2013年09月17日

御徒町「そば処 かめや」

御徒町で週1回か、週2回、ついつい通ってしまうお蕎麦屋さん。


興味津々池之端「かめや」.jpg


御徒町昭和通り、高速脇。立ち食いではないが、カウンターとイス席のそば処「かめや」御徒町店がある。


ひらめきそば処「かめや」は、神田西口店・東口店・銀座店・新橋店・新宿店もあるチェーン店で(御徒町店しか行かないけれど。)経営母体は、『鰻 割烹料理 龜屋一睡亭』。



 



 





ここ御徒町店は、打ち粉はほとんど使わない機械打ちだそうだ。いくら蕎麦を茹でても、釜の茹で湯は、打ち粉でドロドロにはならず、濁らない。蕎麦湯は、いつでもサラッとしている。



そして、蕎麦の茹で置きはあまりせず、お客様が来てから茹でる事が多い。のびないようにする為か、こまめに23人ずつしか茹でない。

茹で時間は、いつもタイマーを使って茹でている。釜前さんは、その日によって蕎麦の機械打ち加減?を見ながら若干変えているようで、ほとんどが2分半、長くて3分ぐらいである。

茹でる前の太さを、ノギスで測らせてもらった。だいたい1.8 o□ ぐらい。(ノギスの計り方・見方・メモリの読み方わかりますか?)

興味津々池之端「かめや」2.jpg

 



蕎麦つゆは、鰹節のきいた濃い目の辛口汁である。
御徒町でちょっと小腹が空いた時、ついつい入ってしまう。


興味津々



■住所台東区台東3-41-4■電話03-3833-1380■営業時間月〜金6:2021:30/6:2020:00■定休日日・祝



posted by 石臼の会会員 at 14:44| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 文京・墨田・台東区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月15日

新宿「大庵」



今まで石臼の会役員会などで、何度か個室を利用していた。今回2人で行って初めて通されたのが、バーカウンター席。素敵な風情があって、なかなかいい感じ。


蕎麦前


日本酒・焼酎・ワイン・ビールと一酒の品書きも、とても充実している。いかん、普段お酒を飲まない私も、こりゃついつい呑んじゃいそうぉ〜。気を付けなくっちゃ。


といいつつ、まずAugust Beer

新宿大庵 ビールとつきだし.jpg



うわぁ〜堪らなく美味しいっ!!!
写真を撮るのを忘れて、先に飲んじゃった。このビールに興味のある方は、
AUGUST BEER 何でもありのビールの話ブログ読んでください。結構面白いですよぉ。


今日はお通しに「つくね?」(315/人)が、小鉢に三個入ってました。


 



 








新宿大庵 緑のサラダ.jpg

カリカリに揚げた蕎麦をトッピングした「大庵緑のサラダ」が運ばれて、すぐデカンタで、白ワインに。




新宿大庵 白.jpg新宿大庵 白2.jpg

もうちょっと、飲みたくて…グラスワインを追加








新宿大庵 うまいもん盛合せ.jpg

「夏のうまいもん盛合せ」



 



新宿大庵 地鶏.jpg

「奈良県産 大和地鶏」

紀州備長炭で焼く奈良大和地鶏。風味が濃い。

 



赤も、ちょっとだけ?!飲みたくなった。

新宿大庵 赤1.jpg新宿大庵 赤2.jpg
よっぱらいでも、自分が今飲んでいる銘柄がなんだか、わかるようになってる?のかな? デカンタでオーダーするとデカンタに、グラスワインをオーダーするとグラス足元に、銘柄名を付けてくれている。わかりやすいわぁ。

 



蕎麦




新宿大庵 冷かけ.jpg

「冷かけ」

じゅんさい・大和芋・オクラ・茄子・茗荷が乗せられて

別皿の薬味に、すだち・生姜・白ごま


冷たい お出汁の風味のしっかり効いた甘汁と、美味しい細打ちの蕎麦。じゅんさいのツルッと感・山芋・オクラのねばねば感が、茗荷のしゃきしゃき感との対比で清涼感が倍増。こういう組み合わせって夏の大ご馳走。大好き。

 

 


 

新宿大庵 せいろ.jpg

「せいろ」

薬味にねぎと、運ばれた手元でおろす山葵

香も感じられる美味しい細打ち。


新宿駅直近で、広〜い店内であるからして、だいたい席も確保できるし、きちんとした蕎麦を手繰れるって、使い勝手も良くって嬉しい。

〜〜大庵のHP抜粋〜〜

「大庵」では、北海道・多度志産の厳選した玄蕎麦を石臼で粗挽き自家製粉し、蕎麦の持つ本来の風味を大切にしております。つなぎは二割程度と最少にとどめ、すべて手こね、手打ちでございます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 





蕎麦のご縁



何年か前に、石臼の会役員会で訪れた際、「荻窪「庵」の蕎麦に似ているなぁ〜」と、先代や現在のご主人にも蕎麦打ち指導をして頂いたことのあるシリウスさまが気が付いて、こちらの大庵で蕎麦打ち担当という方にお話を聞くと…はたして、やっぱり!
「本むら庵」さんと、石臼の会は、蕎麦のご縁が繋いでくれる有難い関係にあるので、それを聞いて、急にグググッと親近感が湧いた。

時代を先駆けて完全自家製粉を貫き、粗挽きの先陣を切ったさんは、巣立つ蕎麦職人さんや、学業頑張住み込の親元のような存在だから、実際に顔を合わせたことがなくとも、大所帯のどこかの時代で袖すりあった者同士や、先代や現ご主人にお世話になった者同士、何か暖かな繋がりを感じるのか。当時、シリウスさまの話を、横で唯聞いていただけでも、ほんわかしたものが、こころに残ったのでしたぁ。



■住所都新宿区新宿3-36-6大安ビル2F■電話03-3352-5113 ■営業時間【昼】火〜金11:3014:30L.O.14:00) ※月曜日のランチはお休み(祝日の時は翌日昼お休み)、土日祝12:0015:00L.O.14:30)【夜】月〜土17:0023:30L.O.22:30)、日祝16:3022:30L.O.21:30■定休日年末年始・夏期旧盆■アクセスJR新宿駅 中央東口を出て、高島屋方面に歩いてすぐ左手 駅から徒歩1〜2分   ※夜は、お通し315/人、サービス料10

次項有のHP



ラベル:新宿 個室
posted by 笑門来福 at 13:27| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 新宿・豊島・渋谷区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月14日

新宿「渡邊」

用事を済ませると、もぅ14時半。中休みのないこちらのお店は、時間も気にせず伺える。いつ訪れても間違いのないこの安定感といい、新宿のオ・ア・シ・スだ。


蕎麦
この日は、すだちそば 850円。



艶やかな朱色の木蓋を開けると、ふんわり湯気にすだちの香りがいっぱい。あぁ〜、うっとり。

新宿渡邊すだちそば.jpg

熱々の汁にもヘタれないのど越しの良い蕎麦を手繰る。徳島のすだちの酸味と江戸前の塩梅の良い甘汁が相まって、とても美味しい。夢中で手繰り、全部飲み干して、大満足。



手繰る他にも楽しみが
そうそう。この夏、興味津々さまにスペシャルオーダーして作ってもらった「サイズ」(特注品!です。)を素早く取り出し、麺の太さを測ってみたら、1.8o強〜2o位あった。パッと見の印象よりも結構太いんだなぁと分かる。面白い。サイズ棒、便利ぃ。それにしても、汁に浸った温蕎麦を箸で持ち上げて測りつつ写真を撮るのは、難しいですなぁ。この日は断念。まごまごしていて、麺が伸びてしまっては台無しであるし、蕎麦を作ってくれた方にも申し訳ないし。


新宿渡邊すだちそばとサイズ棒.jpg

 それから、ちょうど追い打ちの時間に居合わせて、モチっと粘りのありそうな3s玉?をグングンのして、どんどん切っているところを拝見できた。楽しいなぁ。リズム良く落とす包丁の音を聞き、思わず、回数を数えちゃったりなんかもして。蕎麦屋さんは、ワンダーランドだ。


■住所新宿区西新宿1-12-10八洋ビル1F■電話03-3348-9126■営業時間平日11002100 ※この9月は、15日(日)営業、16日(月・敬老の日)休業、22日(日)休業、23日(月・秋分の日)営業



 



posted by 笑門来福 at 11:08| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 新宿・豊島・渋谷区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月13日

西葛西「やしま」 葛西仮店舗で元気に営業中

巷では、西葛西「やしま」は、東京メトロ西葛西駅高架橋橋脚耐震補強工事のため、518日から5ヶ月間休業するという情報が流れた。というか、お店に張り紙があった。けれど実は、7月12日から仮店舗で元気に営業中である。その仮店舗は、東京メトロ葛西駅メトロショッピングセンタ1番街(葛西駅高架第一)の最も西葛西寄りの端っこ。西葛西店再開までの期間限定店舗だ。

やしま葛西仮店舗.jpg





  ということで、
  仮店舗に行ってみた。


 カウンター席がぐるっと一通りあって、テ−ブルも3卓。昼時なのに、あの「やしま」に空席有り。この状況は通常の西葛西店と比べると、ちょっと寂しい感じも。














冷やしかき揚げ天そば.JPG

冷やしかき揚げ天そば 350円

ねぎ多めと言うと、どっさり入れてくれる。



 


もり+春菊天+おろし.jpg

もりそば280+春菊天100+大根おろし70

カラッと揚がったサクサク春菊が、美味しい。
一杯ずつ丁寧に作る!



丼物も含めて、ランチタイムにセットメニューもいろいろ提案中。老婆心ながら、やしまファンは、葛西仮店舗にも行くべきだなぁ〜なんて余計な事を、強く思いましたぁ。

 


2013712日〜11月頃まで
■住所江戸川区中葛西5-19-17メトロセンター葛西第一内■電話03-3675-14619月お休みは、毎日曜日 ※祝日1623日は営業■アクセス東京メトロ東西線・葛西駅 高架下

 



201311月頃からは、もとの西葛西↓で営業再開予定
■住所江戸川区西葛西6-14メトロセンター2番街■電話03-3675-1461■営業時間月〜金6302100、土6302000、日7001800、祝7002000■アクセス東京メトロ東西線・西葛西駅 高架下

 



   次項有2007925日ブログ内
   西葛西「江戸切りそば やしま」



posted by 笑門来福 at 20:15| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 江戸川・葛飾・江東区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月11日

成田国際空港「京成友膳」

お腹は空いていなかったけれど、飲んでゆったりとしたいので、椅子の大きなこちらのお店に。満員のお客さんを前にしても、若い花番さんが親切で、忙しそうにワサワサしていなくって良い感じ、満足。


蕎麦前

飛行機嫌いの私は、乗る必要のあるときは、しこたま酒を飲んで眠ってしまうことに決めている。ということで、午前中から1〜○杯。

 

成田空港 茶碗蒸しと日本酒.jpg

熱燗1合400円。安いっ!有難い。
早い。数秒で出てきた茶碗蒸しも温かい。有難う。



 


成田京成友膳揚げだし豆腐.jpg
揚げだし豆腐
早い。まぁわりに温かい。OKさ。


 



蕎麦



 

成田空港京成友膳鴨そば.jpg

鴨つけそば

「フォアグラ用鴨肉×北海道産石臼挽そば 鴨の濃厚な味わいとそばの旨味が広がる」と、店舗前の看板に書いてあったぁ。「幌加内産のそば使用」とも。

 




成田空港京成友膳鴨南蛮.JPG

鴨南蛮そば

貴方がた、いったいどれだけ鴨が好きなんだっ!て言われそう。でも、建物内が寒いっ!(冷房強すぎ…かなぁ)温かい物が食べたかった。こちらの甘汁も、和食屋さんの感じ。




 次項有成田国際空港公式サイト

 次項有成田国際空港公式サイト内「京成膳」ページ

■住所千葉県成田市三里塚御料牧場1-1 成田空港第一ターミナル中央ビル4F■電話0476-32-5905■営業時間7:0021:00

posted by 笑門来福 at 17:32| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ⇒千葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月09日

お蕎麦のレッスン


お蕎麦のレッスン表紙.jpg





 著者:ほしひかる+江戸ソバリエ
 
  
 価格:1200+
  
出版社:高陵社書店

       201399日発行





 

 






本日は、江戸ソバリエ認定事業の仕掛け人 ほしひかるさんの「お蕎麦のレッスン」の発行日。各地の蕎麦祭りのニュースが舞い込み、新そばの季節を迎えようという今に相応しい、お蕎麦に関する薀蓄満載の本だ。



これを読んで、美味しいお蕎麦屋さんの食べ歩きに使うも良し、お蕎麦の打ち方やレシピを勉強するも良し、仲間と蕎麦談義するも良し、まったく新しいスタイルのおしゃれな蕎麦の総合案内書。ぜひ是非おすすめ。

 

第一章 たべる

ほしひかるのとっておきの名店

行ってみたいお店

- 美味しいお蕎麦登録委員会が選んだ35

お蕎麦のきれいな食べ方

メニューの楽しみ方




第二章 しゃべる

女性ソバリエにきく

- 女性がお蕎麦の世界に入るとき

圓窓師匠にきく

- 江戸蕎麦でなくっちゃ

田中ドクターにきく

- メタボリック・シンドロームにお蕎麦

エッセイ「和の食文化」

  @蕎麦切

  A薬味

  B白い蕎麦の花

  C江戸の単品料理

  Dお箸



 

第三章 つくる

女性のためのお蕎麦の打ち方

お蕎麦と江戸野菜のレシピ



 

ひらめき 石臼の会会員では、ブログ内でもお馴染みのさん、(m)さん、笑門来福もチラリと登場している。



 



posted by 笑門来福 at 18:26| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第6回千葉県そば大学講座

毎夏恒例、「第6回千葉県そば大学講座」が、そば打ち技法の普及啓蒙と地域振興策並びに生涯教育の一環として、下記のカリキュラムで開催された。(主催:千葉手打ち蕎麦の会、 後援:全国麺類文化地域間交流推進協議会、千葉県、習志野市、千葉県教育庁、習志野市教育委員会、日本大学生産工学部)酷暑の中、蕎麦フリーク240余名が、日本大学生産工学部・津田沼キャンパスに集結し、統一テーマ「世界のそば、日本のそば」に沿って一日蕎麦講座に浸った。


開催日:平成25年7月27日(土)

場 所:日本大学生産工学部津田沼キャンパス

京成大久保駅徒歩10分またはJR津田沼駅から京成バス4番10





もう壱つのソバ
東京農業大学客員研究員 稲澤俊行氏


私達江戸ソバリエの講師でもある稲沢先生の講座は、何時聞いても奥行きが深くって、長年研究し足を使って実際に見てきたもの、積み重ねてきたものの厚みを感じ、圧倒される。

千葉そば大学稲沢先生.jpg〜〜江戸ソバリエ協会HP引用〜〜
何せ稲澤先生は、これまで中国訪問は
― 雲南省5回、四川省5回、陝西省4回 山西省9回、甘粛省1回、内モンゴル省4回、遼寧省3回、さらには北京・天津・上海・蘇州・広州・香港に及び、他に訪れた国はネパール、タイ、ベトナム、フイリッピン、韓国、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ロシア、チェコスロバキア、オーストリア、スロベニア、イタリア、フランスの14ヶ国にものぼるとおっしゃる。

しかも常に「蕎麦」という視点で「見る」、「聞く」を実行された方である。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


だからつまり、今回の講座は、日本で普通に思い浮かべる麺体としての蕎麦だけではない、“もう壱つのソバ”植物としてのソバの生態、農作物としてのソバの実情を考察し、それを基に世界のソバ食文化を見てゆき、今後の日本のソバの方向性を探るものだった。


江戸ソバリエ講座を受けた者は、世界的に見れば日本のソバの生産量も消費量も少ない事は、当然知っている。では、ソバ大国がどんな食べ方でソバを大量消費しているか…、稲沢先生の写真を使って、お国事情を交えながらの説明がとても興味深い。今後はソバを、粉食ばかりでなく、粒食としても積極的に味わいたいし、是非、家の炊飯器で発芽ソバを作って食べたいと思った。



日本のそば事情
千葉在来推進協議会会長 大浦明氏


日本のソバの総覧的講座。千葉県を代表するような、いや蕎麦好きを代表するような、歩くソバのような講師の雑学を含めた多義にわたる蕎麦談義がさく裂。


 



プロの蕎麦打ちに学ぶ
桐屋当主 唐橋宏氏


昨年福島会津蕎麦が観られるということで、あの“丸く大きくなった麺体の周囲を、1cm程ぐるりと切り取り、切ったそれ(=「へた」、というそうだ)を丸く練り直し、麺体の真ん中に水を付けてペタンと貼り付けて同化させ、何事もなかったかの如く、更にそのまま丸くのしてゆく”やり方をもう一度観られるのかと思ったら、さに非ず。

桐屋当主唐橋宏氏.jpg


ちょっと強面な感じの唐橋先生が、木鉢作業の秘儀?水回しを段階的に2等分→4等分してゆく小分けの手法を、サクサクと披露。とても参考になった。


 



絵解き謎解き江戸のそば猪口
そば猪口美術館館長 岸間健貪氏


ネット上にそば猪口美術館を持っている講師は、石臼の会会員である。主に藍で絵付けされたコレクションの中から、その文様などを、言葉遊びや歌舞伎の演目など交えて解説、披露。

 



学位記授与
 


毎夏、千葉県そば大学講座を楽しみにして通っていたところ、いつの間にか私、今回を含めて5回受講していたようだ。会場で5回受講者の名前を読み上げ「よく頑張った。えらい。学位を授与する。今後も精進するように」というようなお言葉を頂いた。

img049.jpg


さらっと見回したところ、石臼の会highlandさまも、5回受講者だった。気が付いたら5年、面白かったのでアッと言う間だ。来年も是非受講したい。
それにしても、あぁ〜いつの間に…江戸ソバリエになってからは10年も…。


 



posted by 笑門来福 at 10:43| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | ■「耳学」いろいろと薀蓄を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月07日

「石臼の会」蕎麦食べ歩き

2013年8月24日(土) 「石臼の会」蕎麦食べ歩き。
 
蕎麦打ち会がお休みのため8月は蕎麦食べ歩きとなりました。
前回調布蕎麦打ち会の話の流れで

テーマ:    だったんですけどね…



お店の選定は石臼の会会員のさん論文より神田神保町

「満留賀静邨」秋葉原山茂登ど真ん中探ります


 
ルート:神田神保町「満留賀静邨」→上野国立科学博物館「深海展」
→秋葉原「山茂登」→解散。でしたが「山茂登」が土日休業のため
日暮里の「川むら」に変更となりました。

参加人数9名。

神保町「満留賀静邨」


店先も綺麗に清掃され高級感漂うお蕎麦屋さん。
まずはみんなでビールで乾杯!一件目なのでペースは緩いですが
この後各自銘々に好きな蕎麦を注文。

画像 667s.jpg
食べ歩き9.jpg


左上から「田舎せいろ」「せいろ」
真ん中左「天ぷら蕎麦」「肉南そば」
左下「海老しんじょう」
食べ歩き3.jpg
食べ歩き1.jpg
食べ歩き2.jpg
食べ歩き6.jpg
食べ歩き7.jpg
食べ歩き14.jpg


蕎麦粉は福井県山室産の在来種。
このお店の特徴は暖かい蕎麦の方が細い事。何でも暖かい蕎麦は
卵切蕎麦らしく卵白?で蕎麦を打ってるのだろうか?気づくの遅くて
聞けなかった。

肝心の汁ですが神田界隈では甘い部類に入ると思います。○田さん
の論文だと神田17店舗中で塩分濃度3.8%でど真ん中に位置する
そうです。全体的に薄い印象でした。

○根さんはせいろに付いてるウズラの卵とゴマだれに痛く感
心されてました。

そっちかよ。…

須田町「眠庵」


一件目のお店で当初「山茂登」の代わりで考えていた「眠庵」に行
きたいと言う方が続出したため急遽「眠庵」へ向かうことに。皆さん
の行動力にたじろぎながらお店へ電話し、9名入れるとの事。
よかった。

画像 690s.jpg


ビルとビルの間の隙間に入り口があり、注意しないとうっかり通り
過ぎてしまうくらい分かりにくい。


5食べ歩き1.jpg
眠り庵せいろ698.jpg

豊富なお酒のメニューに惹かれつつもここは軽く。自家製納豆と
蕎麦掻きを一品づつもらい2食蕎麦をみんなで注文しました。
蕎麦は左が山形県産でわかおり。右が富山県産在来種だそう
です。でわかおりは蕎麦の香りも良く、美味しいお蕎麦でした。
ここの汁は最近そうでも無いらしい?ですが、かえしを作らないっ
てあとで説明されました。出汁も鰹以外なにか使われているみた
いで少し癖があり、今まで体験したこと無い汁でした。


上野国立科学博物館「深海展」


夏休み中もあり、会場は親子連れやカップルで賑わってました。
そんな中お茶目な会長がこの時のために背中にカジキがプリン
トされたポロシャツ着て来たのですが写真取り忘れてしまった…

画像 699s.jpg
12食べ歩き.jpg
食べ歩き8.jpg

余り写真は撮らなかった(なんでかって?グロテスクなの一杯だっ
たから)から少ないですけど2枚目よく見ると私と○根さんが心霊
写真のように硝子に映り込んでます。

3枚目。お前は誰だ?


日暮里「川むら」



上野を出ですぐ、日暮里は「川むら」まずは「 白穂乃香」で乾杯!
お腹一杯ね何て言いながらのスタート!美味しいビールでほろ酔
い気分になります。しかしモザイクかけたけど誰が誰って解ります
ね。

川むら.jpg



そのご皆さん日本酒へ。
お店自慢のタンクから注いでくれる「喜楽長」純米大吟醸が旨い!
店員さんがコップになみなみ注ぐ技術に一同関心。
口をコップに持っていかないと溢れる。


食べ歩き4.jpg

お酒も程よく回ったらしく、さっきまでお腹一杯ね何て言ってた
人たちが頼む頼む。写真取り忘れてないけどこれ以外にもあ
るんですよ。

左上から「水なす」「かき揚げ」「おしんこ」「板わさ」

食べ歩き16.jpg

食べ歩き10.jpg
画像 709s.jpg
画像 711s.jpg


途中でどこかの(隣の駅までは覚えてる)お祭りがあり御輿が練り
歩いてました。


食べ歩き11.jpg
食べ歩き5.jpg



しめの蕎麦。この辺りで汁はどうでも良くなってますが美味しいお
蕎麦でした。


総評

今回は普段蕎麦打ちに参加されていない会員の方が参加して下
さったので個人的に良い食べ歩きだったと思います。

また食べ歩きなど機会があったら皆さん参加してくださいね。

これで○岡姉さんにどやされずにすみそうだな〜


 
posted by とよ at 21:00| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 千代田・中央・港区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月06日

第3回江戸ソバリ エ・レディスセミナー夏の章

2013年8月10日(土)  於 日本橋「豊年萬福」

立秋を過ぎたというのに まだまだ暑さはうなぎ上り、最高気温の更新を続け、37度を超えたこの日、レディスセミナーは開催されました。



講師は 

料理研究家 林幸子先生

江戸野菜研究家 大竹道茂先生

蕎麦打ち名人 寺西恭子先生



江戸野菜

うさこ レディースセミナー夏の章 (1).jpg

(左から)本田ウリ、大シロウリ、雑司ヶ谷茄子、鮎タデ




  

一、酒粕床漬け食べ比べ(小泉武夫先生監修)

うさこ レディースセミナー夏の章 (2).JPG

(左から)チーズ、鶏肉、マグロ、胡瓜、 ベーコン




 

一、薩摩黒豚と江戸野菜
    東京野菜の旬菜せいろ蒸し





一、緑の風の蕎麦パスタ


うさこ レディースセミナー夏の章 (3).JPG

足立産本田瓜の塩揉みソースをのせたほんのり甘い瓜がさわやかな蕎麦パスタ



 


一、夏服を着たカルボナーラ


うさこ レディースセミナー夏の章 (4).JPG

足立産鮎タデつぶし、塩ヨーグルトと混ぜたソースをからめた。クリームチーズのようにこくのある、タデの辛味も効いた蕎麦パスタ



かわいい塩ヨーグルトの作り方(林幸子先生の考案)


ヨーグルトをコーヒーの濾過紙に入れ一晩置き水を切る。量は1/3位になる。塩を小さじ1杯混ぜる。下に溜まった透明な液はホエイ、栄養がある ので、隠し味として料理に使ったり飲んだり出来る。クリームチーズのように使う、嬉しいことにカロリーは数分の一という。

 


一、日本橋生まれの冷製打ち掛け
                           (蕎麦打ち・寺西先生)

 

      
うさこ レディースセミナー夏の章 (5).JPG

栃木産夏蕎麦に 練馬産越瓜・練馬産雑司ヶ谷茄子・茗荷を細かく刻み、がごめ(昆布 を細く刻んだもの)を混ぜ、粘りの出たものを かけた。




一、デザート・抹茶アイス最中



〜 うさこ 〜





posted by 石臼の会会員 at 11:47| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 千代田・中央・港区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

隅田川花火大会・本所吾妻橋住宅展示場‏

727()隅田川花火大会の日、本所吾妻橋の積水ハイム住宅展示場プレオープン時に、そば打ちを依頼され、特別に招待されたお客様に生粉打ち蕎麦を提供しました。
そして蕎麦打ち教室(蕎麦粉100%・生粉打ち)も開催しました。


今回は特別にハイム展示場を解放。4階リビングと屋上で、目の前の隅田川花火大会を観覧出来るということです。
当日のお客様は3040人分位だろうという事で…午後3時位から打ちはじめ、1キロを3回打ちました。今回の蕎麦粉は、群馬県赤城産で夏新(春に蒔いて、夏に収穫できる夏の新蕎麦)が手に入りました。

淡〜い緑がかった香りいい蕎麦粉で、加水が45%以内で充分でした。 打ち手も、ついつい力が入ってしまいます。写真では、このきれいな色!! うまく出せませんでした。

住宅展示場生粉打ち 興味津々.JPG

ちょうど3回目最後の蕎麦打ちが始まった所、海外からのお客様が、興味深く最初から最後(水回しから・まとめ・こね・菊もみ・丸出し・角出し・のし・たたみ・切り)まで…じっくり見学されていました。以前蕎麦打ち教室の時ご一緒したフルーツカービング講師の方の親戚ご家族が、今回イギリスから来日中でご招待したとのこと。
御家族は直ぐに4階には上がらず、1階蕎麦打ちのところでじっくり約45分ぐらいの蕎麦打ちを見て、お蕎麦になるまで、その間いろいろ日本語で質問されながら…そして答えながら…二八蕎麦(にはち)のこと、十一蕎麦(といち)のこと、小麦粉の割合、蕎麦の実の皮のむき方、打ち粉は蕎麦の実のどの部分が打ち粉になるのか、一番粉、二番粉、三番粉、御膳粉とは、など説明しながら…です。


家族の1人が麦の成分グルテンアレルギーがあり、日本のおそばを味わうことを諦めていたとの事。そんな中、僕のお蕎麦は十割そば、「生粉打ち」。蕎麦粉100%で打っている事、打ち粉も蕎麦粉だけと聞いて、びっくりされてました。(打ち粉は小麦粉だと思っていたらしい)
食べる事ができる!とわかると、それはそれは喜んで4階でしっかり食べていったそうです。

※あいにく
最大のイベントである 「隅田川花火大会」は 30分ほどで 急な雨で中止になってしまいました。ザンネンでしたが、蕎麦打ちが見れた事!そしていままで食べる事が出来なかった日本のお蕎麦が食べれた事!!、これが一番の思い出になった事でしょう・・・。

 

興味津々

 

 

posted by 石臼の会会員 at 11:42| 東京 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | ■「手学」蕎麦打ち&畑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「深大寺夏蕎麦を味わう集い」と「蕎麦切り奉納式」

平成25年7月20日AM9:30、ここ深大寺境内は鬼灯市で賑わい始めていました。


1-鬼灯市.jpg

<賑わいを見せる鬼灯市>


でも今日は、張堂住職が飛び切り力を入れる催しが開催されるのです。
そうです、第3回「深大寺夏蕎麦を味わう集い」です。
この会の始まりは、あの2011.03.11の東日本大震災の被災者への鎮魂と募金を目指した会として始まりました。

そして、この会の発起人の一人である、「門前」店主浅田修平氏の夏蕎麦の消費の後押しをすることで国産蕎麦の振興を願う気持ちが一体となって始まったのでした。

そして昨年より、我々江戸ソバリエ「石臼の会」による境内の「そば守観音」と本堂のご本尊への蕎麦切り奉納式も行われる事となったのです。

年ごとに、招待客数や蕎麦接待の方式を試行錯誤しつつ、今年は2回に分け60名ずつの招待となりました。

「石臼の会」は、12時からの第1回目の裏方(蕎麦打ちと釜前)を担当しました。もちろん昨年に続く蕎麦切り奉納は欠かせぬ行事となっています。



3-蕎麦打ち.jpg

4-蕎麦打ち.jpg

<庫裡土間での蕎麦打ち>




5-そば守観音.jpg

6-そば守観音.jpg

<境内そば守観音への蕎麦切り奉納>







9-本堂献蕎麦.jpg

10-本堂献蕎麦.jpg

<本堂での蕎麦切り奉納>





11-客殿2階.jpg

12-客殿2階.jpg

<客殿二階での蕎麦接待>




7-裏方.jpg

8-裏方.jpg

<蕎麦接待の進行に合わせ、裏方はフル回転>

2-4人衆.jpg

<今回活躍の「石臼の会」四人衆 と ?>





今年の会も、深大寺一味会、深大寺そば打ち俱楽部、深耕会そば打ち俱楽部、豊後高田市富貴寺、院内僧侶各位との共同作業で無事終了しました。

今後もこの会が永く続き、我々「石臼の会」による蕎麦切り奉納が深大寺に欠かせぬ行事となる様、そば守観音並びにご本尊様に祈念致します。

今後とも皆さんのご協力をお願いします。

                                                         (玄)



posted by 石臼の会会員 at 11:23| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) |  深大寺さまと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする