソバリエ・ルシック講師 福田先生の大塚「なべ家」が、新刊『<江戸風>小鉢&おつまみレシピ』時代小説家 車 浮代(くるま うきよ)著、に紹介された。
自食の時代といわれる今日、手作り料理 蕎麦前の準備などのご参考にいかがだろうか。

  料理でさ・し・す・せ・そと言えば、和食の調味料と、それを使った味付けの順番を、分かりやすく語呂合わせで表したものだということは、今さら言うまでもない。普通の大人なら、恐らく大方の方がご存じだろう。手近な食材でチャチャっと作れる簡単江戸風レシピ68品の紹介そのものは、この本の魅力の13。と、私は思った。それにも増して、時代小説家の著したレシピ本だけに、再現したり、アレンジしたレシピから、余計なものをそぎ落としたシンプルで粋な江戸っ子の価値観を控え目に紹介しているところが素敵だ。

 
「風流つまみ」に“揚げそば”が載っていたきりで、「〆の楽しみ」の頁にも蕎麦がでてこないのが、少し残念ではあったが、江戸の料理書「素人庖丁」「年中番菜録」「豆腐百珍」「万宝料理秘密箱」など、レシピの元ネタを明かしたり、“江戸ばなし”として解説が入っているあたり、江戸ソバリエ講座をチラリと覗いてきたような楽しさがあり、パラパラとめくって1時間ほどで一気に読んでしまった。江戸料理の美味しそうな写真に悩殺されて、給料日後だったならば大塚「なべ家」に即予約を入れていただろう……、ともあれ、美味しい日本酒片手に度々開きたい、肴になりそうな本である。

posted by 笑門来福 at 08:51| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんわ。
4月4日(本日)をもって今シーズンの「道楽そば」終了いたしました。
誠にありがとうございました。

また、修行に励みます。

実は本日、手打ちのらーめんも試しに出しました。お客の評価はよかったです。

こちらも勉強。

それじゃあ、また。

既に農作業はじまってます。
Posted by iwana at 2010年04月04日 21:25
iwanaさま

いつもコメントを有難うございます。
今シーズンの営業終了とのこと、
お知らせ頂きまして有難うございます。
お疲れ様でした。
今後も、ひと冬 ひと冬 御蕎麦もグレードアップしてゆくことでしょうね。

私はここ数日、御花見を楽しんでいますが、
もぅ寒くって寒くって、文字通りの花冷えです。
こんな日は、暖かな御蕎麦か、手打ちらーめんもいいですねぇ。
iwana さまの手打ちら〜めんも御客さまのお腹とハートを温めた事でしょう。
農作業も頑張ってください。
美味しい野菜がすくすくと育ちますように。
Posted by 笑門来福 at 2010年04月05日 22:30
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