2008年11月09日

そば酒房「福島」

蔵元の話を聞く会に参加しませんか?と、お誘いがかかる。5段位・名人寺西恭子先生の生粉打ち蕎麦が食べられるという。4つ返事で参加表明し、ウキウキわくわくと定刻10分前にそば酒房「福島」に到着。会場である2階に上がると、なんとほぼ全員着席し、肴が並び、もぅ既に話が盛りあがっている。ぎょっ!>))))彡参加者の日本酒への情熱に圧倒される。

 
■蕎麦前集まったほとんどの方の目的は、蔵元とその酒なので、蕎麦前という前段階?序章的な姿勢でなく、最初っから皆っ前のめり!超前傾姿勢で日本酒を見つめている。特別な空間だぁ。まぁまぁ(^_^;)皆さん落ち着いてくださいな。私も日本酒好きですが、ちゃんと椅子の背もたれに背中ついていますからぁ。ハハハ。と、余裕を持った目で試飲酒と皆さんを眺める。

が、酒の種類が増え、空の瓶が並ぶにしたがい…(酒に交われば…顔が紅くなる?…あっ?違う?)私も皆さまと同じ前傾姿勢に。

 
松屋酒造あらばしり.jpg松屋酒造.jpg


メモを取らなかったこともあり、詳細な記憶は飛びましたが…。この日の蔵は、群馬県藤岡市の松屋酒造(株)


で、出されたお酒は、JAS有機米純米大吟醸 あらばしり(生・生でしたわぁ=一度も火入れしていないお酒)、特別本醸造 芳樹一番しぼり生酒うすにごり、超辛純米吟醸上州平井城、などなど5〜6種類だったような気が。どれも意外に(群馬県の藤岡というと強烈な個性派、高井酒造の「ささにごり」を、どうしても思い出してしまう…)生でも軽く、さらりと飲み飽きしない素直なお味でしたが、

      くさや! 臭いっ旨いっバッド(下向き矢印)
福島くさや.jpg私といたしましては、熱燗にしてくれた「平井城」が肴に出された「八丈島産・各種くさや」とバッチリの相性で…とりわけ美味しく感じてしまい…なんだかこりゃぁ〜飲兵衛まっしぐらで危険だなぁ〜、と思った次第です。はい。※それまで、くさやは苦手なたらーっ(汗)ハズでした…。

 
こちらの蔵では、昔ながらの酒造りを知ってもらいたいと考え、毎年1月〜2月頃(朝は午前10時からだそうだ。普通、蔵の朝は超早いので、これは完全お客様モードの体験コースだろう。この日の「蔵元の話を聞く会」でも、誠実に丁寧に話をしてくださる蔵元さんの様子からすれば、きっと一日体験でも懇切丁寧な説明を交えて作業が進み、より一層日本酒を愛する人が増えることだろう。)4000円の費用で、一般の日本酒愛好家に、「酒造り一日体験実験」を行っている。勿論要予約 

福島5種盛り.jpg



ということで!?!



当日の肴は5点盛り
 玉子焼き
 鰹の燻製
 なんばん甘煮
 塩辛
 もろきゅう






福島白和え.jpg





 海藻と茸の酢の物




 ワラビの白和え








福島ソバのちちみ.jpg


 なめ茸とチーズの蕎麦チヂミ




他には…
いもだんご汁、漬物。





 
■銘柄十割蕎麦困ったことに、もぅ完全に酔っぱらっていたので記憶が…それでも一応〆の蕎麦について…貴重な長野県木曽町産生粉打ち。打ち手の姿は、私が会場入りしたときには既になく…、本当に本当に寺西先生だったのか…。後で電話して伺ってみたくなったり…。隣の席のソバリエと、顔を見合わせて手繰った記憶の断片があるものの…。でも、姿は細くて均整のとれた美しさで…と、写真に写っていた。福島木曽産十割蕎麦.jpg

 
利き酒する時は、ちゃんと吐器がないと、意識が後の蕎麦に続かない。かと言って、折角の美味しいお酒を口に含むだけで飲みこまず、肴を摘まむことなんてできないっ!うぅ〜ん、なにより自制心が必要だ。厳しいぃ〜〜っ。でも楽しかった。また何度でも行きたい。

ここそば酒房「福島」には少し通って、各種銘柄の十割蕎麦を、いろいろ楽しむのが良さそうだ。
 

■品書き
ランチMENU ●十割もりそば 並680円大790円 ●十割かけそば 並680円 大790円 ●十割きつねそば 並750円 大860円 ●十割月見そば 並750円 大860円 ●十割とろろそば 並780円 大890ぐい呑みMENU  ●銘柄十割そば並750円 大950円●各地の地酒や郷土料理の肴あり

 


■住所千代田区神田錦町1-14-4 ■電話TEL03-3518-8841(事務局)■定休日土曜日・日曜日・祝日■営業時間ランチタイム11301400/ぐい呑みタイム:170022:00(ラストオーダー:2100)
posted by 笑門来福 at 19:51| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 千代田・中央・港区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とてもそんなにお飲みになっているようには見えませんでしたよ!
Posted by 隣の席のソバリエ at 2008年11月11日 00:31
隣の席のソバリエさま

その節は大変お世話になり有難うございました。
お陰さまで大変楽しい時間を過ごしました。
いやぁ〜(^_^;)お恥ずかしいことに、
この日の味の記憶が、飛んでおります。

蔵の全体の特徴は、バッチリ…
くさやまでは、なんとか…
でも、だんご汁に至っては、食べた事さえ…
最近皆さんと一緒だと、安心して酒量が増えます。
なんて、人のせいにしたりなんかして…反省しています。

Posted by 笑門来福 at 2008年11月11日 06:50
笑門来福様
こちらこそありがとうございました。
自分たちは会が終わった後、蕎麦をいただきましたが、なかなか美味しかったです。くさやを食べてみたかったです。
皆さん酔っ払っていてとても楽しい会でした。
これからもよろしくお願いします。
Posted by 松屋酒造杜氏見習 at 2008年11月13日 17:10
松屋酒造杜氏見習 さま

コメント有難うございます。
くさやを召し上がれなかったとは、残念です。
私、今までのくさや経験から、「苦手!」と思い込んでおりましたが
ひょっとすると一つ扉を開けてしまった気がしています。
それほど、美味しかったです。

そして、
松屋酒造さまのブログ、しっかり拝見しています。
これからお忙しい時期になるかと思いますが
どうぞお体に気を付けて、美味しいお酒を仕込んでください。
Posted by 笑門来福 at 2008年11月13日 22:54
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