今年最初の石臼の会例会は,1月17日(土),八王子の「高尾の里手打ち蕎麦道場」において,江戸ソバリエ認定委員で当会の顧問であるHHさんの紹介で,蕎麦の香気成分分析を研究されている日本獣医生命科学大学のO先生も飛び入りで参加され,総勢18人で「第1回八王子そば試食会」を開催しました。
試食用のそば粉は,石臼の会のブログをご覧になられていた福島県南会津のSHさんから提供いただいた在来種のそぱ粉とM先生が選んでいただいた「キタワセ」の粉でした。
1 蕎麦打ちの見学
まずは,M先生のそば打ちを見学しました。立て板に水のような説明とともに,華麗な腕裁きを見学している参加者は,物も言わず,その方法を会得しようと真剣に作業を注目していました。
福島在来種とキタワセとともに,二八で750グラムが打たれました。福島在来種の方が,若干加水量が必要だったようです。
2 そば粉の検証・試食
そば粉は,先に打っていただいた福島在来種とキタワセのほかに,三種類の国内産のそば粉もあり,それぞれサンプル1〜5として,品種は分からないようにしています。アンケートの対象は,サンプル1とサンプル2で,それぞれの粉の感触,香り,色などを確認した後,アンケートに記入します。その後,M先生が打っていただいた二種類のそばを試食し,アンケートに記入します。いざアンケートに記入しようとしても,比較するとそれぞれに異なっていることは分かりますが,その表現が難しく感じました。また,試食したそぱの味は,私としては甲乙つけ難く,いずれも美味しいそばでありました。(これでは,調査にならないかも・・・)(アンケートの結果は,後日公表されるかも知れません。)


3 懇親会
アンケート調査も終了し,懇親会に突入ですが,今回も日本酒が四号

また,肴も盛りだくさんでしたが,今回は,初参加のあんころりんさんが,有名な和菓子屋の甘いモノを携えていただき,美味しくいただきました。
石臼の会の例会では,蕎麦に関する知識やそば打ちの技術を学べ,色々なそばを食すことができ,日本酒も全国各地のものを飲め,いろいろな肴に舌鼓を打ち,さらには甘いモノをも食べられ,参加者の話題も豊富で,非の打ちどころがない会と自我自讃したい気持ちです。これも,ひとえに参加される方々の協力や献身があっての賜物だと思います。
今後とも,皆で石臼の会を盛り上げましよう。
○ お酒の提供
乾杯用ビール(プレミアム500ml6本),「いづみ橋」(神奈川県),「花の舞い」(一升)(静岡県),「朝しぼり」(長野県),「渓流」(長野県),

○ 肴の提供等
うかいの「くみあげ豆腐」(小2個),湯葉の炒めもの,豚白菜鍋,焼き豚・大葉添え,牛タンのペッパーサラダ,イカのいろり焼き,十割キタワセそば,タコわさび,茹でピーナッツ,かまぼこ。厚焼き玉子,イカのマリネ,大根の漬物,ナッツ,デザートとして,長野産りんご,虎屋の羊羹「祝牛」,うさぎ屋のドラ焼き,喜作の最中,尾張屋の「そば板」,イチゴ
以上
水分量と粒子の様子が粉それぞれ、
初見と食べた時とで印象が変わるものもあったり。
面白かったです。
分析のプロがお越しになったことで、
試食について、あれこれ考えました。
勉強になりました。(*^^)v
石臼の会の活動は羨ましく拝見しています。
私も道場に所属しているのですがまだ一年ということで活動の仕方がわかりません。
道場主導ですので石臼の会のような活動がしたいのですが・・・
前に出る勇気がありません(−−〆)
東京に行く機会があったらまた参加させて下さい。
M先生の打ってる様子よくわかります。
ところで,自分の思うとおりの活動をしてみたかったら,道場とは別に「名古屋石臼の会」でも作ったら如何でしょうか。
第1回八王子そば試食会の御報告、ご苦労様です。
必要条件と十分条件を満たした端正なレポートです。
場の雰囲気と実際の運営の状況とが的確に描写され、
不参加の方も参加の方も読んでみて、興味が湧き
楽しさが伝わると思います。
今後もこの佇まいの良い文章に接することが、
大きな楽しみです。今宵はこれにて御免。
お褒めいただき有難うございます。宵待庵様のこれからの予定が美味く行きますよう祈念いたします。落ち着かれたら,このブログに状況等を投稿ください。
「名古屋石臼の会」ですか。思いもつきませんでした。
ご提案ありがとうございます。石臼会の様な活動が出来るといいですよね。
頑張ってみます!