石臼の会では第9回目となる恒例の秋そば紀行として、今年は初めて栃木を選び一泊の旅に出掛けました。当日は爽やかな秋晴れで天気にも恵まれ感謝です。
<参加者>
M先生、chomoyanさん、Micさん、highlandさん、笑門来福さん、シリウス
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■■行 程
11月6日(日)
10時15分 佐野SAにて休憩。耳うどん購入
highland:
ほら、美味しそうでしょ。夕食で食べましょう。
こういうものは、買える時に買っておかないとね。
笑門来福:
その頃、私はM先生の車で栃木某店舗に寄って、夕食用食材(キノコ類)の買い足しのお供。ラッキーにもそこで27年度産ですが、栃木産ソバ粉をゲット。周辺でも、ちょうど花を付けているソバ畑を見ました。
11時20分 美濃里庵着。
M先生車に便乗の笑門来福さん達、お二人と合流。
笑門来福:
春にも皆さんがお邪魔した宇都宮「美濃里庵」。お店の前の駐車スペースがいっぱいの場合、お隣の施設の駐車場が利用できるようで、我々の2台目(M先生の車)はそちらへ誘導いただきました。春にはなかった外待ちのベンチが軒下に並んでいますし、他県ナンバーが並んでとても繁盛しているようです。11時半開店の1巡目に入れてラッキーでした。
11時30分 開店の美濃里庵でそばの試食。
highland:
注文したものは、粗挽き蕎麦(白)2枚・(黒)2枚・かき揚げ2つ(美濃里セットを解体)、つけ汁1枚(温かい汁)、蕎麦掻きです。十割は平日限定で頼めませんでした。
笑門来福:
「シェアして食べる場合は、セットにできません。」との事で、セット解体で単品扱いになったんですね。来る料理の種類は同じとは思いますが、蕎麦とかき揚げの量にどれほどの差がつくのかは、未検証。
蕎麦掻きの人には蕎麦猪口が付かないので、空になった湯呑に蕎麦汁を入れて、皆で仲良くシェア。お店にとって、多種類を少しずつ取り分けて食べたいお客って、迷惑で困ったお客でしょう。ごめんなさい。
美濃里庵
■住所栃木県宇都宮市松田新田町111-4■電話028-680-4180■営業時間11:30〜お蕎麦が無くなり次第終了■定休日月
12時30分 出発
当初、「宇都宮餃子祭り2016」に寄ろうかとも計画していましたが、変更して酒蔵巡り。
1軒目の酒蔵
12時45分 富川酒造着
笑門来福:
大正2年創業。「富美川」「忠愛」の銘柄を、越後杜氏の流れをくんで、富川栄子社長 次女真梨子さん 夫の智也さんが醸す。平成26度第103回全国新酒鑑評会で金賞、27年度も入賞したそうです。
5種類を試飲させてもらいました。
こちらの蔵は、原料米にこだわっており、(左から赤磐雄町 純米大吟醸「富美川」/出羽燦々 純米吟醸「富美川」/美山錦 純米吟醸「「富美川」/無濾過生原酒 しぼりたて「富美川」/本醸造「忠愛」)深みと厚みのある香り高い酒で、どれもとっても美味しくて、この日の夕食用と自宅お土産に 数種類の「富美川」をズッシリと買いました。
富川栄子社長と思われる方に、綺麗に咲いていた花の名前を聞いたら、なんとお花をドッサリと分けてくださいました。その穏やかで優しい心遣いに感激しました。酒質に人柄がでるんでしょうか。こちらのお酒の熱心なリピーターになってしまいそうです。
■住所栃木県栃木県矢板市大槻998■電話0287-48-1510
2軒目の酒蔵
仙禽
■住所栃木県さくら市馬場106■電話028-681-0011
15時30分 道の駅しもつけにて買い物。
Mic:
「宇都宮餃子祭り2016」に行かなかったからという訳でもありませんが、沢山の種類の「餃子」が並ぶ道の駅で、店を吟味して夕食用「餃子」大箱を購入しました。それから美味しそうな鮎の塩焼きも人数分買いましたよ。
蔵がお休みで買えなかった仙禽(せんきん)の「霧降」純米大吟醸無濾過生原酒も、夕食用です。この春の栃木蕎麦紀行でも夕食に並んだ酒です。
その後、山王山ふれあい館(温泉入浴)へ。
16時50分 この春の栃木蕎麦紀行でも泊めて頂きました1日1組・非公開 10年以上のお友達のみ宿泊可能「竹藪のある雀のお宿」に到着。
バーべキューに感動!
11月7日(月)
M先生:どうやら困ったナビさんに騙されましたね。
chomoyan:山道の運転は大好きだから良いんですけどね・・・帰りは平坦な道を行きましょう。
11時20分
11時45分 出発
11時50分 出流蕎麦「さとや」 着
笑門来福:
門前の「さとや」さん。暖簾をくぐるとすぐ数種類の大きな木鉢がドン!ドン!と置いてあった。その内の1個は見覚えのある逆円錐の形で、あの「蕎遊庵」根本忠明さんの鉢とそっくり。大きな木鉢を、打つ分量でなく、鉢の形状とソバの素材の組み合わせで使い分けると言う。打ち台の方を見れば、例のエンボス麺棒もあるし、細工の駒板も、包丁だって。これらは、根本さん指導のもと店主さんらが作ったものだそうだ。(お店のHPにこれらの詳細が載っている。)
更には、片倉系列の超有名人達が並んで写る写真も。
キリリとした清潔感ある店内といい、よく気が付いて親切な厨房の方々・花番さんといい、とても居心地が良い。
生粉打ち、ゆず切り、せいろ、鴨せいろ×2、かけ。どれも細打ちで角の立った、良い蕎麦だ。辛汁・甘汁、それぞれにバランス良く とても洗練されている。雑味がないこれらの汁には、根本式水出し出汁抽出装置を使っているそうだ。
四季折々の変わり蕎麦、生粉打ちや地元産の寒ざらしまで扱う。マニアックな蕎麦好きも、普段使いの地元客も喜んで通うお店のよう。
接客に余裕のある?観光客の少ない月曜日ということもあったのか、店主さんらが見知らぬ客を見極めて、わざわざ声を掛けてくださり、ゆったりと蕎麦談義くださった。蕎麦道具の事も、とてもとても勉強になった。ご店主は、あの「蕎遊庵」根本忠明さんとは高校の同級生で、息子さん達や厨房の方々も彼の弟子のようなもので、何人もいる打ち手皆がそれぞれ自分の蕎麦を楽しく探究し研鑽しているとの事。どうりで、のんびりほのぼのした店内の空気感なのに、なにやら背筋が伸びるようなキリリとした蕎麦!なんだぁ…素敵!
■住所栃木県栃木市出流町179■電話0282-31-0919■営業時間11:00 〜 17:00■定休日火(祝日の場合は営業)■専用駐車場18台 / 大型バス可■アクセス東北自動車道栃木ICより車で20分。栃木駅より栃木市生活バス利用で40分。
12時50分 出発 途中公園にて冬の桜を鑑賞
14時00分 蔵の街着。蔵の街並み、山車会館など見学
16時00分 M先生、笑門来福さんとお別れし東北道へ。
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■■感 想
今回の旅で印象に残ったこと。
- 美濃里庵のそばのそれぞれの味、喉こし、旨さの違い。
- 噂通りワイルドバーべキューに感動!highland料理人に感謝
- 蔵の街並みは期待通り素晴らしかった。
- 山車会館では祭りに備え山車の整備中で見学休止中にも関わらず傍で見学させて頂いたこと。栃木人の人情味と優しさに触れる思いを知らされた。
- 夕食後に6人が楽しく歓談出来たこと。午前1時までも。
- 今年実現出来たのも旅の企画、宿の手配、車の提供運転、会計etc皆さんの献身的な奇特の賜物と感謝。
〜 シリウス 〜
青字は参加者のつぶやき