2011年11月30日

宵待庵 閑日記 2011.11.29

  来客があった。

24日、蕎麦打ちの最中、水回しを終えたところである。外へ出、挨拶もそこそこにし、また中に戻り蕎麦を捏ね始めた。客は入ってきて、「もうはじめているんですか?」と11時15分頃のことであった。


 

  お客は『興味津々』さん。ええ、やってます。と応えて汗を拭き拭きの捏ね、括り、延し、切りを終え、船に入れた。北海道幌加内産の十割り蕎麦。それぞれのポイントで、技量の足りない点や腑に落ちない点の教えを請うた。


  次に、興味津々さんの模範演技、実技指導を願った。栃木産の生粉打ち。その前に持ち込まれた自作の手作り木鉢を拝見する。二尺のどっしりとした存在感のある鉢。ノミで彫った後、彫刻刀で亀甲型の凹凸を丁寧にきめ細かく刻み、漆で仕上た逸品である。一年半の労作である。



  この逸品に栃木産の蕎麦粉、一kgを入れ、いよいよ蕎麦打ち開始。流れるような手の動き、一粒一粒に水を行き渡らせ、淀みなく舞うごとく粉が鉢の中を動き回る。



 

  次第に緑色が濃くなり、香りが立ち、粒が大きく成長していく。木鉢の亀甲紋が粒を転がし、くっつけ育てているようにも見える。景色の良いことこの上なし。印象派の絵を見る如し。深い木鉢の底から現れては消え、消えては光を浴び、姿を変えてその輪郭をはっきりと形成してゆく。やがて、眩しいばかりの玉が鉢の中央に輝きを放つ。



 

  延し棒は滑らかに滑り、力具合は変幻自在にピアニシモ、フォルテシモ。1,5ミリが精一杯で、1,2ミリは至難の業といえば、「太い、0,9ミリ」と非情の一喝。その0,9ミリが、手元の柄が無い蕎麦包丁、1キロの業物で刻まれる。体験的に20本ほど切らせてもらったが、「うーん」しかない。


  船に入れる際の蕎麦の扱いは、これまた丁寧で、蕎麦にストレスを与えない。繊細で優しく、大胆ですばやく、慣れた手つきですばやく片付けていく。釜前の作業も、余計なものはなく無駄を省き、必要十分条件である。茹で上げ、洗い、氷水でしめる。


 

  後はこちらの出番である。まず連れ合いが、そして私が蕎麦をすする。生のままで食う。切りそろえた細切り蕎麦の優しい口当たり、すべるように喉の奥へ。しかも、ネチットしたところが全くない、歯切れのよい、潔い歯ざわり。直線的。これが「コシ」というもの。十割りのモソモソがない。洗練された美しい蕎麦。



  興味津々さん持参の辛味大根で食べる味。『運命』の響きが脳髄を突き抜ける。御持参の汁は辛くもなく、甘くもなく。いや、僅かに辛いか。一枚のざるは、瞬く間に胃の腑に納まる。交響曲が終わった後の静けさと余韻。酔いしれた感性はアンコールを要求していた。


 

  仕上は、飛びっきりの蕎麦がき。どうぞこれは、他人に教えないでください。秘伝にしてください。秘密の味を皮切りに、窓辺で見る蛍の舞い、囀りで目を覚ます朝、山菜、茸など自然の恵、何よりも蕎麦に係る道具について問わず語りに時が過ぎ、17時を過ぎ、初冬の一日は暮れた。宵待庵の充実したひと時であった。感謝。



posted by 奥久慈山荘 宵待庵 〜



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宵待庵 閑日記 2011・11・12

  鶴首して待った秋の一日。

混雑は覚悟の上、10時に発てば11時着、遅くなっても12時着と高をくくっていた。晩秋の常陸路は、晴れて、秋の風情を色濃く残して鮮やか爽やか。弾む気持ちで、『常陸秋そばフェスティバル2011』の会場近くの交差点まで行ったが、長い車列で渋滞。時刻は11時。内心は予定通りと思った。しかし、ここから長かった。会場まで約2kmを2時間30分要した。


  駐車場に着き、車から駆け下り、テント前の行列に並んだ時は14時。目的の「達磨 雪花山房」である。13軒のテント張り蕎麦店の最奥に位置する。ところが、男が一人現れて、列の人数を数え始めた。そして、我われの前まで来て、本日はここでお仕舞いです。売り切れです、と言った。信じられない、チョット待ってくれと言っても後の祭りである。


 

  落胆で力の抜けた体を支えなおし、また列に並ぶ。並んでは蕎麦を食い、並んでは食い。5軒を梯子。会津産、北海道産、栃木産、常陸産などの蕎麦粉を会津山都蕎邑、湯島天神工房、うまい蕎麦を食べる会、常陸喜蕎の会、金砂庵、遊蕎塾などが打っていた。

美味いと思った蕎麦は一軒のみ。鴨汁のぬるいのには辟易。また、蕎麦に風味が無い。器が弁当の型押しポリ容器の形態で、窪みに汁や薬味を入れている。この容器では蕎麦湯が垂れて飲めない。薬味をきらしている店、使用しないけれど・・・。


  憤懣やるかたないところへ、見覚えのある顔。人懐っこい笑顔、丸まった背格好。とっさに駆け出し「こんにちは」と声かけた。誰あろう、翁 達磨で知られる高橋名人である。ミーハー的で軽々しくあったが、言葉を交わし、握手してもらった。自分にとって神様も同然の人である。一瞬にして心は爽である。来年、達磨の蕎麦を食べに来よう。目的ができた、と帰路に着く。



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2011年11月27日

第33回調布蕎麦打ち会開催

第33回調布蕎麦打ち会開催
 11月26日(土)に「調布市文化会館 たづくり」にて、石臼の会第33回調布蕎麦打ち会を開催しました。今回は、ゲストの方3名も参加され、試食の蕎麦の種類も多く楽しい蕎麦打ち会でした。

麦粉:水車
(池田製粉)
今日の蕎麦粉.jpg
水車は、北海道音江産玄蕎麦100%の新蕎麦でした。

蕎麦打ち

蕎麦打ち風景.jpg

高島さんのビール切り.jpg

更科蕎麦 ビール切り 今日の蕎麦.jpg
ビール切りがとても甘く感じ、大好評でした。

三芳 秋新 夏新.jpg

懇親会

懇親会風景.jpg

今日のお酒.jpg
【酒】
土佐鶴(高知県安田町)
麒麟山 生辛(新潟県東蒲原郡)
山古志 純米 棚田仕込み(新潟県長岡市)
あらしばり 吟醸生酒(福島県南会津郡)
一の蔵 本醸造生原酒しぼりたて(宮城県大崎市)
渓流 蔵囲い(長野県須坂市)
サンクトガーデン4種(神奈川県厚木市)

【試食蕎麦】
更科蕎麦、ビール切り、三芳の夏新・秋新、今日の蕎麦粉二八

男の賄い料理-1.jpg

男の賄い料理-2.jpg
【肴・つまみ】
牛肉ニラ炒め
みんなの蕎麦ピザ
ヴァイサーシュメイル(サラミ白カビ付)
里芋&そばみそ
厚焼き玉子、だし巻き玉子
お新香
乾き物
揚げ海老餃子
鰺の南蛮漬け
柿と海老のサラダ
温泉玉子

今後の蕎麦打ち会
■   などの予定
12月3日(土)第39回八王子蕎麦打ち会
12月7日(水)浅草の老舗蕎亭「大黒屋」で蕎麦を手繰って、秘蔵の石臼を見学する会
12月12、13、14日のいずれか(未定) 「うすけぼー昭和通り日本橋店」で会長のボトルを飲み干す会
1月8(日)第34回調布蕎麦打ち会
posted by Mic at 11:29| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) |   ⇒調布蕎麦打ち会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月25日

常陸秋そばイベント訪問記

11/23当日の朝、「常陸秋そば」を新そばの時期に合わせPRするイベントが都内にて開催されるとの情報をゲット。物見高いは何とやらで、殆ど何も考えずに家を出、参加してきた。




はじめに向かったのは浅草にある東京都産業貿易センター。ここはときどき釣り関連のイベントがあり、このブログにコメントを頂戴しているiwana氏も出没する場所。本日は「JOIN移住・交流イベント2011」という、地方移住を主眼とした催し物。11時より「常陸秋そばの里の紹介」タイムで「常陸秋そば」のPRがされた。

宮崎さん・ハッスル黄門.jpg



紹介をしたのは、茨城県県北振興室の宮崎さんという方。常陸秋そば販売店ののぼりを持ったゆるキャラ「ハッスル黄門」とともに登場。





冷やかけ蕎麦.jpg



全般的なトークの後、参加者全員に常陸秋そば・新そばの冷やかけが振舞われた。









次いで東京タワー下に移動。こちらでは、かの金砂郷を擁する常陸太田市が常陸秋蕎麦のPRのため、そば祭りと銘打って「けんちん蕎麦」1杯500円、500食限定で地元市民の手作りによる即売会が開催された。



 

けんちんそば.jpg

「けんちん蕎麦」には野菜が沢山載せられ、初冬の時期にはこれで素晴らしかったのだが、出来れば「けんちんつけ(・・)蕎麦」が提供され、洗ったままの蕎麦とけんちん汁が供されれば素晴らしかったと思うのは私だけだろうか。







会場には、常陸秋そばPRマン、水戸黄門に扮したヨネスケ氏も登場。常陸秋そばの素晴らしさを常陸太田市長とのスペシャルトークで伝え「長生き音頭」披露も行った。なお、後ほど知ったのだが、ヨネスケ師匠は水戸黄門の衣装で、立川談志師匠逝去についてのテレビ取材を受けた由。

市長・ヨネスケ.jpg

ヨネスケ師匠.jpg


話中、都内で本物の「常陸秋そば」扱い店として、両国の「ほそかわ」、浅草の「大黒屋」の2店が紹介されていた。興味のある方は、覗いてみてはいかが。また、常陸太田市では「SOBA DO(蕎麦道と読む)」というお蕎麦屋さんガイドを作成しているので、この本を片手に常陸太田市のお蕎麦屋さん巡りもまた一興かしら。



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posted by 石臼の会会員 at 07:38| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | ⇒茨城県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月24日

常陸太田市「慈久庵」

1120日(日)・21日(月)、秋深い紅葉の美しい茨城・奥久慈の里山の高台に立つ「慈久庵」を訪ねて参りました。

 

建物は「慈久庵」と言っても「庵」の雰囲気ではなく一見、洋風の趣深いお屋敷を思わせるような堂々と落ち着いた佇まいで迎えてくれました。

「慈久庵」の営業時間は1130分から1430分なので、常磐道をつかっての約200km余を4時間かかって14時に到着、店に駆け込むと日曜のせいか15人程の入店待ちの行列。店主から順番からすると、そばが売り切れ今日はダメとのこと。 

すごすごと退陣、近くの「竜神大吊橋」を見学して、宿にさがり翌日に備えました。

翌日は11時に訪ね一番客でした。以下、写真と共にコメントを加えさせていただきます。



慈久庵1.JPG



慈久庵2.JPG
堂々とした、たたずまいの「慈久庵」 




竜神大吊橋3.jpg
「慈久庵」から約500mの「竜神大吊橋」。
歩道橋としては、日本一(375m
 




小川店主と4.jpg
お人の良さそうな働き者の小川店主との記念の2ショット 



モダンな店内5.jpg
洋風レストランかと思わせるモダンな店内




薪ストーブ6.jpg
薪ストーブ 



焼畑自家栽培の刈ったままのそばが7.jpg
焼畑自家栽培の刈ったままのそばが措いてあった 





蕎麦


地ネギ天せいろ8.jpg

地ネギ天せいろ・玄蕎麦は、焼畑農法で自家栽培し、石臼で粗挽きに自家製粉したものなので、独特の透明感を生み、口当たりやさしく腰がある香り高いそば、と謳っているとおり、裏切られない素晴らしく美味いそばでした。また、ネギの天ぷらも美味しく、子供のころ覚えたネギの香りを彷彿させてくれる程でした。(1,700円) 





鴨せいろ9.jpg

「鴨せいろ」・肉が柔らかで美味しく、あの鴨肉とネギの香りのハーモニーが上品な旨味に加わっています。(1,800円) 





袋田の瀧



袋田の瀧10.JPG
「袋田の瀧」・「慈久庵」から約20km北にある三段の大滝。


袋田の瀧11.JPG

西行法師曰く、「この瀧は四季を通して四度展望しないと全体像が判らない。」から別名「四度の瀧」とも呼ばれているそうです。
常陸太田市大子町の「袋田の瀧」に行くのも、数年前からの家内の希望でしたので、とても良い旅になりました。



■住所茨城県常陸太田市天下野町2162 ■電話0294-70-6290 FAX0294-70-6291■定休日水・木曜日(祝日の場合営業・翌日休み)■営業時間11301430■アクセス車・常磐自動車道日立南太田I.Cより30分竜神大吊橋を目指し、その1Km手前/電車・JR水郡線 常陸太田駅より バス40分 もしくはタクシー20 


      次項有HP  

(シリウス記)
  
posted by 石臼の会会員 at 08:34| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ⇒茨城県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月15日

信州蕎麦紀行報告

江戸ソバリエ「石臼の会」の信州蕎麦紀行の報告です。今回は「松本そば祭り」の開催に合わせて2泊3日で計画しましたが、連休の関係で宿の予約が取れず、予定を1泊2日に変更して実施しました。幸いにも天候に恵まれ、無事楽しく実施することができました。
 

  実施日:平成23109日(日)〜10日(月・祭日)
  旅行先:長野県松本・菅平・北志賀竜王高原
      宿泊 長野県菅平「菅平山の家」(会社施設)
  参加者:8名(男性6名 女性2名)  


実施報告
 


集合
今回は1日目に「松本そば祭り」を予定しましたので、松本へは中央自動車道を利用しますので、調布集合とし、いつもの蕎麦打ち会場の「調布市文化会館」前に8時30分全員集合しました。 


出発
快晴の朝2台の車に分乗し、調布インターより松本に向かった。しかしさすが連休で途中予定した休憩所にも入れず、途中長い渋滞が続き予定を約2時間ほど遅れて2時頃「松本蕎麦祭り」会場の臨時駐車場に着きました。そこから無料のシャトルバスに乗り松本城公園の会場に着きました。 


松本そば祭り会場
今回は第8回「信州・松本そば祭り」で、松本城公園を中心に、天候も良かった事もあり、大勢の人でにぎわっていました。日本各地、長野県内各地のそば処が集結した30程のブースがありました。鵜の会T先生のし.jpg






集合時間を決めて、それぞれ好きな蕎麦ブースをめざした。
 我々数人は、初めに鵜の会の美味しい蕎麦をいただき、蕎麦打ち名人T先生の“のし”を拝見し、ご挨拶をして次に向かった。 







信州ぼくち蕎麦.jpg



その他、会津磐梯蕎麦、信州ぼくち蕎麦、信州野麦蕎麦、福井越前蕎麦などを食べ(2人で1皿)歩いた。それぞれ好きなブースを訪れ集合時間に集まり宿の菅平に向かった。







松本城.jpg
松本城



宿
松本出発が遅かったこともあり、宿に着いたのが夕食時間の18時になってしまった。

ああおいしかった.jpg
美味しい夕食わーい(嬉しい顔)


風呂は後にして食事をすることにした。夕食後風呂に入り、カラオケルームでお酒と得意の歌を何曲か披露した。朝第1回目の精算をして記念写真を写し、宿を後にした。
 


酒蔵
長野に行けば必ず立ち寄る酒蔵がある。須坂の遠藤酒造で試飲とかわいい店員との会話で、重たいお土産を注文していた。 


山の実
途中予約をし信州蕎麦紀行最大の人気場所、北志賀高原の蕎麦香房「山の実」への3回目の訪問でした。今回は、我々以外に多くの客が訪れており、ますます人気上昇と関心しました。

山の実.jpg
賑わう「山の実」店内


注文はいつもの蕎麦・手挽き蕎麦掻き・石窯焼き蕎麦ピッツァのランチセット。「蕎麦粥」から「手挽き蕎麦掻き」「蕎麦ピッツァ」と続き「生粉打ち蕎麦」を楽しんだ。


蕎麦粥
蕎麦粥

超粗挽きの蕎麦かき
手挽き蕎麦掻き

ピザ
蕎麦ピッツァ

十割
生粉打ち蕎麦


   次項有お店のHP 


竜王高原
蕎麦を楽しんだ後、竜王高原のロープウエイで頂上へ。160人?乗りのゴンドラに我々8人の貸し切りで往復した。さすが高いところは紅葉が始まっており、素晴らしい青空ときれいな山並みは最高でした。 

竜王高原記念撮影.jpg



帰路
やはり連休の帰りで、関越自動車道も渋滞し、東京到着も遅れた。ガソリンスタンドで最後の精算(高速代・ガソリン代など)をして、吉祥寺の駅で別れた。   


お疲れさまでした。


 〜 posted by 中川 〜
posted by 石臼の会会員 at 18:21| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ⇒長野県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

湘南台「元祖 鴨南ばん」

こんなところにも元祖が有ったのかと思われる場所に元祖は有りました。小田急江ノ島線と相鉄線の湘南台駅から徒歩3分にあるそば処 「元祖 鴨南ばん」というお店がそれだ。


kamonanban1.jpg



鴨南ばんの歴史は古く、江戸時代に遡るとか、1810年(文化7年)東京馬喰1丁目鞍掛橋の近くで蕎麦屋を営んでいた「笹や治兵衛」が考案したのが初めだとされているそうです、其の頃葱の入った料理を「南蛮」と呼んでおり、鴨を加えて「元祖 鴨南ばん」という名前になったと言われている。



鴨肉には硬く、癖の強い眞鴨と、柔らかく癖がない、油が載った合鴨の肉が有るそうです。その後、代は変わり屋号を「鴨南ばん 伊勢屋 藤七」になった後現在の「鴨南ばん」という屋号になったそうです。

又、暑い夏でも美味しく食べられるように「鴨南ばん」からつけそば用の鴨汁を考案し昭和10年に冷たい蕎麦に温かい鴨汁を付けて食べる「鴨せいろ」が誕生したしたそうです。

当時の品書きには「鴨せいろ」ではなく「鴨ぜいろ」となっていたそうで昭和29年頃より、各地の講習会で温かい「鴨南ばん」の人気メニューと冷たい「鴨ぜいろ」が紹介され、全国へと広まったとなっています。



いまの店は、昭和58年に分家として、湘南台で開業した後に本家となり江戸時代から200年経った今でもその伝統の味を守り続けているとのことです。



駅から近いが表通りから少し外れた比較的静かな場所にある長屋造りの1番端に位置し、お蕎麦屋さんらしい暖簾に格子戸と云う佇まいで、表には赤毛氈を敷いた待ち合せの縁台が置かれている。

蕎麦仲間と2人で訪れた日は平日の昼下がりであったので運良く外で待たずに座る事が出来て大いに助かった。



格子戸を開けて中に入ると典型的なお蕎麦屋という雰囲気で薫り高い蕎麦汁の香りに迎えられて我々は入口のすぐ右側で表に面した4人掛けで二面壁に囲まれた静かな椅子席に陣取って隣を気にせずにメニュー等の写真を撮る事が出来た。



左側は4人掛けの椅子席、右側は手前が板壁に囲まれた4人掛けの椅子席・その奥は小上がり6人掛けのテーブルが2つ、其々衝立で仕切られていて、一番奥が調理場になっている。



蕎麦前


先ずビールと酒の肴として小松菜のお浸しと、鴨の肉を一番賞味できるのではなかろうかと鴨の鉄板焼きを注文した。

勿論この店では柔らかくて、脂が載った合鴨を使用しているそうですが、ステーキ用の鉄製皿に熱々状態で出て来た鴨は火が通り過ぎていて少し硬くなっていたのが残念であった、鴨は胸肉、腿肉、脂身、長葱を蕎麦汁でソテーしたものに柚子胡椒が添えて出された。



鴨の肉は直ぐに火が通って仕舞うので調理して客のテーブルに運ばれる間に加熱が進むので按排が難しいのであろうが、鴨の食感だけは充分に味わえて酒の肴としては充分であった。


元祖 鴨南ばん




kamonanban2.jpg





次に店の看板商品である元祖鴨南ばんを手繰つた。






蕎麦汁は少し辛口ではあったが、これは鴨肉の旨さと長葱のシャキシャキとした甘さを引き立てる為なのか、主役の鴨肉は脂が載って柔らかく、鶏肉とは違う所謂鴨独特の風味と食感が味わえ、蕎麦汁とのコラボレーションも良く、汁の酷を深めていると感じた。



蕎麦は新そば粉使用、細切りで食感、咽喉越し共に良く、全体として美味しい鴨南ばんを食した気がした。






鴨肉豆腐定食

メニューの中にお蕎麦屋さんとしては珍しいものがあったので注文してみた。鴨肉豆腐定食である。


kamonanban3.jpg

鴨豆腐定食の鴨豆腐

別のお盆に小鉢、漬け物も



蓋付き陶器の鍋に鴨の肉、脂身、長葱、椎茸、豆腐を入れて蕎麦汁、酒、味醂で味を調え、溶き卵を掛けて三つ葉をトッピングした所謂すき焼き風の料理であるが、鴨の脂と豊かな鴨肉の風味が何とも言えない温かさを感じさせてくれる料理であった。

小鉢、漬け物、御飯がセットになって供されたこの定食は昼食としては充分満足できる逸品であつた。



今回の訪問は伝統を継承してしながら更に新しいメニューへと挑戦しているお店の心意気を感じさせてくれる機会にもなった。

 

■住所神奈川県藤沢市湘南台2−22−17■TEL 0466-45-5033■定休日 木曜日■アクセス 小田急江ノ島線、相鉄線
湘南台駅より徒歩3分



〜 posted by 龍成 〜

posted by 石臼の会会員 at 12:39| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | ⇒神奈川県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月10日

千葉在来そば祭

千葉県産優良品種の「千葉在来」の普及を目的として活動している千葉在来普及協議会が、生産者が少ないために“幻のソバと言われている「千葉在来」を、500食分の限定ながら近く一般に試食販売する、とご連絡をいただいた。これは、概ね1年に一回のチャンスであるので、在来種に興味のある方には朗報では。



日時:平成23年11月27日(日)
   午前10:00〜  500食販売次第終了

雨天決行



場所:千葉市緑区平山町1048

チャイルドフラワー集荷場

(めぐみの郷ファーム内)

 鎌取駅水砂経由平山線バス便 水砂下車歩7
   
(但し、当日のバスは18本)

   車は、大宮I.Cから3.7q  駐車場有り。



催物:試食販売
   
ざるそば(500円) 鳥汁そば(700円)

   そば粉販売 1,500円/1s

  (但し、余剰があった場合に限る)



   展示コーナー

千葉在来を使ったそば打ち教室

1,00円/500g  20人限定



位置情報 尚、会場は花苗の栽培施設で、施設見学ができます。

千葉在来種の他にも、花苗販売、地元野菜販売、津軽三味線演奏などもあるそうです。



 

ブログ内関連記事

今年度から全国ブランドを目指し、今までの名称「野呂在来」を改めて「千葉在来」と変更したという事も忘れずに書かなければいけなかった。過去の「野呂在来」ブログ内関連記事は、


次項有野呂在来 (20091113日掲載)


次項有原市西広「花月庵みのしま」20091127日掲載)



私個人としては、ここ数年「野呂」の名称で親しんだせいもあり、またピンポイント地域の希少種という雰囲気もでていて好きだったので、改名はちょっと寂しいなぁ〜なんて勝手な事を感じてみたり…。過去記事は、旧名称のままで残しておきたいと思う。





posted by 笑門来福 at 11:05| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ⇒千葉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

めんと和菓子の夜明け―索餅の謎を解く


松本忠久新刊.jpg 


著者:松本忠久
出版社: 丸善プラネット
発売日: 2011/10

このほど、江戸ソバリエ仲間でもある松本忠久さんの新刊が出版されたそうだ。蕎麦の歴史を勉強すると避けて通れない話、蕎麦と密接に絡み合う言わば兄弟関係?の「うどん・そうめん&和菓子」のルーツをテーマにした本で、豊富な文献と実験によって果敢に証明を試みているという。

松本忠久さんの新風舎「平安時代の醤油を味わう」、丸善プラネット「平安時代の納豆を味わう」を読んだ時も、身を持って実験に奮闘する様子がとても楽しく、その後直接「醤油について」の講座を受けるきっかけとなった。その経験からして、今回の「めんと和菓子の夜明け―索餅の謎を解く」も、是非読ませて頂きたいと思う。



posted by 笑門来福 at 09:53| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 「脳学」レポート&著作物など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月05日

第38回八王子蕎麦打ち会 開催しました

第38回八王子蕎麦打ち会開催 
10月29日(土)に「高尾の里 手打ちそば道場」にて、石臼の会第38回八王子蕎麦打ち会を開催しました。今回は、今年の新入会員の方も2名参加され、11名の参加で賑やかに楽しい蕎麦打ち会でした。

テーマ:「おいしい新蕎麦を打つ」
今回は北海道産の新蕎麦を打ちました。皆さんうまく打てたのではないでしょうか?
蕎麦打ち風景.jpg 

蕎麦粉:カムイ(横山製粉)・氷冷華(横山製粉)
カムイは北海道産玄蕎麦100%、氷冷華は北海道北竜産の玄蕎麦100%でした。
今日の蕎麦粉 新蕎麦です.jpg生粉打ちの粉.jpg 

懇親会

懇親会.jpg 

【酒】 
酔心 純米(広島県三原市) 
    大七 純米(福島県二本松市)
   真澄 純米吟醸(長野県諏訪市)
      五郎八 にごり酒(新潟県新発田市)
   加賀鳶 純米(石川県金沢市)
   手取川 特別純米(石川県白山市)
   アサヒスーパードライ
 今日のお酒.jpg

【試食蕎麦】
カムイの二八と氷冷華の生粉打ち蕎麦
     試食会の蕎麦は丁寧に打たれ、新蕎麦らしく味も香りも豊かで結構でした。 見事に蕎麦湯が緑に染まりました。
新蕎麦の蕎麦湯 緑です.jpg 

【肴・つまみ】
 
   ローストビーフ、豚たんの塩漬け
   厚焼き玉子、だし巻き玉子
   馬刺しの燻製、ジャガピリカ
   ふきみそ
   串揚げ
   ゆず白菜漬け物
   くさや
   
鶏の唐揚げ、高野豆腐、小松菜のごま和え、酒饅頭
   生湯葉

今後の蕎麦打ち会などの予定

 
11月17日(木)東京麺業連合協同組合主催の蕎麦打ち会への参加
  11月26(土)第33回調布蕎麦打ち会
  12月3(土)第39回八王子蕎麦打ち会
  12月7日(水)浅草の老舗蕎亭「大黒屋」で蕎麦を手繰って、秘蔵の石臼を見学する会 
posted by Mic at 17:23| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) |   ⇒八王子蕎麦打ち会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

蕎麦ウォッチング展



蕎麦春秋の表紙絵などでお馴染みの江戸ソバリエ仲間でもある 伊嶋みのるさまから、展覧会のご案内を頂いた。ソバの実るこの時期に、日頃の成果を展覧会と言う形で実らせるというのも、とても素敵に感じられ、石臼の会ブログでもご紹介したいと思う。



   

  ぴかぴか(新しい)   ぴかぴか(新しい)   ぴかぴか(新しい)   ぴかぴか(新しい)   ぴかぴか(新しい)   ぴかぴか(新しい)   ぴかぴか(新しい)   ぴかぴか(新しい)   ぴかぴか(新しい)




お蕎麦屋さんの絵も描いてばかりではたまる一方ですから、この辺で皆さんに見て頂かなくてはと思い、2年振りにまたまた「蕎麦ウォッチング展」を開催することになりました。



今回は「蕎麦と町家、墨線画展」と銘打って、私の持つ講座の受講生による風情ある「町家や町並み」の作品も加えて、八十点程の展示です。広いギャラリーに受講生の力作と蕎麦春秋の挿絵の原画や、大小のイラスト画までバラエティに富んだ展示で今回が私の集大成になるかも知れません。


また吾妻橋から大川を遠望するスカイツリーは絶好のビューポイントです。開業前のスカイツリーを一足先に一望したあとちょっとお立ち寄り頂ければ幸いです。





「蕎麦と町家、墨線画(ぼくせんが)展」



時:平成231213日(火)〜20日(火)まで

   (※13日は13:00より、20日は15:00まで)



所:隅田公園リバーサイドギャラリー

  台東区花川戸1−1(吾妻橋隅田公園地下)

  地下鉄浅草各駅より3分










posted by 笑門来福 at 16:05| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 「雑記帳」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

宿根ソバ@笑門来福亭ベランダ

知識としての「宿根ソバ」の事は、過日、石臼の会ブログにチラリと書いた。手短に言えば、一年草の「普通ソバ」や「韃靼ソバ」と同じタデ科の植物であるが、「宿根ソバ」は多年草であり、冬に地上部が枯れ、春になると根茎から新しい茎を叢生してひろがるということ。半野生種であるから、結実しても収量が極端に少なく、実用栽培することは殆どない。俗称で野菜ソバと言われるように、若葉を食用とすることはある。程度のこと。

まぁ〜なかなか実が食用にはならないとは言えど、ソバ三兄弟(普通ソバ・韃靼ソバ・宿根ソバ)の仲間同士なのだから、とても興味があった。その白い花も風情があってとても美しいし、是非とも身近に育ててみたいと思っていた。


 

押し木繁殖もできる


昨冬、11月も終わろうと言う頃、駒込「玉江」のご主人から、宿根ソバの枝先を20pばかり分けて頂いた。「土に挿しておけば、根が付くから」と。「大丈夫。元気に育ちますよ」と。



しかしまぁ〜正直言って、自信がなかった。それまでの私の知識では、地上部分は、冬になると枯れてしまう“地下部分に根を残しており、春になると再び芽を出す”というものであったから、ちょうどこれから冬に向かう時、私のような下手糞が植えたのでは、根が張る前に葉が落ちて、すっかり枯れてしまうだろう、と。



何を隠そう私は、小学校に通っていた頃の息子たちが、夏休みになると学校から持ちかえる教材の植物を、何度も枯らしてしまった実績の持ち主である。今回もそうなるであろうと容易く想像できた。生意気盛りの息子たちは、いや 夫までもが、「枯らしてしまうのは可愛そうだから、貰ってこなければ良かったのに」と。そんな風だから弱気になって、枯らしてしまった場合の言い訳ばかりを考えていた。



ところが、家人の大方の予想を裏切って、植えてから3週間もすると小さな若葉が生え始めた。寒さも厳しくなってきた12月にである。どうしても普通ソバの栽培方法をまず思い浮かべてしまう私は、ソバといえば「種を蒔く」事ばかりを考えてしまうのであるが、宿根ソバは、押し木でも増やし育てる事ができるのだ。



種からの繁殖では大きく育つのに長い時間を必要とするから、この冬のささやかな経験から、むしろ挿し木によって増やす事の方が、簡便であるように感じられた。




 

冬も葉は落ちなかった


日光が燦々と降り注ぐ南側ベランダでの鉢植えだ。水の遣り過ぎにも気を付けた。(私が植物を枯らす理由が、そこにあるようで、「根腐れしている」と指摘されたことがある。)冬の東京の気温は、下がっても氷点下に落ちる事が殆どない。それが良かったのか?冬の間も葉が落ちる事がなく、スクスクと…とは言えないけれど、ジワッとほんの僅かずつではあるが葉を増やしていった。



葉をつけたまま、無事に1月末の寒波をやり過ごすと、ひょっとしてもしかしたら栽培上手?と、すっかり気を良くして、コタツの中で宿根ソバの実を摘まむ日までを妄想した。



 

強靭な生命力 その1
地震に負けず


すぐそこに春を感じるようになると、葉や茎の勢いが増してきた。育っているぞ!という感じに。



そこへ、あの3・11東日本大震災。帰宅困難者となった私が、自宅に辿り着いたのは、震災翌日の夕方。翌々日になるまで、ベランダの宿根ソバの事は、すっかり頭から抜けていた。



地震から3日後、部屋の中に散乱した食器類や本・本・本をかき分けて、ベランダに出てみると、宿根ソバを植えていた鉢は、高さ50pほどの鉄製鉢台から投げ出され、3mも先に割れて転がっていた。土が散乱し、せっかく張ってきていた根が露わになりすっかり乾燥している。葉も、しんなりと萎れ無残な姿。



直ぐに散らばった土を掻き集め、間に合わせの鉢に植え直して、水をたっぷりとやってみる。その日のうちに、冬の間にジワリと増えた葉が落ちてしまう。



しかし、その後2週間程で、若葉が生えてきたではないか。凄い生命力。繁殖力。私が栽培下手で、冬に枝先を頂いても育てられるか心配する様子に、駒込「玉江」のご主人が言ってくださった「大丈夫。元気に育ちますよ」という言葉が蘇る。ご主人は、宿根ソバのこの強さを良〜〜くご存じだったから、分けてくださったのだ。



 

強靭な生命力 その2
潮にも負けず


大きな鉢に植え直した苗は、夏の間に葉も茎も益々に生い茂り、しっかりと大きな株に育った。しかしぃ…いつまでも居座った残暑もやっと一段落しそうという頃、大型台風が日本を縦断。我が家のベランダでは、室内に退避させられない宿根ソバの大鉢と、ゴーヤ緑のカーテンが、半日強い風雨に耐える事に。



台風が去ってみると、宿根ソバの葉2割ほどの枚数が、吹き飛ばされていた。少しの被害にホッとしたのもつかの間、次の日からドンドン葉が枯れ始め、なんと3日後には、葉が全部落ちた茎だけの丸坊主姿になってしまった。あと1カ月もすれば花か?と言う頃だというのに…。(ゴーヤは、台風直後に全ての葉がチリチリになってしまったので、やむなく撤収。既にたっぷりと収穫を済ませていたので、まぁ〜諦めもつきましたけれど。)



この台風の影響で、家の周辺を囲む公園の木々も同じように葉が茶色くチリチリに縮れ落ちた。桜並木などは、まだ紅葉前で青々としていた葉が、一気に落葉後の冬のありさまだ。ありゃりゃぁ…。



庭の手入れに来ている植木屋さんによれば、これは風の被害でなく塩害だという。台風の強い風が運んだ潮の仕業だと。でもまぁ〜、3日半もカラカラに乾いた後にも復活できた生命力の強い宿根ソバであるからして、今回もきっと…大丈夫であろうと。水やりの時に「大丈夫だよぉ〜頑張ろうね」と声を掛ける事にした。



はたして!1週間ほどで、次々と新しい葉が現れる。夏の間に生い茂った葉よりも、2まわり程度小ぶりではあるが、数はアッと言う間に生えそろった。それどころか、勢い込んで?枝先に花の気配まで次々と。この生命力、本当に凄い。私も大いに勇気づけられる。





満開の花。実は結ばず?



逞しい宿根ソバの花も、可憐で清楚な白い花だ。美しい。どの種のソバの花も、その小さく愛らしい風情には、心奪われる。


宿根ソバ花.jpg


こんなに幸せな満開の時を迎えて1カ月間ほど、目を凝らして実を探すのだが、目指すソバの実が発見できない。時間の経った花は、瑞々しい白さを失ってくると、鉢の周りにパラパラと落ちており、結実に至っていないようである。栄養が足りないのだろうか。病気だろうか。またまた例によって、水が多いのだろうか。 駒込「玉江」のご主人の所から我が家に来てくれて、まだやっと一年。災害の試練の年でもあったし、結実までは気が向かないのかもしれない。まっ、いいさ。根付いてくれたことがとても嬉しいし、そのうえ来年の楽しみもくれるのだから有難い。もぅ暫くの間、可憐な花を楽しませて貰うことにしよう。来年は、結実しますように。





たけじんさんは、実を確認できている
小石川植物園宿根ソバ記事



200611月には、「石臼の会」たけじんさんが、このブログに小石川植物園で見た宿根ソバの記事を投稿している。(是非、当該記事を読んでみてください。こちらをクリック。)

その中では確かに、結実したソバの実の事に触れている。ちゃんと健康に育っているものには、きっちりと実がつく?んだ。



小石川植物園の開花予想カレンダーには、タデ科シュクコンソバの欄に9月中頃〜11月中頃まで、花の時期だとある。まさに今が花の見ごろである。



〜参考 小石川植物園 〜


住所   東京都文京区白山3-7-1

料金   大人330円,小人110

休園   月曜日

連絡先  03-3814-0138

アクセス 都営地下鉄三田線「白山駅」から徒歩10

地下鉄丸の内線「茗荷谷駅」から徒歩15





タグ:宿根ソバ
posted by 笑門来福 at 15:49| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 「手学」蕎麦打ち&畑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする