もともと神戸で希少な手打ち蕎麦店「東明」を営んでいたが、阪神淡路大震災で被災。なんとか再出発するも、人口の激減と不況が重なり一旦店を閉めたそうだ。その後、山中湖で6年間、店名を現在の「芦屋亭」に変え、契約栽培のソバを使い、石臼挽きで打つようになる。
そんな紆余曲折の末、2006年11月には、山中湖本店に続き、新浦安店も運営するようになる。ほぼ1年間は2軒を併設したということだ。新浦安ではこの11月でちょうど2年。先ごろ新浦安を本店にし、山中湖を閉め、今度は広島県三次市で、手打蕎麦の新店?のプロデュースをするとか。だから新浦安店を、新浦安本店に名前を変えるとか、区別が必要なのか?ともあれ、意欲満々だ。その名の通り芦屋テイストのお店。
地上の入口部分からは、ちょっと想像しにくい地下の店内。中に入ってしまえば、全32席のわりに空間がとってあり、広々として明るい。この辺りの事情は池尻大橋「土山人」と似ている。お店の作りと関係あるのかないのか、こちらのご店主も花番さんも「土山人」グループオーナーと同じ、芦屋のお方。交流もあるらしい。
■■蕎麦前
■ 取り合えず、アサヒのプレミム熟撰を、お願いした。銘柄によっては冷という選択肢しかないのだろうか?日本酒はグラスで出している。一種類のお酒にグラス一つ。分けて飲むことはできない。いろいろな種類を飲みたい場合は、お好きなお酒3種類のセットはあり。頼めば燗酒には、お銚子と人数分の猪口をだしてくれるという。ということで、日本酒は全て熱燗でお願いした。
神亀(純米・埼玉)、の次からは、花番さんのお勧め通りに、長龍 雄町 (生純米・大阪)、東力士 (古酒六年・栃木)を。
肴は、
時計回りに
板わさ(河豚入り)¥500.-、
生湯葉の冷奴¥450.-、
蕎麦味噌、
出汁巻き玉子(関西風)¥600.‐ 天麩羅¥1200.-
■■蕎麦と蕎麦汁
■ 粗挽き田舎せいろ¥850.-、粘りが強い裏磐梯雄国産玄蕎麦を粗く挽き、細かく挽いた蕎麦粉で繋ぎとした蕎麦粉100%で打った本格的なクセのある手打蕎麦。蕎麦実の外側を多く含ませ粗く挽いた味わいの濃い玄人好みの蕎麦。と、お店のHPにあった。蕎麦の香り旨味ともありとても美味しい。この味が、このお値段とは素晴らしい。とっても得した気分。
柚子切りせいろ¥850.- 冬季限定。たっぷり柚子の皮が入っていそうで、香りが良い。
粗挽き田舎¥850.- 柚子切り¥850.-
■■蕎麦湯と薬味
■
美味しいソバ粉を使っているお店の蕎麦湯は、黙っていても美味しく出来あがる。こちらのソバ粉は、香り味とも申し分なく、従って蕎麦湯も美味。蕎麦の薬味は、大根おろし、ねぎ、山葵。
卓上に七色のセットあり。これは土山人と同じモード芦屋風?黒い色で山椒の効いたものだ。
■■甘味
■ この日は、おすすめのジェラードを頂いた。お菓子の街神戸から直送の芦屋亭オリジナル商品で、種類は6種類。
■■品書き
ところで、
お店のブログは、毎週金曜日に更新しているという。凄いまめだぁ。
ということで、石臼の会ブログの気になるお蕎麦屋さんのブログからリンクをはらせて頂くことにした。<m(__)m>
■住所千葉県浦安市入船4-9-8 グリーンランド地下1階■電話047-355-2211■定休日火曜■営業時間11:00〜15:00/17:00〜22:00(L.O.21:30)■アクセス京葉線新浦安駅南口徒歩9分・湾岸道路 首都高浦安出口から車で5分(駐車場は3台分)
(※オーナーは、2009年9月末日で浦安「芦屋亭」を閉店し、関西地方へもどられたようです。 この赤字部分は、09年11月27日追記しました。)