江戸ソバリエ「七江会」「笑ィ八会」の皆さんが、出汁の勉強会をするという。そりゃぁ〜面白そうだということで、会員の皆さん事務局のこなもんや三度笠さんのご好意に甘え、勉強会の仲間に入れていただいた。
■■出汁の勉強会
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創業元禄12年日本橋「にんべん」は、日本食の良さ・出汁文化の素晴らしさを伝える為に、希望者に食育啓蒙活動を行っている。今回は「にんべん」研究開発部の荻野目望先生とスタッフのお二人が、精査された資料や大量の試飲用出汁を会場となった「藪伊豆」に用意して、「かつお節とだしの世界」と題した内容の濃〜い旨みのある講義をしてくださった。
いろいろな出汁を飲み比べ
違いがハッキリ!わかる
ちょうど自分の中の時事ネタとして、先頃のうどん巡りの旅で「しょっぱい」と感想を持った事に対応するようなデータがあったことも、まぁ〜奇遇というかぁ〜面白かった。
今まで、なんとなく経験則として理解していたことを、きっちりと解析し数値化し、理系の思考訓練も著しく欠如している私でも、考える足掛かりを見つけられるよう眼に見える形で示してくれた事で、とても勉強になった。
それにしても、味の差異を視覚化する作業って、データがしっかりしているから出来る作業なんだなぁ〜。
比較検討するべき時でさえ、いつも「こんくらい♪ こんな感じっ?!」で、通り過ぎてしまう自分の態度のいい加減さが、なんだか恥ずかしくなった。
「反省だけならサルでもできる。」と、言われたりして・・・。
「にんべん」日本橋本店
■住所中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1階■電話03-3241-0968■営業時間10:00〜20:001月1日を除き年中無休■アクセス東京メトロ 銀座線・半蔵門線「三越前駅」A6出口 1分/JR総武線「新日本橋駅」A6出口1分■■懇親蕎麦会
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熱心な皆さんの会のレベルの高さに、ちょっと圧倒されていたのだけれど、質問タイムを設けながらの懇親会は、和気藹々のとても楽しい雰囲気。同じテーブルになった初対面の皆さんとも、そりゃぁ〜ソバリエ同士ということで蕎麦の話しに花が咲く。
「藪伊豆」ではこの日も、コースの品書きが用意されていた。こういったもてなしも嬉しい。
蕎麦寿司
※テレビ東京「和風総本家」4月26日21時〜放送分「もらって嬉しい春の東京みやげBEST17」に、この蕎麦寿司が選ばれたそうだ
順に、
湯葉刺し 玉子焼き 季節の煮物(若竹煮) 天ぷら(海老・野菜)と運ばれてきて、ぺろりといただく。
最後に、もりそば
人間国宝に認定された歌舞伎俳優中村吉右衛門が、ナビゲーターを務めるBS朝日「幸福の一皿」4月27日・5月4日 20時〜放送分”人の心を打つ「そば」“に、藪伊豆で収録した場面もでる。・・・と女将が教えてくれた。
この度の放送分は、テーマが蕎麦ということで他でもない江戸ソバリエ協会がいろいろと協力をしている。石臼の会会員も別の場面で、チラッとでてくる・・・らしい。
日本橋「藪伊豆総本店」
■住所中央区日本橋3-15-7■電話03-3242-1240■営業時間 (昼)月〜金 11:00〜15:00/(夜)月〜木17:00〜22:00 ・金17:00〜22:30 ・土11:00〜20:00まで休憩無しで営業■定休日日祝■アクセス東京メトロ・都営地下鉄 日本橋駅 徒歩4分お店のHP