偶然か、何かのご縁か、伺ったちょうどこの2009年12月18日は、43年前、柏「竹やぶ」が開店の産声を上げたその日だそうだ。楽しい偶然も重なり、夢中になってお話を伺った。3時間は、あっという間に過ぎ去って、今となってはブログに公表しても良いものかどうか判断がつかない。迂闊にも阿部孝雄さんにブログの事をお話していなかったので、なんだか内容を載せるのは憚られるのだ。素晴らしい蕎麦店経営者であり、弟子にあたる後続の蕎麦職人を何人も育てた人であるが、阿部さんその人は、蕎麦職人というよりは、芸術指南役というほうがピタリとくるような魅力的な表現者であるように思った。
ということで、
御話の詳細は載せないこととし、「やざ和」矢澤登志和さんが満面の笑みで次々と出して下さった美味しい料理の数々を、ご了解を得て撮った写真で紹介し、当日の記録にと残したい。

左から:
蕎麦味噌 めふん 山海漬け
度々「やざ和」さんには伺っているが、この日の“めふん”は最高っ!
本当は、お酒は無なしの“囲む会”であったが、「こんなに美味しい肴が出て飲まないのは…」と、ため息をついていたら、幹事からお許しがでて。

湯葉刺しと黒豆豆腐
黒豆の濃厚な旨味、こちらのお店で、大好きな一品。

甘くないタイプの卵焼き
幾つでも食べられちゃう♪

品書きの名は「すずしろ蕎麦」…だったかな?
シャキシャキ カリカリ つるつる いろいろな歯ごたえ、食感が楽しい爽やかな蕎麦。

鰊
「熱燗もぅ〜1本、お願いします。」
そりゃぁ〜そうなりますよね。

名物の「そばがき」
ここへ来たら、これは外せません。ソバの香や味わいがダイレクトに味わえます。自家製粉しているソバ粉に絶対の自信があるのが、よぉ〜く分かります。

挽きぐるみのせいろ
もともとこちらのお店の蕎麦は、好みのタイプの蕎麦なのだけれど、とりわけ、この日の「せいろ」は、絶品でした。

もっちりとした食感がいい
ソバワッフル
師匠の阿部さんを囲む会に出すコースということで、「やざ和」さんのこの日のお料理には「力」が入っていた!と思う!たぶん!いや絶対!
「竹やぶ」阿部孝雄さん曰く、「食べ歩きは美味い、まずいで評価するべきではない、人にはそれぞれ個人差がありその人の好き嫌いで表現するべし」。
本当にその通りだと思う。
ということで、わたしゃ「やざ和」さんの蕎麦が好きだぁ〜。
ご馳走様でした。
■住所東京都葛飾区亀有1-27-8 ■電話(03)3690-8228■営業時間11:30〜14:45/17:00〜19:45■定休日 木・第三水■アクセスJR常磐線亀有駅 徒歩8分(矢澤さんは無類の「8」好き、でもこれは偶然?)

御無沙汰を致しております・・・。
さて、今回の記事を拝見し、大変驚いております。
っというのも、私もこの日、やざ和さんに行ったのです。
というより、たまたまお店の前を通り掛ったのです。
確かあれは夕方5時前後でしたでしょうか、
お店駐車場前に前掛をしたやざ和ご主人が。
御挨拶だけさせて頂いたのですが、
「もうじき柏の竹やぶさんが来るんですよ」とやざ和さん。
あれはそういうことだったのですね〜。
>「食べ歩きは美味い、まずいで・・・
なるほど、でも・・・美味しいものは美味しいと言ってしまいます〜。(汗)
だって美味しいんだもん。・・・って、ダメですかね〜?(笑)
なにか意味不明なコメントでごめんなさい。
それでは、また・・・
いつもコメント有難うございます。
そうでしたかぁ〜、あの日あの時間に
蕎麦麩羅座さまもあそこへ。
なんという偶然。
>でも・・・美味しいものは美味しいと言ってしまいます〜。
そうです、そうです。私もです。
だって美味しいから、つい「美味しい」と。
「この○○は自分好みの味で好きだから、美味しく感じます」
ってことで、端折って「美味しいっ!」となりますよね。
「好きっ!」でもいいのかもしれませんが、自然と…ですね。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
思い出すのは夕方行くと髭の親父さんがまじめな顔して石臼でゴリゴリゆっくり夜の分の粉を挽いていたっけ。
あるとき「これを食べてみろ」といって大きな器に入った料理を出された、それはたっぷりのそば湯の中に中太の木粉打ちそばが入った「湯だまりそば」と言うものだった。(名前は確かではない)あつあつのそば湯といっしょにハフハフ行って食べたがまるで温泉にでも入ったかのように暖かかったなあ。
いつもコメント有難うございます。
そうですか。
やざ和さんが、まじめな顔で…。
ゆっくりゆっくり挽くのは、まじめな顔が秘訣でしょうか。
そして、
ハイ〜♪「湯だまりそば」美味しいですよね。
ねぎと鰹節が、アツアツの蕎麦湯の中のお蕎麦と一緒になって…♪
今時分の寒い日には特に良いですね。