2009年07月05日

浅草橋「更里」「あさだ」
「蕎麦春秋」春号取材記事レポート

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「あさだ」昼コースより〈季節の野菜煮こごり寄せ、いちじくと鶏肉、-あさだ味噌板焼き〉
「更里」せいろそば〈外二〉


ご無沙汰しております。
あんころりんです。

すでにご覧下さった方もおいでと思います。
4月に発売された季刊「蕎麦春秋」6月号の特集『個室の蕎麦を究む』。
なかに拙い記事を書かせて頂きました。

その周辺の話をブログで紹介してみませんか、
と あらためて笑門来福さまからお話をいただき
ホイホイとお引き受けしたのは数ヶ月前のこと。

うかうかしているうちに次号の発売される時期になり
慌てて書くことになってしまいました。
あらら……

ともあれ。

6月号の原稿依頼は
拙著「
東京 いとしの和菓子」をご覧下さった担当編集者氏によるもの。
以前、別件で執筆のお話を頂いたのですが、
そちらは門外漢の内容でお引き受けせず
今回ようやくのあんころりん蕎麦誌デビューと相成りました。


さてさて内容を少々。
浅草橋の「あさだ」そして「更里」。
個室を設ける二軒の蕎麦屋を来歴などに触れつつ各1ページのご紹介。

取材は去る3月19日、昼の営業を終えた午後「更里さん」へ、
その後続けて「あさだ」さんを訪れました。

どちらもお店の選択は編集部によるもの。
『あさだ』は以前にも訪れており、その際はせいろと甘味をいただき
『更里』に関しては未踏の地でありました。

新しく仕事を引き受ける際はすこし慎重になるものです。
取材の数日前に『更里』へは単独でひっそり訪問、お昼に生粉打ちを頂きました(だからってどうなるわけでもないのだけれど)。


民家を改装した和めるお店と蕎麦についての詳細は誌面をご覧頂くとして、
ここではちょいとした裏話を…。


実直で温かいお人柄の『更里』のご主人小林さん。
ご実家は木鉢会「浅野屋」です。
神田猿楽町で生まれ育ったチャキチャキの江戸っ子は、
神田明神祭ともなれば店をも休んで、祭にかかりきり。

祭をとりしきる氏子会(名前を失念)での重要なポジションにおいでで
蕎麦に負けないほど?の情熱をそそいでいらっしゃる。
店内には「宮鍵講」「御防講」講員さんからの額が掲げてあります。


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更里 店内(クリック!)

また学生相撲力士でいらしたことは記事にもありますが
大学体育会では全国各地から部員が集まってくる。
奇しくも出身校は我が父、兄、配偶者とも同じ。ひとしきりその話で盛り上がりました。)

そして同期部員同士の絆は深く固いものです。


各地方に戻った同級生や先輩後輩たちは蕎麦屋を開いたご主人に
中央では流通しない、例えば遠洋に出た漁師が口にするような珍味やら、
地元ならではの酒を見つくろっては薦めてくれることも少なからず。

佐渡の特別純米酒「真野鶴」、山形の辛口純米酒「魔斬」などは
そういった東京ではお目にかかりにくい銘柄。
いずれも酒豪ではないご主人にとってはありがたいサジェスチョン。


珍味と言えば“味見ます?”と出してくださった鱈の親子和え。
まったりとして生臭さは皆無、温かいごはんが欲しくなってしまいました。
もちろん、外二のせいろもしっかり頂き、店を後にしました。


****
「あさだ」は地元でも老舗中の老舗。
八代目若主人が生まれる前からのご贔屓も通ってくる。
幼いころから店を継ぐことは当然と思ってらしたのです。

高校生にして、既存の蕎麦屋の料理には飽き足らないものを感じていた、
と言うから、せんだんは双葉より芳しい、てことなんでしょうか。


そんなご主人は大学卒業後、
まずは料理の鉄人!としても名高い道場六三郎氏に師事、
その修業時代に可愛がってもらった築地の仲買さん達には
今も仕入れでは世話になっているのだそう。


また自家製からすみは熱海の料理旅館の修業時代に覚えた店の名物。
後日、個人的に昼のコースを頂いた際にも供して頂きました。


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あさだ〈そば自家製からすみ和え〉クリック!
そばのパスタ風といった趣、コシもあり美味


食後の甘味にしても、
デザートまでにも工夫を凝らした日本料理店「青柳」「バサラ」(by小山裕久氏)で覚えただけのことはあります。

毎度目新しい、腕によりをかけたものが出され、
甘味に目がないワタクシはこれも楽しみ。
甘味処であっても本葛切りを出せる店はそう多くはありませんから。


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あさだ〈あんずのプディング〉

今さらのご報告でホントに申し訳ありません。
ご参考までにひと月ほど前の『あさだ』昼のコースの一部をアップしておきます。

機会があればぜひ6月号「蕎麦春秋」特集「個室の蕎麦を究む」をご高覧くださいませ。


10月発売号では
先日の蕎麦打ち会・変わり蕎麦20種の記事掲載予定のことですのでそちらも楽しみですね。

以上
あんころりんより アンチタイムリーなご報告でした。

蕎麦春秋
あさだ
●更里
東京都台東区浅草橋1-11-3  日休 03−3863−6288




posted by 笑門来福 at 15:38| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 文京・墨田・台東区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あんころりん さま

忙しい中、いつも無理矢理引っ張り出してすみません。
取材記事レポート、ちゃんとタイムリーです。(*^^)v
それに、ここでしか聞けない裏話が面白くって
ほほっ〜〜。へぇ〜〜。っと相槌を打ちながら読んでしまいました。

カラスミ和え、肴にもよさそうですねぇ。
涎が…です。
Posted by 笑門来福 at 2009年07月05日 17:23
笑門来福さま
すばやいコメントありがとうございます!
それなのに今さら〜なレポートで申し訳ありません。
こぼれ話に興味深い事実があることもしばしばですね。
からすみ和えには目からウロコ。家でまねしてみようかな、という気持ちになりました。
Posted by あんころりん at 2009年07月05日 22:14
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