2012年07月31日

虎ノ門「大坂屋 砂場」

金曜日16時半、突然の激しい雷雨に傘がない。例によって蕎麦屋で雨宿りということで、ご存知 虎ノ門「大坂屋 砂場」に逃げ込む。こんな時、通し営業のお店は、本当に有り難い。





雷雨の中の虎ノ門「大阪屋砂場」.jpg

雨に煙る姿も風情があるなぁ〜

大正12年(1923年)建築の木造3階建ての建物

2008年改築するも、風情はそのまま




蕎麦屋好きにとっては解説のいらないお店だろう・・・けれど、まぁ〜一応石臼の会ブログ「過去ログ」を見たら、室町砂場のところに、ちらっと「砂場」について書いていたので、そこらを一部コピー。(※省エネモードで失礼。)





 

砂場
えぇ〜っと、「砂場」は…蕎麦屋の老舗と聞いてすぐ思い浮かぶ「砂場」「藪」「更科」の老舗3系統の一つ。そんな老舗最古参の「砂場」は、大坂城築城の際、資材置き場のひとつ「砂場」に名前の由来を持つと言われ、築城の為の職人・労働者集団が江戸に移って来るに伴い…だと伝わる。これが基礎知識。



が、大阪のどの店(「和泉屋」「津国屋」の2軒ほどの候補をあげることが多いけれど、他にもあったのか?この2軒だけ?とは、言い切れない。けれど、或いはとりあえず「和泉屋」か?)だったのか、そこに居たどんな誰がいつ移って、江戸で蕎麦屋を創業したのか、「砂場」とうい文字を見つけられる何年の文献のどこをとるかでも諸説あって、実はまだしっかりと検証されているわけでもない。


だからそんな訳で、わからないながら現在の「砂場」は、大坂→糀町(麹町)七丁目から引っ越した南千住「砂場」(長岡家)が本家(※砂場家の菩提寺は、今も麹町にある。)で、ここ
虎の門「大坂屋砂場」(稲垣家)と、室町「砂場」(村松家)が分かれ出て繁栄し、これらの店と、更にはやはり江戸時代から別系統で続く巴町「砂場」(萩原家)が中心となって多くの系列店を束ね「砂場会」を率いている。



尚、
巴町「砂場」室町「砂場」虎ノ門「大坂屋砂場」3店舗は、木鉢会加盟店。巴町「砂場」の名物は、私の大好きな「趣味のとろそば」!、室町「砂場」は、天もり発祥の店。そのあたりも合わせて楽しみどころの一つ。





 
ひらめきこういった事を、もっと詳しく知りたい方は、「ほしひかるの蕎麦談義〜江戸蕎麦めぐり@〜D」を読むと楽しいのではないだろうか。





やっと

虎ノ門大坂屋砂場」
■ 蕎麦前



「とりあえず、ビール」とお願いしたものの、雨に濡れて冷えたこともあり、早々に日本酒に切り替える。お通しには、「昆布の佃煮」がついた。



虎ノ門「大阪屋砂場」蕎麦前.jpg



手前:玉子焼き¥680.-

此方に来たら、何をおいても食べないわけにはゆかない。老舗の貫禄を感じる王道の玉子焼き。しっかりとした味付けは、赤酒と味醂に砂糖甘み、鰹&昆布出汁。



左奥:鳥皮の三杯酢¥650.-

さっぱりと酸味が利いて夏にぴったり



右奥:そばみそ¥320.-
ゆず香る旨みのある味噌。私は、このタイプのそばみそが大好き。あぁ〜また日本酒がすすんでしまうぅ。




季節の天ぷらが欲しい・・・
虎ノ門「大阪屋砂場」あおり烏賊天種.jpg






あおり烏賊。

柔らかく甘みののった美味しい1品









 



 

それから、
虎ノ門「大阪屋砂場」 穴子天ぷら.jpg





例によって、大好きな穴子もね。

ふっくらとした肉厚が、さっくり揚がっている。今シーズンは、随分いろいろな穴子を食べましたなぁ〜。う・ふ・ふ・満足ぅ。








蕎麦


久〜〜〜しぶりに伺って、普通の「もり」以外、どんな蕎麦だったか、思い出せないことに思い当たる。「こりゃぁ〜いかん」ということで、もしかすると始めて?かな、太打ち切り(挽きぐるみ)¥780.-も手繰ってみることに。




虎ノ門「大阪屋砂場」 挽きぐるみ外二.jpg

太打ち切り(挽きぐるみ)

「ん・・・?」外二だそうだ





虎ノ門「大阪屋砂場」 せいろ.jpg

もり

キリリと丹精な細打ち

香りはあまり感じられないけれど、のど越し良く、すべらか

やっぱり、定番のこちらが好きだわぁ





老舗といわれるお店の汁は、出汁の具合といい、かえしの重たさ具合といい、バランスがとれていて奥深く、ほんとうに素晴らしい。こちらの辛汁も、ため息ものである。



この日は、ちょっと雨宿り。の、つもりが・・・雨が止むまでの1時間ほどお店に居たら、2人で上記のような蕎麦前ビール1本&日本酒4合(澤の井など)飲んで、蕎麦で〆て、¥7480.-也、と相成りました。





■品書き

もり¥700.- かけ¥700.- ごぜんそば(御膳粉使用)¥780.-
粗挽き切り¥880.-  太打ち切り(挽きぐるみ)¥780.-
花巻そば¥890.-  おかめそば¥1100.-



■住所港区虎ノ門1-10-6■電話03-3501-9661■営業時間11002000(土曜日は1500まで)■定休日日・祝日■アクセス東京メトロ銀座線虎ノ門駅 徒歩3





ラベル:砂場 老舗
posted by 笑門来福 at 16:06| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 千代田・中央・港区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月20日

妙典「さくらそば」

朝から黒々とした雷雲が広がっている。台風並みの強風が吹き荒れ、時折大粒の雨がザァーーっと降ってくる不安定な天候の昼、駅から走ってお店へ。



さぁ〜すがに、先客もいない。

ご主人から、「いらっしゃいませ」「こんなお天気の中、お運び頂き有難うございます」と丁寧に迎えられる。嬉しいなぁ〜いいなぁ〜悪天だって、蕎麦屋さんに行くのは大好きだ。空いているし。



限定蕎麦御膳



蕎麦は「せいろ」と「かけ」を選べる。天ぷら、茶碗蒸し、季節の煮物、お新香、デザート、そして珈琲か紅茶が付いて、1500円。お値打ち感のある限定セットメニューだ。今日は「かけ」にしてみる。



妙典「さくらそば」 かけ.jpg

蕎麦御膳の「かけ」



かけの甘汁は、若々しいご主人らしく、甘さ抑えめのすっきりとしたもの。「かけ」だからかな?、前回頂いた少しモチモチ感のある蕎麦と、少し違った印象。もっちりとした粘りが少なくなって、ソバらしい穀物感がアップしたような・・・と思っていたら、ご主人から「ソバ粉を少し変えてみたのです」とお話しを伺えた。今まで主に1軒の製粉会社から仕入れたキタワセを使っていたが、現在他の製粉会社やミヤマもブレンドしてみているとのこと。


悪天候の中お邪魔すると、混雑して忙しい日には到底できないお話も伺えたりして、ラッキーなのだなぁ。


それにしても、20年以上修行し、満を持して自分の店を持ったとはいえ、まだ若いご主人が、自分の蕎麦を求めて試行錯誤し、進化してゆく過程に居合わせるのは、お客としてもとても嬉しいことだ。



妙典「さくらそば」 デザートあんず.jpg

蕎麦御膳デザート「あんず」



気持ちの良い庭の薄緑色のもみじが、強い雨に洗われてキラキラ輝く様子を、うっとりと眺めつつ、熱々の「かけ」、セットの珈琲や、熱々の蕎麦湯を、フ〜フ〜言いながら飲んでいると、ご主人は何も言わずにそっとエアコンを強めてくださった。暑い夏でも、暑い飲み物(熱燗も!)の好きな私にも、心細やかにお気遣いくださる素敵なお店だ。今後も是非また伺いたい。




■住所千葉県市川市塩焼1-4-27■電話047-397-7717■営業時間1100143017002030■定休日■アクセス東京メトロ東西線 妙典駅 南口徒歩6分 /駐車場3台有り











ラベル:サクラ大戦
posted by 笑門来福 at 07:49| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ⇒千葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月19日

新・神奈川のうまい蕎麦64選

kanagawa_new.jpg







定価:1400円(税込)
発行:2012712
           
幹書房







新・神奈川のうまい蕎麦64選発行にあたって、神奈川県及び町田市にお住まいの江戸ソバリエの中で深く蕎麦を愛し、地域の蕎麦屋さんの繁栄を願望する有志が結集して細部に亘り情報を集め、くまなく食べ歩いて選抜したお蕎麦屋さんのガイド・ブックです。



前版で紹介したお店を出来るだけ重複しない様に心掛け、多くの紹介者の意見を採用して偏見が無い立場で編集致しております。



店構え、店内の造作、器、BGM、そば粉、打ち方、汁、蕎麦前酒、肴 等、店主の拘り、女将さんの接客への心使い等々、あらゆる面から厳選して、また再び行きたくなる様な雰囲気のお店を皆様にご紹介させて頂いております。



是非 食べ歩きのお供に御一読頂ければ幸甚でございます。


 

編集委員 山田義基





posted by 石臼の会会員 at 14:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大船「九の井 本店」

例によって江戸ソバリエ仲間のさくらさまに、車でご案内いただく。こちら方面の素敵なお店訪問は、全て仲間を引き寄せる魅力のある彼女に、負んぶに抱っこである。




それぞれに蕎麦




私たちだって、偶にはお酒は無し!仲間それぞれに好みの品書きをオーダーする。





大船「九の井」 鴨せいろ.jpg
鴨せいろ¥1900.-




 



大船「九の井」 鮎そば.jpg

鮎そば(夏6月〜9月限定)





カメラ

おっと残念、鬼おろしそば¥1100.-は、写真が撮れていなかった。蕎麦の上に山盛りの粗くおろした大根。別小皿に揚げ玉も。





 

大船「九の井」 冷がけそば.jpg

冷がけそば(夏6月〜9月限定)









 

大船「九の井」蕎麦掻.jpg

蕎麦掻¥900.-


成型せずに、掻いたままのフワッと蕎麦掻。薬味にねぎ、山葵と大根おろし。熱々を生醤油か、辛汁で。





大船「九の井」 穴子そば.jpg

私がいただいた「季節の蕎麦―穴子そば(夏7月〜9月限定)」¥1600.-


優しい甘汁に細打ちのお蕎麦。

一目見て「おぉ〜大きな穴子が3本も!!」と歓声を上げた。けれど、実は大きな穴子は左奥の1切れで、左手前2枚は茄子でしたぁ(笑)、私の早合点に一同大爆笑!だって、この茄子・・・見えません?穴子に。「穴子がくるぞぉ〜」って、期待も大きかったしぃ。薬味には、ねぎと紅葉卸。





大船「九の井」 季節のそば品書き.jpg


意外なことに、季節(夏 限定)の3種類の品書中、冷たいと断りのある「冷がけ」以外は、熱々の甘汁「かけ」タイプのメニュー。

風を感じる涼やかな庭に囲まれた空間で、熱々の汁というのも、なかなか風流なのかも。それにしても何故、季節の品書きに値段を書いてくれないのだろうぉ〜。高級なお店だからかなぁ?





雑感




芸術家タイプに見えるお店のご主人に、看板の「古式 手打ちそば」という表示の意味を伺うと「いやぁ〜昔ながらの手打ちっていう程の意味で、特に特別なことじゃないんだけれども、カッコつけて言ってみたんだぁ〜。ハハハ(笑)」と、なんとも茶目っ気のある可愛らしいお答えが帰ってきた。アチコチに置かれた丁度品が、近寄りがたい崇高な芸術というよりも、柔らかで暖かな親しみを感じるものが多く、ご店主のお人柄を表しているようにも思った。



"手打ち蕎麦"を初め、会席料理、炭火ステーキ、しゃぶしゃぶを中心とした美味しい日本料理の食事もであるけれど、何と言ってもこちらで魅力的なのは、離れのように庭に点在するそれぞれの目的別店舗空間や、小山のような段差を利用した庭・設え、楽しいオブジェの数々だろう。空いているときならば、ちょっと散策気分で拝見してまわらせて頂くのも素敵だ。





大船「九の井 本店」

■住所神奈川県横浜市栄区田谷町1319■電話045-851-6121■営業時間11:3022:00 (21:00ラストオーダー)■定休日(月曜が祝日のときは営業)■駐車場40


■アクセス

電車/JR大船駅西口(観音様側)よりドリームハイツ行バスで「田谷」下車 徒歩3
車/国道一号線の原宿交差点から大船方面へ1.8km右側




なお

「九の井」は、伺った本店の他に、横浜店、玉川店(玉川高島屋東館)、大和店があり、またギャラリーや陶芸教室なども本店隣接地に併設している。



posted by 笑門来福 at 05:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ⇒神奈川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月17日

ソバ品種特別授業@神田「眠庵」

蕎麦の事は勿論、マルチな素晴らしい能力をお持ちの江戸ソバリエ「七江会」こなもんや三度笠さまから、この度もご案内を頂いた。あの須田町「眠庵」で、第3回勉強会「特別課外授業〜ソバ品種」を開催するという。ご存知の通り、ほぼ毎日予約でいっぱいのお店である。ましてや忙しい店主柳澤さまから、あれやこれやをお聞きできる機会も滅多にないから、そりゃぁ〜もぅ大喜びで、またマタまたマタお邪魔する事に。

第一部蕎麦会



今回も、ソバ品種レクチャーを始める前に、まず腹ごしらえという段取り。ということで、第1部の蕎麦会は、気心の知れたお馴染みの参加者の皆さんと歓談しつつ、最初のビールを頂き・・・その後も・・・スイスイと・・・、である。


いやぁ〜、折角なので猪口に、ほんの1杯ずつ…臥龍梅純米吟醸無濾過生原酒」初亀 普通酒 にごり酒(生)」「高砂 純米吟醸 槽掛中取 無濾過生原酒」「高砂山廃仕込純米無濾過生原酒あらばしり」「杉錦 生純米中取り原酒」「白隠正宗 純米にごり酒 白雪に隠れる」「開運 ひやおろし純米」

などを、あれ?2〜3杯だったかな? ともあれ、誠意を持って節制したと言っておこう。


肴には、「眠庵」の定番を。
おから、豆腐、小松菜のお浸し、岩海苔、たたみ鰯、丸干しイカ、わさび味噌、わさび漬け、蛍烏賊沖漬、チーズ味噌漬け、玉子焼き などの風情は、過去記事の写真をご参照あれ。



眠庵ソバ品種勉強会 (9).JPG
今回、私的には初のお目見えの「トマトと若布のサラダ」





眠庵ソバ品種勉強会大分さちいずみ.jpg
1枚目 大分 さちいずみ(=九州3号)

一見大人しげでいながら、奥行きのある旨みや香りが、ふんわりジンワリと押し寄せてきた。



眠庵ソバ品種勉強会 栃木と富山.jpg

2枚目 左:栃木益子 常陸秋ソバ 右:富山 山田在来

今や方々で定番の常陸秋ソバなれど、こうして最前面に香味をだして打てるのは、こちらの妙技のなせる業?なのか、ふっくらとした穀物を強く感じる。富山の山田も、やはり蕎麦らしい(ソバらしい素晴らしい)豊な味わい。



 

第二部勉強会


柳澤店主による講義
・店主の注目する新種の蕎麦
・その蕎麦の製粉について

・質疑応答等


普段お店をやっている時間には、直接伺えないような貴重なお話を頂いた。忙しい中で、時間を割いてくださった柳澤店主に、心よりの感謝。

また、その後の質疑応答の時間も含めて、終始にこやかに細やかな配慮をもって会を運営してくださったこなもんや三度笠さま、スタッフの皆さま、ご参加の皆さまにも、心よりの感謝を申し上げたい。

有難うございました。





■住所千代田区神田須田町1-16-4■電話03-3251-5300■営業時間12:00-14:00(火・木・土のみ)/夜17:30-21:00■定休日日・祝/月・水・金の昼(※不定期な休みも有り)■アクセス東京メトロ銀座線・神田駅6番出口1分/東京メトロ丸の内線・淡路町A1出口3分/JR神田駅北口4分・JR秋葉原駅電気街口5







posted by 笑門来福 at 16:23| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 千代田・中央・港区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月16日

2012夏蕎麦祭 献蕎麦式@深大寺

暑い夏を冷たく美味しい蕎麦で乗り切りたいと、蕎麦伝説で有名な深大寺様(住職:張堂完俊)で、「深大寺そば守観音『献そば式』」を716日に行った。



 

  

20120716深大寺そば守観音蕎麦奉納.JPG

境内のそば守観音様に「夏蕎麦」献納





20120716深大寺阿弥陀如来蕎麦奉納.JPG

ご本尊の阿弥陀如来様に「夏蕎麦」を献納



その後にご招待客に夏蕎麦を味わっていただくべく、江戸ソバリエ石臼の会も蕎麦打ちボランティアとしてお手伝いをさせて頂いた。


20120716深大寺蕎麦奉納.JPG

心を込めて用意した当日の蕎麦は

大分県豊後高田産と埼玉県三芳産



posted by 笑門来福 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) |  深大寺さまと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月02日

十条「蕎縁 まつ屋」

この界隈は下町B級グルメの宝庫なので、商店街を歩くだけでなんだか得をした気分になる。そんな場所柄からか、こちら「蕎縁 まつ屋」さんのコストパフォーマンスも、申し分ない。ランチの丼ものと蕎麦(うどんも有り)がセットになったメニューなどは、「ほんとにこの値段でいいのかしらん」と、思うような充実振りだ。だからやっぱり昼時は、いつもご近所の方々で満席!




細〜〜〜い二八蕎麦


品書きを繰ると、なかなかの豊富な品揃え。でも昨夜の酒が抜けないこの昼は、丼物は食べられそうにない。シンプルにとろろ蕎麦¥780.-を注文。



十条まつ屋.jpg



少し外皮の入った麺が、とても細〜〜〜い。冷たい蕎麦は二八で、温蕎麦は七三だそうだ。きっちりと〆て有り、するりとしたのど越しで食べる蕎麦を狙っているようだ。分量もしっかりあるし、ほんのりとした穀物の香味も感じられる。


十条まつ屋めん.jpg




辛汁は、ほんの少し甘め。せいろは、なんと¥500だし、素晴らしいじゃないですかぁ? 



のんびりまったりと



お店としては、基本的に相席をさせないようでもあるし、どのお客さんもセットメニューをたっぷり食べて、お喋りをしている。このまったりとした風景は、偶々この日だけだったのだろうか?分からないけれど、心得た花番さんは、長居するお客にも愛想よく何度もお茶を運んでいた。そんな様子であるからして、パパッと手繰って店を出たい人には、この辺りがジレッタイかもしれない。この日の私は、ゆっくり座って休憩したい事情も有り、誠に好都合だったのだけれど、“ここは鰻屋かっ!?”というくらい、なかなか蕎麦が出て来なかったし、店を出るまでに時間がかかったことを、時に覚えておく必要もあるかもしれない。



でもまぁ〜、まったりのんびりの蕎麦ランチも悪くないってことで、また是非伺いたい。




■住所 北区十条1-11-6■電話03-3908-3888 ■営業時間平日11:0014:30 17:0022:00 /日・祝11301500 17002030■定休日■アクセスJR赤羽線埼京線 十条駅徒歩1









ラベル:十条 二八 蕎麦
posted by 笑門来福 at 22:10| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする