2008年12月27日

第17回調布そば打ち会の結果報告

 12月23日(火・祝日),調布市文化会館たづくり(10階調理室)において,これまでで最高の20人の参加による今年最後の例会「第17回調布そば打ち会」を開催しました。

 1 そば打ち
 
今回は,そば打ちに専念しすぎて,皆さんのそば打ちの風景や打ったそばを写真に収めることが出来ませんでした。が,皆さん,北海道の粉や持ち込んだ山形の粉などをそれぞれ思い思いに打たれて,満足気でした。
 なお,私の方は,当初水回しが美味く行ったつもりでしたが,結局水の量が少なかったようで,祖谷そばを意識したわけではないのですが,少々太めになってしまいました。今回も,水の量に問題あり,不満足な結果でした。

 
2 懇親会・試食会
 いつもは,会長のあいさつの後乾杯・懇親会に突入ですが,今回は乾杯ビールの後,特別ゲストのMさんから,民謡「祖谷の粉ひき唄」を披露していただきました。
 Mさんは,50年近く民謡を謡っておられるそうで,会場は知らず知らずのうちに手拍子が響き,その心に響く美声とこぶしに酔いしれました。この「祖谷の粉ひき唄」の歌詞は,次のとおりですが,地方によって若干内容が異なるそうです。

 祖谷のかずら橋ゃ 蜘蛛の巣()の如く平成20.12.23 17回調布そば打ち会 003.jpg
 
風も吹かんのに ゆらゆらと
 
吹かんのに 吹かんのに 風も      
 風も吹かんのに ゆらゆらと 

 祖
谷のかずら橋ゃ ゆらゆらゆれど
 主(ぬし)と手を引きゃ こわくない
 手を引きゃ 手を引きゃ 主(ぬし)
 主(ぬし)と手を引きゃ こわくない平成20.12.23 17回調布そば打ち会 013.jpg 
 
 粉引け粉引けと ひかせておいて
 粗(あら)い細(こま)いと なしょたてる
 細(こま)いの 細(こま)いの 粗(あら)
 粗(あら)い 細(こま)いと なしょたてる 
 
 粉ひき婆さん お年はいくつ
 わたしゃひき木と 同(おな)い年平成20.12.23 17回調布そば打ち会 007.jpg
 ひき木と ひき木と わたしゃ
 
わたしゃ ひき木と 同(おな)い年 

 この民謡は,徳島県祖谷地方に伝わる粉引き唄で,のびやかだが物悲しい曲で,同地方の女性達が,夜なべ仕事で粉をひくとき,眠さを紛らわせる為に唄った唄だそうです。
 Mさんは,この唄に出会って,石臼を挽くスピードが分かったそうです。

  さて,今回は,持ち込まれた酒も乾杯用ビール,日本酒四号瓶8本,一升瓶1本,焼酎四号瓶1本と今までにない量で,持ち帰り必至と思われていましたが,すべて飲み干しました。
 やはり,石臼の会の参加者は酒豪揃いでありました。
 
 
@    
酒の提供
 アサヒスーパードライ500ml(6本),どぶろく「平井城の隠し酒」(群馬県),にごり酒「渓流 どむろく」(長野県),「獺祭」(山口県),「瀧自慢」(三重県),大吟醸「名城」(兵庫県),「美寿寿」(長野県),「白鹿しぼりたて」(兵庫県),「浦霞」(宮城県)以上四号瓶,一升瓶「浦霞」(宮城県),焼酎「豊後高田 六郷」(大分県)

A 肴の提供
 大根のサラダ,ちりめん山椒・えび花山椒,漬物三種,いぶりがっこ,生ハム蕎麦の芽そえ,うに椎茸,刺身盛合わせ,白菜の塩もみ漬け,焼豚,ごぼう天,はんぺん,鴨ロースト,おみ漬けの賄いそば,皆の端っこの揚げそばでした。
 腕によりをかけて皆で作った肴も色とりどり,皆で打ったそばも色とりどり,いずれもすばらしい味でした。特に,Mさんのおみ漬けの賄いそばは,塩味が効いていて好評でした。

 今回も,楽しいそば打ち会でした。来年もよろしく,お願いいたします。
以上

posted by たけじん at 19:56| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) |  調布蕎麦打ち会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「粉挽き唄」良かったですねぇ〜っ!
やはり字面で追うのと、実際に上手な方に唄っていただくのとでは、唄の感じ方が全然違いました。素敵なことが体験できる「石臼の会」蕎麦打ち会って、ほんと有難く貴重な会です。

皆さんがボランティア精神を発揮されていろいろと持ち寄ってくださる技や心。事務局たけじんさまのお骨折りもあって、素敵な納会でした。有難うございました。どうぞ来年もよろしくお願いいたします。
Posted by 笑門来福 at 2008年12月28日 13:34
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