2011年05月15日

神田明神・江戸蕎麦奉納


毎年5月に開催されています「神田祭」では、地震に関連して今年は「神幸祭」と「神輿宮入」が、中止になりました。 (※神田祭の行事で、一部斎行のものもあり。詳細は、神田明神にお問い合わせください。)
しかし、
恒例の「江戸蕎麦奉納」は、東日本大震災の復興を祈願して、以下の通り実施しました。例年通り私達一般の者は、当日の蕎麦奉納を見学する事が出来ました。


   場所:神田神社(神田明神)




   日時:平成23年5月15日(日)
      午前10:30 境内
             お清め、お祓い
             江戸流蕎麦打ち
      午前11:30 本殿
             江戸蕎麦奉納
             お祓い、玉串捧げ、二拝二拍手一拝
   主催:江戸ソバリエ協会・江戸流手打蕎麦鵜の会
   協演:将門太鼓・神田囃子
 


※その他、
江戸ソバリエ協会公式サイト「打ちたてニュース」で、当日の様子のわかる写真が公開されています。是非ご覧ください。




posted by 笑門来福 at 11:43| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 「雑記帳」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月12日

神田 「蕎麦 周(あまね)」

神田に用事がある。怪しい雲行きが心配で天気予報をチェックしつつ、今日近辺で何か面白い事は無いかなぁ〜と、朝PCモニタとにらめっこしていたら、「来福 見参!」の文字に気が付いて、ほぉ〜なんだろう?(私のハンドルでなく、酒名でした。当然?ですね)何かのご縁?かと、日本酒の事をたっぷり書いてあるブログに入って見た。他にも、面白いお酒があったし、何と言ってもこれを書いた人のお店が ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい) とくれば、こりゃぁ〜今夜帰りに寄ってみましょと。
今日も日本酒好きとご一緒だから、お誘いしたら二つ返事で乗ってくれるかなぁ?!?



神田「周」路地入口立て看板.JPG

あぁ〜そうそう、実に!まことに!残念ながら、店内写真撮影はNGであった。だから豊富な蕎麦前も、興味深い蕎麦の表情も、写真に収める事は出来なかった。丁寧に、まったく嫌みなく、しかしキッパリと「どうか写真はご容赦ください」と云うものを、「そこをなんとかっ!」とばかりに無理はお願いできないので、表通りから路地へ誘導する目印となった小さな看板だけを載せることに。場所は、あの神田出世不動通り「浅野屋本店」さんの裏手…路地中ほど。


蕎麦前
  なんでもこちらのご主人は4年前の春、ここ神田に手打ち蕎麦「 周(あまね)」を開業したらしい。未確認情報では、「上野藪」で修業をしたとか。厨房の中の御顔は良く見えなかったけれど、お店のブログのテスト画像にあったアビーロードのポスターや、店内に静かに流れていたRBから察して、私と同年代?くらいかも。そのご主人が厨房内を1人で取り仕切り、あとは花番さんが一人。


テーブル席4人掛け×1と、6人掛け×1、そしてカウンターにせいぜい4人位?の山小屋風?居酒屋的小スペースで、豊富な和洋折衷の蕎麦前を取り揃えて、夜だけ営む。伺った日は、美味しい日本酒を飲みつつシビア〜な話をしている会社帰りの方々でいっぱいだっだ。


ということで…写真も無いことだし、頂いたものを思い出す限り羅列してしまおう。

まず、
満月生ビール ハートランド¥650.-
冷えたグラスにクリーミーな泡、おさえた苦味と澄んだ香味が、最初の一杯にぴったりだぁ。うぅ〜ん美味しい!一同、喉を鳴らして、グビッ グビッと飲んでしまう。


一緒に運ばれた
満月“つきだし“は、冷奴に佃煮と胡麻をトッピングし大葉をあしらったもの、そしてホタルイカと茗荷の酢味噌和え、山菜、油揚げの和え物をも少しずつ一皿の中に。これを見て、直ぐに日本酒に移る事にした。
呑んだ日本酒は、


満月来福酒造真向勝負」特別純米
これこれ、来福です。この酒に引き寄せられて、結局このお店の暖簾をくぐる事になったのだから、これは飲まなくっちゃ。
酒米は「吟ぎんが」、酵母が「アベリア」…えっ!?花酵母なんだ。へぇ〜、精米歩合が60%らしい。飲んでみると…おぉ〜なんだか福が走って来そうな…元気な酒だ。若々しい。米の旨みが奥深くしっかりしているのに、後口すっきり。


満月玉子焼き
どっしりとした甘辛の蕎麦屋の玉子焼きだ。大根おろしが添えられる定番。きりりとした切口が美しい。



満月トマトとわかさぎのオリーブオイル漬け
店の黒板のおすすめの中から選んだ。トマトの酸味とにんにく、オリーブオイルは、文句無く黄金の組み合わせ。アンチョビでなく、わかさぎなのが、和テイストか。あぁ〜白ワインが欲しくなった。この肴に合う酒を所望すると、店主が選んでくれたのが〜


満月秋田水酒造「喜一郎の酒」特別純米 生酒
美しい立ち香が華やか。喜久水酒造といえば、廃トンネルでの長期貯蔵で有名だけれど、今夜は普通の飲み方でフレッシュな生。贅沢で濃淳な旨みは、オリーブオイル漬けに負けず、しっかり寄り添う。


満月天ぷら盛り合わせ(品書きの名前は、ちょっと違ったかも?)
タラの芽など季節の山菜も数種類あり、竹の子あり、エリンギあり、ニューカレドニアの(?って聞いた気がする)立派な海老あり、新玉ねぎあり、人参あり、長芋あり、ありありありで、頃合いを見計らって揚げたてを大皿で2度に分けて運んでくださった。バラエティーに富んだ具材のそれぞれが、カラリとした軽い揚がり具合で、塩でいただく軽快さもあって、結構な量をペロリと食べてしまった。この天ぷら盛り合わせは、コストパフォーマンスも素晴らしいなぁ。


満月山口八百新酒造「雁木」純米無濾過生原酒
たっぷりの天ぷらに合う酒ということで、お願いした。これはソバリエ仲間Sさまご贔屓の酒「雁木」ということで、度々ご相伴に預かっているシリーズの一つだ。基本的に「雁木」は軟水で造る酒らしく穏やかで気品があるのだけれど、流石に無濾過生原酒だけあってガツンと飲みごたえのあるコクがある。


そして、
満月新潟村祐酒造「村祐」亀口取り 常磐ラベル 無濾過生原酒
小さな蔵の新しい銘柄の珍しいお酒で、初めて呑んだような気がする。純米大吟醸規格の熟成した醪に、圧力を加えず上槽し滴り落ちる酒を瓶詰め(=亀口取り)した無濾過生原酒ということで、甘味と酸のバランスが爽やかで若々しい。


満月栃木渡辺酒造「旭興」特別純米 無濾過生原酒袋搾り中取り生もと仕込
旨みがしっかりとしていて、香りはほのか。どっしりと骨太感がある。最初に甘みを感じるものの、後口はすっきりとシャープ。


満月宮城山和酒造「山和」
うぅ〜ん、記憶が…。です。


満月鰹のたたき…風の…
「お勧めの肴を」とお願いしたら
「良い鰹が入っている」とかで。
ひと手間かかった、鰹の刺身を使った何かを、確かに食べた…。
またまた記憶が…。


満月自家製春キャベツと姫胡瓜のピクルス
箸やすめ?酒やすめ?にお願いした。柔らかな野菜の甘みと、爽やかな酸味で、大好評。


満月福島大七酒造「大七」純米生もと生原酒
こちらは、お馴染み?であるけれども、最後は応援する福島で〆なくっちゃ。



こう並べてみると、濃淳な生原酒が多かった。私が是非ともと言ったのは、「来福」だけで、後は肴に合わせてご主人のおすすめに沿ってのオーダーだ。呑みだすと止まらなくなるガツンとした酒好きということが、我々の顔に書いてあったのだろうか? あな恐ろしや。
それとも、ご主人が、こういうラインナップが好きなのか?私もこういう品揃え、嫌いじゃない…といいますか、好きです。いろいろ入れ変えつつ常時20種類ほど取り揃えられている酒を見るのも楽しい。

それから、今回は頂かなかったけれど、ワインも常時数種類揃っている。「蕎麦には、醸造酒」という感覚が、私の個人的な嗜好ともぴったりで好感を持つ。



guinomi 300
いつも「蕎麦は人をつなぐ」と思っている私が、「酒は人をつなぐ」という ぐいのみで被災した東北の酒蔵を応援する「guinomi 300」チャリティ企画を、先程 神田「周」のブログで知った。「ぐいのみ」を1300円(税込)で消費者が買って、その売り上げのうち1個あたり150円を支援金として、日本酒造組合中央会を経て被災地に送るという。
56日発売 
dancyu2011年6月号でもこのプロジェクトを紹介しているそうだ。(※この号では、特集記事に、「竹やぶ」の阿部孝雄さんが、秘伝「そば打ち」大公開!〜伝説そば職人の、華麗なる技と名物料理〜掲載されている。)

  この企画「ぐいのみ」販売店一覧は、ここ
  神田「周」でも買える。




〆蕎麦
 この日の石臼挽き手打ち蕎麦「もり」¥750-は、北海道音威子府産ソバ。丹精な細打ちで、ギュッと締まった麺からは、もっちりとした粘りも感じる。香りよりも穀物の旨み重視の蕎麦で、ご主人が揃えている日本酒の選定基準にも通じるものを感じた。


「上野藪」が修業先かどうか、伺ってはみなかったのだが、汁は少し違うタイプだ。辛めではあるが、重厚さよりも若若しさを感じる。


薬味は、ねぎ と 山葵。蕎麦湯は、ナチュラル系。




参考までに…
  その日その時、その季節の食材で、ちょっと手を掛けてある。或いはほんのちょっと工夫してある肴が、なかなかどうして良い。途中、何杯飲んだか忘れるくらい飲んで、程々食べて一人凡そ6500円。これくらい飲んだという体感の割に、値段もまぁまぁ。飲兵衛には嬉しい蕎麦前充実の店だ。
しかし、どんな料理かが伝え辛い。最初にも書いたが、この店は、写真撮影がNGであるから、私の稚拙な文章では「何が何やら?」と思われる方には、絵心のある方の素敵な蕎麦屋探訪記を発見したので、「蕎乱日記」さんの神田「周」を読んでいただきたい。お料理もお店の雰囲気も良く分かる。


また、何故か…店主さんの知り合いということか…写真を撮れた人がいる。たまたまその「蕎麦遺産」さんは、同じ江戸ソバリエ仲間ということで、この石臼の会のブログからもリンクをはらせていただいている。蕎麦への造詣が深いのは勿論のこと、いろいろな分野に秀でた文章も書いていらっしゃるので、個人的にもいつも参考にさせていただいている。ということで、ちょっと羨ましいこちらの写真も是非ご覧ください。



■住所千代田区内神田2411■電話03−3256−5566■定休日土・日・祝■営業時間17時〜22■アクセスJR神田駅西口 徒歩3分、東京メトロ大手町駅A2出口徒歩5分 (※細〜い路地にありますぞ)



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ラベル:日本酒 蕎麦 神田
posted by 笑門来福 at 18:54| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(1) | ⇒千代田・中央・港区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする